昇順日記(ブログ)
冬眠中のブログ 2012.7.12 ウィンブルドン
結局、MobileMeは終了し、直前に契約したGMOインターネットへの乗り換えは、電話で聞きながらup出来ることは確認できましたが、レイアウトは崩れ、作り直すしかないというのが結論で、中断しています(最初の無料のftpクライアントは「全てを選択」が出来ず、Fetchとかを選びなさいというGMOのアドヴァイスで購入しましたが、エラーとなり送信出来ず、それっきりになっています・・・6/27)。
この間ウィンブルドンがあったのですが、第2戦でナダルが敗退。放送も全く見ておらず、どんな負け振りだったのかもわからず、フルセットマッチだったので、多分ナダルの負けパターンを出来る相手だったのだと思いますが、この相手は3回戦で敗退。なんだよという感じで、今度の日曜日の総集編を見て判断するしかありません。
準決勝でフェデラーがジョコビッチに3−1で勝ちました。フェデラーのスライスをジョコビッチはナダルに対してするように左右に振ることが出来ず、しかし、なぜこうなるのだろうというのは不思議です。ナダルがいなくなって決勝に出て来たマレーは1−1の後、降雨中断で、躊躇なく寝ました。結局フェデラーが3ー1で優勝し、不愉快ではありませんが、これほど静かなグランドスラムはちゃんと見始めて以来、初めてです。
ブログも書いても公開できないので一生懸命書く気になりません。ただ、再開したときに、その間何をしていたのかをまとめて書くと臨場感が失われますから、いやいや記録しています。
冬眠中のブログ 2012.7.14 黒ちゃんの赤ちゃん死ぬ
黒ちゃんの赤ちゃんが死にました。きのう自転車置き場に力なく横になっていて、1週間ほど前からおっぱいは終わったようで、子どもひとりでいることが多かったのですが、自分でご飯をつかまえる力はなかったのでしょう、昨夜の大雨で力が尽きたと思われます。
5月29日、庭になにか落ちている。よく見ると猫の足で、中央部はピンク色の肉の色が見えている。猟奇殺人事件だ。どう見ても人間の仕業だ。憂鬱だが、あとで片付けようと買い物に行き、雨が降ってきてしまったので、翌日片付けようと放置した。翌日妻がないよと言ってくる。黒ちゃんが片付けたのか。この頃から赤ちゃんは二人になった様子。その後も姿を見せたり見えなかったりを繰り返す。
6月6日、庭の水を飲んでいるので、きれいな水に換え、カン太の水飲みにも水を入れて庭に置く。これが精一杯の出来ること。6月22日、少しねずみ色のむっくりな子は片目がつぶれている。28日には目が治っていたが、これはもともと大丈夫な黒い子だったのかもしれない。7月2日にはどこから持ってきたか、肉を食べている。黒ちゃんは駐車場を歩き、子どもは門扉に乗るなど独り立ちした風。しかし黒赤ちゃんしか見当たらない。7月12日、雨の日、赤ちゃんがにゃーと啼く。ご飯が欲しいという意味。そしてきのう、冒頭の自転車置き場でのぐったりした様子。再び姿は見えなくなりましたが、今朝、妻がびっくりした声を出す。大騒ぎをしないで2階に上がってくるが、予感はある。黒ちゃんが死んでる! 昨夜黒ちゃんが泣いていたそうだ。飛び起きてスコップで穴を掘る。木の根が邪魔をして掘りにくい。体はもう硬くなっている。穴に入れると底が深く、胴体が宙づりになってしまうので、土を入れて平らにして、固くなった尻尾を丸く曲げて、お尻の方から土をかけていく。最後に頭を隠して終わり。ごめんよごめんよ。
黒ちゃんの子は5匹生まれて2匹は死んでいた。猟奇殺人事件の頃から2匹になり、1週間ほど前から1匹しか見なくなったが、この間死体を見ることはなかった。黒ちゃんがどこかへ片付けるのだろう。黒ちゃんも来たと思うとまた来なくなるを繰り返した3ヶ月だったが、死体を人に見せない力も尽きてしまったのだろう。ずぶ濡れの死体の哀れさといったらなく、普段は目に見えないから知らぬふり、忘れたふりをしていられる。椿姫やボエームはかわいそうだが、かわいそうという周囲の気持ちを存分に浴びて死ぬのだから救いがある。マッチ売りの少女はかわいそうだが、周囲が助けてあげられない状況がさせたことだと考えることも出来る。カン太がパリに向かうとき、ケージの中でわんわん啼いていたのもかわいそうだったが、数時間後にはまた外に出られるから我慢出来た。病院で死なせてしまったのは痛恨の後悔だが、直って帰れるのだと希望していたからしたことだ。虫けらのごとくという言葉があるが、確かにゴキブリはハエたたきで殺すし、道ばたで虫が死んでいてもいちいちかわいそうと言ってられない。今は猫を飼っているが、それは衣食足りているからで、これが足りなくなったら猫どころでなくなるのは明きらかなこと。アフリカの飢えたこどもや、シリアの爆撃や、狂牛病で処分される牛たちや、つい昨年の大津波や、世の中にかわいそうなことはいくらでもあって、目の前で起こらないから忘れていられるだけのことだ。カン太の死以来、目前の死を経験している。おばあさんの死は、やるだけやったからという気持ちで収めているが、黒ちゃんの赤ちゃんは一番ひどいよ。楢山節考の姥捨て山の話とおんなじだ。でも同じ話があったということで、少し安心している今。
冬眠中のブログ 2013.6.13記 1年前の話(2012.7月〜 )
2012年7月11日にiPhone4Sを買い、7月28日の音楽連盟コンサートのビデオ撮影準備を始める。忙しくてビデオの練習が前日になってしまう。どうもズームが出来ないようだ。Appleに電話する。日の出の勢いのiPhone部門につなぐと女の子が出る。撮ったビデオをiMovieに落とせるか聞くと、iMovieを知らない。ズームが出来なくてもiMovieで加工できるか聞きたかったのだがだめ。ではズームは出来るか聞くと上級者にバトンタッチ。ふたつソフトがあると紹介され、プロカメラというのをAppStoreで買う。わずか250円。iPhoneの使い方もわからないので、手取り足取り教えてもらって購入に至る。使ってみるとズームで撮ったところを処理(レンダリング?)するようで、これに撮影時間と同じくらいの時間がかかる。コンサートは前半後半各1時間ほどなので、途中で切っていられない。不安を抱えながら当日に臨む。この日は三脚にiPhoneを取り付ける治具も初運転。リハーサルを撮り始める。どうもこの治具はiPhoneの画面を挟むので、それがiPhoneに予想外の動きをさせてしまうようだ。タッチすることで操作する機械だから、はさみ付けちゃだめだよなと結論を出すいとまもなく、本番が始まってしまうのでとにかくセットして撮りっぱなしにして、会場の仕事をする。後半途中ころ様子を見に行くと、動いてない。バッテリー切れかどうかも即断がつかない。バッテリー切れではなかったがリハーサルの初めの方しか映ってない。失敗だ。秋に音楽フェスティバルが始まり、練習風景を撮り始めてやっとわかったことだが、ズームは使い物にならない、ズームなしで撮影してiMovieに取り込めばよい。必要ならトリミングもできそうということで、結局重宝していますが、カン太がいなくなってビデオカメラの必要がなくなり、バカちょん的なiPhoneは、写真には充分なのでデジカメなんか買わなきゃよかったと思う優れものですが、写真が拡大縮小できるのでビデオもと思ったのが間違い。ズームのできないビデオなんて詐欺だよな。
さて7月30日に薄型テレビ録画用のハードディスクを買ってきました。ここまでにお店で聞いていて、HDはコンピュータとの共用はできない、更にテレビを録画したものをコンピュータに移植することはできない、理由はデジタルデータの著作権保護のため、映像を残したいならブルーレイディスクにということです。全く不満ですがどうしようもない、見たい番組はあるので、その録画用にということで、高くないので買ってきました。その後マニュアルを見ながらやっていくと、録画できるのはテレビ本体の映像のみで、外部入力は録画できませんとあります。地デジをアンテナで観ているおうちはBS内蔵なので、録画できますが、我が家はBS、CSをケーブルテレビ経由で観ているので、BS、CSは録画できないということです。そんなばかなとケーブルテレビに電話すると、旧来のアナログ信号(我が家の場合は8mmビデオ経由)しか録画できませんと言われます。セットトップボックスのメーカーはパイオニアなので、電話を調べて電話するが、営業時間が短くてつながらない、もういいやとあきらめました。よく調べずに買うからいけないんだといいなさんな、薄型テレビの説明書は千何百ページもあるpdfで、東電の書類みたいだ。車のマニュアルなどだれも読まないでしょ、テレビも同じだよ。録画したい番組はほとんどがBSなので、無駄な買い物をした。というより、観たい番組を録画してコンピュータで半永久的に保存する正しい解決法はないということです。一年後の今、光に換える必要が生じているのですが(スタジオカン太2が無事に立ち上がったら、また別に書きます)、どうやら状況は同じで、テレビというのは観流す(みながす)機械になりさがったということです。
悪い話ばかり書きたくないのですが、悪いことばかりなのでしかたがない。今度は電子書籍リーダーの話です。東日本大震災の報告書は4つ出ているとどこかで読み、3つはコンピュータに入れてあるが、4つめはなんだったっけとgoogleで調べて、「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」とわかり、買う方法を調べると電子bookのみなので、どれにしようかなと見て、楽天で買いました(8月20日)。よく見ると電子bookリーダーkoboが必要です。そんなもの始めから買う気はなく、また失敗したとメールでキャンセル依頼したがだめ。たった1000円の損害だから大したことはないのですが、楽天koboは電子bookの最後発で、楽天の対応が悪いという評判のさなかの出来事でした。楽天は有明の楽天オープンを主催し、昔のeBankを買収し、野球もありますね、これらはいいのですが、楽天ショップのどぎつさと、山のようなメーリングリスト作戦で、いい会社ではないですね。
冬眠中のブログ 2013.6.13 1年ぶり
冬眠中のブログ 2013.6.24〜8.16 悪戦苦闘
冬眠中のブログ 2013.8月末 USオープン(2014.7.19追記)
冬眠中のブログ 2014.3.20 2014.1月以降(2014.7.19記)
さて、その後は項目しか記録してありません。その後の全豪、全仏、全英のナダルについてだけ書いて、そのほかは項目だけ示して、いつか遡って書くことにします。というのも、今日スタジオカン太2がついに更新状態に入ったからです。冬眠中の事を書いてからでなくては更新してはいけないというのではつらい日々が続くので、パスするのです。
全豪オープンはバブリンカ対ナダルの決勝。ナダルは第2セットか第3セットで腰を痛め、治療の後試合放棄せずに第3セットを取ったが、バブリンカもやりにくそうだった。ボールのスピードがなく、1−3でバブリンカが優勝。しかたがない。準決勝のフェデラーとの試合がものすごい試合だったそうで、このとき腰を痛めたと、この間のウィンブルドンで解説者がいっていた。
さて久しぶりの全仏。テニスは1年間一人が勝ち続けるのをナダルとジョコビッチがここ数年間で達成しているが、両者とも2年も3年も続けることにはなっていない。栃若、柏鵬のような状態が続いている。結局またナダル対ジョコビッチの決勝となり、これも昨年のUSオープンみたいな感じで、ナダルが勝った。わりと安心してみていた試合。
さて再びウィンブルドン。今年こそと見る方も力が入る。ナダルは前半戦から全開で、なんでもかんでもフォアに回り込み圧倒的な強さ。ところが3回戦でオーストラリアの19歳アボリジニーがめちゃ強くて、まだまだと思っていたが1-3で負けてしまった。これで3年連続、強打者に負けだ。ナダルはどこに打ってきても走って返す横綱相撲だから、強打者は練習をしているようなもので、だから(たまに)勝てるのだが、事実、2年前に負けたロソルを今回2回戦で返り討ちにしている。試合中に強打に対して徐々に返していって、ラリーに持ち込み、結局勝つというのがナダルの試合だが、アボリジニ君にはそれが間に合わなかったということ。これだけ強かったらジョコビッチに勝ってくれと思っていたが、4回戦でラオニッチに負け。こういう力士はいるよね。
(おまけ:決勝はフェデラーとジョコビッチ。もちろんフェデラーを応援。1−2の後の第4セットも負けそうで風呂に入って出てきたらまだやっている。第4セットは勝ったんだ。第5セットもほとんど紙一重の差だが、彼らのラリーは省エネのスライスラリーで、あくまで勝負が問題になるテニス。)
以下はメモです。
真央ちゃん転倒 (2017.4.10 真央ちゃん引退表明)
琴欧洲引退
2014.3.24
ATM振込出来る。線入れ。
2014.3.29
郵便局ATM土曜はだめ
2014.6.8
ナダル勝つ。片っ端からフォア。
2014.6.28~30
圏央道相模原渋滞、なんじゃ、開通式だって、なるほど。その後も渋滞。書きたいがタイミング失す。東名の方が近い。丸ノ内線が一番役に立つように。
2014.6.30
小保方さん、実験に参加。やれやれ。間に合わなかったな。
2014.6.30
原点とマイナス。(7/30/2012)
警察・郵便局、相手にしちゃいけない。
袋はいいですか?
2014/7.2
今年の忘れ物。カン太黒枠、カン太ケーキ、母の日。
2014.7.4
自重切断荷重、終端速度、
2014.7.5
昇順web日記
ナダルに勝つパターン。2回戦ロソルは退けたが。ラリーにならない。アボリジニー、ラオニッチに負け、ラオニッチはフェデラーに負け。まったく。
2014.7.19 スタジオカン太2を始めました。
さて、Adobe Museでスタジオカン太2のレイアウトが決まったので、7月17日にごあいさつ4を書いて、スタジオカン太2を始めましたと宣言し、7月18日にお名前.comでレンタルサーバーを購入し、「パブリッシュ」したところ、Adobeのbusinesscatalystというサービスでupされてしまいました。これはこれでうれしいのですが、お名前.comにお金払ってしまったし、旧スタジオカン太のお金は払い続けているし、businesscatalystの善し悪しがまだわからないので、お名前.comにupを試みるが、毎度のことで、エラーとなり、この日はあきらめ。
本日、お名前.comに電話し、2回目で開通しました。誰が読むわけでもないサイトですが、自分の考えていることがここにあるというのが安心感につながるのです。ごあいさつ1で書いた山小屋と同じなのです。
2014.7.22 スタジオカン太のリンク切れについて
さて、憂鬱だったのが、旧スタジオカン太のリンク切れです。19日のお名前.comでは、「リンクが文字化けしている、ファイル名は英数でないとだめ」といわれ、主宰の音楽談義の「1.はじめに」はエラーで、「2.おなかがすくとごはんがおいしい」はつながるので、ファイル名変更にトライしましたが、「はじめに」フォルダ中にいくつもあるファイル名を全部変えるのかがわからず、とりあえず「はじめに_html」だけ英字に変更したけれど、だめ。20日、21日と資料を読み直して、夜、階下のiMacで見ると、「はじめに」は見えませんが、かなりのページが見えます。「リンクがずたずた」といった昨年7月とはあきらかに違い、見えないのは動画とブログと「はじめに」だけです。今、2階のMacBookProで見ましたが同様です。ブログが見えないのはAppleの詐欺で、前からわかっていたので、スタジオカン太2にアーカイブとでもして再掲するつもりです。動画はみな?マークが出るので、いろいろやってみましょう。いろいろ試す過程で2度ほどサーバーに全ファイルをuploadしていたので、それで見えるようになったのかもしれない。俄然元気が出たので、「はじめに」ローカルファイルを元に戻し、これから旧スタジオカン太の表紙を2年間飾った「スタジオカン太2に移行中」を「スタジオカン太に移行しました」と直します。
2014.8.18 スタジオカン太のリンク切れについて2
さて、いい所まで復帰したスタジオカン太ですが、問題はふたつ残りました。主宰の音楽談義の「はじめに」が not foundになることと、動画が見えるページと見えないページがあることです。
「はじめに」については、ヘルプを注意深く読み、リンク切れを修正したところ、下のiMacでは読めましたが、2階のMacBookProでは not foundで、憂鬱が続きました(7月24日)。
動画についてはAppleに聞きましたが、こういう応用問題にはベストサービスのAppleもお手上げです(7月25日)。その後しばらく、PowerPC時代のクラリスワークス書類をつぼのiBookに移行作業をし、しかしうまく行かないので、階下のPowerMacG4で同様の作業を行い、8年分の日記をpdfにしましたが、その他の書類も残っていて、まだ全部終わってません。8月1日には汗かきに大雄山に登り、8月6日圏央道を初走行、8月10日、動画が見えないのはiWeb1.0時代のものではないかと思い立ち、液晶ドット切れで画面の見えないiMac17”で動画を入替えてフォルダに書き出し、スタジオカン太表紙でカン太2に移行した旨を付け加え、これがup出来ればとトライするが、設定がわからず、お名前ドットコムに電話、教えてもらったがエラーの連続。生兵法は怪我の元。またしばらく平伏。いよいよ音楽フェスティバルをやらなければという時期で、本日、去年の設定が見つかったのでトライ。またエラーだが、再びお名前コムに電話して教えてもらい、up出来ました。「はじめに」がちゃんと見えます。動画は見えませんが、Englishページの動画は見えることに気がついていたので、表紙の説明文(言い訳文)をスタジオカン太2にリンクし、これをもってスタジオカン太の復旧作業は終わりにします。技術が進歩したら古いものは使えなくなってかまわないというのがメーカーですが、メーカーは、価値はド素人の作ったコンテンツにあることを知らない田舎者です。とにかく至る所で復旧の手間が莫大です。この問題が解決しないので、カン太2の更新もままならず、ようやく今日結論に達しました。
2014.9. 6 USオープン
今週月曜からまたUSオープンが始まっています。ナダルの姿を見ないなと思っていたら、やはり手首の故障で欠場とのことで、そういえば前哨戦の大会でも姿を見なかった。これだけしのぎを削るスポーツなので、かつて1年を全部優勝したようなことはもう無理で、時々負傷欠場で休んで、次で勝ってくれればいいやという心境。糸を長〜〜〜くぶら下げると、自重が抗張力を上回って糸が切れる長さというのが存在するが、それと同じで、ナダルは運動が激しすぎて自分の体を壊しながらテニスをやっているので、当然の状態。
代わりに、錦織君が開眼、快進撃で、ベスト4まで来た。普段、テニスなど無関心のテレビが大々的に報じている。96年ぶりとか言っているが、96年前の出来事と、今と同じ訳がなく、ほんとに報道というのはくだらないことしか言わない。それはともかく、スイングが招き猫の様にくるっと短いストロークになっていて、その分、早くボールが帰るから勝てるようになったということ。フェデラーが強いのもストロークスピードが速いからで、たまにナダルに勝つ選手も打点が高い、すなわちボールが早く帰るからで、この辺は以前に考察してあります。(以前のブログはまだ読めません。すみません。)
さて常識的には準決勝はジョコビッチなので、ちょっとと皆思うでしょうが、そんなことはないなと思っています。ラオニッチはちょっと前の楽天オープンで破っていて、前回ウィンブルドン?ではラオニッチの進境著しく負け。それが今回がっぷり四つに組んでフルセット勝ち。準々決勝では、勝ったことのないバブリンカにこれもフルセットで勝ち。この試合も第5セットまでがっぷり四つで、最後まで、優勢で勝ちそうという雰囲気はなかったが、最後の最後でブレークして、あっという間に勝負が決まった。だから、勝ち方が今までと違うと言っているのです。ジョコビッチには過去一度勝っていて、(あのときは不調だったとか言うでしょうが)この経験は大きい。フェデラーにも勝っていて、勝ってないのはナダルだけですが、何事も勢いというものがあって、番狂わせというのは往々にして起こるのです。今晩深夜からの試合のはずで、予言しておかないといけないので、書いています。(今WOWOWホームページを確認したら、「大変混み合っていて、後ほどお願いします」と出ました。深夜1時からだと思います。2014. 9. 6 20:58 JST記)
2014.10. 12 昇順日記
このページは、ブログと称していますが、AdobeMuseのウィジェットで、アコーディオンというのを使っていて、記事が下に追加されていきます。ブログ(WebLog)は普通新しいものが上に追加されていきますが、その場合、記事が何年にも及ぶと、途中から読み出した読者は、今の時点のことをまず読むのですが、人の名前や、引用されている出来事の由来がわかりません。わかろうとすると、最初から読まねばならず、熱心なブロガーのブログは何年にも及びますから、そう簡単には読み切れない。それでも我慢して読み切ったとしても、同じエピソードを何度も繰り返していて、あなたはだめ!と投げ出すことが多い。上に重ねて行く方式は、際限なくデータ(書類)が増えていく場合(業務用、仕事用)に有用ですが、どこを取ってもおもしろいことが書いてあるというわけにはいきません。それに対して、「本」は、この中におもしろいことが書かれているから読みなさいと主張しているわけですから、毎日のように本が発行される(作者ひとりについて)ということにはなりません。いずれ本(作品)にするためのメモとして、ネタ帳として書かれるのなら、毎日毎日でもかまわないのですが、その場合の読者は、ブロガーを個人的に知っている人(親子とか、ファンとか)に限られることになります。本というのは一冊一冊が、ここに宇宙(小宇宙)があると主張しているわけですが、皆、はじめから読んで、最後に終わる(当たり前ですが)わけで、新しいことは下(次)に順次(次々に)追加されています。昔ながらの日記も、1月1日から始まって、12月31日で終わります。これを1,2,3・・順、あいうえお順、昇順と呼びます。だから本や日記は昇順で出来ていますが、ブログは降順に並んでいます。たまたま昇順のウィジェットしかなかったので、こうなったのですが、わかりたい人は始めから読んでくださいと宣言しているようなものであって、世のブログ(降順)とは違うので、これを昇順日記と呼ぶことにしました(正確には昇順Web日記ですが、長いので昇順日記とします)。見ている人は何のことか一見してはわからないので、タイトルを昇順日記(ブログ)とします。日記の1ページ1ページがおもしろいことが書かれているぞという意思表示です。
2014.11. 20 STAP細胞
STAP細胞については、今年の夏頃、小保方さんをいじめるのは、ガリレオを火あぶりの刑にした昔の権威者と同じだと書こうと思っていた矢先、再現チームに小保方さんが入り、書く機を逸しました。昨日、今年の流行語大賞の候補に、「STAP細胞はあります」が入っていて、すこしほっとしています。今の日本の笑いのセンスは世界一ですが、毒も多く、100%楽観は出来ないのですが、60−40で、小保方さんへの同情ゆえの候補入りだと思います。それはもちろん、小保方さんがきれいで、かわいいからですが、それだけではない。あの言い方が、世間の社会性を飛び越えたところで発せられていて、それを皆が感じ取っているからです。もちろん、女の子の言い方なのですが、では男(の子)の言い方で構成されている世間が、ろくでもないものであることは皆知っているからです。
税金を使うのがけしからんとか、けちなことを男(の子)は言っていますが、そういう取り巻きは黙っているがよい。ガリレオが「地球は動く」と言い、それが本当であるかないかが問題であったように、STAP細胞があるかないかだけが問題なのです。
こういう実験ジャンルはノウハウの塊で出来ているので、世間のルールを説く識者(男(の子)、門外漢)は黙っていればいいし、やる気のない人が再現実験などしても、再現するわけがないからです。
11月には結論を出すということでしたが、どうなったか心配です。
2015. 1. 4 小保方さん
昨年12月末になって、小保方さんの勤め先が、STAP細胞はないと発表しました。1ヶ月遅れの発表で、報告書を作っていたのだと思いますが、これについてはもう仕方がないと思っています。今回の出来事で、体を張っているのは小保方さんひとりで(自殺してしまった人は体を張ったと言えますが、耐え切れなくなってのことで、弱くて残念のひとことです)、回りの人たちは、俺たちに迷惑をかけやがっての本心が見え透いていて、丈高い人がひとりも見当たらない。ジークリンデを守るジークムントやブリュンヒルデ、226事件の青年将校のような人はひとりもいない。大体、会見に同席させないのは極東裁判と同じではないか。
かつて、錬金術に挑んだ多くの人がいて、出来なかったのですが、今は出来ます(使わないだけです)。常温核融合もありました。(当事者が間違いを認めたのかどうか)出来ない事になっていますが、発明発見というのは為されて始めて世に膾炙するので、STAP細胞も100年後くらいに誰かが、「やっぱりありました」と報告するかもしれない。ネイチャーにはずっと論文は載っているので、追試のヒントは満載ですから、箸の上げ下げしか言わない人でなく、構想発想に共感する人が成し遂げるかもしれない。本当は小保方さん自身が、納得いくまで追試をすればいいのですが、これだけ白い目で見られ続けて、心はぼろぼろでしょうし、原子炉や宇宙ロケットほどではないにせよ、実験をするのに設備とお金がかかりますから、組織と縁を切った今となってはひとまず休んで、アメリカにでも行けばよいのです。キリストは磔(はりつけ)になり、ガリレオは火あぶりの刑に処せられ、ジャンヌ・ダルクも火刑台に消えましたが、現代はそれほどのことには至らないのが慰めです。
2015. 2.7 エイコサン
ひさしぶりの日記です。スタジオカン太時代から、主宰の奥さんは重要な登場人物です。つぼが小さかった時代はママ・ママの一点張りでしたが、さすがに今となっては面はゆい。だから妻などと書いてきましたが、カン太を寛太というような堅さがあって、よくない。これからも書き続けるので、いい言い方を探していました。妻、女房、家内、家人、細君、奥方等々いずれもよくない。たまたま銀行の表記が(その能なし故の)カタカナ表記イソベエイコとなっていて愛嬌があるので、これだと決めました。エイコさんとエイコサンのどちらがいいか見比べて、この際カタカナで通すことにしました。
昔フジテレビで、「恋のチカラ」というドラマがありましたが、カタカナというのはとぼけた味があって助かります。
2015.2.8追記:
さて早速使っているのですが、エイコsan、エイコ-san、あるいはやはりエイコさんがいいかと、定まりません。定着するまで、しばらくいろいろの表記になりそうです。
2015. 2.7 しろちゃん
スタジオカン太には我が家の猫のことが書いてありますが、アーカイブとしてスタジオカン太2への再掲がまだなので、簡単にイントロを書きます。
大震災の年(2011)の5月ごろに我が家の庭で4匹が生まれ、エイコsanが餌をやったりやめたりしていましたが、年明けにけんかをして「とら」がびっこになったので、「しろ」とふたりを家に入れました。その後も1,2度は外に出したかもしれませんが、一昨年(2013)11月にとらが家出をしたきりになり、今年の年賀状にとうとう帰ってこないと報告しました。しろは1年以上独り身で暮らし、すっかり人間の仲間になっています。
エイコ-sanはなぜかとらを虎次郎、しろをシラスと名付け、いまでも我が家ではふたとおりの名前が飛び交っています。
とらは死んでしまったとあきらめていますが、年明けに近所でそれらしい猫を見かけました。じっくり確認できなかったのですが、尻尾が丸くて、足の先が白いところまでは確かです。まるまると太って、誰かに飼われている可能性も大いにあり、希望をもっています。
しろは他の子とちがって白かったので、しろちゃんと呼んでいるのですが、おなかの側が白いだけで、段々背中の方が茶色っぽくなり、茶ちゃんといってもいいくらいです。
生まれたての時と、まだ家に入れていない時の写真を載せます。右はおかあさんで強くて美人。おなかの白いのがしろちゃんととらちゃんに遺伝しています。
ごらんのとおり、しろちゃんなのですが、最近はごらんのとおり背中が濃くなってしまっています。
しろちゃんの特徴はその青い目です。
この青い目は日中でしか写真に写らず、日中は目が細いので、ごらんのようにブリジッド・バルドーみたい。
で、夜になると目が大きくなって、ほんとに可愛らしいのですが、目は赤目になってしまう。しかし写真を補正する気にもなりません。
よく言われるように、犬は呼ぶと来るが猫は来ず、呼ばないと寄ってくるのはしろちゃんもそのとおりで、しろちゃんは自分の可愛さを意識していない、わかっていない、その必要がない。それが証拠に、尻尾が4人兄弟でただひとり長く、かつ虎模様になっていて、あたかも白雪姫の皮をかぶった八岐大蛇(やまたのおろち)の尻尾が見えているみたいだが、気にする風でもない。
で、このかわいらしさを記録するには、暗い時の写真の目が明るい時の写真の目をしていると想像していただきたいのですが、薄暗いときに目が大きくなり、まだ赤目にはならない状態というのがあって、その写真をお見せします。これからももっといい写真を狙います。
2015. 2.22 マッダレーナ
小田原音楽フェスティバルの今年のソリスト、加藤のぞみさんがリゴレット、マッダレーナで二期会デビューしたので、観に行きました。30年ぶりの東京文化会館。駅を降りると、コンクリートの外壁がきれい。正面に「楽屋入り口」とあって、昔カラヤンを追いかけた時の記憶にはない。改装したと聞いていましたが、花束受付で聞くと、昨年末にリニューアルしたとのこと(今、Wikipediaを見ると1999年に改装とあって、また直したということか)。小田原のあられを受付に預け、浅草のあられも元は小田原から来たのだと小田原自慢。入って右手のレストランは相変わらず。しかしホールとの間で行き来出来るのかはわからない。スカパーのクラシック専門チャンネルがブースを構えていて、オペラがないと言うと、3月にヴェロナのがあると言う。よし入るぞ(ちなみに我が家は昨日21日、光が通じてスカパーがスタンバイしたところ)。
ロビーは様変わり。奥のレストラン沿いに丸テーブルが並び、華美でなく、品の良い空間が出来上がっている。4階まで上がって席に行くと、うわ〜高い。小田原で計画中のホール検討時、「バルコニーは怖い」という意見があって、バルコニーはやめになったが、このことを言っていたのだと納得。しかし、それならエレベータだって怖いはず。
ともかくオペラが始まる。舞台が遠くて、日本人オペラの立ち居振る舞いの違和感がなく、気持ち良く1、2幕が終わる。ビールを飲みに行く。もしかしてなかったらプログラムを買うつもりだったが、ジュース、コーヒー、ワインと全部ある。ビールはコーナー名になっていないがちゃんとある。なぜかジョッキに下からビールが入る。バーテンが泡立て用に別のものを振りかけている。なぜ下からビールが入るのと聞くと、トルネードと言って、そういう風になっているそうだ。飲み干すと、なるほど、底に導入パイプが付いている。
3幕開始。合唱が上手。小田原音楽フェスティバルより上手。3幕が終わって合唱指揮者が出て来てカーテンコール。今度はエイコさんがジュースを飲みに行く。着飾った人も複数いて、でもユニクロの主宰も平気でいられるのが日本の世界に誇るところ。
4幕。やっとマッダレーナが出て来る。いい声。リゴレットは主役のジルダがお嬢さんで、いいかげんになさいという役柄なのだが、マッダレーナは元気で本音で生きる女。加藤のぞみさんは歌だけでなく、立ち居振る舞いが西洋人そのもの。スカートをたくし上げて早足で歩く歩き方はすばらしい。パルマに留学中だが、よくも短期間で身につくものと感心する。クライマックスの4重唱を経て終演。カーテンコールはソリストの中では一番先に出て来て、一番右(客席から見て)に位置し、主役ではないが、見る人の目には留まったでしょう。
終わって楽屋を目指す。予約してないとだめとの二期会スタッフ。名前を言って、スタッフが電話で確認を取り、随分待たされたが地下に行く。コンクリートの柱には過去の出演者のサインがびっしり書いてあって、Stuttgart交響楽団が目に入る。カラヤンもあるのか? 今日は見入る時間もなく、楽屋を目指す。一番奥の楽屋。ノックして開けると外にいるとのことで振り向くと、うわすごいお化粧、目が巨大。磯部ですと言って、3月15日よろしくと挨拶。チケットも売って下さいとお願い。日本にとうとうカルメン歌いが誕生したというと、「やったことはないがやってみたい」と言ってくれた。早々に辞す。
小田原上野往復は楽でいい。
2015. 5.17 ナダル
昨年の全米で錦織君がベスト8まで進んだ時以来、テニスのことを書いていませんが、理由はナダルの活躍がないからです。全米では予言通り準決勝で錦織君はジョコビッチに勝ち、これは優勝だと日本中が大騒ぎになりました。決勝のテレビが終わって、やけに静かなので、これは優勝したと思っていましたが、皆ががっかりして静かだったのです。優勝のチリッチは何人もいるビッグサーバーで、ラオニッチに勝てる錦織君なら勝てると思って予言もしなかったのですが、最後の関門はやはり高い。その後の錦織君の持ち上げ方は相変わらず異常。野茂やイチローの試合ばかり映していたNHKの精神は健在で、ここのところ、ツァーのほとんどで錦織君が見られる。きのう(5/16、ローマ)はベスト8でジョコビッチに負けましたが、その次の試合はナダルvs.バブリンカなのに、アメリカのバスケットボールを放送している。契約して買ってしまったから使わないと損くらいの考えだろうが、錦織君が見たいのではなくて、いいテニスの試合が見たいのだよ、NHKさん。
さて、そのいい試合をするナダルですが、全豪では盲腸の手術のあとということで、2回戦で苦戦、5回戦(ベスト8)で負けたことのないベルディヒに負けました。春のクレーコートシーズンに入って、モンテカルロの試合が映り、エイコさんが、久しぶり!と言って応援する。28歳には見えない、苦労してるんだと愛情深いコメント。しかしジョコビッチに3-6、3-6の負け。これではランクが下だ。立ち上がりブレークしたのだが、やがてジョコビッチが早めに高い位置でたたき出し、かつて全豪で負けたような負け方。今日は録画でフェデラーとバブリンカの準決勝をやっていて、きのうも負けたのだ。昨年は全仏前のツァーで勝ち込んで、全仏を優勝したのだが、この調子では心配で心配で、しかし何が原因なのかはずっとテレビを見ているわけではないからわからない。昨年まではグランドスラム以外は見ることがほとんど出来なかったので、全仏を見ればいいのだが、錦織君ついでにちらと放送されるのがかえって苦痛。ちなみに今晩の決勝はフェデラーとジョコビッチだが、録画予約しました。テニスは内容をちゃんと見ていられたのは3年くらい前までで、贔屓になってしまって以降は阪神ファンみたいな心境で見ています。敵の敵は味方で、フェデラーを応援しますが、フェデラーがナダルとしのぎを削っていたときも、フェデラーに負けるのだったらいいやと思っていたくらい、ジョコビッチは品がないので嫌いなのです。それにしても、一体どうなるのだろうと固唾を飲むテニスの試合はもうないよ。それはナダルが不調だからだ。
高橋尚子や浅田真央ちゃんが引退してほっとするのと同様、それまでは応援するしかありません。今年は2月22日にケーブルテレビからひかりにやっと替えて、BSの録画ができるようになったので、全仏の前に整理して置きました。
5月18日追記:浅田真央ちゃんが復帰を発表しました。1年も休んで元に戻るのはむずかしい、だから引退と思っていましたが、本人がそう言うのだから仕方がない。心配が増えますが、応援します。
2015. 5.17 大相撲
1年半くらい前、遠藤というお相撲さんが登場し、その素直な性格におばさん達がとりことなり、若い女の子も続いてとりこになり、そのため懸賞が横綱並にかかる事態となりました。対戦する相手も、遠藤を倒せば懸賞金がもらえると張り切り、その結果、平幕の熱戦が多くなりました。八百長だとか無気力相撲だとかで、場所の中止、放送中止にまで追い込まれた大相撲が昨年は復活し、満員御礼が連続しています。(朝青龍を追い出して以来、相撲は無視していました。この間琴欧洲が引退し、寂寥感に包まれましたが、そのことを書くには至りませんでした。)熱戦が熱戦を呼び、いい力士が次々と現れています。1年くらい前に遠藤を見たとき、その体の柔らかさから来る四股の見事さに驚きました。足の高く上がるのは千代の富士並、腰が深く割れるのは白鵬並みで、これは1年後には横綱だと思いました。
平幕で大勝ちし、3役に上がって7勝8敗くらいとまずまずの成績をおさめ、しかし性格がおとなしいせいか、立ち会いの一気の集中力がなく、大負けすることもあり、まだ平幕上位に留まっています。いろいろ工夫をして、突っ張りなど試みていましたが、本来四つ相撲の力士なので、早く左前みつを取って引きつける相撲にならないかと思っていました。先々場所(初場所)から差し身が早くなり、開眼したと思っていた矢先、先場所(春場所)、膝を折りたたんでしまう負け方をして休場、今場所は不振が続いています。夜中にNHKのダイジェストがあるので、録画して見ていますが、先場所の怪我の相撲は今でもとってあります。
遠藤の活躍を追うかのようにこの間、逸ノ城、照ノ富士と逸材が出現、二人とも相撲はめちゃくちゃだが、インタビューを聞いていると、とにかく性格がよい。エジプト出身の大砂嵐もボクサーとプロレスラーを合わせたような相撲でめちゃくちゃだが、おもしろい。大相撲低迷時代に大関になった現大関は、鶴竜以外みなだめだが、なにが駄目と言って、けちなのです。これだけ人気の復活した大相撲のダイジェストは深夜、放送休止後の午前4時とかの放送で、錦織君ばかり映すのと裏腹の、だめなNHKで、今の大関みたい。
5月24日追記:鶴竜は横綱でした。失礼しました。論旨は変わりません(小保方さんみたいですが)。それから照ノ富士が優勝してしまいました。有力力士がひしめき合う時代になるでしょう。
2015. 5.17 しろちゃん2
音楽フェスティバルで忙しかったので、まとめて書いています。
しろちゃんは、雨の日外に出て、中に入ると家の中が泥だらけになるので、エイコさんが写真のような雑巾を窓際に置きました。
こんなもので、効果があるものかと思いましたが、写真のようにそれなりに有効です。
雨でびちゃびちゃになると、エイコさんはしろちゃんをつかまえて足を雑巾にとんとんと押しつけ、よし!と言って白ちゃんを開放します。
2015. 6.4 甘味ホール
小田原青物町に甘味ホールというアイスクリーム屋さんがあって、他にたこ焼き等、ファーストフードを売っていましたが、一年ほど前から店を閉じていることが多く、どうしたのかなあと思っていました。1ヶ月ほど前、5月31日で閉店しますという張り紙が張ってあって、これは大変だ、食べておかなきゃと思いました。このお店はちゃんとしたイタリアンジェラートを売っていて、お店の中にテーブルが置いてあり、こどもがたむろし、外の舗道には腰掛けが置いてあるという具合で、いいお店でした。1986年に小田原に来て以来、イトーヨーカドーの買い物の帰りにしばしば寄り、サウジで中断しましたが、21世紀になってからはカン太に買ったソフトクリームを半分食べさせて、お店の人もにこにこカン太を見ているという案配で、お世話になったのです。
エイコさんはアイスクリームを沢山買い、主宰は何かしなきゃということで、1994年1月1日に撮ったビデオから写真にして5月28日に持って行きました。一度模様替えをしているので、昔の写真で懐かしいだろうということです。表のたこ焼き売り場で、21年前の写真ですと言って渡し、お店の人はあとでゆっくり見ると言いながらたこ焼きを焼いています。大きなわんちゃんを連れていた人とも言ってくれました。この時はまだ犬はいなかったと答えました。店の中は行列なので、ここでいいですかと言ってソフトクリームを買いました。
写真を見ると、昔は甘党ホールと言っていたことがわかります。
写真の一番前に並んでいるのがエイコさん。
さて、まだ満足がいかないので、5月30日、今の写真を撮りました。
ごらんのとおり、車が並んでいます。お店は右前方。
ごらんのとおりの人だかり。ソフトクリームの模型は昔のまま。お店の中のテーブルと、舗道のベンチが見えます。真ん中の柱に貼ってあるのが閉店のお知らせ。
お店の中のアイスクリーム売り場はごらんのとおりの行列。
最後の日ももう一度行きたかったのですが、この日が見納めとなりました。
スタジオカン太のブログで、早川のラーメン屋さんの追悼文がありますが(アーカイブ掲載がまだです。すみません。)まったく同じような心境です。
青物町には鳥かつ楼といううなぎ屋さんがあって、お店は甘味ホールから50m程国道一号線寄りの反対側にありますが、このお店も書くことはたくさんあって、しかし息子がお店を継いで立派にやっているので、まだ書きませんが、いいお店です。今うなぎは高いのですがお勧めです。
2015. 6.4 ナダル
6月3日、フレンチオープン準々決勝でナダルが負けました。それも0−3のストレート。昔、柏戸が負けると、次の日勝ち直すまで憂鬱が続きましたが、まったく同じ気持ちです。大鵬に分が悪くなったとき、新聞に「力の差が付いた」と書かれましたが、そういう感じです。調子が悪いということは皆がずっと言っているし、今シーズン一度も優勝していないのだから、それはそうなのでしょうが、しかしそれは本当か、もう勝てないのか、なぜ負けたのかをはっきりさせないと憂鬱は晴れないわけで、やってみます。たとえそれが弔辞になってしまったとしても、やるしかない。
第1セットの最初の4ゲームは風呂から出て行ったり来たりしながら見たのでよくわかりませんが、0−1の第2ゲームでもう汗がしたたり落ち、いきなりブレークされる。第4ゲームもブレークされ、0−4。それ以降は座って、一球一球を見続けました。思い切ってやれ、がんばれと応援し、(WOWOWのONデマンドで確認しましたが)第何ゲーム?−?の後の無理な姿勢からのダウンザラインを決め、開き直ってやるしかないんだと応援を続けました。2ゲームをブレークバックし、4−4となり、一進一退が続く。見ていると、コート深く打ち込めれば相手のミスを誘えるが、ボールが浅くなると高い位置から打ち込まれるのはこれまで通り。これまでの4試合より明らかに力が入り、ものすごいラリーの応酬が続く。サーブも最近ではほとんど無い200km/h台が何度も出る。ジュースも何度もあり、セットポイントのピンチを何度も切り抜け、このまま行ったらまた5時間の試合だと見続ける。第1セットは1時間を超える。タイブレークかなと思っていたが、最後にブレークされ5−7の負け。でも充分戦えると第2セットを迎える。
第2セットも同様に進行、しかし第6ゲームをブレークされる。見ているとナダル特有のダウンザラインとフォアの逆クロスのウィナーが全くない。ラリーになってしまうとウィナーを決めるチャンスが来ず、また再三にわたってのドロップショットで走らされる。これでは勝つのはサービスエースと、逆にドロップショットで対抗するしかない。なぜこうなってしまうかというと、ファーストサーブが入らないからだ。入ればコート奥にボールを打ち続けることが出来、相手のミスを引き出せ、5分以上に戦えるが、セカンドサーブでは相手にいいように振り回され、ウィナーを決められる。結局第2セットは1ブレークダウンの3−6で負け。常識的には大ピンチだがまだまだと見続ける。しかしファーストが入らず、いいようにウィナーを決められ1−6の惨敗。
結果の数字を見るだけでは惨敗だが、相手が強くなったから負けたのか、ナダルが衰えたのか、もう勝てないのかは考えなくてはならない。
ナダルはボールを引きつけてのスピンボールのスタイルを変えない。だから、相手は待つ時間がある一方、傾向として高い打点で叩く作戦が皆に広まり、横綱が胸を出して稽古をしているうちに、弟子が力を付けて来て、引き続き胸を出していたら負けるようになるのはあたりまえで、野球の1000本ノックを500本以上ナダルが取ったら勝ちみたいなスポーツになってしまっている。しかし、だからナダルもプレースタイルを変えて、ノックする側に廻りなさいというのは酷。2008年ウィンブルドンで、フォアの逆クロスをひっさげてフェデラーを破って躍進して以来、2010年にはサーブスピード200km/hとスライスの取り入れと進化を続けて来たナダルだが、まだ進化するかはわからない。体が衰えているとは思えない。相手が強くはなっているだろうが、第1セットは互角だ。敗因はファーストサーブだ。どうやって改善したらよいかは外野なのでわからないが、もう勝てないということはない。まだ生きているので、弔辞にはなりませんでした。また全英、全米と続くので、応援します。(ラリーになる場合がどういう場合なのかはもう一度WOWOWを見てみないとわからないので、別途書きます。)
2015/7/10追記:WOWOWのビデオはダイジェスト版になってしまっていて、本文で「(WOWOWのONデマンドで確認しましたが)第何ゲーム?−?」というのは確認出来ませんでした。すみません。ほんの少ししかないビデオをスコアブックみたいに記録したのですが、これが大変。何度も行ったり来たりしないと記録出来ない。ビデオが全部残っていたら大変でした。同様に、どういうときにラリーになるかもわかりません。
2015. 7.10 ナダル2
ナダルが2回戦で負けました。相手は黒人のドイツ人で、なんでもかんでもサーブ&ボレーとするブラウンというドイツ人です。黒人特有の楽天性と運動能力の高さで、モンフィスにも似ていますが、ずっと長身で、昨年負けたアボリジニー君に似ています。こんな打ち方があるかよという卓球のカットの様な気楽な打ち方をします。サーブは早くはないが、構えてすぐに打つので、スピード感があり、セカンドサーブもファーストと同じスピードで打って来る。テレビは、ロソル(見たことありません)に似ていて、ナダルの苦手なタイプと言っていました。ラリーに全く持ち込めず、第1セットは最後にブレークされて5-7の負け。第2セットはなんでもかんでものボレーに慣れて6−3の勝ち。もう大丈夫だなと風呂に入って出て来たら、もう別の試合(ドルゴポロフとカルロビッチ、フルセットでタイブレーク無しのものすごい試合)をやっている。これは勝ったなと安心して寝たが翌日、試合終了後の握手をしている写真が出ていて、いやな予感。1−3で負けていました。ウィンブルドンはよくよく見ると、2012年のロソル(2回戦)、2013年のダルシー(1回戦)(この人も見たことがありません)、昨年のアボリジニー君(4回戦)と負け続けで、時代が変わったとテレビが結果だけ見て言っていますが、1回戦では精悍な勝ち方をしていて、フレンチの時同様、結論などまだ出せません。ただ、チャンスが来たときに強打でなく、押し込むような打ち方をして、それが外れることが大変多く、自信が無くなっているように見えます。とにかく、もうやる気がなくて(ナダルではなく、主宰が)、テレビも全然見てません。
ブラウンは3回戦で敗退。去年のアボリ君はキリオスといって、且つギリシャとどこかの混血ということですが、今年はラオニッチを破って少し進化。しかし皆さん、ナダルにだけ勝つのはやめてくれという心境。
2015. 7.27 大相撲
大相撲名古屋場所が終わりました。二日目のテレビで、連続50日満員御礼と言ってましたので、昨年の九州場所途中から満員御礼が続いているわけです。テニスを客観的に見ることが出来なくなってしまって、相撲が唯一、いいなあと思いながら観るスポーツになってしまいました。
先ずは遠藤ですが、前褌を取るのが上手になり、直ちに前に出るので、絵に描いたような、きれいな四つ相撲。引きつけが強いわけではないが、体全体で取る四つ相撲なので、これまで勝ったり負けたりを繰り返していましたが、これは強くなります。
今場所は幕内下位の対戦が前半を占め、大負けしている力士が少なく、リーグ戦という感じで推移しました。対戦回数も皆少なく、対戦回数30回を超える相撲は駄目大関がほとんどで、いつの間にか力士が入れ替わっていたのです。
逸ノ城は遠藤と入れ替わり、今場所は全然だめ。まわしを引いて、引きつけて寄れば強いのに、立ち会いから一連の動きを意識する稽古(イメージトレーニング)をしないとだめ。遠藤同様、気が優しいので、悔しさに目覚めるのが先決です。宝富士や高安や勢も不調でしたが、遠藤との入れ替わりだと思って、また応援しています。
一頭、頭抜けた照ノ富士は仁王様のような相撲で、まったく魅力がありますが、横綱には負け。相撲は立ち会いの早さと、その後の有利な体勢に持ち込む差し手争いに勝たねばならないのですが、遠藤たちとの差が開いても面白くないので、負けて覚える相撲かなで、稽古すればいいのです。千秋楽にはかど番大関の注文相撲に負けましたが、これもくやしい相撲で、今場所は大勉強をしたのです。
鶴竜は休場明けを感じさせない、体もぱんぱんに張っていていい相撲でした。前まわしを取るスピードは天下一品で、力は強く無いのですが、取ったまわしの位置が良いので、力が出るのです。白鵬戦は前褌に手はかかったけれども結局がっぷり四つとなり、負けましたが、来場所以降、応援します。
他に鏡桜という幕尻の力士が開眼。地味な力士ですが、十両との行き来の後、初めての幕内勝ち越し。貴乃花の弟みたいな相撲で、体は小さいので大関は無理でしょうが、関脇は張れるでしょう。なんといっても鏡山部屋の力士で、世の中から忘れ去られた柏戸の部屋だから、気になるのです。
最後に、解説の北の富士について。『遠藤は膝が治って「元に戻った」』と言っていましたが、怪我をする前より今場所は進歩しているので、元に戻ったのではないのです。この解説者は30年も前に姿を消した、「周囲に配慮のないおっさん」で(いい男なのですが)、だから「辛口の話っぷりで人気」などと言われていますが、朝青龍が何度も逆境を跳ね返した場所の解説で、「優勝は白鵬」と何度も予言して、赤っ恥をかきました。およそ専門家としての発言のない男で、今場所も平幕の青狼を朝青龍に似ていると、自分が朝青龍を追い出した一員であることの自覚のない発言をしていました。「おっさん」ですから、朝青龍を追い出した責任は軽いのですが、「朝青龍」を口にするのは相撲界にとってタブーであることがわからない男なのです。
2015. 8.14 ナダル3
USオープンの前哨戦がモントリオールで行われていて、錦織君が3回戦まで勝ち進んでいます。先週のワシントンでも優勝し快調ですが、昨年のUSオープン準優勝以来の成績は、よくやってはいますが、日本中が応援するほどではなく、こんどこそというところです。さて次の相手が明日午前(日本時間)ナダルです。ナダルもウィンブルドン敗退のあと、一回優勝していて、復活をひそかに期待しています。錦織君はナダルに勝っていないのですが、1年以上ナダルの不調が続いているので、強くなった錦織君は、むしろナダルの調子を見る絶好の相手と言えます。これに勝つと、次はマレー、決勝はジョコビッチと、ナダルの復活をみるお膳立てが整いました。長い不振のあとの復活は、柏戸、朝青龍と最も応援しがいのある出来事です。ナダル自身も同じことを何度もやって来ていますが、今度の不振は最長ですから、期待が高まるのです。
8/16記
ナダル負けました。フレンチの前のモンテカルロでジョコビッチに圧敗したのと同じくらいの負け。録画予約しておいたのがなぜか録画されておらず、夜10時の再放送を見て、何が悪いのか確認したのですが、第1セット第1ゲームが立派なものだったくらいで、あと何本かダウンザラインとフォアの逆クロスを決めましたが、ほとんど惨敗です。錦織君がうまい(早く打って返してくる)のは確かですが、それにしてもファーストサーブが50%くらいではどうしようもない。高い打点から早く打ち返すナダルらしからぬことをします。テレビの解説はむかしのプロ野球の解説と同じで、結果をなぞることしか言わない。処方箋が欲しいのだよ。正確を期す余り、サーブの打点の位置が低いのではないかとも思います。サーブの準備の時、一瞬ふらつくこともありました。サーブ準備のボールを取り損ね、自分の体を一周させてキャッチする。いいコースに決められたボールを追わずに突っ立っていることも再三で、ラリーが続いて錦織君にフォアのクロスを決められた時、ガッツポーズみたいに右腕を振り回すなど、自分のふがいなさに対する行為でしょうが、歌を忘れたカナリアです。
外野としては、女の子と結婚することくらいしかアドバイスがありません。ナダルのことだから、女の子に慰められて元気を出すほど、柔ではないのでしょうが、取り巻きのコーチ陣だって、取り付く島がないはずです。あのだめなジョコビッチとマレーも結婚しただけで、ベスト4を維持しているのだから、ナダルも人並みのことをしてみたら・・・。。。
USオープンまでにまだ試合があるのか知りませんが、今度のUSオープンが最後のチャンスと思って見届けます。
それにしても錦織君の準決勝のだめさは何だ。マレーごときに大惨敗。二人とも汗をびっしょりかいて、前日湿度が80%と言っていましたから、カナダでもこんな天気があるんだと思いましたが、二人ともゲームの間はかったるそうに歩き、見てられない。応援される資格がないよ。
2015. 11.1 ナダル4 〜USオープン前後〜
USオープンが終わって時間がたってしまいましたが、ナダルのことを忘れたわけではありません。
USオープンの前哨戦はモントリオールの次にもCincinnatiであって、ここでもナダルはロペスだったか、スペイン勢に負けました。およそ負けるはずのない相手に負けるとはと落胆を続けました。
USオープンは、2年前の優勝の時の様な黒っぽいウェアで、1回戦は第3セットを落としたが3-1の勝ちで、調子が悪いとは思えない出来。2回戦は見てませんが3-0の勝ち。期待した3回戦はイタリアのフォニーニ。イタリア人らしいいい男で感性のテニスをする。2セットまではナダルの勝ち。順当かと思ったが、3セットから1stサーブが入らなくなり、それでも勝負としては完全なイーブンで、大変な試合。このごろのテニスは、見ているとどちらが勝つか分かってしまう試合がほとんどで、つまらなく思っていたが、USオープンのチェコフスカvsウォズニアッキなど、グラフ時代を思い出す見応えのある試合。強いウォズニアッキを攻め落とすのが大変で、だからいい試合なのだろうと思うが、ナダルのフォニーニ戦も同様なのだろう。第3セット、あと一歩というところで逆転され、以後ジュースの連続で大変な試合。フォニーニはジョコビッチと同じ、突っ立って野球のダウンスイングのような玉を打ってくる。これをやられるとナダルもたじたじという感じ。ナダルはタオルを落とすこと2回、ボールボーイがタオルを落とすこと1回で、これもナダルの放るタイミングが悪いせいかもしれない。(今、WOWOWメンバーズオンデマンドを見たら、この試合が全部録画されているので、240分を別途見て試合経過を書きます。2ヶ月も経つと覚えてられないので)
試合終了後、フォニーニは「ラファに勝つのは大変だ」とコメントをした。ナダルはロッカールームへ引き上げる姿が元気なく、映画の最後を見るよう。
この後、ATPツァーの北京でジョコビッチに決勝で負け、上海でめずらしくツォンガと当たり、それもナダルのランクが下がっているからだが、試合前のインタビューで、「メンタルも改善されて、試合が楽しみ」と言っていた。自覚しているなら大丈夫。試合は努めてネットに出るようにしているなど、プレースタイルを変えようとしている。第2セットツォンガの死んだふり6-0にだまされたか、第3セットで負けてしまったが、日記には「負けたがまあいいよ」と書いた。
2015. 11.1 大相撲秋場所
これも終わってから時間が経ってしまいましたが、書いておきます。
まず照ノ富士ですが、女の子が「強くてかわいい」と注目するとおり、全く快調で、とにかく相撲が終わっても息を切らさない。その心肺機能は全盛期の高橋尚子並です。11連勝の後、つまらない関脇に負け。とにかく引っ張り込めば11日目までは勝てるのですが、いくらなんでも関脇にもろ差しになられたら、それは勝てない。13日目はこれもつまらない大関に引っ張り込んで寄り倒され、右膝靱帯損傷1ヶ月と診断されました。大昔、柏戸が豊山を寄り倒すとき、相手の肩の高さくらいから仰向けに土俵に落ち、肩骨折の大けがをしましたが、豊山はその後横綱を張ったからいいとして、この大関にはつまらないことをするなと言いたい。ビデオを見ていると、左膝を痛めたのではないかと思いますが、右膝でした。折りたたまれるほどの倒れ方でないので、1ヶ月で済みました。ちなみに主宰は8月5日、大山にヤビツ峠から登り、伊勢原に下山時尻餅をついて、その時、左足首がお尻の下に入り、医者に行くのが遅れたのですが、靱帯切断、全治3ヶ月と診断されました。ひととおり痛みが取れるのは3週間という見立てで、それはその通りでしたが、そろそろ3ヶ月というのに、まだ少し痛みがあります。足も少し腫れていて、不摂生はバカと言われても仕方がないのですが、もう山には登れないかもしれないとやや悲観的な日を過ごしています。
ところで照ノ富士は、遠藤と同じで休場をしない。14日目もまたつまらない大関に負けて3連敗、鶴龍に逆転されましたが、千秋楽本割りで思い切って前に出て圧勝、優勝決定戦では鶴龍に食いつかれて優勝は逃しましたが、ナダルと同じで、まあいいよというところです。先場所も書きましたが、他の二人と差が付きすぎてもおもしろくなく、今場所も勉強の場所だと考えて、ゆっくり強くなればいいのです。
で、3羽ガラスのもう一人遠藤ですが、まだ上位と当たる位置でないにもかかわらず、もう2年前近くなるころの大勝ちをせず、千秋楽で勝ち越す有様です。遠藤の場合は負けて覚えるだけでなく、勝った相撲でもいろいろ覚えているのだと思います。解説者も段々強くなってるなどと、歯切れの悪い解説をしていますが、北の富士さんは、「今場所は突っ張りが出ているね」などととぼけたことを言っています。1年以上前、大勝ちの後の負け越しを糧に、突っ張りを導入したのを覚えてないのか。1年くらい前は立ち会いの当たりで額を切って血を流していましたが、いつの間にかそれもなくなり、突っ張りも陰を潜めて、左でも右でも前褌を取って低い姿勢から寄り切る相撲は天下一品です。負ける相撲は、その前褌を取る前に相手が攻め勝ってしまう場合ですが、尚一層の立ち会いの厳しさを身につけること、そのために8勝7敗をあと4〜5場所続けて、大成を待ちます。
もう一人の3羽ガラス、逸ノ城は前半もたつきましたが、終わってみれば9勝6敗。体があるのだから、引っ張り込んで、まわしを探ると同時にどんどん前へ出る相撲をとれば、まわしが取れなくともある程度は勝てるのです。あとは遠藤と同様、立ち会いの厳しさに目覚めることです。
この3人ががっぷり四つに組んで、お互いに5分5分の成績をおさめる時代が1〜2年後に来ることを夢見ています。
他のいい力士も一進一退、勢は先場所の不振はどこへやら、敢闘賞をもらいました。北の富士さんが、「まじめだから上げてもいい」などとめちゃくちゃなことを言っていましたが、これからも活躍を期待します。
宝富士はなぜか不調、高安は怪我で4日目から休場とふるいませんでしたが、引き続き注目します。
あと大砂嵐も健闘。豊ノ島をはたき込んだ際に、はっきりわからないのですが膝を痛めました。しかし勝ち越し。言いたいのは、照ノ富士の時も、大砂嵐の時も、テレビは相手のことばかり映し、話していて、怪我に気づくのがびっこを引いてからで、見る目がないのか、誤報を恐れて言い出すのを躊躇しているのか、話にならない。文句ばかり言いますが、審判の「物言い」が遅い。テニスでは、判定は「直ちに告げられなければならない」を見事に実践しています。
なぜ文句を言うかというと、一生懸命やっているお相撲さんに失礼だよと言いたいのです。怪我が多いねとまた北の富士さんが言っていましたが、熱戦が多いから怪我が多いのです。ぎりぎりまで粘って、土俵下に転がり落ちる相撲が多いからなのです。
文句ついでにもうひとつ、嘉風は今場所大活躍でしたが、先場所から大活躍しているのを忘れて、「今場所は・・」などとインタビューしている。一生懸命相撲を見てください。
2015. 11.28 大相撲九州場所
九州場所が終わったので、先場所からの流れで書いておきます。
まず昨年九州場所途中から続いていた満員御礼が二日目に途切れました。地元力士への声援が大きくて、年1場所しかないのは気の毒ですが、高校野球ではあるまいし、錦織君ばかり放送するNHKではあるまいし(その後、NHKはATP1000ファイナルをWOWOW並に放送して少し改善)、ローカルなのはだめなのですよ。
今場所はこの日記を読んでいるのか、だめ力士が皆勝ち進み、代わりに3羽ガラスが不振。遠藤は後半戦は土俵下にふっとばされる相撲が何番も続き、こんなに負けるはずがないと思っていましたが、エイコさんは「どこか悪いのだよ」と言っていました。その言葉の裏には、「悪くても言わないのだよ」が隠れているのですが、北の富士さんは「稽古不足」と言ったようです(エイコさんからの又聞き)。場所も大詰め、14日目くらいに、テレビが「7日目に左膝を痛めた」と言っていましたが、千秋楽は妙義龍戦で渾身の相撲を取り、土俵下から這い上がれない程でした。7日目のことに気がつかなかったのは主催の不徳ですが、ビデオを見直してみます。(ビデオと言えば、ナダルのUSオープンの見直しがまだ出来ていません。すみません。)
逸ノ城も負け越し。上手を取って引きつけて寄る相撲が何番かできるようになっているので、怪我を治した遠藤共々、来場所は期待していますよ。
さて照ノ富士ですが、立ち会いは右の差し手を入れに行くのですが、だめだとなると直ぐに抱え込んでしまい、右膝も全治1ヶ月を過ぎてもまだ痛いようで、踏ん張りも利かず、勝ち越せるのかよという相撲でした。(主宰の足首も全治3ヶ月を過ぎて治りません。ピノキオみたいに歩いていたせいか、左のお尻の真ん中(奥)あたりが神経痛と思われる痛みが出、医者に行ったら腰から来ている、レントゲン結果、足の長さが2cmも違い、それが痛みを来しているということです。足の長さが違うことは30年前から気がついているので、腹筋背筋で様子をみています。)
14日目の白鵬戦、なぜか右がっぷり四つに組む。白鵬は相撲が遅いので、引きつけ合いで時間を経過し、水が入ってもおかしくない時間になって照ノ富士が引きつけて寄り、白鵬は自ら右足を土俵の外に出しました。このがっぷり四つの相撲はめったに見られない相撲で、特に両者ともに大きな体の五分の相撲は見応えがありました。最後は白鵬が座を譲った一番になったと言えますが、これが照ノ富士の8勝目。来場所からはちゃんとやりましょう。
がっぷり四つの相撲は、昔の栃若で何度も見せられましたが、やはり大型同士の柏鵬戦が史上最高の試合です。柏戸が涙の全勝優勝をしてしばらくした場所、がっぷりの左四つに組み、不利な左四つにもかかわらず、すぐに引きつけて寄り切りました。この相撲が史上最高の相撲です。昔の力士と、今の力士とどちらが強いかは考えてもわからないのですが、ずっと見ているとわかります。雷電や谷風とどちらが強いかは見ていないのでわかりませんが、双葉山以降では、この柏鵬戦が最大です。
照ノ富士は一時代を作ればよいのです。
3羽ガラスの代わりに高安と宝富士は好調で終わりました。他に勢は今場所も好調、大砂嵐はおもしろいのですが、また古傷を痛めて休場。面白いのは7日目だったか、安美錦戦で土俵下に飛び込んだ??を控えの大砂嵐がじろりとにらみつけていた図です。睨むといっても彼にとっては見ているだけなのでしょうが、東洋人はああいう目つきはしないのです。栃ノ心も好感の持てる力士ですが、腕が長すぎるのか、力が余ってしまうところがあり、この辺は同型の琴欧洲のほうが上でした。とにかく、差し出の方向によるのでなく、真っ直ぐに吊り上げる。親方が教えてあげないと。
稀勢の里は千秋楽に日馬富士の優勝を阻みました。どうでもいいところでだけ勝つ力士で、かつて北の湖みたいだとスタジオカン太で書いたのですが、以来、あまりにも長いことけちな相撲が続いているので、何も言いたくないのです。
2016. 1.17 大相撲
大相撲九州場所について書いた昨年から、まだ書くことがあると思っている内に初場所が始まってしまったので、言いたいことが結果論にならない内に書いておきます。
まず簡単な記録から。
逸ノ城は負けて礼をして下がるときに、行司に早過ぎると止められ、もう一度礼をして下がりました。大人の世界からすると、けしからんのですが、茫洋たる性格で、好ましい。
照ノ富士の引っ張り込むのはバルトみたいで、きびしい相撲を身に付けるのが課題です。
それで、白鵬ですが、初日から12連勝しましたが、隠岐の海に掛け投げで逆転勝利をし、猫だましで栃煌山を煙に巻くなど、大鵬の優勝回数を上回って欲が無くなった感があります。朝青龍の悪童に対比して優等生であることを強いられ、「尊敬する双葉山関」などと、もう双葉山の相撲を見た人はほとんどいないのに、付け焼き刃のことを言う。それが優勝回数トップに立って、目標がなくなるということはあると思います。照ノ富士戦もわざとがっぷりに組みに行った感があります。照ノ富士をためしてみようとしたのだと思います。いずれにしても、本心を押し殺さねばならない憤懣が、よく相手をこづく態度に出るのです。
さて生粋の優等生、遠藤ですが、九州場所7日目のビデオを見ました。確かに、右足首を巻き込んで倒れており、ビデオは保存しました。(他に昨年3月場所の左膝の怪我と、照ノ富士の秋場所の怪我も保存してあります。)
しかし、それを周囲に気がつかせないのは大したものというより、優等生過ぎる。今場所は直って出てくるだろうと期待していましたが、左膝と右足首に包帯を巻いており、先場所後半同様の全く力の入らない相撲で、とうとう7日目から休場となりました。体が余りに柔らかいので、ぎりぎりまで粘る結果が怪我につながるのです。大相撲は年6場所、2ヶ月に1回あり、しかもその15日間は相撲を取るわけですから、休む時間は1ヶ月半しかないわけで、だからもっと早く休場しなくてはいけなかったのです。遠藤のおかげで熱戦が増え、そのために怪我が増えている。人気のない九州場所と、3場所も独占している東京場所を一場所無くして、年4場所にすることを提案します。
遠藤は来場所、十両で相撲を取ることになりますが、十両の人気が沸騰するかもしれない。
相撲同様、暮れにwowowの番組誌が送られて来て、「全豪オープン」と見出しが躍っていましたが、もう明日から開始です。ナダルの全米のビデオもまだ見ておらず、その後の復調振りも書かねばならないのですが、全豪を見ながら書くことにします。
2016. 1.28 大相撲とナダル
大相撲は遠藤に気をとられて、照ノ富士のことを忘れてました。5日目、旭秀鵬に寄り切られるときに顔をしかめて土俵を割りましたが、前日、碧山の当たりで痛めたと言っていました。その後どうなったのかと思いきや、右肩鎖骨骨折で休場でした。原因となった4日目の相撲を録画で何度見ても、なぜなのかわかりません。上半身の怪我だから、ちゃんと直せば、引きずることもないと思います。逸ノ城は遠藤に合わせるように、わずか2勝で終わりました。全然気力がなく、どうしちゃったのかと思いますが、足にサポーターをしており、痛いのかなと思います。
代わりに琴奨菊が優勝、場所後に結婚するとのことで、結婚の効果は歴然。
白鵬は9日目、栃煌山をはたき込む相撲は、会場がブーイング。14日目、琴奨菊を助ける負け、千秋楽も日馬富士に膝をつく負け。やはり一度休場して気力がなくなったのだと思います。これで引退したら潔いのにと思います。
ずっと見ていると、平幕にもいい力士が何人もいて、書きたいのですが、こんな状態ではその気になりません。
さらに全豪オープンが始まったばかりで、エイコさんがつぼに「ナダル負けた」と言ってるのを聞き、絶望が走ります。相手はベルダスコ。負けるはずのない相手にショックだそうですが、まだ記事もオンデマンドも見ていません。
主宰の応援する選手はことごとく大不振で、どうすればいいのだ。
2016. 5.3 大河ドラマ
ずいぶん日記の時間が空いてしまってますが、不調ということはありません。一番やりたいことが後回しになっているだけです。義務が少し遠ざかったので、新しいことを書きます。
昨年の大河ドラマは史上最低の出来でしたが、一昨年の黒田官兵衛は芸達者がそろって大変おもしろく、ビデオを撮っていたので、何回も見た結果、今年の大河ドラマが始まって、また戦国かという感じです。戦国物はもちろん一番おもしろいし、細かく見ればドラマの宝庫ですから、文句があるわけではありません。脚本が三谷幸喜なので、せりふを聞く楽しみが多く、登場人物も何度も見なければ覚えられないほど、多くの人物が登場します。戦国物では必ず出て来る織田信長が、2回目か3回目で死んでしまい、こんなことは初めてのことです。三谷幸喜も官兵衛の影響は受けているようで、父親が偉いこと、最初のかわいい奥さんが死んでしまってかわいそうなこと、「全ては真田(黒田)を守るため」と同じせりふが出て来ます。
第1部青春編が終わって、また秀吉が出て来ましたが、2年前と同じ取り巻きがぞろぞろ出て来て、ちょっと食傷気味のところはあります。というのは、秀吉は出世している最中はおもしろいのですが、光秀を倒してからは毎回つまらなく、今回は真田幸村も結局負けるので、2006年の新撰組同様、最後は泣かせるだろうなあと楽しみにしていますが、先がずいぶん長い。基本的に三谷幸喜は喜劇の作家なので、(おもしろいし、新撰組時代の役者がオンパレードで、既視感は強いのですが、)深い感動を与える悲劇を書くことは出来ない。たまたまメトロポリタンオペラのマイスタージンガーが放映され、まだ始めを見始めたばかりなのですが、放送始めの解説で、ワーグナーは指輪を書いているのを中断して、これを書いたとのことでした。当時、ドイツが国家統一を成し遂げる少し前のマイスター制度を、今だから描いておくというもので、ワーグナー得意の神話でなく、当時の市民に対してのワーグナーの愛着が表されている曲だという解説でした。
(この曲は年末のバイロイト音楽祭の放送を長年聴き、30年くらい前にはバイロイトの映像がテレビで流れ、前奏曲が終わって合唱に移る時の声の美しさと、照明の美しさにとりこになりましたが、CDを買い込むことにはなりませんでした。それは、CDを買い込んでも切りがないという時代になっていたのと(モーツァルトレクイエムも同様で、2015年に歌うことになってCD、DVDを購入したのです)、ワーグナーは本質的に悲劇作家だから、喜劇はあまりおもしろくなく、ベックメッサーをやっつけるところなどは、えげつないというのが理由です(ヴェルディについても同様で、ファルスタッフはいまだにわかりません)。)
この解説を聞いて、曲を観始めましたが、せりふがおもしろいのです。三谷幸喜のせりふを聞きもらすまいとするのと同様の集中を必要とします。録画は5時間に及ぶので、全部観るのは大変ですが、ゆっくり観ようと思っています。
ワーグナーの中で残ったのは音楽家だけだという50年前に教えてもらった言葉は、やはり違うような気がしています。あれほど巨大な人間なのだから、市井の人たちへの愛情というものもあって当然だという気がしているのす。
メトロポリタンオペラは、アメリカ人向けのオペラですから、演出は写実的で、オペラを録画しても、保存しておくには至らないことが多いのですが、マイスタージンガーは市井の人々を描いた喜劇なので、大河ドラマの和服姿や和風のセットがすばらしいのと同様にリアルな演出がすばらしく、置いておこうと思います。
大河ドラマの話より、オペラの方が長くなってしまいましたが、久しぶりにオペラについて書くことが出来て嬉しい。
2016. 5.4 大相撲とナダル2
鬼のいぬ間に日記を書きます。というより、鬼を押しのけて日記を書きます。相撲はもうすぐ夏場所が始まるし、ナダルもその後のことを書いておかないと、今週末の試合のことが書きにくくなるからです。(約束したビデオは全然見ることが出来ていません)
3月場所は遠藤が十両に落ちて、平幕前半戦は熱戦が少ない。遠藤は前半、結構負けて、十両優勝した大砂嵐にも負けて、なぜだろうと思っていましたが、十両でのテレビは結局見ることが出来ず、様子がわかりませんでした。後半戦は下位と当たったのでしょう、最終的には11勝4敗と、夏場所はたまには幕内にも顔を出すことになるかなという成績でした。幕内上位の相撲は大関が結局脱落し、白鵬が日馬富士に変化で勝ってブーイングの中、久しぶりの優勝で、大関の優勝よりはいいやという場所でした。
アスリートには調子の良し悪しというものがあるから、こうなることもあるさとは思えない。半年前に化けた嘉風ももとの木阿弥で、怪我は治っているはずの照ノ富士も8勝7敗と、どうしてこうなるのか不思議です。5月場所は再び皆活躍して欲しい。
さてナダルですが、錦織君のおかげで、ATP1000や500や250という試合があることがわかり、テレビも見ることが出来、全豪オープンをシーズン開始と呼んでいるのに、フレンチまで間が開くなと思っていたのが、その間ずっと試合があるのだと言うことがわかりました。グランドスラムしか知らなかった不明を恥じていますが、プロというのはほんとにすごいし、偉い。去年はナダルが絶不調だったのでテレビを見ることもなかったのですが、今年はインディアンウェルズという、西武開拓史そのものの場所で、ジョコビッチに負けたと思いますが(記憶定かでありません)、次のマイアミでは準決勝で錦織君に圧勝。錦織君は全豪でジョコビッチに負けましたが、エイコさん曰く、全然だめということはないねという出来で、二人とも卓球みたいな早い打ち返しのテニスで、これにナダルは過去2年間負けて来たのだが、マイアミではファーストサーブが90%位入り、昨年夏のモントリオールが嘘のよう。決勝ジョコビッチでは第1セットタイブレークと互角、第2セットは3-6くらいで負けましたが、明らかに復活のきざしがある。
続くモンテカルロがクレーコートシーズンの幕開けという、ナダルのホームグラウンドで、昨年は雌伏したのですが、今年はモンフィスとの決勝に勝って4年ぶりの優勝とのこと。なぜかこの大会はジョコビッチが初戦敗退だったそうです。その次のATP500バルセロナでも錦織くんに勝って優勝。今週はマドリッドで試合中のはずです。2014年のフレンチ以来の復活で、2年ぶりということになります。
2016. 5.22 大相撲夏場所
大相撲夏場所は14日目で白鵬が全勝、結びで鶴竜が大関を破って、あっさり白鵬の優勝が決まりました。先場所千秋楽のはたき勝ちで国技館を敵にまわした白鵬は、今場所勝ってから相手を気遣う態度が、協会の指導であることは明白で、見ていて気持ちのいいものではなく、今場所は審判部のメンバーが交代し、その方針だそうですが、相手をかばうのがアスリートにとって立派かというのは大いに疑問です。大昔栃錦は、勝って崩れた髷を首を後ろに振って頭の上に乗せ、勝ち名乗りを受けに戻ったものですが、相手など見向きもしなかったのです。つい先日も、北の湖の回顧談で、負けた相手に手を出さないのが相手に対する敬意だとの放送があったくらいで、甘い甘い世の中の現象がまたひとつ増えたということです。白鵬はなんといっても目立つから、真っ先にやり玉にあげられたということです。それが証拠に、優勝が決まって礼をして支度部屋に戻る時、やったと満面の笑みを浮かべていました。続くインタビューでも、先場所とはうって変わって、素直な応対で、よかったねという感じです。白鵬は優等生であることを強いられ、朝青龍のように素直な行動がとれないうっぷんがだめ押しに表れていたのですが、ようやく現れた優勝を争う日本人力士への応援が完全アウェイとなって、3場所連続優勝を逃した時とはうって変わって、激しい相撲になり、勝負に徹する相撲を取った結果の優勝です。日本人力士を引きずり降ろした鶴龍も、モンゴル勢の共同戦線であることは明白で、モンゴル勢は、照ノ富士を助けた日馬富士も同様で、人情に厚い人たちなのでしょう。日本人力士を応援している人たちは、鶴竜が憎いでしょうが、肝心のところで勝てない力士を応援はしません。かつて北の湖みたいだと評したこともある日本人力士は、その後の気の小ささがある以上、もう応援は出来ないのです。14日目の懸賞が61本と今場所最多で、白鵬戦の60本を上回る日本の社会というのは、公平な社会ではありません。みな、生まれたときにはお尻が青いことを忘れている。
白鵬は今回、朝青龍の仇を長い時間かけてとったということです。
さて3羽ガラスですが、遠藤はあっさりと幕内復帰し、きのうまで11勝3敗と、皆が復活復活と言っています。ぶくぶくと太って、突っ張りで時間をかせぎながら、四つに組むチャンスを狙うという合理的な戦法で、太っているのも力強さを増すことになっているのだそうです。今日勝つと技能賞の可能性もあると昨日の解説が言っていましたが、こういう相撲で技能賞というのは大変珍しい。技能賞は3賞の中では最も価値が高いもので、しばしば該当なしであることが多いのですが、相撲としては舞の海さんのような技巧相撲に対して与えられるもので、遠藤が受賞したら、歴史的な快挙と言えます。来場所は何年ぶりかで横綱大関と当たるでしょうから、楽しみです。
さて照ノ富士は2連勝のあと13日目まで11連敗と、昭和22年の名寄岩以来とのことでしたが、14日目で12連敗となり、記録を作りました。普通は休場してしまうから、こんな記録にはならないのですが、本人の談では、「休む理由はない」そうで、右膝が痛いとテレビは言っていますが、気力も立ち居振る舞いもそうは見えず、初日二日目の相撲を見直してもそうは思えず、昔のビデオを見直して、どこが原因なのかを調べてみます。遠藤と同じで「休まない」ことが裏目に出ているということはあるかと思いますが、気っ風がいい人たちだ。
3人目の逸ノ城も悪い理由はないのに負け越し。ここまで来ると、浮き沈みは3人の中で一番少なく、のんびりした性格ですから、あとは自分は強いのだと気がつくことです。
いずれにしても3人が覇を競う時が早くくることを願っています。
もうひとつ、今場所は審判が一新?されたことに伴い、テレビの解説者に新しい人が沢山出ています。誰が誰とわかっているわけではないのですが、その解説は専門家でなければ言えない内容が多く、大変好ましく思います。
千秋楽を見て付け加えることが出てくるのがいやなので、千秋楽を前に書いておきました。もちろん付け加えるべきことが出れば追記します。2016.5.22 16:07記。
2016. 6.25 大相撲夏場所2
夏場所で付け加えることは、二日目、安美錦がアキレス腱を切ったことです。単に付け加えるにしては、ことが重大である可能性があるので、日を変えて書きます。
安美錦は、他にも沢山いるいい力士の一人で、手練手管を駆使するのですが飄々としていて、幕内中堅を長く勤めています。怪我も当然していて、ここ3年くらいは両膝を大きなサポーターぐるぐる巻きですが、業師なので悪化させることなくしのげているのだと思います。
二日目、栃の心戦で勝ったと思いましたが、突き膝ということで負けました。その後歩けず、車いす退場となり、アキレス腱を切ったとのことです。これで終わりになるといけないので、書いているのです。
栃の心戦のビデオは消さずに置いてあるのですが、何度みても膝をつくより、栃の心が出る方が早いと思っています。テレビのHD録画は、一時停止、寸送り等ができず、しかとはわからないのですが、ずっと置いておきます。
もう一人のいい力士は豊ノ島です。丸あるい体で、幕内中堅に居続ける、お相撲さんのひとことで全てを表せる力士で、あまり書くことがないのですが、いい力士です。
2016. 6.25 ナダル
ナダルは、結局クレーコートの残り二つでは優勝はしませんでした。フレンチオープンでは、2戦を順当勝ちして期待していたのですが、左手首にひびが入っており、このまま続けると折れるとのことで、リタイアとなりました。フレンチだから出場したので、他だったら最初から欠場だったとのことです。ウィンブルドンには出られるのかと思っていましたが、調べたところ、欠場です。USオープンを待つしかありませんが、火が消えたような気持ちでいます。
2016. 7.18 非常事態宣言
主宰のお金の蓄えがいよいよ無くなってきました。AdobeCreativeCloudを毎月5000円で購入したのが3年前、昨年の11月から消費税がかかって現在5378円払っています。これは厳しいと思って3年が経ち、なんとかしなければとこまごま節約を始めました。
まず、@nifty。2000年に小田原ケーブルテレビでインタネットを始め、ケーブルテレビの経営が変わってプロバイダがniftyになって以来、押しかけ女房と付き合って来ました。2年前の2月にケーブルテレビのデジタルーアナログ変換サービスで見ていた2台目のテレビがいよいよ見えなくなるので、フレッツ光に変えましたが、ここでもプロバイダが必要とのことで、仕方なくniftyを継続。しかし1件240円のメール代が1000円*1.08と上がる。そのあと、プロバイダがいらなくなるから1000円くらい安くなるという電話があちこちから入り始め、細かい数字を電話で言われてもわからないから資料を送るか、ホームページを教えろと言うのですが、電話担当はそういうスキルを持ち合わせず1年経って、IFNetという業者が、昨年3月くらいから、規制緩和でNTTとのコラボが始まり、プロバイダ込みになっているので、既存のプロバイダは不要になると、やっとわかる説明をもらったので、4月3日にIFNetに切り替えました。この切り替えも、期日が来たら自動的に切り替わるということだったのですが、期日が過ぎた4月13日、切り替わっていないので連絡したと電話が入る。この日はパスワードがわからず、ホームゲートウェイを初期化するしかないと言われ、テレビ電話が使えないと困るというと、ダイジョブという返事がもらえず中止。翌日NTTに聞いたらパスワードは0000とのこと。これをひっさげてIFNetにTEL。結局これでもだめで初期化をしたのだが、リモート接続を許可して作業をした。Appleではよくやる作業だが、相手の書き込みも許可したので、いろいろメモが書いてある我がExcelを自由自在に操れる。ウィルスを忍び込ませるのはこういうことだなとわかったが、恐ろしい。初期化も爪楊枝を1本用意していたのだが、2本用意しろと予想外の動き。とにかくつながったが、大して早くなるわけではなかった。
とにかくniftyを退会する準備が完了。メールと電話でこれも時間がかかったが5月30日退会手続き完了。最後は「光用でなく普通のメール用で退会とします」とやけに親切。しかし7月27日引き落とし予定の金額は3510円となっていて、これは多分、2年契約の早期解除違約金だろう。8月には縁がきれるはずです。16年にわたる招かれざる付き合いがやっと終わります。
次に高いのが電話代。ソフトバンクに行って見直しを頼むと4年前の契約は古く、現在のオプションに買えて7月から少し安くなるはずです。今のiPhone4Sは、ジャイロが効かず、いきなり留守電に変わるので留守電を切って使っており、電話がかかると、画面に電話があったアイコンが表示され、要するに壊れているので、留守電もやめましたが、いずれiPhone6にすれば、お金は元の木阿弥になりそうです。
次にAdobeCreeativeCloudですが、PhotoshhopとIllustrratorだけあればいいやと、単体購入に変更する電話をかけたところ、Museもいるし、DreeamWeaverも一応使っているし、5000円の方が安いといわれ、あっけなく敗退。
そうこうするうちに7月2日、東電からエコ給湯の電話が入る。ガス代電気代込みで2万円使っていれば変更することで安くなるとのふれ込みで、説明が納得出来たので13日に説明に来てもらい、契約しました。80万円もする装置で、10年払いで、毎月8000円、電気ガス代節約が20000円とペイします。エコ給湯は断熱圧縮の熱でお湯を沸かしタンクに保管するというもので、今時ローテクだがハイテクで、安くなるのは夜間電力を使うからだが、それにしても今世紀になってからの発明にしてはすごいものである。
さてスタジオカン太223とスタジオカン太2でサーバーを二つ借りている。223のブログを2に移しますと言って出来ないでいるが、こうなったら、223を全て2に移してしまい、223は廃止しようと思い立ちました。1年くらいかかると思いますが、1620円の節約になります。
ところが7月14日にAppleから、iCloudの無料ストレージ5GBが満杯になると連絡が来ました。50GBにupgradeで月額130円なので、upgradeしました。メールをローカルに保存してストレージを開けるのがめんどくさいのです。そもそもiTunesMusicの無料お試しを1年くらい前にやりましたが、いろいろ言いたいこともあり、せめてniftyをやめてからiTunesMusicを買おうと思っていたので、そろそろ出費再開の時期が来たかなというところです。
2016. 7.19 中部山岳周回
2012年に帯状疱疹になって、涸沢に行くのが中止になって以来、毎年行くぞ行くぞと思いつつ、台風、靱帯損傷でいまだに実現していません。この間、西穂から奥穂経由で涸沢に入る計画に変更しましたが、実現していません。伊勢神宮には鶏がいるので、写真を撮りに行こう、伊勢のばっちゃんの顔も見ようと7月4日(月)の夜、車で出かけました。伊勢、新穂高ロープウェイ、西穂山荘へ登り、そこから少し奥穂の方に偵察しよう、日本海を走ったことがないので、その後富山経由で関越から帰って来る中部山岳周回計画です。
何せお金がピンチなので、車で寝りゃいいやと出発。新東名に三島から乗り、どんどん進む。夜の東名はトラックが95%で恐い。トンネルがやたらあり恐いが、みなLEDで明るい。走り始めてすぐ、静岡あたりできつねうどんを食べる。きつねうどんは30年ぶりくらいだが、大変おいしい。あとはひたすら伊勢湾岸目指して、間違えないように必死で進む。2003年くらいに鈴鹿から伊勢湾岸経由で帰ったことがあるが、あの時は岡崎が開通していなかった。いずれの分岐も真っ直ぐ行けばよく、無事伊勢湾岸に入る。名古屋港は巨大で、すごい景色だが、明るい時に見てみたい。どこかのサービスエリアでガソリンを入れ、飯も食おうと走るが、結局伊勢道の安濃SAまで来てしまい、既に夜中でガソリンもお店もやっていない。きつねうどんを食べておいて良かった。窓を開けて寝るが、蚊が入って来て眠れない。4時くらいにやっと眠れたが、6時にはもう出発してしまう。
7月5日(火)、伊勢道は馴染みの道路で、安心感がある。山の景色もおとなしくて優しい。小田原の山の方が険しい。伊勢西でおりて御木本道路へ左折、外宮の駐車場に入る。昔のままの洗面所で顔を洗って、外宮の中に入る。参拝は朝5時から可と大変早い。奥へ進むが、鶏は見当たらない。なんでそういうことをするのか? 他に鶏のいるところは心当たりがなく、動物園に行くしかないか? 多賀の宮という小山を登るお宮があり、こんなの知らないぞと登って見る。寝不足で暑く、元気はない。宮に着くと見張りの人がちゃんといる。巨大な人件費がかかるはずで、伊勢神宮というのは不思議な組織だ。車に戻って、伊勢のばっちゃんのうちを目指すのだが、伊勢市駅の踏切へは右折出来ないので、宮川のほうへ進む。昔なじんだ地名が次々現れてなつかしい。関連して、当時の会社の人の名前も次々によみがえる。こういう人いたなと笑みがこぼれる。国道の左側は電線が地中に入っておりきれい。度会橋を渡って少し行って、適当に左折を続けて国道に戻る。再び度会橋を渡ったあたりは電線がむき出しで、みすぼらしい。山田上口駅入り口に来たので、左折して入ってみる。ここは昔自転車で歩き回った伊勢の中でも、よく知らないところ。ロータリーを廻って小道を伊勢市方面に進み、大きな道を左折、昔のアパート方向に進み、23号線バイパスに出るが、なぜか宮川方面に進んでしまう。このあたりはわかりにくいところ。昔の土地勘で適当に進み、小俣町を通って再び度会橋に出る。今度はまっすぐ伊勢市踏切を左折、まっすぐ進むが、道の感じがまったく違う。全国一といってもいい居酒屋「向かい屋」が見当たらない。お寺が右角にある。これはじっちゃんの葬式をやったお寺だ。ばっちゃんのうちは右方向だが、真っ直ぐ進んで新しくなった伊勢を見に行く。昔の工場跡地の再開発地で、伊勢も人並みになった。朝早いので駐車場はがらがらで、もう梅雨明けの太陽がじりじりと照りつけ暑い。もう一度外宮を目指す。今度は8間道路へ出て右折、宇治山田駅方面を目指す。踏切に着いたが、ここは右折禁止だ。やむなく左折、観光文化会館を過ぎ、ロータリーを回って適当に外宮方面を目指す。昔のことばかり言うが、観光文化会館はN響が来て、ワルベルク指揮の悲愴を聴いたことがある。ラコツキー行進曲のアンコールがあり、ワルベルクが客席を向き指揮をする。聴衆は見事に指揮をされて手拍子をする。音楽禁断時代の、多分唯一の音楽体験。もうひとつ、あのころキャンディーズが来たことがあって、若い女の子がきゃーきゃー群れをなしていた。あの子達もみな、もう60だろう。
さて再び外宮。さっきより奥へ進んでしまったようで、洗面所までが遠い。小用をすませ再出発。こんどは駅に向かわず、裏道を進み、ここを行くと月夜見宮という道を右折、県道を右折、踏切を左折、「向かい屋」は今度も見当たらない。まっすぐ行ってお寺手前を右折、つぼが生まれた産婦人科がない。左に入って適当に進み、近くの公園に出、ばっちゃんちに着く。隣の駐車場に一旦停止、ピンポンを押す。ばっちゃんが出て来る。痩せたな!とひと言。ばっちゃんは向かいのうちに、車を駐めさせてもらう交渉をする。みやげ袋を玄関に入れ、車を移動、家に上がる。線香をあげて、ばっちゃんはコンビニのおにぎりを出す。3つ食べてペットボトルのお茶を飲み、今日はどうしようという話をする。もともと鵜方に顔を出して高山へ行くつもりだったが、鵜方は歓迎されないのと、高山で暗くなって寝場所を探すのがいやなので、エイコさんの妹婿の八百屋さんへ行き、じっちゃんの墓参りをして、昔いつも食べたそば屋へ行こうと計画を決める。庭を見、2階を見て出発。まずガソリンを入れて、ばっちゃんの案内で進むが右左を間違え、川崎の方へ進んでしまう。8間道路に出てコンビニで伊勢病院を聞くと、店の人はさすが地元、的確な説明で、フランスは大変だったと思い出す。23号線バイパスから来る道に上がり、伊勢病院を目指す。ここは昔とかわらずきれいな所だ。伊勢病院に着く。病院は年をとった。小田原の方が若い。お店は病院のすぐそばで、お〜ここかという感じ。妹婿が仕事をしている。駐車して店に入る。店は八百屋の卸という感じで、来客でにぎわっている。桃を物色すると、これはだめ、これがいいと大きな箱を選んでくれる。バナナも持ってけと大きな房をくれる。車に積んで早々に出発。ばっちゃんはどこを曲がるといろいろ言うが、勝手知ったる道、猿田彦を曲がればいいんだとどんどん進み、度会橋を渡って川沿いに左折、大野木を目指す。大野木交差点に着き、左折、坂を下りたところを右折だっけと確認し、右折、いつも駐めていた婿宅手前に駐める。婿宅は無人、お墓に向かう。道の記憶がまったくない。ゆっくりゆっくり歩いてお墓に着く。水を汲んで、今度はお墓がわからない。あそこだとばっちゃん。こんなに遠かったっけ。周辺にお墓が増えてない。水を掛けて手を合わせ、桶を戻し、再びゆっくり車に戻る。
今度はそば屋だ。ばっちゃんの案内で伊勢に向かう。工事中の交差点に着き、滝のある道があったはずと右折、進むがどうも違うので戻って工事場所を右折、進んだらあっさりそば屋が現れた。店に入り、座敷に上がるのも面倒でテーブルに腰掛ける。12時からだと15分待たされる。客が次々に入り、4席のテーブルは満席、座敷にも人が入り始める。テーブルのひとつは老夫婦だが、あとの二つは自分の会社を持っていそうな30~40の男二人づつで、夜飲み屋で仕事の話を一生懸命している雰囲気とそっくり。伊勢はまだ男社会が残っているのかなと思う。やっとざるそばが出て来て食べる。ばっちゃんもそれほど時間がかからずに食べて、おいしかった。値段は700円くらい。じゃあ帰りましょうと出発、また月夜見さんの道から踏切を渡って、ここが全然感じが違うといいながらゆっくり進むと、「向かい屋」があった。一瞬のすれ違いだが、立派な店構えになっていた。お寺を右折、つぼの病院は神田小児科と名前が変わったようだ。こんどは直ぐに左折、もうひとつある公園を通ってばっちゃんちに着く。手前の駐車場に車を寄せ、停車、おみやげのペットボトルの蓋が開けられないと困ると思い、家に入って開けて、とにかく転ばないことと告げて、ではまたと出発。
一旦中断中です。10/15/2016再開。
御木本道路に出て進むが、鳥羽方面の標識があるだけで、伊勢道の標識がない。日本の標識はだめ。ちゃんと伊勢道高架が現れ、右折、一路名古屋を目指すが、眠くて、最初のPA嬉野で昼寝。嬉しいとは女が喜ぶと嬉しいという字で、いい名前だなあと40年前に思っていた。どんどん名古屋に進む。近づくにつれて車が圧倒的に多くなる。四日市方面に入らないこと、一宮で左折して東海北陸道に入るのがポイント。四日市は無事クリア、一宮は一旦地上に下りたみたいになって、少し不安だったが、無事北陸道に入る。高山まで140kmとある。どんどん進んで、松の木峠という無人のPAで昼寝、もう6時だ。飛騨清見インターでおりて高山を目指す。あちこちで高速道の工事をしている。あとでわかったことだが、松本と飛騨を結ぶ道である。線路を越え、高山市内に入り、右折して市役所、高山駅に着く。もう7時である。駐車場に駐めて、駅前の案内所でホテルを探してもらう。バス停の位置もわかり、ホテルも2軒目で決まり、目の前のホテルにチェックイン、駐車場に戻って車を出し、ホテルの駐車場にいれようとするが、操作員付きエレベータ式なのでやめて、一つ先を左折したところの屋外駐車場に駐める。少し町を歩いてお店を物色。ホテルに戻って荷物を整理し、風呂に入ってから食べに出かける。最初に目をつけたピザ屋に入るが、カウンターなので、テーブルというと、一人用のテーブルを指す。二人用に座りたいと言うとだめだと言う。じゃあやめだ、この店には永久に来ない。イタ飯屋は本場で修行してきた人が多く、半分は天狗だ。もう少し奥に進んだ飛騨牛の店に入る。お一人様でもどうぞと張り紙がしてある。高いので一番安い肉を頼み、ビールはモルツが出て来た。店の応対もよく、ビールは3杯。あとで記録を見ると4500円。また来ますよ。10時就寝。11時に電話で起こされる。
7月6日(水)余りよく眠れないが、8時半起床、朝飯を食べて11時前に出発。ガソリンを入れて158号を新穂高ロープウェイを目指す。道は簡単、義務がない時間でゆったりとした気分。ロープウェイに着き、車を駐車場に駐めて、山靴を持ってきているのだが、時間的に山登りにはならないので、去年大山で滑って靱帯を切った靴のまま、12時半ロープウェイ出発。上に上がるとガスっていて湿度100%。景色は全く見えない。登山道の標識があるので行ってみる。どんどん進む。2kmくらいだから1時間弱だろう、2時になったら引き返そうと歩くと、西穂山荘が現れた。いつか泊まることもあるだろうと、小屋を偵察、上高地にも下りる道があることを確認して、引き返す。2時46分ロープウェイ着。下のロープウェイを一台乗り遅れ、終わってしまった店でソフトクリームを食べ、新穂高ロープウェイ出発点に着き、高山に帰る。
晩飯は立派な店構えの店でカツ丼を食べたいと入ったが、客がひとりもいない。いやな予感がしたがしかたがない、ビールを飲んで、かつ丼を食べる。店の主人は、NHKBS1でニュースが気になると、振り向いてテレビを見る。客商売失格だ。口直しをしたいが、高山は店じまいが早く、ホテルそばの店でラーメンを食べる。客は全員チャイニーズ。さっさと風呂に入って寝る。
7月7日(木)
起きてチェックアウトして、自転車を借りて高山散歩。きれいな町、東山に行って、ママチャリなので登れず、下の道を進んで城山公園を目指す。城下町なので、城山はどこにもある。着いて自転車を置いて本丸に登り、下りて茶屋があったので寄って、自転車に戻って、車に乗って、富山を目指す。富山まで150km、トンネルが多く、やっと平野になって、北陸道に右折、右手に飛行場があり、飛行機に見とれないように、「飛行機注意」の標識がある。高速を下りて富山駅に向かい、駐車場に駐めて、鉄火丼を食べたいので探す。富山は路面電車が走っている。駅には猪谷とか、欅平行きの電車がありなつかしい。駅前に寿司屋があったので鉄火丼を注文するが、ちょっと違うものが出てくる。ビールも飲めないし仕方がない。駐車場に戻り、高速に向かう。乗って新潟方面に入ったはずだが、飛行機注意の看板が出て来る。おかしいなあ、ふたつあるのかと思うが、夕焼けに向かって走っている。間違えた。富山西でおりて、下でUターン、また飛行機注意の看板を見て新潟方面を目指す。日本海は全然見えない。親不知に来ると、道路が海の上を走っている。山が海に迫っていること、小学校の教科書そのものだ。途中昼寝して9時15分発、越後川口というSAでガソリンを入れ、またきつねうどんを食べて11時過ぎ出発、すぐ直江津に着き、関越へ右折、谷川岳で寝る。
7月8日(金)
谷川岳6時半発、山を下りて、広い関東平野に出る。SAの位置関係が頭に入っていないが、高坂SAで昼寝、エイコさんに電話、チョコレートパフェを開店を待って食べ、10時過ぎ出発、直ぐ圏央道分岐となり、どんどん進み、東名、松田で下りて12時半家に着。1200kmの行程であった。
今年は6月下旬に九州で大雨が続き、梅雨末期だから梅雨明けは早いと人にも予言し、暑い7月始めに、もう梅雨明けだと出発したが、北アルプスはガス、富山も曇り、北陸自動車道は雨で、結局、7月末まで梅雨は明けなかった。その後も関東は台風にいじめられ、蒸し蒸しした日が続き、今日(10/15)やっと北の空気に包まれた快晴となった。天気が悪いと、元気がなくなります。
2016. 8.14 大河ドラマ2
大河ドラマは8月7日放送で秀吉が死にましたが、信長の死が早かったのに続き、これまでにない早さです。戦国時代はいくらでも拡大してドラマに出来る題材に富み、今年の真田幸村については、名前は子どもの時から知っていますが、何をしたのかは全く知らず、大阪夏の陣と冬の陣のどっちが先かもしらず、これから始めて知るドラマが4ヶ月も続くので、楽しみにしています。三谷幸喜は小田原の滅亡を丁寧に引き延ばして書いてくれましたが、最後の結論を皆知っているので、真田幸村が小田原城に説得に行っても、負けたことがわかっているスポーツのビデオを見るようなむなしさがあって、引き延ばしようがないと思います。同様に秀吉の死も長く書きましたが、おもしろくはありません。
かつて直江兼続を主人公にしたドラマがありましたが、今回はいやみな秀才としての出演で、書き方一つでこんなに違うのかと、テレビを見ていても批評家的に見ざるを得ません。石田三成は出て来る度に、この野郎という風に、いやみな秀才として描かれていますが、放送終了後のふるさと紹介みたいな映像では、領民に慕われた三成とか、善政を敷いた三成とかいつも紹介されていて、いつか名誉回復大河ドラマがあってもいいと思います。小田原と同じで、結論が負けなので、おもしろいドラマにするのはむずかしいと思いますが。
三谷幸喜のセリフのおもしろさは相変わらずですが、話が間延びするとセリフの凝集度も落ち、大河ドラマというのは長すぎるのだと言えます。ワーグナーの指輪でさえ、全4部作16時間ですから、45分*50回=37.5時間を面白くてしょうがないとつなぐのは至難の業と思います。新撰組をやっていたときのNHKのスタジオパークだったと思いますが、セリフだけで話をつないで行くのだという三谷幸喜へのインタビューがありました。「あれから3年」とかいうのはないのですねとアナウンサーが言っていましたが、今回はさすがに無理なようで、「・・・ことになるが、それはまだ先のこと」というテロップが何度も流れます。それでも、三谷幸喜は外交をやりたいと言っていたことがありますが、オバマの広島演説の直前で、「世の中の仕組みが変わったのです」と幸村に言わせ、その後もしばしば「これが新しい戦です」と言わせていて、オバマの「我々は戦争そのものへの考え方を変えなければならない。外交の力で紛争を防ぎ、紛争が起きたら終わらせようと努力をすべきだ。」を先取りしていて、見事です。徳川家康と真田一家は敵なのか味方なのかわからないように今の所書かれていますが、敵は味方、味方は敵みたいなところが世の本質だということを彼は書いているのではないか? いつも評判の悪い明智光秀や石田三成もそんなことはないんだよと書くことは出来る。大河ドラマは忠臣蔵に代表される弱い方を応援するドラマがメインで作られて来ましたが、そろそろ単細胞ドラマから抜け出すべきです。
それから極めつけは、小早川秀秋を2年前の官兵衛の時と同じ俳優を起用していて、三谷幸喜の面目躍如です。また、なぜかいつもあまりよく描かれない茶々を竹内結子が演じていて、淀君になってからは大根気味ですが、最後は一緒に死ぬ伏線が張ってあって、最後まで見届けましょう。
話がそれますが今、沈まぬ太陽という山崎豊子原作の、日航ジャンボ機墜落を描いた社会派ドラマがwowowで放映されています。20話にもわたる長いドラマで、出来が大変悪く、ビデオを占領していて困るのですが、脚本が前川洋一で、2年前の面白かった官兵衛を書いた同一人とは思えません。その原因が原作が悪いせいか、脚本が悪いせいかわからないのですが、ことほど左様に脚本は重要で、真田幸村の最後の3分の一がどう描かれるか、注目していきます。
2016..9.14追記
真田丸でいいのは、長沢まさみ演じる「きり」で、三谷幸喜の役者発掘眼の面目躍如です。美人の長沢まさみに3枚目の役を与え、長沢まさみは一生懸命演じています。6月頃の写真誌(グラビア誌?)に長沢まさみが出ていて、「三谷さんの台本を読んだので、今、本をよく読んでいる」という記事が載っていましたが、長沢まさみが、只の美人女優でない、大女優になる最初の役を三谷幸喜が作ったということです。かわいそうな結末にしないで欲しいと、切に希望します。
2016. 8.30 小保方さん2
今年始めに出た小保方さんの手記(あの日)をやっと読みました。買ってすぐ、拙い前書きだけ読んで置いておいたのですが、文芸春秋2014.9月号に「聡明な人」と出ている記事では、その証拠(例)が出ていなかったのが、本文が始まり研究の記述になって、「聡明な人」であることがわかりました。よくこんなに覚えているものだと普通の人は思うでしょうが、頭が整理されているから覚えていられるので、不思議なことではありません。前半の、理研にキメラマウス作成を頼みに行く所までの記述はすばらしい。「ピザに集客力があり」などとウィットに富んだ表現があちこちにある。
再現実験をすればいいんだと元気を出すところは、ドンカルロ、エボリ公女の「むごい運命よ」に、私はなぜこんな目に遭わねばならないのだというところは、トスカの「歌に生き、恋に生き」そのもので、有名なオペラアリア2曲も一年のうちに体現する人生はすばらしい。
理研に行ってからの、嵐に翻弄される小舟そのものの内容はかわいそうのひと言に尽きます。内容は暴露本の様相を呈していて、あせっている人が何人もいるでしょうが、騒ぎになっている様子がないのは不思議です。
覚えていないところは覚えていないと記述してあり、推論のところは第3者がそうだなと思える説得力があり、裁判をすれば、この本は証拠採用されることは確実ですが、どちらの学説が正しいかを裁判することは出来ないので、やるとすれば名誉毀損の民事裁判ですが、そんなことをするのも汚らわしい。
主宰が2014.11.20と2015.1.4に書いたことは間違っていませんでしたが、アメリカにでも行けばいいと書いたのは、バカンティさんが失職しているでしょうから駄目で、研究職に就くにしても博士号がないと、就職はできないでしょう。こうなった以上、天職を奪われたのはかわいそうですが、「人間は(天職を持つことは)禁じられているはずである(吉本隆明)」と考えて、別のことをすればいいのです。何をしても応援します。
2016. 9.5 USオープン
喧噪のオリンピックが終わり、USオープンが29日から始まって、ほっとしていました。オリンピックがつまらないのはNHKの責任が大きく、総花的な種目のオンパレードを断片的に、それも日本人ばかり映すから、熱狂しているようで、何も見ていないのと同じです。
スポーツはいい種目とつまらない種目があり、オリンピックはその全部をやろうとするから、つまらない種目が大変多い。今は、ほとんどの種目でワールドカップがあるので、お祭りのオリンピックの内容は低い。
リオ五輪は、かんばしくないうわさと、運営はヨーロッパ系の業者に丸投げであろうスタイルで、今更ありがたくもなく、唯一の成果は、サッカーでブラジルが優勝して前回のうっぷんを晴らしたことだけです。放映は最初の日本戦とあとは決勝だけで、何を放送しているんだと言いたくなります。テニスも参加人数の少ないトーナメントで、ナダルがダブルスで優勝し、デルポトロが決勝で負け、ナダルは3位決定戦で錦織君に負けましたが、どれも見ていません。
USオープンが始まって、錦織君の試合で、「錦織をよく知っている観客は、勝敗だけでなく、彼がどのように進化しているか、そのテニスを見に来ているのだ」とアナウンスがありましたが、NHKに聞かせたい言葉です。
ナダルは左手首のひびでウィンブルドンも欠場でしたが、そのウィンブルドンでデルポトロが復活しました。バブリンカといい試合で復活、ずっと見ないなと思っていたところ、やはり体の問題で、引退しようかとまで追い詰められていたのだそうです。彼はぬーっとした大男で、それが愛嬌があり、かつてナダルを破ったこともありますが、好きな選手です。オリンピックでも引き続き活躍。本日ベスト8入りの試合があります。
さて5日の朝、ナダルがやっている。相手はプイユという22歳のフランスの選手で、1-6、6-2、4-6で負けている試合の第4セット。ファーストウィークの3試合は黒っぽいウェアでUSオープンスタイルなのかなと思っていたが、今日はライトブルーのウェア。3試合は皆3-0のストレート勝ちで、これからだというところで、苦戦している。
以前と異なり、卵形のボールが少なく、放送もさかんに言っているのだが、ネットに出る回数が多い。プイユはラテンの、楽天的な選手で、去年負けたフォニーニタイプだが、よりヒッピータイプで、ナダルの負けパターンである高い打点から打たれると、手も足も出ないという感じ。最初の3セットは見ていないのだが、ゲームカウントが拮抗していないので、翻弄されたのだろう。第4セットは6-3で取り、ファイナルセットは第1ゲームをブレーク、このまま相手が崩れてくれるかと思ったが、全然へこたれず、ブレークバックされて結局タイブレーク。ここもリードされて3回もマッチポイントを握られたが、最後にイーブンに戻す。試合時間は4時間になる。しかし結局、最後に2本続けて負け。テレビは「復活の途中」などと慰めてくれるが、普通の選手相手には相変わらず強いので、高い打点の選手に対しては、ファーストを入れることと、深い位置に打ち込むこと、これに尽きる。そうするにはどうするか? 誰も教えてくれません。とにかく、今年は終わりました。
2016. 9.11 大相撲名古屋場所
大相撲秋場所が始まってしまいました。あわてて7月、名古屋場所のまとめを書きます。
名古屋場所も稀勢の里を優勝させたくて、やかましい中、常に白鵬が優勝を続けるのは大変で、だから日馬富士か鶴龍が代わりに優勝すればいいんだと思っていたところ、白鵬は10日目くらいに右親指を土俵に折り曲げてしまい、以後不調に終わりました。代わりに日馬富士が優勝。よかったねというところです。日馬富士は運動神経という点ではピカいちで、昔の栃ノ海、最近の千代の富士に匹敵します。日馬富士は小兵なので、少し調子が悪いと落ち込みますが、それはしかたがない。
場所後、千代の富士が亡くなりました。最後の仕事が、朝青龍に引導を渡す使いの役で、彼の子供が亡くなった後の場所で優勝し、インタビューで「いい供養になりました」とエイコさんに「パパ、こんなこと言える?」と言われたくらい、きちっとした受け答えが出来る力士で、いつか理事長になって欲しいと思っていたので、残念です。思い出はもうひとつあり、昨年秋場所13日目、照ノ富士が膝を怪我し、14日目、15日目と出場を強行したとき、先があるのだから、ちゃんと休場しなければだめだとテレビで苦言を呈していました。その後の照ノ富士を見るにつけ、年寄りの言うことは聞くものだと思います。
その照ノ富士は出だしは勝ちが続きましたが、その後ぼろぼろに負け、テレビは足の怪我一点張りの解説を続ける。とにかく脇が甘く、昨年の千代の富士の言うとおり、休場して脇の甘さを直す稽古をすべきところ、ずるずると来てしまったなという感じ。それでも白鵬には左前褌を取って一気に寄り切る相撲をとる。最終的に勝ち越しましたが、モンゴル連合の一角を占めてもらわねばならないのです。
さて遠藤ですが、十両に落ちた2場所前は、ちゃんと勝ち越して幕内復帰、先場所は3賞もとるかという復帰ぶりだったのが、今場所は3場所前の「相撲のとれる状態でない(北の富士)」が全く再現。テレビは足が悪いの一点張りだが、では前の2場所をどう説明するのだ。北の富士さんにも「休むのも勇気だと思うがね」などと言われる始末。
逸ノ城は快調に勝ちましたが、後半は伸び悩み。相手が誰だったか覚えてないのですが、上手投げで転がされ、舞の海さんに「左が使えてない」、北の富士さんには「逸ノ城が弱いね」と言われる始末。
お三方! 今場所も応援するので、もう復活してください。
2016.9.14追記
名古屋場所は、テレビで映る電光掲示板が横綱までしか映っておらず、普通はその左側に休場力士の名があるので、今場所は休場力士はいないんだ、ということは5月場所でアキレス腱を切った安美錦は引退してしまったのではないかと、心配になりました。しばらくして、やはり左側には安美錦の名前があり安堵しましたが、弟弟子の宝富士が殊勲者インタビューで、言っていいですかと断ったあとで、安美錦のギブスが外れたことを報告し、2〜3日後のインタビューでは、プールで歩いていますと報告していました。兄弟子思いの宝富士で、相撲だけでなく、いい力士だなあとまた思ったことでした。
2016. 10.15 大相撲名古屋場所2
名古屋場所はのっけから、白鵬が休場、逸ノ城が腰痛で休場と出鼻をくじかれました。白鵬は5月場所の全勝優勝が最後の花だったという気がしています。逸ノ城は若いのに腰痛とは、体重が重くて大変だと思います。
日本人横綱候補は振り出しに戻り、代わりに3人目の大関が、大関昇進場所の勢いで快進撃、腰がよく割れていて、水平線より下にお尻が下がる。千秋楽は日馬富士に危うかったが、悪い癖の首投げが最後に出て全勝優勝。14日目まで悪い癖が出なかったごほうびという感じでした。来場所はホームタウンディシション場所の九州場所ですから、またモンゴル対決になるでしょうが、強けりゃ文句は言わないのです。
十両陥落した安美錦は大変でしたが、千秋楽に勝ち越し。同じ十両の豊ノ島は休場。もう厳しいなと思います。
照ノ富士は出だしは良さそうでしたが、5日目くらいから負けだし、4勝11敗で終わる。テレビは膝のせいにしているが、納得出来ません。
遠藤は初日に負けましたが、その後快調で、前場所の不振はどこへやら、13勝2敗で技能賞。テレビは膝が良くなったの一点張り。しかし四つ相撲の技能賞というのは大変めずらしい。
アスリートというのは、飛び抜けた才能の集まりですから、勝ったり負けたりするのは当然で、8勝7敗と7勝8敗を続けて、幕内上位〜関脇を行ったり来たりすれば立派な力士です。怪我をしたり、直ったりして番付の上下が加速し、もうひとつ精神の充実が好結果をもたらします。日本人ダメ大関3人も順番に同僚の活躍に奮起し、今回は3人目が躍り出たということです。
いずれにしても照ノ富士と逸ノ城が復活してくれないと困ります。
2016. 10.15 好きな曲ベスト10
好きな曲はなんだろうと考えて、まずミカエラの1幕のアリア、それからメリーウィドウワルツ。前者は2014.6.21茅ヶ崎でマリボール歌劇場の公演を聴いて、後者は2014.1.9茅ヶ崎でウィーンフォルクスOperのガラコンサートを聴いて、共にいい曲だなあと涙が出て来た。
オペラはもちろん入るが、ひとつの曲に何曲もあって、全部数えるわけにいかないから、ボエーム、椿姫、ワルキューレを3つと数える。
他になんだろうと考えると、もちろんドボルザークのチェロコンチェルトとチャイコフスキーの悲愴だが、好きな曲はなんだろうと考えるときの好きな曲とは、どうやら管弦楽でなく、歌のようだ。
そしてベスト10を選ぶなどというのはどうでもいいことで、好きな曲はなんだろうと考えることが楽しいのだということに気付く。
ここまで考えて、もうひとつ、日本の童謡「七つの子」。山本直純追悼のFMで、「七つの子」のオーケストラ演奏が流れた。弦楽器がおおらかになだらかな旋律を奏でる。曲というのは音の高低があるのだが、高揚した時は音が高くなるのが普通で、かつAA’BA''程度ではもの足りなく、AもBもCもあってほしいのだが、「七つの子」は日本の曲のベストと言っていい。
もうひとつ、「仰げば尊し」。この曲はアンダンテカンタービレで、歌詞がよい。古文調で格調が高く、「身を立て名を挙げ、やよ励めよ」は立身出世を目指す戦前の価値観だが、それを望む親の気持ちは今でも価値があり、好きな曲にあげます。
最近これだと増えたのが、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」。歌詞を見ながら聴くと、他人への愛情というのはこういうものだと歌っていることがわかる。
最後に3つも日本及びpopsが出てきたのは意外でしたが、どれもいい歌の条件を満たしていると思います。理由を書くのはやぼで、誰かと、「この曲が好きだ、なぜなら」と話をすることが出来たら幸せと思います。
2016. 10.15 ベームの額
10月13日(木)の丑三つ時、がたんと大きな音がした。何も落ちるものはないはずだがと頭をもたげて見回すが、何もみつからない。昼になってベームの額が本棚に立て掛けてあった(写真)。エイコさんが捨てていいのと言う。だめと返事。
1973年4月、池袋のヤマハで買った、ベームの指輪16枚組のおまけだった写真である。レコードは1967年、バイロイト音楽祭のもの。全部聴いたのは1985年くらいになってからで、一部カセットに録音したが、今はカセットもレコードも再生出来ない。1966年のバイロイト音楽祭のFM放送がオペラ開眼を決定づけたイベントなので、この写真は大事なのです。
今のうちに来てここ(写真)にぶら下げて27年、3角のつり下げ金具に丸まって付いていた紐が切れた(写真)のです。
2016. 11.26 大相撲九州場所
九州場所は気がついたら始まっていて、録画を始めたのは5日目くらいになってからでした。遠藤が幕内筆頭で、横綱大関をどんどん破っている。14日目でまだ7勝ですが、負ける相撲も勉強という感じ。解説は上手の使い方がうまいなどと言っているが、やっとうまくなったのだ。もともと理想的な四つ相撲のタイプでようやく開眼。今日は見事な上手出し投げ。相撲の決まり手の王道は寄り切り、次に上手投げ、次に上手出し投げで、はたき込み、小手投げ、下手投げ等々は邪道。決まり手で一番多いのが突き落としで、サッカーのコーナーキックからのヘディングみたいに、予測出来ないから決まるのだが、邪道中の邪道手。
照ノ富士も今日でまだ8勝ですが、左上手を取る相撲が増えて来て、白鵬にも相変わらず強く、来場所期待。逸ノ城は幕じりなので勝ってますが、復活を期待。
横綱取りの大関は結局、今日で4敗。先場所振り出しに戻った大関は、また3横綱に勝ち。もう一人は負け越し。大相撲どん底時代に昇進した大関は、もういなくていいのです。
新入幕の石浦は子兵の筋肉質で、上半身はボクサーの様。足は短いが運動神経抜群で、苦み走ったフェイスもかっこいいそのもの。相手を寄り倒して足が正座をする形で土俵にしゃがみこんだが、その姿勢からぴょんと立ち上がったのには目を見張った。きのうは勢に大きな相撲で敗れ、今日も負けたが、例のない力士で楽しみです。
さて、順番にモンゴル勢が優勝してくれればいいやと思っていたとおり、今場所は鶴龍が快調。今日1差の日馬富士を白鵬が破って1年ぶりの優勝が決まってしまった。エイコさんは大喜び。鶴龍の相撲は井筒部屋の伝統そのもので、まわしを取る早さ、引きつけ、巻き替え、ひたひたと寄る寄り切り、だめな場合の出し投げとお手本です。まだ明日一日ありますが、もう書いちゃおうと書きました。
2017.1.5 追記
結局、千秋楽を終わって、照ノ富士は8勝7敗、遠藤は7勝8敗と負け越し、逸ノ城も7勝8敗の負け越し。3羽ガラス合わせて22勝23敗と散々の成績でした。初場所は心機一転、もうぐずぐずするのはやめにして欲しい。
遠藤が千秋楽に負けた玉鷲は秋場所でも遠藤を圧倒して今場所開眼という感じでした。体は遠藤より大きく、元玉乃島より二回り以上大きく、強くなりそうです。遠藤が玉鷲に勝てれば本物というバロメータになりそうです。
もう一人、1年くらい前に入幕して、いい力士だなとみていたのが正代です。誰かに似ていると思いつつ、わからなかったので書きませんでしたが、テレビで「岡山県」という放送が流れ(彼が岡山出身というわけではありません)、「桃太郎」だとわかりました。
2017. 1.3 Macとワイン
Macは和室に合う
雑煮はワインに合う
2017. 1.6 大河ドラマ3
大河ドラマ「真田丸」は終わりましたが、最後の感想を書きます。
真田幸村のことを知らなかったのを知ることができたのは良いのですが、細かいエピソードの連続で、いかんせん盛り上がりに欠け、面白くありませんでした。負け戦をどう書いてもおもしろくは書けないのですが、同じ負け戦の新撰組が面白かったのに対して何が違うのか?
「真田丸」の主題は、敵味方は常に入れ替わるし、どっちかが圧倒的な勝利を収めることなどないという現実の世界(主に政治)を書いたもので、それはドラマとしては画期的なのですが、サッカーの応援を見るまでも無く、人は勝ち負けが好きなので、高級すぎて大衆受けしないということがひとつ。新撰組は負けがわかっている集団に対するかわいそうという同情(判官贔屓)で良かったのですが、「義を大切にした真田幸村」というもうひとつの主題がとってつけたように挿入されるだけで、これが成り立つためには、相手の徳川家康がワルでないとだめなのですが、前述のごとく、悪くは描かれていないので、「義」の依って立つところがないということです。現代は月光仮面みたいな正義が勝つドラマは無くなってしまったのです。
糸井重里が1年くらい前に書いていましたが、昭和30年代前半は徳川家康はタヌキ親父のワルで、それに滅ぼされる豊臣はかわいそうを通り越して残念という空気が世の中にありました。その豊臣方の助っ人として真田幸村や猿飛佐助がいたのです。(佐助というのは猿飛佐助のことかとずっと見ていましたが、説明はありませんでした。調べるのを我慢していたのですが、終わったので調べてみます。2年前の官兵衛も、最後がどうなるのかを知らなかったので面白く、良かったのですが、こういうのは大河ドラマの最小の効用です。)
昭和38年に大河ドラマが始まって、秀吉のドラマを経て家康のドラマも出始め、今の東京の基礎を作った男という描き方が優勢になり、定着しています。しかし、もしかして、天皇を利用して家康に復習したのが長州毛利で、江戸は長州(豊臣)に150年も占領され続けているということなのか?
大河ドラマ2で「忠臣蔵に代表される弱い方を応援する単細胞ドラマ」と書きましたが、これは撤回しないといけません。NHKのドラマは、人が死ねば見ている人はかわいそうと思って見てくれるだろうと、短調の旋律をバックに作られていますが、人が死ねば悲劇になるなどと思ったら考えが甘い。悲劇というのは 主人公が、対立するものや人との緊張の果てに悲劇に至らねば悲劇ではない。日本人は、三谷幸喜は、悲劇は書けないのです。唯一「主人公に対する同情」が日本のドラマの基本であり、忠臣蔵や九郎判官義経がいつまでも人気がある理由です。
最期に付け足しですが、竹内結子に期待していた淀君はおもしろくありませんでした。書きようがないのだと思います。
もうひとつ、長沢まさみの「きり」はどの場面も面白かったのですが、大河ドラマとしてではなく、トレンディドラマとして面白かったということです。
2017. 1.27 大相撲初場所と全豪オープン
大相撲初場所はホームタウンディシションで日本人横綱を誕生させてしまいました。「二場所連続優勝またはそれに準じる成績」の準じるというのは、千秋楽決戦または優勝決定戦で負けた場合のことですが、これまでの13勝を続けて来た成績を勘案して拡大解釈して、どうしても横綱にしたかったのです。みんながそれを望んでいるのは確かだが、みんなで渉ればこわくないのではなく、みんなに迎合すればわが身は安泰というのは、日本のどの組織にも共通するだらしなさです。
モンゴル軍団は、二人が休場してしまっては、また白鵬一人で支えるのはもう無理だったということです。「初優勝で横綱」というのは初めてだと思いますが、他の二人がいずれも優勝して発憤し、先場所から期するところがあっての初優勝だと思いますが、願わくば、これまでずっと続けて来た気の小ささをみじんも見せることなく、引退まで勤めて初めて、これまで書いて来た悪口を撤回してもよい。
今場所の3羽ガラスは、逸ノ城は下位なので11勝、少しずつどんどん前に出るようになっている。遠藤はまた千秋楽に負け越し。照ノ富士はたったの4勝。二人とも膝のせいにされてるが、やっぱり休場をちゃんとしなかったのがたたっているのか? 今場所は北の富士さんが体調不良で休場で、言うことはめちゃくちゃだが悪気は無く、寂しいものです。
他に活躍した力士は荒鷲。大勝ちすること無く少しづつ番付を上げ、白鵬にいきなり勝ちました。負け越しでしたが、これからの力士です。玉鷲も順調に勝ち越し。もっとも御嶽海に負けたのはいただけない。御嶽海は心が顔に出ている力士で、ほかにも何人かいる、ガキ大将みたいな心の持ち主で、古くて好きになれない力士が絶えることはないだろうなあ。
幕内に復帰した大砂嵐は大負け越し。膝が悪く、痩せていて、四つに組んでも勝てない。心配です。
十両の安美錦は先場所まで勝ち越していましたが、今場所は負けが込み、千秋楽に勝って5勝。転落することはないだろうが、来場所はテレビで見ておこうと思います。同時に休場した豊ノ島は名前をみることもなく、引退してしまったのかと心配です。
さて全豪オープンが始まってきのうきょうと準決勝です。
WOWOWがNHKの隙を縫って、前哨戦のブリスベーンともう一つを放送していました。久しぶりに見るナダルはラオニッチとの試合で、昔の卵形ボールが復活し、ボールもコート深くに入っている。一球一球が見応えがあって、ワルキューレを聴く観るように集中して見つめる。2セット半ばまでは優勢。勝つなとこたつに入って音楽フェスティバルの仕事。ながいことやってるなと思ったら「逆転」のアナウンスが聞こえた。負けてしまったが、メルボルンがあるからいいやというところ。
メルボルンが始まり、昨年の左手首の骨折が治り、楽しみと、本人もテレビも言っている。少しづつだけ、テレビを見る。第3戦はズベレフというドイツの若手で第1セットを取られたが、第2セットは優勢勝ち。第3セットはズベレフが高い打点で打ち始め、やばい。またこたつに入ってテレビの音と、エイコさんとつぼの歓声実況を聞いていたが、フルセットの体力勝ち。第4戦モンフィスは3-1。終わって「ナダル復活、3年ぶりベスト8へ」のテロップが出た。相撲の贔屓の引き倒しでない、本物の興行だ。第5戦ラオニッチは3-0、今日は準決勝でディミトロフとの試合がもう始まってしまった。(5時40分頃)
錦織君はフェデラーに第4戦でフルセット負け。最後は顔が赤くなっていて、やっぱり体力がない。フェデラーは昨年膝を骨折したそうで、ランキング17位からの復活戦。結局準決勝もバブリンカにフルセット勝ち。フェデラーは見ていて気持ちよいテニスで、ナダルの次に応援する。この大会は日本の大関みたいなマレーとジョコビッチが負けて、ナダルが勝てば、フェデラーとの何年ぶりの決勝だ。フェデラーは2012年ウィンブルドンを最後に優勝がないが、それとともにナダルとの試合がなくなり、本当に久しぶり。2008年ウィンブルドン世紀の一戦以来記録している表に、優勝ナダル、準優勝フェデラーと記入しました。
ビデオの書き出しが終わったので、これからナダルを見ます。エイコさんの悲鳴が聞こえてこないので、勝ってると思いますが、これからYouTubeにビデオを upしながらの観戦です。 6.57p.m.
2017. 2.12 全豪オープン2
ナダルを見始めると、もう第2セット半ば。第1セットは勝っていたが、第2セットは最後まで行方がわからず、ディミトロフの7−5の勝ち。第3、第4セットと互角の試合で、いずれもタイブレーク。第4セットでは高い打点からディミトロフが打ち始め、これをやられるとやばいと、はらはらしながら見る。第5セットも互角で、第9ゲーム、ナダルがブレークし、6−4で勝ったが、勝つべくして勝ったとは言えない。ディミトロフは普通に強い強打の選手という感じだったが、ブリスベーンで優勝し、強くなったのだろう。ナダルは奥深く届くストロークが随分と復活している感じ。だから全くの互角で、試合時間は4時間56分と、5セットマッチの醍醐味を見せてくれた。
さて一日おいてフェデラーとの決勝。新宿で飲んで帰ったらフェデラーが勝ったところ。いい試合だったとエイコさん。ビデオを撮っておいたので、その後、準決勝共々1日1セットという感じで見て、きのうやっと全部見終わりました。
準決勝は、ナダルがディミトロフのバックを執拗に攻めてフォアの逆クロスにつなげるという展開で勝ったと言えます。
ディミトロフはプレースタイルがフェデラーの2代目と言われていますが、決勝は同じような試合にはならない。フェデラーはバックのクロススピードが誰よりも速く、ジョコビッチとも錦織君とも違う。それと決め時で決まるサービスエースで王者であったわけだが、復活したナダルと互角の試合。ただセット毎に一方的な試合が交互に続き、第5セットだけが、最初ナダルのブレークで始まったが、第6ゲームでブレークされて追いつかれ、第7、第8ゲームと連取され、第9ゲームは最後両者チャレンジの連続だったが、最後の最後、ナダルのチャレンジが失敗してフェデラーの何年ぶりかのグランドスラム優勝が決まった。試合はディミトロフ戦とは異なり、ナダルはフェデラーのバックを攻め(られ)ず、試合時間は3時間半程度で、2008年の世紀の一戦とは違う。
終了後フェデラーがWOWOWのスタジオに来て話していたが、錦織くんのことを聞かれて、次のように話した。「2週間を戦えるフィジカルと、勝つというメンタルを持つこと。」後者は帝王学といったものだが、お世辞は言わない。図星だ。錦織君はまだ子供なのだ。君付けで呼んでいることがその証拠だ。
今年1年、楽しみが続きます。
2017. 4.8 大相撲春場所
テニスと相撲しか書くことがなくて、大相撲春場所が始まってもぐずぐずしていました。白鵬が5日目から怪我で休場してしまい、日馬富士、鶴龍も土を付けていて、これではモンゴル軍団も日本人に負けてしまうよと思っていた矢先、照ノ富士が先場所と打って変わって好調、こんなに簡単に膝の具合がよくなるものかとは思いましたが、今場所は照ノ富士優勝だと思いました。これを予言したかったのですが、又ぐずぐずと書けず、結局春場所が終わってしまいました。日本人が優勝して、予言は最終的に外れ、でも書かなくて良かったとは全く思っていません。最終的に照ノ富士の相撲っぷりは書くに値するものだったからです。6日目に高安に敗れ1敗したのですが、最後に追いつくさと高をくくっていました。
13日目、日馬富士が日本人を破り援護射撃。2年前の優勝のときもそうだった。日馬富士や鶴龍は、相撲は見事なものですが、王者の風格はやはりなくて脇役です。それに引き替え、照ノ富士は王者の風格がある。相撲が粗いのは稽古するしかないのですが、12日目、もろ差しになられた遠藤を浴びせ倒すなど、圧倒的な力です。日本人は肩を痛めて14日目も負け、リードしたので照ノ富士の楽勝と誰もが思ったのですが、千秋楽、決定戦に持ち込まれ、優勝を逃しました。日本中が大喜びしたのですが、最後の二日間には伏線がある。14日目、もと大関が立ち会いを渋り、仕切り直し。照ノ富士は検査役にすみませんと謝っていました。これが影響して、立ち会いに変化しはたき込みの勝ち。会場はブーイングですが、始めに合わせない元大関が悪い。
千秋楽、日本人横綱はしばらくなりを潜めていた立ち会いの往生際の悪さが出て行事待った、やり直しでは反対側に変化し、照ノ富士有利だったが、慌てて出て、土俵際逆転負け。決定戦も似たようなもので、もろ差しになりながら、また土俵際で逆転されてしまった。土俵に座り込んで呆然とする照ノ富士の表情は、無表情な日本人横綱と違い、正直でよい。
照ノ富士は白鵬をがっぷり四つで寄り切る力があるのだから、慌てて相撲を取らなくていいのです。右でも左でも差して、まわしをつかんで寄り切る、王道の相撲をとればいいのです。今回は優勝を逃して悔しかろうが、大いに反省して、相撲の技術を身に付けて、それから、視線がずれてしまうので、立ち会い直前に首をごりごりと回すのはやめて、堂々たる横綱になって欲しい。遠藤を浴びせ倒した相撲と、千秋楽のビデオは取っておきます。
遠藤はまた千秋楽に勝ち越しを賭け、3場所ぶりの勝ち越し。逸ノ城は7枚目で6勝9敗。ブログを書く気にならないのは、この二人の不活躍が原因しています。
高安は好きな力士ですが、照ノ富士を一気に寄り切った割には、終盤負けが込む。
千秋楽の日馬富士-鶴龍戦は、昔の栃若を思わせるいい相撲。照ノ富士に相撲を教えて欲しい。
十両下位の安美錦は勝ち越しました。来場所も注目します。
2017. 6.7 大相撲夏場所とフレンチオープン
大相撲夏場所は相変わらず贔屓の引き倒しで始まり、深夜ビデオも日本人の土俵入りばかり映していましたが、休場したので、やっとモンゴル横綱の土俵入りが見えました。今場所は照ノ富士が優勝しないかな〜と期待して始まりましたが、初日、二日目と連敗。初日はだめだと言った首をぐるぐる回して遠藤に負け、二日目は元気な玉鷲に負け、この時首を回したかどうかは、ビデオに映っていなかったので、わかりません。三日目からは首をまわさず連勝、ずっと全勝だった白鵬に14日目に負けて12勝3敗で終わりました。12日目、正代との相撲で左膝をまた痛め、なんとか場所は終えましたが、一場所休んで直す位のことをしないと、大成出来ないと心配です。大型力士は皆、膝を痛めますが、照ノ富士は遠藤共々、膝を痛めるような力士ではないはずで、心配です。
今場所は白鵬と日馬富士が連勝を続け、日馬富士が優勝しないかなと見ていましたが、そうはなりませんでした。
横綱が衰えると、もう一回優勝してほしいと応援するのですが、白鵬は全勝で飾りました。相撲は勝負にこだわる相撲に変わっていて、勝機を見いだす才能はピカイチです。引き倒し横綱が優勝するよりはいいので、今場所は心穏やかに終わりましたが、照ノ富士を寄り切ったあと、どんと胸を付くのは相変わらずで、気の毒な横綱です。日馬富士は相手が土俵を割った瞬間、相手が土俵下に落ちないよう、相手を抱えます。その切り替えの早さは見事なもので、運動神経抜群、白鵬は見習わなければいけない。
さて遠藤はここ3場所7勝、7勝、8勝で、今場所前頭筆頭でしたが、ここで勝ち越せばいよいよだという期待もむなしく、6勝9敗に終わりました。どう見ても覇気というものがなく、いい子だけども、覇気のないアスリートは、木に登れない猫のようなものです。逸ノ城ものんびりしていて、今確認したら8勝7敗と勝ち越していましたが、遠藤と同じで、いつか化けるまで、昼寝するしかないという感じです。
十両下位の安美錦は始めのうち、負けが先行していましたが、14日目に5敗同士で優勝を争いました。結局負けて9勝6敗でしたが、立派なものです。十両筆頭の大砂嵐はやせてしまって、もうきついなあという感じです。この人も膝の怪我に泣いた力士で、残念です。
さて相撲が終わって、直ちにフレンチオープンが始まりました。全豪以降のナダルの勝ち負けは、よっぽど調べないとわからないので知らなかったのですが、モンテカルロ、バルセロナ、マドリッドと勝っており、ローマは誰かに負けたようだが、以前のナダルが復活しており、今回は4試合全て3-0の勝ち、今日はきのうの雨天順延で午前11時からスペインの25歳、カレーニョ・ブスタというスペインの感じのいい若者と対戦。ブスタが腹筋を痛めて2セット目でリタイア。次がジョコビッチになりそうなので、あわてて日記を書いたのだが、ブスタはディミトロフ、ラオニッチを破っており、強い選手。ところでジョコビッチが負けました。ずっと不調が続き、コーチを変えたとのことですが、前のコーチになって勝ち続けたのに、不思議なものです。
ジョコビッチを破ったのはオーストリアのドミニク・ティームという、これも元ウィーン少年合唱団にいたのではないかと思うほどの好男子。第1セット、タイブレークを取ったところでいろいろ始めたのですが、楽しみな選手が出たものです。
ところで、錦織圭については、錦織君と呼ぶのはやめにします。理由は、インタビューでの発言が人ごとのようで、覇気に欠けるからです。全豪でのフェデラーのコメントを聞き、そう言えばいつも本気でないなと思うからです。日本人離れしたさばさばとした発言と好意的に見ていたのですが、遠藤、逸ノ城と同じで、今後とも勝つことはないなと思うからです。今日は相手がマレーで、勝つかもしれないが、どっちも応援しない試合というのはあるのです。
2017.6.11追記
今回はフェデラーが出場していません。ウィンブルドンに照準をあわせるのだとのこと。別にかまいませんが、宮本武蔵みたいだ。
今日はいよいよ決勝戦。夜10時からですからまだ時間があるので、音楽フェスティバルの仕事を片付けています。17:48記。
2017. 6.25 ナダル勝ちました
ナダルが勝ちました。決勝からずいぶん時間があいていますが、負けた時と違って、書いておかねばならないことが深刻でないから、今頃書くのです。今、2008年から記録している表の、このあいだの全豪の優勝者をナダルからフェデラーに変え、2位をフェデラーからナダルに直しました。そして全仏の優勝に、だるまの目を入れるように、おもむろにナダルと記入しました。丸3年前の全仏優勝以来の優勝で、長かったなあという感じです。その前の優勝は2013年の全米で、その時点で、既に破竹の進撃は途絶えていたので、ほんとに長い不調の期間でした。今年は、クレーコートはローマで負けたのみで、全仏でフェデラーをこてんぱんにやっつけた2010年?(きちんと記録がありません)と同じような勢いだったので、バブリンカ戦は安心して見ていました。むしろ準決勝のティーム戦を4時くらいまで真剣に見ました。ティームはローマでナダルに勝っているので、どんな選手かを見たかったからです。ジャンプ気味に遠心力を使って振り回すフォアは、ボールが早く帰って来るパターンですが、フェデラー、ジョコビッチ、錦織のいずれとも違い、これが入り出したら大変だと見ていましたが、結果、ナダルの圧勝。
卵形のボールが奥深く入って跳ねるボールは半分ほどで、代わりにネットすれすれに速いボールが数多く帰る。これが見ていて安定感を感じさせ、安心感を与えてくれました。以前ほど、走り回っての奇跡的なリターンは少ないように思いましたが、全体として全試合3-0の勝ちで、全盛期復活です。テレビも、「ナダルが帰って来てくれて、テニス界にとってこんなに嬉しいことはない」と何度もコメントしていました。
WOWOWは6時間の放送枠が余って、最後にナダルがスタジオに来てくれるということで、風呂に入って出たら、その最後の方の放送中でした。その後、ビデオを始めから少しずつ見て、ナダルがスタジオに現れるところがやっと出たので、そこで止め、別の日にエイコさんがお風呂から出たところで、ほら!と言って見ました。エイコさんは大喜び。「同じ質問を何度も受けているのに、まじめに答えて偉い、フェデラーも答えるけど、ナダルほどではない」と母親のような発言。終わって、「かわいいでしょ」とひと言。
WOWOWのスタジオは、ダバディさんがいいのですが、女の子のキャストも、いつもどの子も、ほんとに楽しそうに仕事をしていて、最後に「日本にはナダル選手のファンが沢山います。ひと言お願いします」との質問に、「もう一度日本に行きたい」と言ってくれました。エイコさんは、オリンピックに連れてってと言っているので、オリンピックでナダルを見ることになるでしょう。
2017. 6.30 ジョーン・バエズ
アップルが定額音楽配信アップルミュージックを始めたのは2年ほど前ですが、当時は非常事態宣言中だったので、無料体験のみ使って、それきりにしていました。つい先日、もういいだろうということで5月に登録しました。少し安くなっていて980円。早速使っているのですが、先ずジョーン・バエズを探しました。
ジョーン・バエズは1964年、ニッポン放送でBabe I'm gonna leave youが流れて、当時はあこがれたい女の人を探している全盛期ですから、これだ!とオープンリールのテープに録音しました。この曲はレコードには入っておらず、仕方なくファーストアルバムを買って繰り返し聴きました。87年頃にはそれをカセットに録音して車で時々聴いていました。彼女の声は、透き通った力強い声で、クラシックの発声とは違うので、テバルディのほうがいい声ですが、あこがれの女の人の声としてはいい声だったのです。当時の雑誌に、声に加えて「ディクションの正確さ」という評が出ていましたが、改めて聴いて、音程を正しく保ち、最後まで歌って次の音に移る歌い方は見事です。
アップルミュージックで、この最初のアルバムはすぐに見つかり、聴きましたが、完全に覚えていました。しかしBabe I'm gonna leave youはなかなか見つからない。ずっと探していて、最初期のライブにあるのを見つけ聴きましたが、これも完全に覚えていました。
並んでいるアルバムを見ていると、75歳記念のアルバムが出たばかりでした。最初に聴いたのが主宰17歳の時で、彼女はすでに世に出ていたわけですから、5歳年上ということがわかりました。聴いてみると、声が低くなっていて、それはあたりまえで仕方ないのですが、他にも多くのアルバムがあって、ずっと歌い続けて、75歳になってまだアルバムを出すその勢いは、日本人と違うなあと思います。
彼女の歌は、ベトナム反戦のWe shall overcomeなど、ちっともいい曲ではなく、また思想的に価値があったとは全然思えないのですが、一途に歌い続けるそのエネルギーに感動するのです。ギターを下げて歌っているジャケットが載っていますが、西洋人の活力というのはこういうものだなと思います。日本人でよくある、昔のヒット曲にしがみついて紅白歌合戦に出ている歌手とは違います。
さて、アップルミュージックですが、100円均一の古本みたいなライブラリーなのでしょう、山口百恵は出て来ません。iTunes Musicでも、昔なかったプレスリーや美空ひばりが今はあるので、要求を続ければ、もっと聴けるようになるでしょう。曲を探すのが面倒ですが、聴きたいアルバムが次々見つかり、毎日聴いています。これだけCDを買うことはありえないので、ずっと使うでしょう。
2017. 8.8 ウィンブルドンと大相撲名古屋場所
7月3日から始まったウィンブルドンは、ナダルが順調に3連勝、いずれも3−0で、フレンチの続きが見られると期待していました。テニススタイルはネットすれすれのボールが多く、古典的な強い選手のテニスという感じで、またスタイルが変わったことになると思っていました。7月11日(火)朝、WOWOW放送終了時のエンディング映像でナダルの愉快そうでない顔が映る。7月10日(月)は試合がなかったと思っていましたから、何だろうと思いましたが、やがてWOWOWのホームページで、ミュラーという選手に敗れたことがわかる。始めの2セットを落とし、3,4セットを挽回し、第5セットはタイブレークなしのデスマッチ、13-15で敗れたとのことです。「芝のコートはボールが弾まずスピードが速く、ナダルの苦手とするコート」というのがテレビの言うことですが、確かに2010年の優勝、2011年の決勝でジョコビッチに敗れて以降、2012ロソル、2013ダルシー、2014アボリジニー君、2015ブラウン、2016欠場とずっと勝っていない。敗退した回戦は、それぞれ2,1,4,2回戦ですから、今回はフルセット、惜敗中の惜敗で、これまでとは違うと自分を慰めることは出来ますが、がっかりしてしまって、もうフェデラーの優勝だと見る気がしなくなりました。
そして7月10日から大相撲名古屋場所が始まっていて、照ノ富士は2連敗スタートで6日目まで1勝5敗、7日目から休場。場所前に膝の手術をしたとのことで、そりゃ無理だなと思います。遠藤も左足に包帯を巻いての出場で、5日目まで2勝3敗で6日目から休場。また白鵬の優勝が見えたので、日記を書いてしまおうと思っていましたが、カザフスタン行きの準備があったので(次に書きます)、結局カザフスタンから帰って大幅に遅れて、今書いています。
白鵬は一人横綱時代を支え、今また結局白鵬かと、協会は頭が上がらない力士ですが、なんとなく、白鵬にけちを付ける雰囲気がある。白鵬も白鵬で、何かうまいことを言おうと、ガラに合わないことを言う。相撲は格闘技ですから、力士は、朝青龍のように正直であればいいのです。逸ノ城は千秋楽に負け越し。人気の宇良は、げてもの相撲で、好きになれません。つまらないことばかりで、ほんとに見限りたくなります。
せめてものことで、十両の安美錦は上位で勝ち越し、来場所幕内に復帰するかもしれません。十両下位の大砂嵐は勝ち越し。予断は許しませんが、応援してます。
悪いことばかり書きましたが、名古屋場所の観客の服装がモザイクのようになった色は、白を基調に青みがかっていてきれいです。ウィンブルドンの観客席の色は、それに薄い朱色が加わっていて、これもいつもいいなあと思って見ています。
テニスはUSオープンでナダルの4年ぶりの優勝を期待してます。
2017. 8.15 カザフスタン行き
2015年3月の小田原音楽フェスティバル、モーツァルト「レクイエム」のアルトを歌った加藤のぞみさんがカザフスタン、アスタナでの、プラシド・ドミンゴ主催の若手オペラコンペティション出場者に選ばれたという情報が5月に入り、応援に行きたいなと思いました。アスタナというのは聞いたことのない地名で、最初地方都市かなと思いましたが、首都でした。ジェッダ時代に、中央アジアの国の都市コンペで、日本人建築家が1位となり、その内容は、川を自然の回廊として利用した都市計画で、完成までに60年をかけるというNHKの放送を見たことがあり、調べてみるとやはり、カザフスタン、アスタナのことだったとわかりました。ジェッダ以来20年、会社を辞めて10年以上外国に行っていないので、外国を歩き回る技術が衰えていないかを確かめたいという気もあって、渡航準備に入りました。ガイドブックを本屋で立ち読みし、決めることは飛行機のチケット、ホテル、オペラコンペティションのチケット入手でしたが、それぞれいろいろ調べながらのことで、少しずつ物事がわかってくるので、時間がかかり、しかし投げ出してしまいたくなる気持ちにはならず、net予約のDeNAのサイトにたどり着き、中国経由でアスタナ行きは毎日あることがわかり、ホテルの予約も同時に出来ます。昔は飛行機のチケットとホテルの予約は、代理店に頼むのが常套だったので、これは様変わりだと大いに感心しました。
ガイドブックではアスタナへはモスクワ、フランクフルト、イスタンブールからとあり、中国経由もあるという記述でしたが、DeNAではもろに北京ーアスタナが出て来る。中国が席巻するようになったのはごく最近のことと思われました。とにかく安い。北京ーアスタナ往復で11万円で、あとはホテル。これは高いの安いのいろいろで、値段と場所を見比べながらで簡単には決まらない。Google Mapを調べると、大概の場所の写真が、自分で摂った写真のように見えていて、あきれましたが、地図でオペラハウスとの位置関係を見ながらホテルを物色していく。最悪を考えて日本大使館の位置も考慮にいれて、必要な地図を準備し、飛行場との位置関係も頭に入れて、オペラハウスから3km程の距離にある、大統領府に近いVersal Hotelというホテルを飛行機込みで6月25日に予約しました。予選が7月24、25、26日(月火水)の3日間で、ファイナリスト10人の決勝が29日(土)だが、これは売り切れだったので、23、24、25、26の4泊で156,058円。もう後戻りは出来ない、やっちゃったという気分でした。まだパスポートも取れておらず、eチケットへの情報入力も出来ない。最低の準備は出来ましたが、チケットがまだです。6月13日にメールで問合わせてありましたが返事は来ず、オペラハウスのサイトから購入出来ることがわかり、トライ。予選はがらがらで、とりあえず24日の一番安いチケットを購入。ロシア語で、名前を入れるのか、年と月のどっちなのかわからず、操作を繰り返し、購入出来た。1000テンゲ(T)、300円くらいと大変安い。
課題はあとふたつ、レンタカーを運転することと、ケータイを使えるようにすること。
調べると、カザフスタンはジュネーブ条約に加盟しておらず、通常の国際免許は使えない。日本のカザフスタン大使館に聞くと、調べて返事するとのことだったが、返事は来ず。出発間際になって、カザフスタンの日本大使館に電話。車のサービスセンターがバスで1時間半ほどのところにあるので、そこに行け、詳細はわからないということで、サービスセンターの住所と電話番号をメールで送ってもらったが、わずか4泊で、車の運転はあきらめ(7月19日)。
ケータイはローミングサービスを利用出来るかということだが、これも調べるのが大変。データチャージというのに加入していればいいのだが、加入しているかどうかを調べるのに、auにログインするのだが、パスワードがわからない。どうせ加入していないだろうと、新規登録しようとすると、QRコードを読み取り登録しろと出る。appストアでQRコードリーダーを購入し、QRコードを読み取り登録すると、あなたは「データチャージに加入している」から手続きを進めろと出る。去年買ったときの書類に、パスワードという欄があり、そこに数字が記入されているからダイジョブなようだ。auにそのパスワードでログインし、パスワードを変更して、これでOKのはず(7月15日)。ケータイを買った野島電気で聞いたところ、設定を現地ですれば、普通に使えるとのこと、一安心(7月16日)。
あとは23日の朝が早いので、22日の羽田のホテルを予約し、地図等必要書類を印刷し、忙中閑で21日夕方、8年ぶりプールで泳ぎ、22日いよいよ出発。
日本の夏は上着はとても着られないのでリュックに突っ込み、シャツ1枚で出発、駅に着いて銀座ライオンでピザを食べ、リッタージョッキを2杯飲む。この店はせっせと飲んだので、2000円割引のクーポン券をもらっていて、支払いで出すと、7月21日までだと言われるが、店員さんはやぼでなく、2000円引いてくれる。えらい。電車に乗って川崎で下り、京急で蒲田、乗り換えて羽田方面、大鳥居という駅で降り、ホテルにチェックイン。翌朝早いので、羽田の偵察に出かける。ポイントはチェックインカウンターと両替と晩ご飯。歩き回ってレートがどこも同じことを確認して、4万円をドルに替える。展望台を見て、そば屋で盛りそばを食べ、さっさとホテルに帰る。ふろに入って寝るが、エアコンが切れたり点いたりで、眠れない。4時にようやく寝るが、5時にモーニングコールで起こされる。フライトは8時半なので6時には着いていたい、従って5時45分発のホテルのシャトルバスに乗る、飛行場に近づくと、すぐそばにホテルがある。次回はここにしよう。時間に余裕があるのでゆっくりカウンターに並んで順番が来ると、台北行きだと言う。北京はあっちと2つくらい隣を指す。ターミナルI(アイ)と書いてあるというと、インターナショナルのアイだと言う。あ、そ!
チャイナエアラインのカウンターに並ぶ。10人くらい待ち。左手は空いてるので、何が違うのだと聞くと、ビジネスクラスとの答え。預ける荷物はないし、家で搭乗券が印刷出来るのだが、よくわからないのでせずに飛行場に来たが、もっとスマートなチェックインが出来そうだ。
久しぶりのX線。ポケットがふくらんでいるのを、これは何と聞かれ、金とクレジットカードと答える。10ドル札34枚だからかさ張るのだ。久しぶりのイミグレーション。世界で一番問題なく通過。時間はたっぷりあってゆっくりゲート棟を歩く。ヨーロッパヨーロッパしたお店がいっぱいあるが、がらがら。人も少ないが、こんなものに群がる人はもう少ないのじゃないか? 搭乗口はほとんど端っこ。場所を確認して、また戻って、薬屋があったので覗くと、小さなメンソレがあったので買う。カザフスタンは乾燥しているので、買おうと思って買い損なっていたものだ。店員さんが、これは液体なので、この袋に入れて荷物の外に出してX線を受けるとポリ袋をくれる。ふ〜ん。
ゆっくり時間が経って搭乗。チャイナエアラインの尾翼に彼岸花みたいなロゴが描いてあるが、よく見ると鳥の絵で、これは鳳凰の絵だろう。JALほどではないが、もう少し一見して鳥とわかる絵にしたらと思う。
離陸して北京までは何の感慨もなし。どんと着陸してトランジットは6時間もあるので、ゆっくりターミナルの端まで歩く。階下はショッピング街で、人がたくさん歩いている。何か食べたいので、あそこに行くにはどうするのだろうと、来た道を戻ると、どう見ても入国するしかないイミグレーションがある。そこに行って、違うなあと戻ると、係官のおじさんが、おい!と言う。日本ではこんな乱暴な言い方はもう何十年も昔のことだよ、慣れればこれも普通なのかなと思いながら切符を見せると、あっちだと別のブースを教えてくれる。そこへ行くと、二人係官がいたので、女の人のほうにパスポートを出す。
さて通過したのはいいが、ここからどう行くのだろう。階段があり、下では出国する人達が沢山行列しているが、今いる所はそれとは隔てられていてよくわからない。2度ほど上がったり下りたりし、係員が、いいからそこへ行けと身振り手振りで指図する。その先にはパスポートチャックとX線が待ち構えている。係員は、「出発時刻まで30分以内の人は俺に言え」というプラカードを用意している。トランジットなのになぜ入国しなきゃいけないのだという疑問は解けぬまま、パスポートチェックとX線を受ける。羽田で言われた通り、メンソレを外に出して無事通過。X線もピーとも言わず、身体検査無しで通過。
さて、ターミナルが1と2とBとあるようだが、今いる所がどこか、表示がないからわからない。インフォメーションがあったので聞いて、ゲートNo.を頼りに歩き、お店を探して、コリアンレストランに入り、ビールはあるかと聞いても女の子ビールがわからない。先輩が出て来てビールはある。ハイネケンと、豚の角切りを油で揚げたものを注文する。ビールのおかわりをすると、お兄さんはコップにお茶をいれようとするので、違う違う、もう一杯だと、身振り手振りで注文する。豚の油揚げは大変おいしく、写真を撮ろうと思う一瞬前に最後の一口をぱくっと口に入れてしまい、しまった。
エイコさんに「今北京」と電話をする。netはつながらないようで、よくわからない。
さてお勘定をする。レシートにはビール1本しか記入されてないので、会計でお姉さんにビールは追加してあると一生懸命言っていると、お兄さんがカードリーダーを持って来て精算完了。(カード記録によると、2965円と高くも安くもないという感じ)
さて出発ゲートに来てまだ2時間くらいあるが、ひたすら時間をつぶす。ケータイの充電器が椅子の島1個に一ヶ所くらい設置してある。搭乗時刻が来て乗り込んだところ、後ろの方から乗客が戻ってくる。何のアナウンスもないが、トラブルで降りろと言われる。乗客はエンジントラブルと言っている。夜9時到着予定が、これではやばいなあと憂鬱だが待つしかない。1時間ほどしてお弁当が出る。カウンターにはマシントラブル、予定未定と表示が出ている。エイコさんに電話。2時間ほどしてどうやら動く様子。またえいこさんに電話。ホテルにも電話する。到着は真夜中になるだろうから、門を閉めないで、予約をキャンセルしないでと双方たどたどしい英語でコミュニケーションを取る。結局3時間遅れで出発、到着は夜の12時。さっきごはんを食べたのに、またごはんが出る。おいしくなく、食べたくないのだが、しかたなく食べる。6時間くらいの飛行なので、寝てしまう。しかし目が覚めても、まだ2時間以上ある。隣には習近平の兄弟のような大男二人連れが窓際に座り、立ち居振る舞いががさつ。あと1時間くらいのところでスチュワーデスが入国カードのようなものを配っているので、催促してもらう。どうやらカザフ人に見られていたようだ。隣の習近平兄弟がカードを手に取る。なんとかかんとかFreeと書いてあるので、免税品の申告かなと思い、用がないと彼に言う。通じたかどうかは不明。
ようやく12時に着陸。やれやれ。ゆっくり降りて、皆を先に行かせて、まずトイレ。立派できれい。がらがらんの飛行場を進むと、入国者をビデオに撮っているようだ。お姉さんが立っていて、あっちと案内してくれる。イミグレーションに立つ。パスポートを出して、入国カードはと言われる。しまった、やっぱりあれは入国カードだった。字が小さくて、英語もないので書けないのですよ。お兄さんはパスポートを見ながら記入してくれる。いじわるをする気が全然無い。カザフスタンの第1印象は花丸である。さて次は両替。3ヶ月の準備の第1のクライマックス。とりあえず60ドルを19200テンゲ(T)に替える。1ドル320Tで、なんとなく1ドル360円時代の日本という感じ。1万Tが日本の1万円札という感じでわかりやすい。
外に出る。気温は20度くらいで、最も快適な夜。乗客はもうほとんど先に行ってしまって誰もいない。真っ直ぐ進むが、これは地元の人達の駐車場のようなので、戻ると、お兄さんがタクシー?と聞いてくる。ヴァーサルホテルと言って紙を見せる。いくら?と聞くと、フォー(4)と答える。やれやれ着いたなと車外の景色に見とれる。ジェッダのラマダンみたいなイルミネーションが街を飾っている。お兄さんの運転は荒く速い。こんな夜中まで仕事をするのかと聞くが、英語わからない。EXPOはどこだと聞くとあれだと左手を示す。予習した地図だと右側に見えるはずだが、これ以上問答は出来ない。大統領府が見えて、もうすぐだ。最後にメイン道路から建物敷地内に入り、ぐるぐる回って、ここだとホテルの前に止まる。え、これかよと一瞬ぎょっとする見すぼらしいホテル。4000Tを払って中に入る。女の子が出迎える。入り口に人形が飾ってあって和む。朝食は9時半までというので、明日は起きられないだろうからいらないと言って鍵をもらい、部屋に入る。バスタブがなく、シャワーだけだが仕方がない。ダブルベッドは大きく立派。ベッドの上に同じくらい大きな鏡が付いていて立派。いろいろ準備していると、突然電気が消える。なんだこれはと入り口に向かうと、女の子が懐中電灯ではないのだが、スマホの明かりのようなものを持ってこちらに向かって来る。停電だという。よくある、10分くらいで点くと言う。町中全部かと聞くと全部だと言う。大統領も停電かと聞くとそうだと言う。さて待つのだが、なかなか復旧しない。仕方がないので、覚え立てのケータイでfacebookを始める。書き終わるころ、1時間くらいでようやく電気が点いた。(facebookの記録によると、午前1時46分)
シャワーを浴びて寝る。写真は、部屋に入ったブルース・リー。
翌朝撮ったホテル入り口
さて7月24日(月)、ベッドは軟らかいがぐっすり寝て8時起床。きのうの女の子はまだ仕事をしている。ホテルにはブラシもひげそりもないので、スーパーマーケットを教えてもらう。地図にはいくつも出ているが、ここがいい、10分くらいだと本命を教えてくれる。Safety Boxの使い方がわからないので教えてもらうと、鍵そのものを貸してくれる。暗証番号は忘れるからとのこと。外の様子を見に出る。外国特有の大きなゴミ箱が並んでいる。ホテルのビルは結構大きなビルで、中庭になっており、遊具が据えてある。どうやらこれは住宅で、Versal Hotelは1階のわずか9室ほどのホテルだった。入り口が大通りの反対側にあるので、Google Mapに出ていないのだとわかった。一旦部屋に戻って、Clean up please札をぶら下げて10時半頃、町へ出る。立体交差の脇を歩いて行くのだが、R(アール)が大きくて、地図のどこまで来たかがわかりにくい。ずっと歩いていくと、予習していた時に散々見た、バイテレクという塔が見える。ランドマークとしては文句なしである。町は大きく、距離がとにかく長い。スーパーマーケットもなかなか見つからない。これかなと入ったビルは、個人商店が集まったビルで、店毎にジャンル別の品を売っている。まず電気屋さんで、ケータイ充電用プラグを探すと、そのものずばりの品がすぐに見つかる。店のお兄さんは、箱をばらして充電しようとするので、買うからと箱を元に戻す。支払いはドル。次に店の奥まで行って向こう側に出て、戻って雑貨屋さんを探す。それらしい店に入って、ヘアブラシはあるかと聞くと、あるとおばさん。ひげそりもあるかと聞くと、何でもあるとおばさん。この建物はスークだとおばさんが言う。ジェッダにも同じような店があったと納得。支払いはテンゲとドルのちゃんぽん払い。店を出てとなりに食堂風のビルがあったので入って見る。バイキング風に食べ物が並んでいて、好きなものを順にお盆に乗せ、最後に精算してテーブルに移動して食べる、地元の人用の食堂だ。寝るところと食べるところが旅先で一番重要なので、ひとつ確保したという気持ち。
外に出て進行左手に、豊臣秀吉が作ったみたいな、きんきらきんのモスクが出てくる。次にショッピングセンターが現れる。1日前にアスタナに着いている加藤のぞみさんが水だけ買った店はこれだなとわかる。続いて加藤のぞみさんの泊まっているMarriotに着く。12時前。フロントで電話してもらうが不在。しかたがないのでオペラハウスに向かう。左手には遊牧民のテントを模したハン・シャティールという、巨大ショッピングモールが見えている。公園の中を歩き、オペラハウスに着く。正面左手の入り口に、プーチンの孫のようなロシア人のお兄さんが番をしている。中に入りたいが、当然だめ。明日明後日のチケットを買わねばならないので、売り場はどこだと聞くと、建物を左回りに行ったところだと言うので、歩いて行くが、そんな雰囲気ではなく、ドアもどれひとつ開きはしない。反対側に回ると、これも予習で見た、馬の銅像が現れる。仕方がなく1周してお兄さんに、ないよというと、誰かと相談している。要するに何もわかっていないようだ。そうしていると3人組のおばさんが現れる。お兄さんに中を見せろと言っているがだめ。チケットを買いたいのだがと言うと、私たちもきのう買った、左側の地下だと教えてくれて、一緒に行ってくれる。わかれば簡単なことだが、日本でここまで知るのはほぼ不可能。カウンターで25日はBelle Etageという豪華な席を、26日はバルコニーを買う。高いが、2〜3000円で大した額ではない。テンゲの持ち合わせが少ないので、ドルでと言うがだめ、カードもだめ。仕方なくテンゲで払う。日本で印刷して来た紙もチケットで発券してくれというと、これは既にチケットだから必要ないと言われる。
では昼飯だ。当てはないので、ヒルトンに向かう。外国到着間近でホテルというのはオアシス。中に入って、宿泊客ではないのだがバイキングを食べられるかと聞くと4000テンゲでOK。しかしここもドル、カードともだめで、現金がなくなってしまった。おいしくもなくまずくもない万国共通のバイキングを食べ、水、ジュース、お茶をがぶがぶ飲む。
では再びMarriotへ。ハン・シャティールからの道が地下道になっている立体交差のところで、ハン・シャティールーバイテレクー大統領府と続く広い直線道路は、ナポレオンか豊富秀吉が作ったと思わせる壮大なもので、シャンゼリゼのようだ。
Marriotに着いて電話をすると、加藤のぞみさんは居た。今ロビーですと告げ、ロビーでしばらく話。午前中はリハーサルだった、土曜日着の予定が日曜日深夜着となったので、歌うのはquarter finalの二日目、25日に主催者がしてくれた。練習をするのですかと聞くと、もうリラックスして平常を保つだけとの返事。歌う前に邪魔をしてはいけないので、3時過ぎにオペラハウスに向かう。
【コンペティションの模様は項を別にして書きます】
ハン・シャティール正面から東方をのぞむ。真ん中のビルの空洞に見えるのがバイテレク。
その向こうに大統領府があるのだが、写真ではわからない。
オペラハウスに入る。8頭身のレセプショニストがQRコードをぴっと読んで、X線をくぐって入場。今さら感嘆するまでもない豪華なホールで、ため息も出ない。ワインを飲もうとするが、現金がなく、ドルもカードもだめ。階段を登ろうとすると8頭身さんが、リフトの方が早いと案内してくれる。席に行くと、カザフスタンの帽子をかぶったおじいさんが、一家10人くらいを引き連れ座っている。8頭身さんが、ここは席が違うと追い出してくれるが、おじいさんはぶつぶつ怒っている。MCの男女二人が出て来てオープニングアドレス。言葉がわからないのだが、大セレモニーという感じはなく、あっさりと歌が始まる。
最初の人はロシアのソプラノで、ある晴れた日にとアガーテのアリアを歌う。歌手も会場も暖まらなくてトップバッターは気の毒。もっとも聴衆は50人も入っていないのではないか? ロシアのソプラノは、ニディア・パラシオスみたいな声と風貌で、強敵。おじいさん達は途中で帰ってしまう。身内が終わったので、もういいということだろう。隣がいなくなったので、遠慮無く拍手をする。
前半が終わって休憩。トイレをし、ロビーの上の階を歩いてみる。建設当時の記念写真が並び、衣装が並び、4分の3周したところには小ホールの表示がある。席に戻って左最前列の席に行ってみる。舞台が近くて大変見やすい。元の席で下を眺めていると、8頭身さんがバルコニーに来ないかと言ってくれる。6人くらいがバルコニーに向かう。リフトに向かう時に、カザフ人の老夫婦の奥さんが何か話しかけて来る。イングリッシュプリーズと言うと、コリア?とだけ聞いてくる。ヤパーニと答えるが、話はそれだけ。ヤパーニは陰が薄そうだ。
バルコニーに座ると、大統領用の席がすぐそこ。後半が始まる。今度は周りに人がいて、皆拍手をしないので、拍手がしづらい。遠慮などすることはないのだが、遠慮してしまうのがヤパーニ。この日は加藤のぞみさんは歌わないので、どきどきせずに終了。
外に出ると7時半くらいの夕方。現金がいるのでヒルトンに向かう。レセプションで両替出来るか聞くとノー。明日銀行で替えろと当たり前のことを言う。あきらめてMarriotに向かい、両替をして、唯一知っているカザフスタンレストランに向かう。お盆とナイフとフォークを持って、食べられそうなものを注文していく。しゃけの輪切りがあるので皿に乗せる。春巻きみたいなものがあったので、2本取る。羊の肉を食べたいのだが見当たらない。ビールはと聞くと、これとコップを指すので、2杯取って精算、テーブルに移って食べ始める。おいしくはない。しゃけは世界中しゃけ。春巻きは中がチョコレートみたいなのが入っていて甘い。ビールは生温かくて、これも甘い。甘い夕食というのは耐えられない。とにかく食べて、口直しにミネラルウォーターを買って飲みながらホテルに向かう。バイテルクは目の前でわかるのだが、ホテル近くに来て、また道がわからない。しばらく歩いて、朝見た大きなゴミ箱を見つけたどり着く。12時。ケータイのバッテリーが昼に切れていて、終了は7時半と推定したが、逆算すると9時終了だろう。コンペティションは4時間もやっていたことになる。
明日の朝食を頼み、部屋に入って買ってきたものを出す。ホテルがひげそりを出してくれていたので、役立たずになった。ケータイ充電用プラグを出してつなぐが、iPhone側が合わない。1年前に買ったSEだからね、さもありなん、USBケーブルを持って来ていて良かった。シャワーを浴びて寝る。1時。
7月25日(火)、今日もぐっすり寝て6時半起き。ローミングサービスが出来たのでエイコさんに電話。かけてこなくていいと言うが、定額だからいいと言う。9時朝食。極めて普通の朝食でおいしくないが、全部食べて、おなかはいっぱい。10時出発。今日はホテル側のサライシュク・ストリートというのを歩く。これを行くとオペラハウスの裏手に出るはずだ。ゴールが遠くに見えるが、普通は歩く気にならない距離。おまわりさん二人が仕事をしている。各国の旗が立っているコンパウンドのような敷地がある。大使館か? 中国大使館が出てくる。サライシュク・ストリート行き止まりのT字路で車が止まっている。二人連れが立ち往生し、電話をかけている。しばらく見ているとおまわりさんがやってくる。さらに見ていると、おまわりさんはT字路脇に止めてある車に女の子と移動し、乗り込んでホテル方向に走り出す。どうやら二人連れではないようで、事故なのか? おまわりさんはすぐ先で側道に入り、男の方も同じ側道に移動する。見物はここまで。この位置、オペラハウスの裏側だが、すばらしい景観である。
ハン・シャティールの方に向かって歩き始める。アスタナはジェッダで見たテレビでは60年計画と言っていたが、ここで聞いたところでは、まだ建設中で、2030年完成とのこと。30年も前倒ししたということか。工事中の敷地があり、覗いて見ると、きれいな市街地と裏腹の荒れた土地がある。
さらに歩くと、イエメンの建物のような区画がハン・シャティール手前にある。入って見ると、イベント会場のようだが、詳細はわからない。
ゆっくり歩いて、アスタナNo.1のランドマーク、ハン・シャティールに着く。予習中に写真を見て、バカな建物だと思ったが、遊牧民のテントを模したものと聞き、バカは撤回。垂直でなく、斜めに立っているところがデザイン。ジェッダのハッジターミナルと同じ形で、ヨーロッパでも見るので、オリジンはどちらだろうとずっと思って来たが、アジアが起源であることがやっとわかった。
カザフスタン大使館の資料では、入場料10000テンゲとなっていたが、何もせず中に入れた。巨大というほどではないが、大きなショッピングモールで、中央は吹き抜けの4階建て。大黒柱が斜めに立っていて、屋根は半透明で陽が射している。ゆっくりとあちこちを歩く。エスカレータの上り下りが、日本と違って1ヶ所に連続してないので、場内の位置を覚えるまでには、何度も来ないとだめだ。4階は遊園地になっていて、電車が走り、恐竜がいて、コンセプトはどこも同じ。8頭身の3人連れが歩いている。水たばこを売っている店がある。ケータイの店は繁盛している様子。3階をぐるっと回って、イタリアの旗が出ている店があり、ワインが置いてある。隣の店はピザがある。よし、夜はここに来るぞと決め、外に出る。
今日は2時半開演だが、時間はまだあるので、ぶらぶらとオペラハウス方面に歩き、念のため持って来ていたCiti Bankのキャッシュカードを使えるATMがあるかを聞きに銀行に入る。カザフスタン支店またはPlusマークのあるATMで使えるとのことなので、女の子にPlusマークのあるATMはあるかと聞くがわからない。女の子は先輩に聞くが、やはりわからない。3人目の先輩に聞くと、堂々とわからないと答える。始めの二人は、わからないと答えるのが客に対して申し訳ないと思っているのだろう、わからなければわからないでいいのだ、こういうところは日本人の人の良さと似ている。銀行はエリート職場という感じで、最初の女の子に、いいオフィス!とお世辞を言い、写真を撮っていいかと聞くと、だめであった。
銀行を出て、まだ時間があるのでまたヒルトンに行ってロビーに座る。大きなLGの液晶テレビが映っている。たいへんきれいで、シャープと遜色ない。番組はCNNのようなニュース専門チャンネルで、遺骨収集の映像が流れている。第2次世界大戦の死者のものだろうが、70年経っても終わりにしないのだ。日本も終わりにしてはだめだ。
ゆったりとしていい気分。エイコさんに電話する。今回はケータイの使い方をマスターする旅と言ってもよい。2時にホテルを出て、オペラハウスに向かう。上野文化会館と国立博物館の距離くらいで、ヒルトンは控えの間としては絶好だ。今日は加藤のぞみさんが歌います。今日はお金を持っているのでワインを飲んで、Belle Etageに向かう。4500テンゲ。【コンペティションの模様は項を別にして書きます】
二日目は9時終了。今日の結果は、いつどのようにして我々聴衆に知らされるのか?と八頭身さんに聞くが、わからない、ごめんなさい。きのうのカズフ人夫婦のおじいさんにも聞くが、わからない。こちらは言葉自体がわかってないみたいだが。
9時半くらいにハン・シャティール。ビールと頼んで、大きいやつ!と頼むと、Pilsnerが出て来た。万歳。程なく大きな、30cmより大きなピザが出てくる。薄いから、食べきれないということはない。消費税入れて3817テンゲ。支払いをしようとポケットに手を入れるとお金とカードがない。あわてて席に戻ると、落ちていた。全く命拾いだ。ズボンは登山用で、汗対策で生地が編み目状なので、普段も小銭を入れて歩き回っているから穴が開いたということ。10時20分、ハン・シャティールを出て、ゆっくり歩いてホテルに帰る。11時半着。加藤のぞみさんはセミファイナルに残ったとtwitter。
7月26日(水)
今日はセミファイナル4時半開始。朝起きてエイコさんに電話。カザフスタンには皮のスリッパがあるから買って来いと言う。探してはみるが、これまで見たところではないと答える。朝食を食べ、おなかいっぱいになって眠いので、昼まで寝て1時出発。
今日はホテルの一本南の道を、レストランを物色しながら歩く。何軒かありそうだ。バイテレクに着いたので、登って見ようかとあたりを見回すが、切符売り場が行列。切符売り場のテントは、ハン・シャティールと同じ形、但し傾いていない。これが本来の形。切符を買った後は、入り口前でまた行列している。その後X線に並ぶ。東京タワーにも登ったことがないので、惜しげも無くやめ。
Marriot通りに出て歩く。銀行のレートはドル322.2テンゲと高い。シェラトンがある。次回来るならシャラトンだな、来ないだろうがと思いつつ、またショッピングセンターに入ってスリッパをくまなく探すがない。
またヒルトンに行って時間つぶし。アイスクリームを食べる。おいしい。
オペラハウスに入って今日はウィスキー(grenfidic)を飲む。とにかくビールがないのが不思議。カザフ人はビールは飲まないのかな。
今日の席は2ndバルコニーと言って3500テンゲ。入って見ると、大統領席がすぐ隣だ。写真を撮って、休憩時にfacebookにバルコニー席と共にupするが、なかなかup出来ない。仕方がないのでバルコニー席のみでup。ずっと実況するつもりだったが、後半のミニブレイク5分で、一見upされてるようだが、まだくるくるup中が回っている。間に合わないので電源を切って席に着く。いよいよ加藤のぞみさん登場の最後の6人だ。facebookは結局upされていなかった。
【コンペティションの模様は項を別にして書きます】
コンペティションは9時半に終了。昼に偵察しておいたレストランに歩く。暗くてよくわからないのだが、どうやら到着。中国人の家族連れが食べている。カードは使えるかと確認して、先ずビール、大きなやつと注文。大きなジョッキが出てきた。すばらしい。二日続けて理想的なビールが飲めるなんて、日本ではない。小田原で大きなビールが出てくる店は3軒しか知らない。ビールの写真を撮ってスパゲティ・アラビアータがあったので注文する。facebookを始める。アラビアータが来る。ビールのおかわりをする。まだ入っているビールを持ってこうとするので、だめだめ、facebookで忙しいと止める。アラビアータはマカロニだが、たいへんおいしい。小田原駅西口にあるOsteria il cieloという店はたいへんおいしいイタ飯屋で、アラビアータをパスタで作ってくれるという記事を書いてupすると、サーバーが応答しないと来る。文章だけupして、実況は失敗に終わる。
支払いをカードで行うが、しばらくしてカードが応答しないと、店員さんが戻ってくる。テンゲの持ち合わせがたりないので、ドルと一緒でいいかと言うとまた相談に戻って、今度は女の人が来てOK。計算して4800テンゲを10ドルと残りテンゲで払う。
ホテルに向かう途中でMarriotに2回電話するが、加藤のぞみさんはまだ部屋にいない。12時近くになって、やっと電話に出た。少ししゃべって、「ファイナルに残りませんでした」と言う。がっかりしてしまって、大学受験に落ちたような気分。仕方がない、予定通りあした帰ります、飛行機は夜なので、ご飯食べましょう、慰めてあげますと言って電話を終わる。facebookの実況も書く気がなくなり、それきり。ホテルに入って、あしたチェックアウトすると告げ、女の子の写真と、玄関の人形を撮って寝る。
7月27日(木)
朝、ファイナルには残らなかったとエイコさんに電話。皮のスリッパはない、皮のスリッパはモロッコだ、モロッコ行こうというと行かないという。小田原市役所にも電話。こちらも、定額制だからダイジョブと言って結果を伝え、皆に言っといてと電話を切る。
10時半過ぎチェックアウト。追加の支払いはゼロ。いろいろ無駄になったものはデポジットとして、良かったら使ってくださいと置いてくる。メンソレも、ドライスキンにたいへんいい薬と置いてくる。
ホテルの周辺をゆっくり歩いて位置関係がやっと頭に入る。大統領府には歩道橋がふたつ左右に設置してある。日本の歩道橋とは趣旨が違うので、バカにはしない。外国ではバスに乗れるようになって一人前だが、今回は全然だめだった。バス停で表示板を見ていると、お兄さんがどこに行くのだと話しかけてくる。今乗るわけではないのだが、全体像を知りたいので、飛行場はどこだ、駅はどこだと聞くのだが、なかなか返事は来ない。標示板の写真を撮ろうとすると、appストアでダウンロード出来ると、2008年以来、iPhoneは世界を変えたことを実感する。30億人くらいが使っているのだろうか。お兄さんは川の方に行くには反対側の停留所だと、なおも親切。
さてゆっくり歩いてMarriotに着き、本日分80ドルを両替。なにか食べなきゃとレストランに入る。人なつっこい女の店員さんが注文を取る。ビールはというと、O3,O5(オースリー、オーファイブ)というので、単位は何と聞くがわからない。メニューを見て、L(リッター)だとわかる。O5を注文。さて羊を食べたいのだが、メニューを見渡しても見つからない。店員さんにシープと言うがわからない。マトンと言っても通じない。しかたないので、野菜スープと鶏のもも肉を注文する。
加藤のぞみさんとはfacebookのMessengerで連絡すると言ってあるが、きのう以来、パスワード変更で手こずり、更に新しいパスワードにし、Messengerを使うが応答しない。Messenger自体をダウンロードするようにうながされるので、ダウンロードするが、ものすごい時間がかかる。その内に、加藤のぞみさんから5時半過ぎにホテルに着くとMessengerが入る。
店員さんはスープがおいしいかと聞いてくる。おいしいと答えるが、ちょっとこくがない。鶏肉が出てくる。ぱさぱさで、やけにおなかがいっぱいになる。歯の間に肉が挟まる。歯間ブラシは捨ててきてしまったので、今から丸一日歯間ブラシが使えない。他に注文はと店員さん。facebookで忙しいと言ってビールを追加。カザフスタンはどう?と聞くので、みな親切でフランクと答える。店員さんの写真を撮っていいかと聞くと、ノー。ではお勘定。カードのパスワードを要求される。そんなの知らないぞとキャッシュカードの番号を入れるがだめ。日本でも同じことはあったので、あきらめて現金で払う。13640テンゲ。
テンゲの1万札は日本の1万円と同じ感覚で使え、わかりやすく、且つ3分の1なので、数字を聞いても痛いという感じがないと思っていたが、逆に1万札がどんどん無くなるということでもある。店のアンケートを書くように言われる。店の名刺をくれたので、あなたの名前はと聞いて、Farzaとわかる。アンケートには、親切でフランクでフレンドリーと書いて、Farzaはいなくなったので、別の店員さんにわたす。またお金が足りなくなったので、20ドル両替して、お土産を買いに出かける。
ショッピングセンターで、目をつけておいたフェルト製の、くるぶしの高い部屋履き(スリッパ)を買い、エイコさんには大きいかも知れないと、子供用の、こちらは派手な色のものも買う。8000テンゲ。
次はチョコレート。受付で聞くと、チョコレートはない。バイテレク近くのなんとかかんとかにスペシャルチョコレートショップがあると言うので、バイテレクに向かう。ビルばかりで、それらしい店は見当たらない。バイテレクに来ると、屋台風の店が並んでいるので、そこを物色、見つからないので、最後の店で聞くと、わからないが向かいの店に聞いてくれて、ハン・シャティールにあると言う。仕方がないので、また戻る。戻る途中で、ひげそりを買ったスークにあるのではと入り、それらしい店に入って、これと品物を差し出す。2200テンゲ。200テンゲを出すのに手こずっていると、いらないと負けてくれた。よくよく考えて見ると、ショッピングセンターの説明は、このスークだったのかもしれない。
外に出て、万博表示塔みたいなところで座ってお土産をリュックに入れ、あとは加藤のぞみさんとのご飯のみ。Marriotに着いて、タクシーを7時半に呼べるか聞いて、ロビーで待機。加藤のぞみさんは6時前くらいに帰って来た。イタリア人の友達とプント、プントとか話している。もう時間がないし、おなかもいっぱい、加藤のぞみさんもあまり調子がよくないので、ご飯はやめ、ホテルではいやでしょう、ハン・シャティールに行きましょう、歩きながら話も出来るしと出かける。ここは右側通行なので、横断歩道を渡る時、向かいから右折してくる車が、横断歩道の後半に進入してくるので、左側通行のつもりでいると危ないなどと話す。もっとも加藤のぞみさんは、もう何年も右側通行暮らしだから、とんちんかんな話だったかもしれない。
ハン・シャティールに着いて、3階の一昨日来た店に行く。テーブルでなく、部屋みたいな部屋に入る。
これも何か伝統的な代物なのかもしれない。加藤のぞみさんはジュース、主宰はアイスクリームと紅茶。紅茶はホテルで出たティーバッグと同じものが出てきた。アイスクリームには苺が乗っている。日本よりずっとよい。加藤のぞみさんは、何はともあれ今回は残念だったのだが、あまりその話はせず、事態をしっかり見つめている様子。都会に出て仕事をして、時々ふるさとに帰るのは世界中同じだから、時々日本に帰ればいいのですというのが、慰めの言葉。7時過ぎにハン・シャティールを出る。加藤のぞみさんはバイテレクに行ってみるという。ではここでお別れ。カルメンは日本語ではいやですかと聞くと、原語でないとという答え。音楽フェスティバルは公演の目処が立たない状況だが、変数のひとつは消えた。
ホテルに着いて、タクシーを催促。程なく、外に待っているKIAだと言われ、乗り込む。エアポート。町中は結構混雑している。行きは10分、帰りは20分という感じ。飛行場に着いて4000テンゲを払うと5000だと言う。予約代かなと5000を払う。降りて、さてどこへ行くのだ、大きくない飛行場なので、どこに着いてもかまわないのだが、デパーチャー、アライバルと運ちゃんに告げるのが普通で、やはり衰えている。運ちゃんも運ちゃんで、聞くのが普通だが、素人だね。
とにかくチェックインカウンターを探す。もう8時過ぎなのにフライトが出ていない。両替をしたいが、1階だと標示が出ている。両替をし、ターミナル1はどこだと聞くと、あっちの新しいビルだと言われ、オフィサー集団にもう一度聞くと、北京ならここだとやっと到着。新しいビルで、中国は優遇されている。チャックインは時間がかかる。北京/羽田の搭乗券発券に時間がかかったようだ、イミグレーションは空いているが時間がかかる、大したことではないが。待合に入り、お店を物色。遊牧民の絵が描かれているチョコレートがあった。どの絵も風情があって良く、迷ったが、らくだでなく、馬の絵のチョコレートを買う。ここではカードが使えた。あとは時間待ち。椅子に座って寝てしまう。だれかに起こされる。もう搭乗だ。乗り込んで、今日はもう寝るぞと寝てしまう。
7月28日(金)
目が覚めるともう朝である。朝焼けが赤い。スモッグのせいかもしれないと、楽観は許されない。1時間半ほどして北京に着陸。ゆっくり降りて歩いて、時計が9時半を指している。おかしいのだが、気にも留めずトランジットを目指す。これかなこれかなと探し、人の少ない方に並ぶ。後ろに西洋人の女の人がいたので、ここと向こうの人の多い方とは何が違うのと聞く。女の人は、こちらは入国72時間以内のビザフリー、あちらは普通の入国と教えてくれる。ところで今何時ですかと聞くと6時半と即答。日本の女の人は、物事をわからないことで科(しな)を作り、男に助けてもらうのが流儀だが、西洋人は違う。何ら男と違わない。しばらく並んで、入国カードが置いてあるテーブルがある。書くのかなあとカードを取り、また女の人に、トランジットなのに入国カードを書くのはおかしいのでないかと聞くと、別のゲートがあるはずだと言う。行って見る、サンキューと礼を言って歩き始めると、別のおじさんが、あっちだと教えてくれる。行ってみると、往きと同じことのようだ。場所も同じなのかはわからないが、同じ可能性が高い。従って、また往きと同じパスポートチェックとX線が待ち構えている。荷物をコンベアに置き、X線をくぐると、ぴーという。おかしいな、ボールペンかなとポケットからボールペンを出して荷物のそばに置く。センサーを持った小柄な女の子がセンサーを体中に当てる。またぴーと言う。ポケットの小銭だ。手を突っ込んで小銭を出すが、まだピーと言う。着ているシャツは往きに着ていたものだが、アメリカ製で作りが大きく、ポケットは深く、指が普通では底にまで届かない。更に襞が着いていて、何度も指を突っこんだら、羽田で出しておいたはずの10円玉が出て来た。女の子はこん畜生という感じで、パスポートまでセンサーを当てている。別の男の係官も、ちゃんとしないからいけないんだよという感じの怒声を発している。最後は行け!と犬を追い払うような態度。アスタナではぴーと鳴らずに通過しているのに、北京で通過出来ないのは、事情があるのだろうからお気の毒だが、公務員が威張っているのは、歴史的な段階が30年から50年遅れている。せいぜい日本に来て、文化の違いを浴びてください。それからX線の通過にもノウハウがあることを忘れていた。これも衰えのひとつ。
さて中に入って、またゲートがわからないが、ゲートNo.を頼りに歩いて搭乗口に着く。途中で見た時計は、また狂っている。水を飲んで、時計を探しに行く。2階に行くと7時43分を指している時計があった。これは合ってる。あとは待つだけ。搭乗して、今度はスチュワードのお兄さんが丁寧に、洋風かチャイニーズかと聞くので、洋風を頼み、きのうから食べてないので、勢いよく食べ、やがて日本が見えてくる。海岸の向こうに陸があって、またすぐ海になる。三浦半島か。
着陸し、これだけかとカスタムが利くので、これだけと答える。申告するものはと聞くので、ないと応える。どこへ行って来たと聞くので、カザフスタン。何しに行ってたと聞くので、オペラリアと答える。フロアに出て両替。9863円が戻って来た。4万円ドルにして約3万円の消費だから、予定通り。日本のことは書くことがない。電車に乗って小田原で箱そばを食べ、暑い日本をのろのろ歩き、4時45分、家に着く。往きと帰りの北京が愉快でないが、カザフスタンは好感度に満ち、ファイナリストに残らなかったのは残念至極だったが、楽しい旅行だった。
2017. 9.9 明神林道
おろかな夏が8月22日でようやく終わり、8月27日(日)、汗かきに自転車で明神林道へ出かけました。明神林道は夕日の滝方面から南足柄に戻ったことはあるが、逆はないので、近隣の道・山は歩きつくした残り少ないバリエーションで選びました。いつものように紅茶と卵を挟んだパンを食べて1時前出発。諏訪の原への最短急坂を登って、諏訪原経由久野林道へ上がり右折。期待通りほとんど舗装してある。すぐ南足柄に入り、矢佐芝、グリーンヒル、緑陰診療所へ降りる道を通過、自転車が上から下りてくる。一つ上の林道から降りて来たのだろう。緑陰診療所へ降りる道を過ぎると砂利道が多くなり、石ころが大きなところでは自転車を降りてしまう。つぼのマウンテンバイクはもう壊れて、2003年に買った一応ロードレーサーではとにかく走りにくい。大雄山手前で牛若丸みたいに笛を吹いている人がいる。人に会ったのはこの二人だけ。大雄山の道に出てすぐ左に、まるたの森20分とある道に入る。これは山道だった。木の根が階段状になっていて自転車を持ち上げるのが大変。なんとか突破してすぐ舗装路に出る。まるたの森の駐車場は倍の広さになっている。明神林道に入る。以前を思い出しながら走る。上り下りもほとんどなく快適な道で、後半に入ると蝉も鳴いておらず、静謐と言ってよいほどの道。矢倉沢近くになって蝉が再び泣き出した。矢倉沢への分岐に着き、左へ行く。ここから登りになる。なかなか大変。高度100mほど上がる。登りで直線が続くといやになって2度ほど歩いてしまう。黒白林道分岐に出る。夕日の滝方面は1600mと標示がある。金時神社方面に向かう。しばらくして10.5kmの標示がある。そうか金時神社までは12.0kmくらいなんだと進むと、次の標識が12kmと増えている。なんだ起点は大雄山からなのか。半分は歩きながら、桧山林道分岐に着く。大きな表示板に12000何メートルと出ている。ここは3〜4年くらい前、久野方面にはつながっていなかったので、少しは進んだかなと見に来たのだが、えーつながったのか? 東日本大震災で林道どころではないだろう、もうつながることはないのじゃないかと思っていたが、予算が付けば道は出来るのだ。以前の行き止まりの位置を確認したくて走り出す。そんなに遠くはないはず。金時山が見えてくる。ここは写真を撮ったはず。自転車は面倒なので、置いて歩く。余程早く歩ける。どんどん歩く。工事残土を沢に捨ててある土手が出てくる。こんなのは無かった。ざあざあと流れていた水がない。どうやらなさそうだ。前の場所の確認はあきらめて戻る。5時位だろう。すぐ自転車に着いて、下って、下って、ブレーキの利きが悪く大変。矢倉沢トンネルから金時神社、仙石原、国道1号線、宮ノ下で帰るつもりでいたが、もう暗くなってきたので、夕日の滝方向に戻る。足ブレーキを併用し、標識が11.5km、10.5kmと減り、分岐に着く。黒白林道を下る。下り12%。自転車のブレーキでは止まらない。歩くしかない。夕日の滝への道に出て右折、金時山に登った時に撮った鯉のぼりが泳いでいた世界遺産みたいな所はここだ。駐車場の上に着き、降りてトイレ、戻って下る。またブレーキの連続。恐いので歩道を走るが、狭くて歩いてしまう。つづら折りの下りになる。怖い。降りきって矢倉沢バス停のT字路。もう真っ暗。後ろから来る車は全部自転車をよけてふくらんで走る。当たり前と言えば当たり前、偉いと言えば偉い。そろそろ下界だ。文化会館方面の信号に着いた。そこから直進して、カン太の病院はどこだっけ、和田河原の信号を過ぎてからだった。忘れている。山崎の交差点に出る。今年はプールに3回も来ていて、帰りはみな田舎の道を走っていたが、飯田岡のあたりの舗装が悪いので、県道の車道を走る。またみんなよける。どんどん行って、分岐は皆左を行って、255旧道から255に出て、大工町を右折、錦通に自転車を置いて、ラスカで手を洗ってライオンに行く。2013年7月11日、矢倉岳に登ったあと、ビールを飲もうと銀座ライオンに来たが、ベルジュはやっていなかった。2015年11月、箱根登山イーストとして再開。リッタージョッキをたのみ、くじ引き1等が当たる。ガーリックポテトを食べ、またリッタージョッキ。くじを持って来ないので催促し、また端っこを引くとまた1等。小さなグラスが4杯飲める。11月いっぱい期限。4年も前の仇がやっと取れた。9時過ぎ家着。
2017. 9.10 USオープン
8月27日からUSオープンが始まりました。28日(月)朝、シャラポアがやっている。1年半ぶりで、今回は予選からの出場とのこと。相手は2位のハレプ。シャラポアは以前の力任せ一辺倒でなく、早いタイミングからの返球が多く、フルセット、ベスト8並みの1回戦となる。2-1で勝ち、ウィンブルドン初優勝の時のように正座で座り込み、これは優勝だと思いました。結局4回戦で敗退しましたが、なんといっても華があるので、楽しみです。大阪なおみと奈良くるみも3回戦敗退となったが、活躍。今後が楽しみです。
優勝はスティーブンス。やはり怪我で休場していたようでしたが、スタイルがよく、復活歓迎です。いずれ大阪なおみとの対戦が、沸かせてくれるでしょう。
男子は休場が続出で、これはまたナダルとフェデラーの決勝だと、安心して見ていました。
トーナメント表でデルポトロとティームが当たることになるので、これは楽しみと思っていましたが、9月4日(5日朝)、デルポトロがやっていたのに、相手がティームということを忘れていて、最後の方しか見ませんでした。1-2で負けていたのを第4セット、第5セットで逆転の大変な試合。フォアは、宮本武蔵が木刀をふりまわすようで、ものすごいスピードが出て、場内がどよめく。
ベスト8でフェデラーを破り、準決勝はナダル。どちらも応援したい試合で、デルポトロが第1セットを取ったが、第2セット以降、ナダルが戦法を変え、3-1でナダルの勝ち。この前日、2009年の準決勝でのナダル戦のビデオをやっていましたが、3セットとも2-6でナダルの完敗。テレビはナダルの腹筋がと言っていましたが、テレビを見た記憶もなく、こんなに一方的だったかと不思議です。ナダル特有の、ひっきりなしに体を動かす動作が少なく、それに対して今年は元気そのもの。録画してきのう第1セットを見ただけなので、これから残りを見て、またサマリーを書こうと思っています。アンダーソン(南アフリカ)との決勝が明日(11日朝)なので、その前に書いておきました。
エイコさんの、観察の細かい観戦記が3つあります。
1.奈良くるみの2回戦、クズネツォワ戦で、奈良くるみはペットボトルを自分でゴミ箱に捨てる。スタッフにやってもらえるのに。
2.デルポトローティーム戦で、ティームの最後の一打がアウトの判定。ティームはチャレンジが残っていないのをデルポトロがチャレンジ。勝ってるのだからチャレンジしなくていいのをチャレンジする。優しい。
3.デルポトロ戦に勝ってナダルが着替え中、デルポトロが退場し、拍手が起こった。ナダルも着替え途中なのに拍手を送った。こういうところ、かわいいでしょ。
ところで大相撲秋場所が始まりましたが、3横綱が休場でUSオープンみたい。一人横綱日馬富士が優勝すればいいのですが、ラジオのニュースで3羽ガラスは全員負け。
2017. 10.15 USオープンと大相撲秋場所
USオープンは翌11日、ナダルの順当勝ち。松岡修三の解説が情緒的でうるさい。彼は除菌のCMはおもしろいのですが、シリアスな場面の解説には向かない。日本全体が1980年代以降面白おかしく生きているので、かつそれをクールジャパンと称して売りにしているので、少しは残っているシリアスな出来事に対して、どのように対処したらいいのか、日本中がわからなくなっているのです。(念のため言っておきますが、シリアス一辺倒に固執している数少ない人達は時代遅れというのです)
とにかくUSオープンでナダルが今年2回目のグランドスラム優勝を遂げたと言う事実を記録しておくだけで充分で、心安らかでいられます。
大相撲秋場所は先場所書き忘れた碧山が怪我で休場。碧山は、2〜3年前、北の富士さんが強くなると言っていましたが、その後低迷。先場所下位で大勝ち、顔つきが厳しくなっていて期待していたので、残念です。中日から出場し3勝。来場所に期待します。
照ノ富士は膝がだめで、手術もしたそうで、6日目から休場。大関陥落しますが、3場所くらい堂々と休んで、出直せばよいのです。もともと強いのだから大丈夫。
逸ノ城は上手投げで勝つ相撲が二日続き、堂々と寄り切る相撲が千秋楽にあり、それでも8勝止まり。遠藤は下位で10勝。両者とも一喜一憂するのはやめます。ナダルのように復活すること。
さて優勝ですが、ひとり横綱日馬富士が10日目で4敗と絶望的でしたが、気の弱い大関が自滅して決定戦で逆転優勝。4敗の優勝というのは記憶にありません(テレビによれば、記録にはあるようです)が、千秋楽まで持ち込んだ時には、もう勝ったと思いました。優勝インタビューで、若手が出て来て圧力を感じると言っていました。その若手ですが、遠藤・逸ノ城がもたもたする内に、どんどん出て来ていて、それが皆短身のあんこ型というのはどういうわけか? 新入幕の朝乃山はわりと大型ですが、強くなるかどうかまだわかりません。
今場所は錦木が十両から戻って来て6勝と健闘。3役と平幕を行ったり来たりしていれば立派な関取ですが、平幕と十両を行ったり来たりするのも、立派な力士と言えます。錦木は遠藤が脚光を浴びていたころ幕内で相撲を取っていた地味な力士ですが、そして遠藤の方が十両生活は少ないので上だと言えますが、何度も言いますが、発憤して欲しい。
十両では安美錦が勝ち越し、来場所1年以上ぶりで幕内に復帰します。応援する力士達! 見習う力士を見習ってください。
(11/1/2017追記。大砂嵐は十両下位で大きく負け越し、幕下陥落は確実で、引退してしまうのかと心配していますが、場所後のちびっこ達との相撲に出ていました。包帯もなしにでしたが、九州場所が始まったら確認してみます。)
テニスに戻りますが、ATP1000の上海オープンをNHKが放送していて、今、ナダルとフェデラーの決勝をやっています。録画してるので、後で見ます。ナダルの活躍で、遅いNHKが放送を始めたのですが、見ていて感じるのは、中国との国力の差です。中国ではこんなに簡単にナダルvs.フェデラーの試合を見ることが出来るのだということです。日本に来たのはナダルが1度だけ。ツァーがないからですが、結局テニス人口が少ないから仕方ないのですが。スカパーで音楽専門チャンネル、クラシカジャパンの宣伝をやっていました。そこで、先日のOperalia2017で優勝した南アフリカのテノールがもう映っていました。これもすそ野の違いを見せつけられる出来事です。
(録画はされていませんでした。理由はわかりませんが、時々あることで、がっかりです。大河ドラマの録画を、おもしろさの桁が違うと思いながらいやいや見ていました。テレビ付属の録画(HD)はとにかく使い勝手が悪い。ボタンのONOFFでメニューを選ぶ方式は、パーソナルコンピューター以前の端末方式で、選択に時間がかかり、必要な箇所にたどり着くのが大変。マウスの発明は偉大だということです。更に言うと、テレビが、その巨大さにあぐらをかいて、改善を怠ってきたのがそもそもの原因です。)
2017. 11.17 大相撲九州場所
大相撲九州場所は始まったばかりですが、いろいろあるので、逐次書いておきます(一生懸命書くというより、記録しておくということです)。
安美錦は39歳の再入幕ということで大人気、初日は10本以上懸賞が付き、5日目まで5連勝と活躍中。
大砂嵐は十両に踏みとどまっていました。黒星先行していますが、注目しています。
さて照ノ富士は膝が治らない中での出場で、4連敗、5日目から休場。初日に北の富士さんが1年くらい休めと言っていましたが、その通り。4日目はテレビが鳴っているのに見もしませんでした。だめだよ。
さて、日馬富士が場所前に貴乃岩をビール瓶で殴って頭蓋骨骨折のけがをさせたというニュースが3日目(火曜日)に流れ、大騒ぎ。貴乃岩は髄液漏の疑いもありということで、大けがのようですが、翌日には相撲を取っており、その後の被害届と診断書と休場届のタイミングの不可解さは、物事が隠されていることは明らかで、ご多分にもれず、世間は「組織がけしからん」と「横綱の品格」の大合唱です。
品格から先に書きますが、横綱要件4か条みたいなものが放送されていましたが、スポーツの原点は闘争心であることを忘れている。日馬富士の気迫はテレビで見るだけでもすさまじく、近寄りがたいものがありますが、余程腹が立ったのだろうと思います。手をつけられない村のあばれんぼうの悪童が、相撲を通じて立派な人格者の横綱になることはあり得ると思いますが、全員がそんなである必要はない。そんなの無理です。人々はひとえにその強さに喝采を送るのです。横綱を聖人君子に仕立て上げるのは、そうすることが都合のよい周りの社会がそうさせているので、そのため、我々は朝青龍を失った。
お相撲さんは、言葉で、理屈で考えることが苦手ですから、理路整然と自己弁護をすることは苦手で、腹を立てることは人並みに立てますから、「殴ってしまった」ということはあってもしかたがない。代わりに、素直に「ごめん」とあやまればいいのです。言葉は苦手で喧嘩もするけど、気はいいというのは犬や猫と同じで、われわれは犬猫をかわいがっているでしょう。日馬富士に言うことは、「当人同士で解決しろ」ということだけです。
組織の方に移りますが、相撲協会は元お相撲さんの組織ですから、やはり「言葉で、理屈で考えることが苦手」ですから、問題がおきたときにどう対処すればいいかがわからないのです。顧問弁護士でも雇っておけばいいと思いますが、その弁護士の話す法律用語もしくは法律的な話が、また理解出来ないのです。昔に比べてせちがらく利口になった世間は、それがけしからんと理路整然を求めますが、やはり野に置け、れんげ草で、村社会のままに置いておけばよかったのです。そういうふうに後戻りすることはむずかしいでしょうが、せめて理路整然の社会にいる人達は、相撲社会をそっとしておいて欲しい。理路整然
の社会に住む人達の見苦しい言動は毎日のようにテレビで流れているのだから。
事態は今日(17日)、ようやく警察の日馬富士への事情聴取が始まりましたが、これも遅いと思います。いずれ全貌があきらかになるでしょうが、あやしいのは相撲取りらしくない貴乃花です。かつて宮沢りえにひどいことをしたことを忘れてはいけない。
11/27/2017記
大相撲は白鵬の優勝で終わりましたが、今場所も横綱と大関が一人づつでした。そのことは大したことではないのですが、日馬富士問題は場所中は進展がなく、今日から横審会合ということで、決着までは時間がかかるでしょう。
安美錦は千秋楽で勝ち越し。碧山は、二日目、寄りをこらえて右膝を痛め休場。相撲は一生懸命とれば怪我が多くなりますが、碧山は中日から再出場。星は3勝止まりでしたが、応援してます。十両の大砂嵐は勝ちこし。しばらくは相撲界に留まるでしょう、応援してます。
遠藤と逸ノ城も勝ち越し。「若手がどんどん出て来て」と言われますが、ほんの3年前の若手が話にも出なくなって、応援し続けるのも大変。
この日記は、きらいな力士のことは書かないのですが、若手のあんこ型3力士が出てきて、宇良は休場、安武咲は生意気なのできらいです。主催は生意気な人はそんなにきらいでないのですが、安武咲はきらいです。理由の説明がうまくできませんが、いつか書けることもあるでしょう。3人目の貴景勝はいい力士です。突っ張りが見事。こういうタイプの横綱はいなかったので、どこまで行くかはわかりませんが、注目します。
先場所、あんこ型力士ばかりと書きましたが、北勝富士は大きな体で性格がよく、大変よい。
同じく大きな朝乃山はどうしてこんなに星が上がらないのか不思議です。一心太助の千代の国は勝ち越したり負け越したりで不思議ですが、勢も同様に不思議です。
さてなにより日馬富士問題ですが、千秋楽の白鵬のおかしな挨拶はともかく、喧嘩両成敗に尽きる問題が、組織の問題になってしまって、こうなるのは組織の本質ですが、こんな組織は解体してしまえばよいのです。白鵬が14日目に、立ち会い不成立を訴えましたが、余程たまっているのでしょう。白鵬共々、あばよとモンゴルに帰ってしまえばよい。
貴乃花の、警察が捜査中という言い訳は一応もっともですが、宙を睨んだ話し方は宮沢りえの時とそっくりで、今日は後援会での挨拶が参加者のビデオで長々とテレビに出ました。口をつぐんでいる人間が、仲間内のビデオ流出を止められないのは脇が甘く、よく平成の大横綱などと言えたものです。
引き続きなにかあったら書きます。
12/1/2017記
11月30日、日馬富士が引退を表明しました。組織の好き放題の処分を待たずに先手を打った感じで、納得が行きます。ひめゆりの塔の集団自決や今東光のお吟様のように、絶対の拒否を貫く手段と似たものがあり、大変よい。まわりの組織・人は、自分には瑕疵がないことを前提にことをおさめようとし、小保方さんの時とまったく同様で、組織を解散・辞任する覚悟でことに臨んでいないから、無様な体をいつまでもさらしている。
記者会見冒頭の伊勢ヶ浜親方の挨拶は、中学生のように素直で、無念の涙も共感を呼びます。日馬冨士はやはり勝負師なので、めそめそせず、逃げも隠れもしない態度を通しました。記者の愚問には親方が、「それはさっき答えたでしょ、他の方どうぞ」とか、それでも出る愚問には、日馬富士に「黙ってりゃいいよ」と、理路整然の世界に住む住人とは別世界であることを見せつけました。おかげで質問も出なくなり、わずか25分で終了しました。
本日(12月1日)は理事会が開かれたとのことですが、白鵬にもとばっちりが行き、注意を受けたようですが、はいはいと聞いておけばいいのです。屋台骨を支えているのはどちらだということです。白鵬は優等生で、天心爛漫に振るまえた朝青龍がうらやましくて悪ぶるのですが、それがセンスがよくないだけで、40回も優勝したのだから、堂々としていればいいのです。
あとは送検されるまでは進展がないでしょう。
12/25/2017記
日馬冨士は送検されましたが、小保方さんの時と同じで、本人がもういないのだから後の祭りで、その後の動きは組織内争いでしかなく、書くことはありません。
九州場所で書き落としていたことをひとつ書きます。
遠藤が白鵬にかちあげを食らい、ほとんど腰砕けのようになって負けましたが、遠藤は何年も幕内にいて、白鵬に勝ったこともあるのに、負け方がだめです。自覚がない。白鵬はとばっちりを受けて、かちあげもけしからんということになっていますが、初場所でこれを跳ね返して優勝すれば、見返したことになるので、応援します。それより、ちゃちな造反者のおかげで、初場所の興行が出来るか危ぶまれている相撲協会がかわいそうになっています。
2017. 12.17 今年の大河ドラマ
今年の大河ドラマは本日で終わりますが、つまらなかったので、最終回を見る前に書いておきます。
つまらない理由は、2年前と同じで、女性の脚本家はドラマチックな盛り上がりを書くことが出来ないためです。所々面白いセリフはあるのですが、これなら本で読んだ方がよい。
主役の柴崎コウは愛嬌があって応援していましたが、最後の3ヶ月は息子の出世物語になってしまい、それが波瀾万丈の気もなく、また、それまで出ていた取り巻きの家来もちりぢりばらばら、魅力的な役の頭(かしら)も姿を消し、最終回の一つ前からまた出て来ましたが、時既に遅く、要は構成が弱いということです。中盤、但馬の守が死ぬところは女の人に人気があったようですが、それは部分を評価しているに過ぎない。大河ドラマは紅白歌合戦と同じで、大衆受け(それも年寄り)しないとだめなのです。
本能寺の変も、信長の死をせりふだけで表し、時間にすると1分くらいで、従来の2日かけて描くのと大違い。もっとも、信長の代名詞である桶狭間の戦いは、これで今川氏は滅んだのだと思っていましたが、ドラマの最後まで息子が生きていることがわかりました。メディアの印象操作というのは強いものだということです。
番組の終わりに映る郷土史みたいな映像は、歴史の積み重ねを感じさせ、いいものですが、こういうレベルで大河ドラマを作ったら日本中が題材になる。我が久野も北条幻庵が出たところで映りましたが、テレビに映ったからうれしいなどというものではありません。
民放を見ていると、大河ドラマで出ていたおびただしい数の役者が、コマーシャルに出ています。大河ドラマは紅白歌合戦と同様、役者にとっては登竜門だということです。肯定も否定もしませんが。
今日、最終回を見て書き加えることはないと思って書いています。ビデオは、筋の展開がわからない時、もう一度観るために録ってあるのですが、繰り返し観たのは少女時代だけでした。それでも念の為録っておいたのですが、ようやく削除出来るのが楽しみです。 2017.12.17 18:03 記
2018. 1.20 相撲と全豪オープン
大相撲と全豪オープンが相次いで始まりましたが、まとめて総括するのが少しきついので、逐次記録していくようにします。
大相撲は悲惨の限り。照ノ富士は力なく2連敗の後、休場。理由が糖尿病とのことで、11月には酒を飲んでいたはずで、どうなっているのだと思います。舞の海さんが、だましだまし行くのか、根本的に直すのか、決断の時と言っていましたが、その通りです。
白鵬は張り手とかち上げが出来なくなって、大いにやりにくそう。結局また足親指を痛め休場。
遠藤の伸び悩みと共に出て来た好きになれない力士たちも、相撲自体をいいなあと思いながら見ていた故のことなので、余り何とも思わなくなっています。一番魅力ある力士が安美錦ですから、しかしそっぽを向かずに注視し続けるのがつらい。
大砂嵐は連敗が続いており心配。
5連勝する力士が複数いて、彼らが場所を救うことになればと思っています。
中でも鶴龍は休場明けですが、相撲ぶりがよく、足がぴたっと土俵に付いており、復活の優勝を遂げるということはよくあったことですから、優勝して欲しい。モンゴル連合は人材が豊富ということです。
15日から始まった全豪オープンは相撲と比較すると輝きが違う。まだあまり見ていないのですが、きのうナダルを久しぶりに見ました。ノースリーブで、ギリシャ神話の力持ちを見るよう。昨年全米で優勝した後のいろいろある試合では勝ち続けるというわけではなく、膝の故障とかいう話も小耳にはさみますが、惚れ込んで見続ける選手ということです。
あとは大阪なおみが4回戦突破しました。インタビューがかわいらしく、これから優勝めざしてやって行きますかという質問に、イエスと普通に答えていました。楽しみです。
1/27/2018記
大相撲は安美錦が5日目にまた膝を痛め休場、しかし月曜(9日目)に炎症が引いていたら出場するということっで、10日目から再出場。その後1勝しかしていません。
照ノ富士もインフルエンザにもかかったのに11日目から再出場、まったく勝っていません。来場所は十両です。
大砂嵐は無免許運転で事故を起こし、休場。奥さんが「自分が運転していた」と証言していて、エジプシャンらしくていいのですが、休場まで1勝しかしておらず、絶望的です。
とにかく怪我が多く、休めば番付が落ちるきびしい世界で、セーフティネットはないものだろうかと思います。格闘技だから怪我は仕方がない、自己責任だと冷たく突き放すことは心情的に出来ません。唯一横綱だけは1年休場後に全勝優勝した柏戸を引くまでもなく、納得ずくで引退する道が許されていますが、要は「怪我をしていなかったらこのくらいの番付が相当」という評価をして番付を決めるというわけにはいきませんか?
その横綱鶴龍は10連勝後、引き技が出て2連敗、その後も2連敗で気力がなくなったのでしょう。好調を維持した栃の心が本日14日目で優勝しました。栃の心はまじめで好感が持てますが、かつてはやはり怪我で幕下まで落ちた力士です。白人ですから白い肌ですが、それがサーモンピンクのように赤く染まり、体を張っているそのものです。昨日の逸ノ城を寄り切った相撲は見事の一語に尽きます。
逸ノ城は今場所、目が覚めたかなという相撲を取っています。
新入幕の阿炎は慎吾くん(香取慎吾)みたいに明るく、おもしろい力士が出てきたものだと思います。足が相撲取りにしては長すぎると思いますが。
今場所強くなったのが豊山。名前負けしていましたが、伸びる時は伸びる。
とりとめなくしか書けないのですが、引き続き注視をしていかなくてはならないのがつらい。
さて全豪オープンですが、第1週はほとんど見てない中、今回もナダルとフェデラーだなと思っていました。
しかし2週目に入り、5回戦でチリッチとの第5セットで膝の痛みのためリタイア。映像は全然見ていません。ナダルに勝ったことのある選手は、ナダルが好調の時は手も足も出ないということが多く、チリッチもそのひとりでしょう。またフレンチオープンまで待つしかありません。
大阪なおみは5回戦でハレプに負け。でも今後が楽しみです。テニスの方は相撲と違って期待度が大です。
今netを見たら、主催者は選手の怪我が多すぎることに対する対策を考えるべきだというナダルのコメントが載っていました。テニスも相撲同様だということです。8.04 p.m.
2/5/2018記
全部終わって記録だけしておきます。
安美錦は結局3勝。照ノ富士はゼロ勝。栃の心は14勝1敗。全豪はフルセットの末、結局フェデラーの優勝。第5セットが激戦だったのか、わかりません。今スコアを見たら6-1です。やっぱりフェデラーという試合だったのでしょう。WOWOWオンデマンドを見るのも大変で見ていません。
2018. 3.30 大相撲春場所
大相撲春場所は横綱が全員休場とかで、もうだめだなと思っていましたが、鶴龍が何とか出場、先場所同様勝ち続け、先場所の崩れもなく、栃の心に寄りきりで敗れた以外は勝ち、(千秋楽高安との取り直しで負けましたが)13勝2敗で優勝しました。日馬冨士が昨年秋場所の逆転優勝が花道だったように、鶴龍も花道は確保したというところです。ビデオを撮り始めたのが3日目からで、全部見終えたのが28日(水)と力が入らなかったのですが、それでも見ていると「相撲はいいなあ」と思う事しきりでした。
十両に大砂嵐の名はなく、照ノ富士も勝ったり負けたりで、アナウンスが全然ない。テレビを見たかったのですが、十両の相撲は、今どの辺の取り組みかが、ずっと見ていないとわからず、結局見ることはなく、14日目で負け越し、千秋楽も負けて6勝9敗。幕下まで落ちて這い上がって優勝した栃の心のこともあるので、見守りますが、世間というのは冷たいものです。
安美錦も負けが先行していましたが挽回し、千秋楽に幕内で取って勝ち越し、来場所はまた幕内です。
この調子では大相撲自体がだめではないかと思うのですが、満員お礼が続くのは不思議です。結局後継者が育っていないことが問題なのですが、家貧しくして孝子出づみたいで、遠藤が筆頭で勝ち越し、逸ノ城も先場所から進境著しく、終盤もたつきましたが勝ち越し。遠藤・逸ノ城の伸び悩み中に上がって来た力士はみなもたつき、3羽ガラスの2羽が遅まきながら伸びてくれればと思います。栃の心も先場所の優勝で相撲が自信に満ちている。差し手の方向に寄らないのは相変わらずですが、性格のまじめさは日本人より上で、大関になるかもしれません。
あとは白鵬がきれいに土俵を去ってくれる前に、ヒーロー達が跡を継いでほしい。
全く別件なのですが、このホームページを作っているAdobeMuseがあと一年で開発を終了するというメールが26日に飛び込みました。説明が英語だけで苦労するのですが、AppleのiWebが無くなった時の悪夢がよみがえる。要するに世の中は専門家と一般人が大きく開いて、htmlを使える人と、あんちょこなfacebookで満足出来る人の両極端になってしまい、「facebookには飽き足らないが、htmlは出来ない」主宰のような人の数が減る一方だということです。アプリケーション自体はずっと続くようなので、絶望ではないのですが、他に乗り換える手間も大変で、メンテナンスフリーとは到底言えない状況が続きます。
2018. 6. 5 しろちゃん3
しろちゃんについて書くことは二つあるのですが、随分前の話で、日付けを調べなければならないので、いつまでたっても書けない状態が続いていました。しかし6月4日に至って重大事態が発生し、それどころでないので、そちらを書きます。
6月3日夜中の3時半に、にゃあにゃあ鳴いてエイコさんを起こす。翌4日もにゃあにゃあ鳴いたが、眠かったので、エイコさんは無視する。するとしろちゃんはエイコさんの毛布におしっこをした。(4日が何時ごろのことなのか、無視したというが、部屋に入ったのだろうから無視も何もないし、朝になって、2階に上がるドアを閉めていたかと聞くので、いつも開けてるのに、閉まっていたら2階に上がれないし、とんちんかんな事ばかり言う。どうなってんのかわからないというと、もういい!と詳細はそれきり。しかし、、)しろちゃんの様子がおかしい。下の8畳の部屋に入ってうずくまっている。
尻尾を上に折りたたんでいる。こんなことは今までない。
「午後、病院に連れていく」と言って寝るが、震えているとエイコさんは再び2階に上がってくる。
エイコさんはだっこして病院に行くが、あばれてふりほどき、全力でうちに戻ってしまう。仕方がないのでバスケットを出して、抵抗するしろちゃんをお尻から押し込む。エイコさんは自転車にバスケットを載せて病院に行く。2時間ほどして帰ってくる。膀胱炎だと言う。糖尿病の気もある。水をよく飲んで、痩せてきたら糖尿病だと言われたので、様子を見ることにする。炎症を止める注射をして、おしっこを取るのが大変だったが、おとなしくしていたという。
しばらくしてやや元気を取り戻したが、庭の縁台の下で休んでいる。こんなこともこれまでない。
2週間ほど前から、左上の犬歯が抜けていたが、歯槽膿漏だという。弱い子なのかなあ、雑種だから、ペットショップだからということで弱いということはない、強い子も弱い子もいると心配は尽きない。夜になってほぼ元気を取り戻したが、昨年3月に左耳に虫が入ったか、または中耳炎でふらふらして病院に行って以来、首を左にかしげている動作を時々する、それが今回も出ている。
写真は検査結果です。
2018. 6. 5 テニスと大相撲夏場所
クレーコートシーズンが始まってNHKがATP1000の中継をしている。モンテカルロでナダルが錦織と決勝、優勝。次のバルセロナはATP500のようで、テレビはなかったよう。次のマドリッドは決勝がズベレフとティーム戦だったので、ナダルは負けたようだ。次のローマは、2年前まで負け続けていたジョコビッチと久しぶりで当たる。その後のジョコビッチの自滅で対戦がなかったわけだ。試合はラリーの応酬になり、相変わらずすごいが、ナダルの勝ち。残念ながら、2011〜2012年頃のものすごい試合とどちらがどう強くて弱いかを論評することは出来ません。相撲なら出来るのですが。
とにかくローマは優勝、それも何年ぶりというアナウンス。昨年はティームに負けていたのだ。ところでローマの観客席の色は、ウィンブルドンとも全仏とも異なる、なんとも言えないいい色です。ビデオを撮っていないので、どのような色とも書けないのですが、来年の楽しみに取っておきます。
さて5月13日に相撲が始まって栃の心が快調。強くなるということがあるのだという久しぶりの例。12日目、白鵬をがっぷり四つで寄り切った相撲は見事。もっとも白鵬は、照ノ富士にがっぷりで寄り切られた時と同様、勝負にこだわらずに初めから四つに組むと決めていた風があり、寄り切られたあと、負けたという感じの笑顔といってもよい表情が印象的。栃の心には今場所も優勝して欲しかったが、13日目、正代にはたき込まれる。正代はきらいではないのだが、どうでもいい時に勝つ力士になるなよと今後ともにらみを利かせます。14日目は鶴龍に負け。まわし裁きで適わないので仕方がないし、鶴龍の連覇はいやではないのですが、残念です。とにかくまわしをとれば負けないのだから、更に更に磨きをかけて、横綱になって欲しい。
今場所は逸ノ城も強い。星は上がらなかったのですが、白鵬を上手投げで破った相撲はすばらしい。相撲がまだ甘いので、取りこぼしが多いのですが、大関を目指してほしい。
遠藤は5日目、逸ノ城に勝った相撲はすばらしかったのですが、6日目に右腕を痛めて休場。再出場したのですが、そのせいか全部負け。まあしかたがないよね。6日目の相撲は何度もビデオを見るのですが、どうして痛めたのかがわかりません。
番付が下がって安美錦。足を痛めているようで、手は引くしかなく、4勝11敗で終わりました。もう引退してよいと思います。
最後に照ノ富士。先場所の全敗にもかかわらずまだ十両に留まっている。4日目まで全部負けて、5日目から休場。とにかく休めと思っていたらまた出て来て、結局全部負け。何勝何敗何日の休みかも十両ではわからないのですよ。本人が出たいと言っているのかもしれないが、親方はいったい何をやっているのだ。最後の方はテレビのアナウンスもしてくれない。栃の心が幕下から這い上がったことを忘れずに、最後まで見届けます。
さて27日に全仏が始まりました。ナダルは4回戦まで順当勝ち。フェデラーが出ていないので、選手図絵が様変わりです。今、ズベレフとティームが5回戦を戦っています。ジョコビッチが勝ち上がってくるか。
また書きます。
6/10/2018 10.00 p.m.
昨日は女子の決勝で、スティーブンス対ハレプの一戦。どちらも応援したくなる選手だが、スティーブンスは一度優勝しているし、どちらかというとハレプを応援。しかし第1セット、スティーブンスは突っ立っているだけみたいなテニスだが、時々タイミングを早めてデルポトロのような球が返って来て、1ブレークの3-6で負け。これは勝てそうもないなと見ていると、第2セット中盤でハレプがブレーク、スティーブンスは気のない雰囲気に代わり6-4でハレプ。椅子をコンピュータに移し、音だけ聞きながらメール処理、肝心の所だけ立って観戦、結果6-1の圧勝(楽勝?)。よかったねという感じだが、スティーブンスはよくわからない。そんなに試合をみているわけでないし、今回大坂直美は3回戦敗退だったが、いずれの対戦を楽しみにしています。
男子はティームが決勝に進出。ジョコビッチは5回戦敗退。つい1年前まで名を連ねていた選手が軒並みおらず、盛り上がりに欠ける中、ナダルに勝っているティーム戦がこれから始まります。
ところで、フランスの選手が多い。イタリアの選手も多い。かつて米ソが独占していた時代が、冷戦後、中国の台頭と共に、西ヨーロッパ勢が少なくなり、ここ10年はロシア・東欧勢の活躍がめざましいが、それがまた変わってきたのかもしれない。日本勢もダブルス・車いす・ジュニアまで含めるとやたら決勝に進出していて、これもおもしろい現象です。
6/11/2018
ナダルは勝ちました。第1セット1-0のあと、いきなりティームをブレークし2-0。なんだよと見ているとティームはすかさずブレークバックし2-2。ティームは1年経って、アラブ人のようにあごひげを伸ばし、かっこいいのは同じですが、ウィーン少年合唱団の面影はもうない。全てのストロークが高い打点からで、ナダルを振り回す。4ゲーム終わって40分経過とものすごい試合。これはかなわないなと見ていると、5-4で迎えた第10ゲームでナダルがブレーク、第1セットを取る。
その後はティーム君、メンタルの問題があるのか、去年と同じように、勝ち目がないという試合になり、第2セット6-3、第3セット6-2と、スコアだけ見るとナダルの圧勝だが、これから楽しみです。栃の心と同じで、グランドスラムで優勝するにはまだ超えねばならない山がいくつもあるのだろうが、ウィンブルドン、全米と楽しみです。
ところでWOWOWはウィンブルドンの前に、前哨戦の中継をするそうです。曰く、「グランドスラムだけ見ていてはわからない、その前の準備があることを知って欲しい」と来ました。NHKに聞かせたい言葉です。テニス人気が上がるのはうれしいことです。
2018. 6. 13 アップル
階下で使っているiMacは2012年4月に購入した21.5"(2011製)ですが、iTunesをAppleTV経由でテレビで鳴らすことが出来るので、それまでのPowerMacG4に加えて買ったものです。2016年末に動きがおかしくなり、2017年年明けにAppleに電話、2階で使っているMacBookProにないデータ(写真、iTunes)を「ディスクユーティリティ→ファイル-新規-フォルダからのディスクイメージ→選択→イメージ→コピー」で取り出し、iMacのHDは消去、OS(Sierra)をインストールして使用再開しました。2017年夏、再び動きがおかしくなり、Appleに電話。「S.M.A.R.Tが破損」と出て、これが出たら修復出来ないと言われる。外付けHDを買ってフォーマットーOSインストールし、人工心臓で生きてるようなものですねと話、しばらくこの状態で使っていました。しかし、この外付けHDが壊れたら一巻の終わりなので、対策としてMacMiniを購入し、ディスプレイはiMacを使用するという計画を立てました。年末にMacMiniが到着し、設定を始めるが、簡単にはいかない。Appleに電話し、アドバイスを受けながら一つずつ前進。先ずMacMiniの設定をしなければならないので、テレビにつないで設定。しかしコマンド+F2で画面が出ない。キーボードをMacMini用に買って来るが、英数用だったので返却、Appleストアで日本語キーボードを購入。自動ログインになってないとだめなので、そのように設定、3M程離れたテレビと無理矢理つないで、全ての条件をクリアしたはずだが、コマンド+F2でiMacのディスプレイはMacMiniのディスプレイにならない。(延々電話しているので、エイコさんに「飲み込みが悪いの?」と言われ、「そう言えなくもないが」と返事。)
「外付けHDで起動している場合はコマンド+F2でiMacのディスプレイはMacMiniのディスプレイにならないのではないか? それではMacMiniを購入した目的が達成できないので返品したい」と申し入れたのが1月4日、最終的に1月8日になって返品を受け入れてくれた。
記録を見ながら書いているのですが、正確にかくことはむずかしく、また記録が目的ではないのです。「買った目的が達成できなかったので、返品を了承する」というAppleの態度が素晴らしいと言っているのです。
折から、iPhoneのバッテリーが弱るとエラーが多くなるのは買い換えを促すためだという評判を打ち消すために、「2018年一杯、格安でバッテリー交換に応じる」というアナウンスがAppleから流れました。今、そのwebアーカイブを見ようとしたのですが、Safariが異常終了して読めません。同内容の記事をAppleホームページで探すと、2018.3.30付けの記事がありますが、webアーカイブの日付け(2017.12.28、主宰が記録した日か、Appleの記事の日付か、どちらかわかりません)よりずっと後で、webアーカイブに載っていた泣かせる記事は出ていません。しかたがないので、webアーカイブの記事を記憶で以下に書きます。
・Apple製品は堅牢で、長期間にわたって使用出来る
・買い換えを促すためにエラーが起きやすくするようなことはしない
・使用中にエラーが起きるようなことはあってはならないことである
・しかしバッテリーは消耗品である
・ついては2018年度一杯、バッテリーを低価格で交換に応じる
と逃げも隠れもしない内容で、製造業の言葉と思えません。
「MacMiniの交換もこれと同様の決定であった」というのが、今回の結論です。
さてMacMiniは返品されましたが、当初の問題(外付けHDが壊れたら一巻の終わり)が解決したわけではありません。しばらくiMacでしか出来ない作業が続き、毎回USBメモリにコピーしながら時間が経ち、5月連休に至ってiMacのHD交換に着手しました。先ずAppleに電話すると、サポート終了で、町のお店で交換しろとのこと。言われる通りに町のコンピュータ屋さんでHDを交換。今度は「OSの入っている外付けHDの内容をiMacに移植し、外付けHDをTimeMachineバックアップに使用する」という作業です。毎回の事で、一回で済むわけにいかず、今度もAppleに電話しながら処置しました。詳細を述べるのが目的ではなく、5月2日にAppleに電話、5月3日に町のコンピュータ屋さんに修理持ち込み、5月8日に修理完了、5月9日にAppleに電話、やりかたを教えてもらうが、iMacのHDがタイムマシンに設定されてしまい、正常に戻ったのが5月29日と、大変だということはともかく、この間のAppleの対応の丁寧さがダントツだということです。この一年で録画も初め、一通り用件が終わると、他にお気づきの点や不満があったら言ってくださいとか、Appleからのメールは、テンプレートのみが可能であるとか、ほんとに文句なしです。今回有料(3240円)のサービスでしたが、普段はほとんど無料で済み、AppleCareProtectiionPlanは必要なくなったのかと思うほどです。
2018. 7. 11 ウィンブルドンと大相撲
ウィンブルドンは先週(7月2日)から、大相撲は今週(7月8日)から始まり、今の所書くことがありませんが、ウィンブルドンはベスト8の試合が今日から始まるところで、サッカーと違ってちゃんと見ることが出来るので、何か書くことがあることを期待します。(大相撲は今日から3日目のビデオをみることから始めます)
2018.7.13
11日の夜中、ナダルはデル・ポトロとフルセットの試合。第1セットをナダル1ブレークで取ったところで風呂に入り、出て来ると1-1となっていて、2セットで既に3時間とテレビが言っている。一旦寝て4時半におきると、第5セット第8ゲームでナダルの5-3。第9ゲームはデル・ポトロが取り、第10ゲーム40-30からナダルが左右に振り、勝ち。デル・ポトロは最後の一打で負けたと思ったのだろう、倒れ込む。ナダルがデル・ポトロのコートに歩いて来てハグ、万雷の拍手。4時間48分の試合とテレビが言っている。第3〜5セットはサーブ優勢の試合だったのだろう。
同時進行のフェデラーーアンダーソンはフルセット、タイブレークなしのデスマッチを告げているが放映はなし。翌日アンダーソンの勝ちを知る。結局フェデラーvsナダルを見ることは出来ない。サッカーもそうだが、ベスト8に残るということは大変な事で、決勝を同じ組み合わせで何度も見ることが出来ること自体、奇跡的なことなのだ。
今日はまたジョコビッチとの準決勝。返り討ちにするのを楽しみにしているが、ローマで書いたように「残念ながら、2011〜2012年頃のものすごい試合とどちらがどう強くて弱いかを論評することは出来ない」のが、少しでも知見が増えるかという所です。しかし真夜中の試合で、見られないかもしれない。
相撲は4日目から白鵬が休場、6日目から鶴龍が休場と惨憺たる有様で、唯一の希望は栃の心が優勝して横綱になること。安美錦はまだ十両で相撲を取っています。十両にはとうとう照ノ富士の名前はなく、幕下で取っているのかなと大相撲ホームページで見ましたが、名前がありません。引退してしまったか。代わりにもう2年前になるか、豊ノ島がまだ幕下で取っていました。安美錦といい、豊ノ島といい、寂寥感あふれる人物で、いいなあと思いますが、潮時ということも考えて欲しい。日本人横綱は名前がなく、引退したかと思っていましたが、また休場でした。名古屋場所のテレビは星取り表の左の方が映っていなかったからわからなかったのですが、今日3人休場の確認が出来ました。生き恥をさらすというのはこういうことです。
2018.7.14 13:35記
準決勝第1試合はアンダーソンvsイズナー。いわゆるビッグサーバー同士で、サンプラスが典型だが、サーブが絶対優位の試合。したがってほとんどがタイブレークとなり、差はほんの1ポイントというテニス。久しぶりにこういうテニスを見るなと思ったが、2000年台半ばにフェデラーが出て、ナダルがそれに継ぎ、ジョコビッチも続いていたので、久しぶりという感じとなる。それはそれですごいのだが、ラリーになったら彼らは強くない。第1セットが終わってマッケンローの言として、これは長くなる、ナダルの試合は今日は出来ないと放送がある。今回もテレビを点けっぱたしで寝る。3時に起きてテレビをみると、案の定フルセットのデスマッチをやっている。これではナダルの試合は出来ない、日没まで少しでもやるのかどうかもわからない。今日のWOWOWの放映予定は、第1試合はナダル、第2試合が女子の決勝と出ている。(wowowのホームページは見にくくて(以前より見にくくなって)必要な情報にたどり着けず、昨晩少しでもナダルはプレーしたのかがわからない)
ちなみにアンダーソンは第5セット26-24で勝ち。これがテニスがサッカーを上回るところで、(以前にも書いたが)とことん決着をつける西欧人ということだが、これが第1次世界大戦、第2次世界大戦を生んだ西欧人ということでもある。
2018.7.15 10.27p.m.記。
結局、前日(13日)は3セットを行ってナダルの1-2。再開した第4セットはナダルのブレークで2-2。ファイナルセットは両者譲らず、またデスマッチに突入。ジョコビッチが先行なので、ナダルのサーブのときはブレークされたら終わりなので、気が気でない。(2013年フレンチの準決勝でナダルがフルセット9-7でジョコビッチに勝ったが、この時はナダルが先行だったので安心して見ていられた。2013.6.13参照)
デスマッチに入ると、ロングラリーは少なかったが、第15ゲームで、ジョコビッチが、ばてているのだろう、ファーストが入らなくなり、ナダルが二つのブレークポイントを握る。しかし粘りに粘られてジュースが5回くらい続き、結局ジョコビッチ。このジュースはジョコビッチのアドバンテージの時にナダルの驚異的なポイントが入ることが多く(イーブンに戻すだけ)、それが2ポイントは続かなかったのが敗因。第18ゲーム、今度はナダルのファーストが入らなくなり、0-30。15-30と返したが、4ゲームでナダルが滑り転倒、起き上がって次のボールを返すがネット、15-40。この転倒がなければわからなかったとくやしい。最後もファーストが入らず、3打目が大きく外れて負けてしまった。くやしくて、夜中に起きると何か憂鬱。ナダルが負けたからだ。きちっと記録して置かないと収まりがつかないので、書いています。次は全米で返り討ちだ。今決勝をやっているでしょうが、興味なし。どっちが勝ってもいいよ。
2018.7.17
ところで、やはり総括をしておかないとということで書きます。
ジョコビッチが精神の不安定さを直して、早いタイミングからのリターンになってナダルが勝てなくなったのが2011年。2012年の全豪は5時間を超える大熱戦でナダルの負け。その後ナダルは全仏しか勝てなくなり(唯一2013全米優勝)、2015、2016と不調が続く。2017全豪でフェデラーと決勝(負けたが復活)、全仏で完全復活、ウィンブルドンは負けたが全米で優勝。一方ジョコビッチは2016全仏優勝を最後に優勝から遠ざかる。コーチを変えたからとか手術をしたとか聞いていたが、今回コーチが復活したよう。
試合はナダルが卵形のボールは少なく、弾道の低い普通のテニスで、かつてジョコビッチに散々やられたドロップショットも使う。ジョコビッチのほうも高い打点からの早いリターンで勝つという感じではなく、普通のテニスで、とにかく両者よく拾うので、延々ジュースが続き、5時間14分と全豪2012年に匹敵する試合。くやしいがコーチというのは重要なのだなと思います。決戦は全米で。
2018.9.2記
照ノ富士ですが、wikipediaで、幕下で休場していて、親方が、「まだ若い、引退する年でない」ということです。この親方は日馬冨士の時の記者会見でも本音を話す人で、いい人だなあと思っています。あとはwikipediaの有り難さですね。50年前にwikiがあったら人生変わっていたと思えるほどです。
2018. 9. 2 全米オープン
8月27日月曜日午前、風邪で休んだつぼにエイコさんが、「今日から全米だよ、知ってる?」と告げて、全米オープンが始まりました。実際(日本時間)には8月28日火曜日午前の開幕ですが、いきなりナダルが映る。相手はフェレール。今回でグランドスラムは引退するとエイコさん。フェレールはまじめな選手で、2011年、ナダルを見に行った有明で見たことがある。スタンドに入っていきなり目に入って来たのがフェレールで、前後左右に動き回るのはテレビで見ていたとおり。テニスコート自体はド素人が使うコートと同じだから、違う世界のものすごいものを見るという感じはしないものだと思った。
ナダルは全米得意のダークグレイのコスチュームだが、今回はノースリーブで、1,2回戦順当勝ち。それよりも大坂なおみがすごい。テレビで見た時、かっこいい選手がいるなと思い、顔が映るまで大坂なおみとわからなかった。体が黒く、コスチュームが黒のせいもあるのだろうが、えらく大人びて、2回戦は1時間かからずの勝利。大いに期待してます。
さて、シード2位にはフェデラーがいて、決勝前にはジョコビッチと当たるというおあつらえ向きのトーナメント表。31日(日本1日)はナダルがデイセッションになったので、録画してそれをきのう(土曜)今日(日曜日)と見る。3回戦はロシアのカチャノフ。名前でわかるが、カザフスタン系の大男。第1セットは5-7でカチャノフ。第2セット中盤からナダルが盛り返し、7-5。第1セットを見ているとき、エイコさんが「勝ったんだよ」というので、結果を知っているビデオを見るつまらなさがあるかというと、そんなことは全然ない。一体こんな調子で勝てるのかと1挙手1投足ではなく、一打一打をいい試合だなあと見守る。第3セット4ゲームくらいで小雨が降って来てドームが閉まる。この間の休憩中に、ナダルの試合前の映像が映る。左膝のテーピングをまだしておらず、少しびっこを引いていて、体重をかける練習をしている。第3セットゲーム再開して6時間のビデオ切れ。仕方がない、オンデマンドで見よう。今回は順調に全米観戦に入れて、今後が楽しみ。他にもいい試合がいっぱいあって、書き切れない。
9/7/2018記
その後、フェデラーが5回戦で敗退。エイコさんが「顔色が悪い」と言う。昨年の全豪後、勝てない全仏はパスし、ウィンブルドンと全豪を優勝してるが、これで最後で、もうナダルとの決戦はないのではないか、勝ち逃げだ。
さてナダルは5回戦、ティームとの試合がものすごい試合。第1セット0-6とストレート負け。2,3セット挽回したが4セットをとられ、2-2。第5セットもタイブレーク。最後の最後で両者ミスをしたほうが負けと言う状況で、ティームが決めに行ったボールが外れ、勝つ。ナダルはネットを跨いでティームのコートに入り、検討を讃える。総得点では負けている試合。ティームはここぞという所で、自滅する傾向がある。とにかくかっこいい選手なので、楽しみ。
ところで大坂なおみが順調に勝ってとうとう決勝に進んだ。セレナとの対戦なので、新旧女王の交代劇となるだろう。wowowのホームページを見ると、電話申込みが混み合っているとのこと。世の中、いいものに気がつくのに時間がかかるということ。
明日は錦織がジョコビッチとセミファイナル。どっちが勝ってもいいが、錦織は(かつてナダルに対してそうであったように)ジョコビッチの復調がどの程度のものなのかを計るバロメータになる。
10/14/2018記
ずいぶんあいだが開きましたが、大事なことだけ書いておきます。
最終日、wowowにジョコビッチvsデルポトロと出ていて、ナダルvsデルポトロ戦はみていなかったので、あれ、準決勝はまだ終わっていないのかと思いましたが、ナダルは準決勝で負けたのだとわかりました。さらに調べると、膝の痛みでリタイア。テーピングをしたりしなかったりしていた試合が、何回戦と何回戦というのを調べていないことも、書くのが遅れた理由です。とにかく完敗だったわけではないので、あきらめがつくというものです。決勝は見る気もなく、大坂直美は勝ってから、録画を夜じっくりみました。セレナの暴れん坊ぶりを正確に伝える報道はなく、これもオンデマンドで確認して記録しなければなりません。
以上で、全米は終わり。
続いて大相撲秋場所が始まり終わりましたが、項を改めて書く気にならない低調ぶりで、それでも記録しておきたいことはあるので、書いておきます。
白鵬の全勝優勝はいやではないというところ。夜中の再放送の冒頭は、中日くらいまで日本人の映像ばかりで、負けが込んで2日ほど、幕内力士の場所入り風景に代わり、その後やっと白鵬が出ました。いつものように、不公平極まるNHK。
栃の心は我慢の場所。逸ノ城と遠藤は、前場所千秋楽に続いての初日取り組み。遠藤が攻めたが、逸ノ城がねじ伏せる。逸ノ城はしかし今場所も負けが込み、終盤挽回し、また千秋楽勝ち越し。遠藤はまた足が悪いのか、無残な場所。皆に追い越されて、書く言葉がない。期待の豊山は3日目横綱戦で左肘を怪我、5日目から休場、中日から再出場したが、3勝止まり。同じく期待の朝乃山は前半好調だったが、結局負け越し。浮き沈みはあるが、大変だ。北勝富士は好調。貴景勝も好調。碧山は4日目、北勝富士に押されて土俵下に左足をもろに突く形で落ち、これはもうだめだと思ったが、結局全部出て7勝8敗。相撲というのは最も怪我の多いスポーツだと思うが、土俵下に転落する際に、体が一回転して怪我を防いでいる。稽古では本場所のように土俵際でがんばらないので、稽古場の土俵は平らである。それにしてもお相撲さんが土俵下に転落して、行事や検査役を下敷きにするだけでなく、お客さんをも下敷きにするが、よく危ないという世論が起こらずに済んでいるものだと思う。サーキットで、1コーナーの観客席に車が飛び込むことはあるが、これは「モータースポーツは危険を伴うので、それを承知で観覧すること」という免責事項がある。相撲はどうかなと、心配になる。
さて安美錦は十両筆頭で調子が良かったが結局7勝8敗の負け越し。よかったのは、幕下の豊ノ島が十両で一度取って、勝敗掲示板に出たこと。まだやっているんだとうれしかった。
もう一つ、秋場所は3賞が該当者なしだった。絶対評価が出来る相撲協会でうれしいが、なぜエコひいきをするのか?
2018. 10. 14 今年の大河ドラマ
今年の大河ドラマは西郷隆盛で、豊臣秀吉のようには知らないので、期待していました。特に勝ち組になったのにも関わらず、反旗をひるがえした西南戦争に至る過程を教えて欲しいと思っていました。原作が林真理子なので、おもしろいはずと見ていましたが、前半の方は進行が遅く、確か南の島にながされたはずだが、今回は省略するのかと思っていた程です。結局、島流しの場面は放映され、奄美大島のシーンは雰囲気があって良かったのですが、その後も進行が遅く、更に劇的場面があっさりしすぎている。仲の良かった徳川慶喜と敵対する場面や、篤姫を断った後の勝海舟との話のつけ方など、本来シェークスピアの様に台詞のやりとりがなければならない。そんなこんなで10月になっても(台風で1回放映中止になりましたが)まだ明治になりません。どうなっているのかと思っていたところ、9月26日NHKザ・プロファイラー(再放送)で西郷隆盛をやっていて、パネラーに林真理子が出ていて曰く、とにかく魅力のある人で、書いていて涙ぼろぼろ、NHKの人も泣いたと言っていました。明治政府を離れた後、西郷を担ぎ上げる人を押さえるには、自分が捨て石になるしかない、自分が死ねば、西郷以上のことは出来ない叛乱分子も収まると考えての反乱だったということだと思います。同じようなことは歴史にあって、三島由紀夫の自決も、これ以上のことをやらねば右翼の存在はあり得ないと示したものと考えています。三島は、理解されるのは100年先と言っていますが、三島の「敵は本能寺」発言も、拾い上げないと消えてしまう恐れを抱いています。
只、今回の篤姫は素晴らしい。典型的な美人北川景子が、「待っておったぞ、西郷」と言う場面は素晴らしい。大ヒットした「篤姫」のときの西郷との面会シーンを、全然覚えてないので、もう一度見て見たい。
それから、たまたま黒田官兵衛の再放送をやっているのですが、場面場面が重々しく、台詞が重厚で、画面がきれいで、バックのワルシャワフィルの音楽も素晴らしく、なかなか傑作は出来ないものだと思います。
12月14日(金)記
さて大河ドラマは馬齢を重ねて、次回は最終回です。その後、西郷の息子が京都の知事となる場面になって、ナレーションもその役が引き継ぐのですが、最初に回想があって、そろそろ大詰めというところでまた回想。いいかげんにしろ、下手くそと言いたくなります。その後西南戦争の詳細についてのテレビがありましたが、戦術の話ばかりで、見たくない、聞きたくない。いつになったら、林真理子が書いていて涙ぼろぼろ、NHKの人も泣いたと言う場面になるのかと見ていましたが、全くだめで、あと一回最終回で盛り込めるわけもなく、それを予言するために今書いているのです。9日の放送終了後の予告編で、「おいが死んだら反乱が収まる」というテロップが出ましたが、言葉で言えばいいというものでない。その結論に達する過程を延々と表現して始めて、見ている人は「良かった」と言うのです。もうだめですが、日曜日には念の為に見ます。
12月31日(月)記
12月16日(日)のビデオは毎年のことで、60分放送が尻切れになり、22日(土)の再放送を録画して、改めて見ました。相変わらず前後が行き来し、最後の最後で「もうここらでよか」という有名な台詞を言わせて終了。初回、銅像を見て糸が、「こんな人ではなかった」というシーンが再現するのでなくては、作品と言えない。黒木華は上手だったので、何を考えているのだと言いたくなる。結局、原作が悪いのか、脚本が悪いのか、演出が悪いのかわからずじまいで終わりました。制作側が「西郷は素晴らしい」と主張しているのかどうかがわからない。見る人に主人公を応援させなければ、娯楽ドラマとしてだめですが、新撰組や忠臣蔵のように応援する気にならない。
考えてみると、明治維新の出来事は現在につながっていて、主張すると、現代人の利害に直結するからそう書けないのかもしれない。最後に大久保利通が暗殺される場面が出るが、これも取って付け。10年後くらいに明治天皇の恩赦で名誉回復されたということだが、西鄕の賊軍認定を認めた責任はどう取るのか。これは太平洋戦争を始めた責任を棚に上げた戦後と何ら変わらない。それもこれも人々は、昔のことは忘れるから、いつまでたっても大河ドラマの主役を務められる。今Wikipediaを読んだのだが、驚くほど今回の西鄕どんは事実を踏襲して描いている。だから感情移入する余地がなくて、娯楽ものとしてはだめであった。
1958年の朝日新聞社発行「写真で見る日本史」という写真集があるが、そこで西鄕を「・・政治家ではない」と書いてあって、征韓論に破れて政府を去るのはよくわかる。そもそも岩倉使節団が欧米視察に出掛けるのは危機管理がなっていない。「ここは死なせてくれ」という場面があるが、自分で言うことかと思います。要するにドラマとして嘘っぽい。全く楽しめなかったということです。
それから、今回に限らず、台詞の部分の音量が小さく、聞き取れない。冒頭の音楽がうるさいので、聞ける音量にすると台詞が聞こえない。部分的には緊迫したやりとりがあるので、字幕スーパーを出して欲しい。オペラでも演劇でもない、テレビドラマの手法を工夫したらどうですか?
2018. 10. 14 日々の問題
10月13日(土)朝、エイコさんがテレビが映らない真っ暗と言って来ました。眠いので、4時ごろ点検開始、電源は入るが入力切り替えもチャンネル切り替えも音量も動かない。保証期間はとっくに切れているので、最悪は新品をつぼに買ってもらう、次は修理ということで、おもむろに丁寧にネットを調べ始め、マニュアルをダウンロードし、トラブルシューティングを読み、最悪netで修理依頼が出来ると少し安心しながらひとつひとつやって行くと、電源を切り、1分以上あとに再度電源を入れるとあり、やって見たらあっさり映りました。なんのことはない、再起動で直ったということですが、今のテレビはコンピュータだということです。
10月14日(日)、プリンターのノズルチェックをしました。9月中旬、チラシを作っていたら灰色の部分が途中から色が変わり、赤も出ない。別のEXCELを印刷すると黄色はちゃんと出るので、プリンターの問題ではないとadobeにTEL。画面共有してもらって縷々説明、ファイルを送ってadobeで印刷したところ、ちゃんと印刷出来るということで、やはりプリンターの問題そう。ノズルチェックをしてもマゼンタがどうしても出ない。シアンとマゼンタは純正でないものを使っていて、非純正品を検出しましたと警告が出たまま、対処が遅れていたものです。
本日、黒も黄色もインク残量が少なくなったので、4色とも交換して、ノズルチェックをしましたが、マゼンタはだめ。もう一回ノズルチェック。時間がかかっている、もしかして直る?と期待してパターンを印刷、見事に直りました。チラシの赤もちゃんと出ます。しかし非純正品だとノズルが詰まりやすいということなのか、それとも、非純正品を検出したら意図的にノズルを詰まらせるいじわるなのかわかりません、シアンはノズルチェックで直ったので、わけがわかりません。前のプリンターもノズルが詰まって、暑中見舞いを作らねばならないので、7月に買い換えたばかり。非純正品を使ったら、保証期間中でも費用をいただきますとなっているので、とにかく純正品に変えたあと、だめなら修理を依頼しようと思って始めたのですが、今時の買い物は保証書など保管しないし、不安一杯での作業で、命拾いしたとひやひやです。
で、鯛焼きを買って帰ると、エイコさんが、階段途中の電気が点かない、踏み台に乗って電球を変えたが点かないというのです。階段の電気は、階段途中と2階にあって、切れたのは階段途中。主宰は背伸びするだけで交換出来るから楽。スイッチを入り切りすると二つとも点灯消灯する構造。エイコさんが変えたのは普通の電球で、付いていたのはLED。そのLEDを普通の余っていた電球に変えたが点かないので、もう一度、切れたLEDを付けたが点かないというところで、主宰が帰ってきたという状況でした。
で、LEDを普通の電球に変えたが点かない(エイコさんもやったこと)。元配線の問題だと専門家を呼ばないとだめと思いながら、2階のLEDを抜いて付けたら点いた。要するにLEDも普通の電球も切れていたという、なかなか珍しいケース。エイコさんはもう暗いから買いに行くのはいやだという。主宰は鯛焼きを買ってしまったので、お金がない。エイコさんの財布も小銭がない。じゃああしたということで1件落着。それにしても、替えた普通の電球が点かないから、切れたLEDをもう一度付けてみるという考えは不思議な考え。替えた電球が点かないから(正しいことが実現しないから)、原因は別(配線等)にある、だから高いLEDをもう一度付けてみるというのは一理あるが、エイコさんは普通の人でない。
毎日いろいろのことが起こってひやひやだが、赤ん坊が小さい時は毎日こんなもので、あの頃は楽しかった。しかし今も結構楽しい。
10/16/2018記
さてこのブログをftpにupすると、[access denied 530] アカウント、パスワードを確認しろと出た。確認するが合ってるよ。お名前.comに電話しようとホームページを開くが、つながらない。今年になってつながらないサイトが増えて、もう10以上だろう。階下のiMacでお名前.comにつないで、パスワードを変更しろと出たので変更し、ドメインの契約を更新(なぜ今更新しなければならないのかわからないが、先に進まないので仕方がない。ピンポン言って、更新のメールが8通も来た。この日はあきらめ。15日は忙しくて手つかず。本日16日、お名前.comに電話するが、昼間では全然出ない。Mac Book Proは10.8.5なので、下のiMac10.12.6に最新のmuseをインストールしようと、少しadobeを調べて電話。優に30分は待って、出た。もたもたしたがインストール完。次はMac Book ProのmuseデータをiMacで読み込まねばならないが、データがどこにあるかわからない。アプリケーション自体をUSBメモリーにコピーして、iMacで読むが、いろいろ警告が出て、結局だめ。も一度adobeにTEL。データがどこかにあるはずだと、Mac Book Proで.museで検索、サイト2フォルダにあった。これは設定したもののようだが、昔のことで覚えていない。Mac Book ProとiMacの共有が切れてつながらないので、両方とも再起動、つながって、iMacのmuse2018でMac Book Proのファイルを読み込む、読めた。勢いで大河ドラマのブログを修正。あとはアップロードだ。
アップロード、やはり[access denied 530] 。しょうがない、お名前.comに電話。ここも出ない出ない。しかたがないので、今書いているブログを書き出す。上の文の「あとはアップロードだ」というところで電話がつながる。優に40分くらい待った。[access denied 530]が出るというと、原因わかりましたと言う。9月末にサイトを乗っ取られたという問合せが多数寄せられ、やむなく、顧客のパスワードを変更した。9月末にその旨メールをしてあると言う。そんなの知りませんよと言うが、直し方の方が優先、教えてください! もちろん!ということでお名前.comのコントロールパネルに入り、このパスワードを入力すればよいということになった。電話を切り、パスワードを記録、慎重に入力、エラーは出ず、あっさりup出来た。コンピュータ関係のトラブルはしょっちゅうで、ブログに書くようなことではないのだが、今回は立て続けの日々の出来事のクライマックスとして書いた。ちなみにup出来たのは9時3分p.m. ほかにやることがいくらでもあるが、こういうのが解決していないと、憂鬱の布団をかぶっているようなもので、やり切ってほっとしています。今日はもう他のことはやりません。9.20 p.m.
2018. 12. 14 大相撲九州場所
大相撲九州場所はまた横綱の休場で始まり、ちょこちょこ記録だけしておこうかと思いつつ、それも出来ず、思い出して書いておきます。
先場所書き忘れたのですが、栃ノ心は体が紅潮する色が薄い。場所や照明のせいかもしれませんが、気が乗ってないのではないですか? それとこれも先場所書き忘れたのですが、立ち会いがよっこらしょと座ってしまって、琴欧洲の再現。上手を取れば相変わらず強いのですが、立ち会いが遅いのでそれがままならず、8勝7敗。開眼するのは大変だが、開眼してほしい。
貴景勝は部屋が変わって発憤したのでしょう、優勝しました。他の誰が優勝するよりもいい場所。ただこの相撲で横綱というのはいなかったと思うので、引き続き注目します。
だらしのない逸ノ城は負け越し。幕尻の遠藤は勝ち越し。いちいち書くのがいやになります。
錦木は先場所から強くなったのですが、これも書き忘れていました。場所前に結婚か婚約をしたということで、いいですね。人のいい尾車親方が、5日目の豪栄道戦で目が覚めたと、めずらしく(初めて)解説らしい解説をしていました。ほんとかどうかビデオを確認しましたが、小手投げで、それほどとは思いませんでしたが、何日目だったか、誰かを決め出しで破り、アナウンサーが、腕力が強いと言っていました。いい解説です。
今場所は、長く幕下にいた豊ノ島が十両に戻り勝ち越し。安美錦は十両上位で負け越し。
このような場所でも満員御礼が続くのは不思議です。
2019. 1. 1 全豪オープン
14日から全豪オープンが始まりますが、前哨戦をwowowで放送していて、ちょこちょこ記録しておきます。
ブリスベーンにはナダルが出ている。昨年末のATPツァーファイナルは膝痛で休場したので、また今年も長丁場に挑むのだ。
パースでは、国別団体戦みたいのをやっていて、フェレールが出ていた。引退したのじゃないかと見ていたが、ズベレフ相手にフルセット、タイブレーク。最後は0-6で負けたが、ATPツァーファイナル優勝のズベレフ相手に、立派なもの。
1/5/2019記
どうもナダルの名前を聞かないので、atpのサイトを見たところ、出ていない。理由はわからない。
ナダルで検索したら、1月3日、ラウンド16、ツォンガ戦が中止と出ていた。ツォンガはその後も出ていたと思うので、ナダルに何があったのか?
1/22/2019記
14日から全豪が始まり、ナダルの出る試合を録画して見ている。テレビによると、昨年末のATPツァーファイナルの休場は、足首の手術をしたためで、ブリスベーンの中止も、大事を取ったためということであった。ビデオはデイセッション、ナイトセッション各6時間で、ナダルの映っているところを見るまでが大変。(リモコンの蓋を開けると、早送り的なことが出来るようだが、使う気にならない。お陰でビデオがたまって、13日から始まった大相撲も、4日目までしか見ておらず、栃ノ心は4連敗後休場しているようだが、定かでない。いずれ書きます。だめ横綱がいなくなってくれて、落ち着いています)
1,2,3回戦は見ることが出来ました。4回戦はナイトセッションの録画をしたら映っていない。久しぶりのベルディヒ戦で、あっという間に終わったよう。今日の5回戦はティアフォー戦だったが、あっという間に終わる。ここまではいつもだったら見ないで済ませていたところ。準々決勝はチチパスで、楽しみ。
さて大阪なおみは、重い速いボールが帰って来、安定していて、パワフルで、安心して見ていられる。王者の風格が既にある。3回戦、4回戦とフルセットになったが、全然心配していない。女子は、昔のグラフ、最近のセレナ意外は、たまに優勝しても、その後が続かないのだが、大坂なおみはセレナの後継になると思ってます。このまま行くと準決勝でセレナと全米の再現となり、今回も優勝だと思っています。
錦織は、大坂なおみに発憤したのでしょう、見違える出來。2回戦カルロビッチと2セットダウンのあと、フルセット10ポイントタイブレークを征し、きのうのカレーニョ・ブスタ4回戦も、2セットダウン後の逆転フルセット10ポイントタイブレーク勝ち。大会開始直後、本人の口から、体力がついたとの言葉が出、4回戦も、集中していたので5時間も戦っていた感じがないとのコメント。次はジョコビッチ。昨年のウィンブルドンで書いたように、錦織は相手選手のバロメータになるのだが、今回は3度目の正直で勝つと宣言する。そうすると決勝はナダル。もちろんナダルを応援する。
日本中が、二人も準々決勝に進む快挙に大騒ぎだが、横綱の引退にも拍手するので、安心出来ない。
1/23/2019記
朝、エイコさんが、大坂なおみちゃんストレート負けと言って、次のセレナ戦の勝者と当たるというので、何言ってるんだ、負けたと言ったじゃないかと言うと、何言ってんの、勝ってなきゃ、こんなにうきうき言わない、ぼけてるということで、やれやれほっとする。
次のセレナ-プリスコバ戦は、第3セット、セレナが足首をひねり、プリスコバの勝ち。明日はプリスコバ戦となる。大坂なおみは、昨年の全豪5回戦敗退、全仏3回戦敗退、ウィンブルドンは不明だが、細長いチェコの選手に弱い印象があって、チェコ戦が二人続く。あした楽しみです。(wowowホームページはトーナメント表がどこにあるのかわからず、ちゃんと書けない)
歌の練習でチケットが無くなり、取りに帰ると、エイコさんが錦織リタイアと言う。足が痛いとのことで、第2セット始めでリタイア。やっぱり体力がないんだ、テレビは、フルセットマッチを二つもやったからと情けないことを言ってるが、フルセットでなければ勝てないのだから、しょうがない。フェデラーが言ってたとおり、2週間を戦い抜くフィジカルと、必ず勝つというメンタルと、どっちもだめなんだ。これで決勝はウィンブルドンのリターンマッチとなる。
ナダルは、全仏のように、全部ストレート勝ち。きのうのティアフォー戦を録画でゆっくり見たが、最短時間とは思えない、内容の濃い試合。ティアフォーがすごいすごいとテレビが言っていて、確かに、テイクバック無しで高速のボールが帰って来るが、腰が高く、股関節が痛いような、ピノキオみたいな歩き方で、よくわからない。得意なところにだけボールを打っていてもだめ、組み立て方だというような内容の濃い解説で、6時間ビデオをとっておこうかと思う。とにかくストレート勝ちに超したことはない。明日のチチパス戦は楽しみ。ジョコビッチはというと、これも調べると、3,4回戦で1セット落としている。昨年のatpファイナルでズベレフに負け、ブリスベーンでも敗退してるので、そんなに強くないと思う。錦織がふがいないだけだ。
1/24/2019記
チチパス戦はナダルの圧勝。シード2位というのは、上位の選手と当たりにくく、有利だということもあるだろうが、ティームやズベレフと当たらないのはつまらない。チチパスは同じランクの選手で、若く細身で強打の西欧人という特徴があり、魅力がある。
それにしても、ナダルの好調さを皆説明出来ないで、おろおろしている感じ。初戦では200kmを超えるサーブが出ている、スピンを減らしているためという説明があったが、それがどう有効なのかがわからない。本人のインタビューでは、「そんなに変えてない、他にやるべき練習をしている」ととりつく島がない。珍しく、明日金曜日は試合がなく、日曜の決勝まで2日間空く。土曜日は大坂なおみの決勝。
ナダルが優勝したら、この好調さの解説が山ほど出るだろう。ナダルは芸術家だから、本人(またはコーチ)にしかわからないことは当然あるだろう。
1/25/2018記
wowowにトーナメント表はどこにあるのと聞いたら、本日、トップページに出ていた。
よく見ると、ズベレフは1回戦敗退、ティームは1回戦フルセット勝ち、2回戦3セット途中でリタイアと、これでは気がつかない。(ズベレフが勝っていたら、2回戦で当たっているところだった)
あしたは大坂なおみを応援します。
1/27/2019記
大坂なおみは優勝。試合を全部見ました。第2セット、40-0のマッチポイントを逃して5-5、5-6、5-7と逆転され泣き出してしまう。トイレブレークに逃げ込み、それまでの、試合中ににっこり笑うのをやめ、勝つまでは我慢と言い聞かせながら、第3セット1ブレークで、ゆっくりゆっくり勝ち取った。しゃがんでしばらく祈り、いつものこくりと挨拶をして陣営に笑顔を見せ、あとは帽子を深くかぶって状況をかみしめる。表彰式のスピーチは下手だが、西洋人の外交辞令とどちらがいいか!
ナダルの試合を録画しているから、もういいやと、きのうは書かなかったのです。
さて本日、どうせ長い試合だからと6時半に家に帰ったら、第1セット4-6の負け。第2セットから見始めるが、全然だめ。まだまだと第3セットを見るが、結局だめ。別のルールの試合でこてんぱんに負けると言う感じ。2年前までのナダルの長期不調は、トニー叔父さんの、やり方を変えないコーチのせいだと思っていたが、今のコーチに変わって、案の定復活した。しかし今回の負けで、また考え直さなくてはいけない。
第1セットを見ていないので、見てから、何かわかったら、また書きます。残念ながら、ウィンブルドンの悔しさとは違う。全仏で優勝しても晴れないだろう。
3/23/2019記
長いこと中断し、大相撲春場所は明日が千秋楽。初場所のことも書いてない、タイムリミットぎりぎりで書いています。
ナダルの第1セットは、録画を見ましたが、新しい情報なし。こてんぱんは変わらない。今はじっと我慢。インディアンウェルズとか、試合はあるようだが、目に入るには至らない。
大相撲春場所が始まってしまって、しかし録画を一つも見ていません、先場所の記憶が薄れるのがいやだからです。
栃ノ心は4連敗後、休場、かど番。しばらくして白鵬も鶴竜も休場。遠藤も逸ノ城もだめ。どうだめだったか、さすがに記憶がありません。十両は豊ノ島が勝ち越し、安美錦は負け越し。これしか覚えていません。
誰が優勝したかも知らず、週明け本屋で玉鷲が優勝と知りました。彼は見限った力士だから、そうですかと言う感じ。
あしたから春場所のビデオを見て、春場所のコメントを書きます。
2019. 3. 24 大相撲春場所
大相撲春場所は白鵬が全勝優勝。ビデオはまだ二日目をみたところで、千秋楽だけライブで見ました。栃ノ心は負け越し、大関陥落。逆境には慣れているでしょうから、また復帰を応援します。とにかく肌のサーモンピンクに染まる色が薄い。自分で映像を見て考えて欲しい。
相手の貴景勝はいい子なので、大関になるのも良かろうというところ。
白鵬は場所直前TBSで、「張り差しをやらないんですか?」という無礼な記者の質問に対して、答えたくないという表情で、「やらないっす」と答えていた。張り差し・かち上げがけしからんというのが上がったのが、優勝インタビューの場で万歳三唱を観客とやった時。その後、張り差しかち揚げが出来ず、調子を崩していたが、こういうのを意地というので、見返してやるという気持ちを応援する。その結果、また全勝優勝。相撲協会は頭が上がらないのだが、今日は再び、3本締めでお手を拝借し、また挑発した。他ならぬイチローが引退して、国民栄誉賞を与えようとしているようだが、もらってくれるなというところ。都合のいいところでしかものを考えられない政府筋は記者と同じで、いっそ、白鵬に国民栄誉賞を与えればよい。彼らはそんなこと出来るわけないのだが、敢えて言っておく。
イチローのインタビューは、まだ全文を見ていないのだが、2001年、アメリカに行く時の「アメリカでやっていくことが出来るか?」というこれまた失礼な質問に、「どうしてそういうことをいうのか、行きたいと思って行こうとしている人間に」という反論は大事なものとして、いつも心にしまってある。高橋尚子がシドニーオリンピックで優勝した時、2位のリディア・シモンに似たような失礼な質問を記者がし、「どうしてそのようなことを聞くのか? 高橋尚子のほうが強くて、私が弱かったということだけだ」と答えたのも同じ。日本の記者の質問は、いつも視聴者・読者が喜ぶ答えをして欲しいというだけの質問が多いのだが、喜ぶ返事が欲しくてテレビを見ているんじゃないよ。ニュースのアナウンスでも、報道客体が何かしようとしていることを報じた後で、「〜は〜出来るでしょうか?」と、客体が失敗することを期待しているような話し方をするが、これも同じ。
本多勝一の「山を考える」という本で、有名なヒラリーの「そこにあるからだ」は、「なぜ山に登るのか?」という愚問に対して、白鵬同様答えたくないが答えた結果であり、「名言ではなく、愚問に対する嘆息である」と書いてあって、蓋し名言である。
イチローは、「昨年、選手として出場が出来なくなったあとも、変わらずトレーニングを続けてきたのは誇りと言える」と、記者の愚問から身を遠ざけよう遠ざけようと心を配っていて、これが素晴らしい。今場所の白鵬も、イチローを連想させる活動が出来たことはよかった。
逸ノ城は、玉鷲の優勝で目が覚めたということで、顔つきが違っている。何でもそうだが、メンタルというのは大きい。遠藤も、これだけ長く低迷すれば、見限られて当然なのだが、何かあれば化けるので、あきらめずに見て行きます。(その他は、ビデオを見て、何かあったら書きます)
4/8/2019記
その後2週間くらいでビデオを全部見ましたが、ほとんど書くことがありません。
幕内復帰した豊ノ島は負け越し。十両下位の安美錦は千秋楽勝ち越し。
照ノ富士はどうしているかなあ。
4/9/2019記
照ノ富士は序二段で取っていました。(wikipedia)
親方があっけらかんと見守ってくれているので、いい親方です。
もうひとつ書くことがあって、栃ノ心は上手を取れば強い、遠藤は四つになれば強い。でも勝てないのは、得意になるまでの間で負けているのです。得意になるまでをつなぐ技術を身につけなければいけない。貴景勝は自分の得意の相撲が今取れているから順調ですが、誰だって得意の形になれば、そうそう負けないのです。白鵬は貴景勝をあしらいましたが、この差が実力の差ということです。遠藤は突っ張りで時間を稼ぐ相撲をもう長く取っていますが、なにか別のものが必要。栃ノ心は真っ正直に立つのでなく、ずるく立ち回る術を探さなくてはならない。
2019. 4. 20 ナダル、大相撲、他
4/20/2019記
BS1でクレイコートをやっていました。モンテカルロで、もうそんな時期だと、見ていました。ベスト4と言っているので、明日が決勝、ベスト4の第2試合があるな、ナダルはどうしてると見ていましたが、案の定、ナダルvsフォニーニの試合です。ナダルはATP1000の第1戦で膝を痛めて、第3戦のモンテカルロが復帰第1戦ということです。ブログを書こうとiMacに向かいましたが、第1セットだけ立って見ました。ジュースが6回くらい続き、ブレークされる。イヤホンでiTunesを聴きながら、テレビの音だけ背後に気をつけて、museを立ち上げるが新しいページが作れない。メールを見てもう一度museに向かうが同じ。仕方がないので、ひとまず相撲の後に書いています。第1セットは負け。0.00 a.m. テレビのチャンネルが切り替わって、しばらくしてBS102にしたら、ハイライトが映り、ナダル0-2の負け。0.37 a.m.
4/21/2019記
決勝はフォニー二の勝ち。フォニーニはちょい悪お兄さんと言う感じで好きなのですが、いい試合。打ち合いのスピードがクレーとは思えない早さ。
来週はバルセロナで、wowowで放送。楽しみ。25.48 a.m.
4/25/2019記
きのう、4月20日のモンテカルロナダル第2セットを録画で見ました。0-5から2ゲーム挽回したところで負け。とにかくコートの後ろの方にボールが入らない。これではフォニーニの得意の術中にはまるだけ。今週のバルセロナはどうなっているのだろう。
それから、きのうのNHKニュースで、白鵬の337拍子が譴責処分となったとありました。場所が終わって1ヶ月以上経って、よくぞこのニュースにぶち当たったという感じで、つける薬が無い年寄り達。
5/15/2019記
ちょっと時間が出来たので、museでタイトルをクリックしても本文が開閉せず、また新しいページが作れない点をAdobeに聞く。
文章が書かれるべき所(テキストボックス内?)に書かれていなかったのが原因。テキストボックス内にコピペして開閉するようになったが、uploadしてもwebではやはり開閉しない。もう一度電話するが、中々出ないので、電話を切って、4月20日以降を新しいページに移し、このいきさつを書いてもう一度uploadして見ようと書く。どうなるか! 7.10 p.m.
だめです。このページ2019.4..20自体がnetで見えない。7.13 p.m.
uploadして「サイトを表示」を押したら見えました。まだ不満はありますが、ひとまず更新が出来るようになったので、今日はおしまい。7.17 p.m.
5/25/2019記
uploadして「サイトを表示」すれば見えるのだが、netから開くと2019.4.20が見えない(Safari)。しかしChromeでは2019.4.20が見えます。また電話で聞かないとと思っているうちに、Safariでも見えました。何が何だかわからないのですが、そんなことより、栃ノ心が好調。挑戦する立場の方が好成績を残せるということだろう。しかし10日目まで9勝1敗で来たのが、平幕に3連敗。13日目の朝乃山戦は、押し込まれて土俵を回り込んでの辛勝と思いきや、物言い。5分を越える協議の結果、かかとが踏み出していて軍配差し違いの負け。相撲は負けていたので仕方がないが、テレビのビデオではすれすれセーフに見える。かかとが着いたと言えるのは審判一人だけなので、客観性をもたせる判定をすべきだが、ビデオは精度が悪く、不思議なことに、土俵を確認しない。クレーコートテニスの判定のように、昔は砂を皆で確認していたと思うが、今は審判長?に無線でビデオの結果を知らせて判定しているようだ。「同体」という相撲ではないので、取り直しにも出来ず、それが協議が長引いた原因だが、見ていた審判は一人だけなので、その言い分を採用するかしないかだけの議論が長引いたということで、明日はアメリカの大統領が来るのに、お粗末ということである。
25日は鶴竜との対戦で、見ていないので、明日まで結果が目や耳に入らなければいいのにと思っていたが、取り組み勝敗表を見たら、朝乃山優勝が目に入ってしまい、明日の楽しみが減ってしまった。とにかく10勝して大関復帰が決まった。来場所はかつて来た道なので、こんどこそ優勝してほしい。
さてナダルですが、テレビでなかなか見ることが出来ない。バルセロナはwowowで放送していたはずだが、わからずじまい。マドリッドもわからず、ローマの準決勝でチチパスを破って翌日、ジョコビッチとの決勝。第1セット6-0、第2セット4-6、第3セット6-3?でやっと優勝した。テレビを見ていて、毎年クレーコートで圧倒的に勝っているのが、今年は皆準決勝止まりだったとわかる。マドリッドではチチパスに負けていたこと、マドリッドはジョコビッチが優勝だったことがわかった。
それやこれや、明日からはフレンチオープン。25.44 a.m.
5/29/2019記
千秋楽の相撲を見て、さらにそのビデオを見て、書き足りないことを記録しておきます。
十両下位の安美錦は千秋楽7勝8敗の負け越し。相手は豊山で同8勝7敗の勝ち越し。花道を引き揚げる時、テレビのアナウンスは、勝ち越しの涙と共に、同世代の朝乃山の優勝に引き替えての涙だと言っていましたが、もう一つ安美錦を負かしてしまった涙もあると思います。
一方、十両上位の豊ノ島は8勝7敗の勝ち越し。
あとはトランプ大統領ですが、朝の山への表彰状を読み上げ、そのまま上下をひっくり返さないで朝乃山に渡しました。変だなと思ってビデオを確認したので間違いありません。相手に渡す時は相手が読める向きで渡すというのは日本のちっちゃな気遣いでしょうが、アメリカではそもそも表彰状なるものがないのでは。
その他の力士は良かったり悪かったり。北の富士さんが遠藤を「謎だ」と言っていましたが、ほんとにそうですね。阿炎は千秋楽に勝って敢闘賞。インタビューで、同年代の力士が活躍すると、こっちがかすんじゃうのでと、明るい青年。
2019. 5. 29 フレンチオープン
5月26日(日)フレンチオープン開幕。プレシーズンの成績が整理してわかる。まだものすごい試合はない。一昨日の大阪なおみは第1セット0-6で負け、どうなってるんだと第2セットを見るが盛り返し、セットポイントを2回握られるが、タイブレークで悠々の勝ち。第3セットは楽勝。テレビの解説は、第1セットはウォーミングアップのようと言っていたが、見ていないので再確認必要。
本日のアザレンカ戦は0-1でスタート、第2セットタイブレークを勝ち、第3セットは風呂に入ったので見ていないが、時々つぼの歓声が聞こえてくるので勝ったと自信を持って風呂を出る。次のくるみちゃんの試合中に、テロップで勝ちを確認。くるみちゃんは第1セットは善戦。セレナは息が上がっているので、勝つのではとみていたが、第2セットは圧倒負け。仕方がないのですが、大坂なおみが刺激になっているのだろうと思う。
2019.6.4記
6月1日、大坂なおみ3回戦。また第1セットを4-6で落とす。逆転を期待して第2セットを見るが、あっさり2-6で負けてしまった。ウィナーも多いがアンフォーストエラーも多く、ウィナーを取りに行ったのがエラーになるということだ。それがうまく行くとめちゃ強いということになって、それが調子ということ、これでは評論家の言うことと同じで、しょうがない。負けてもナダルが負けたようには憂鬱にならない。これからの楽しみがいっぱいあるからと、本当に応援しがいのある選手。
今回は有力選手が勝ち上がって、今日はwowowの放送も夜8時半からと、いよいよ第2週という感じ。ズベレフ、ティームが勝ち上がって、チチパスはきのうバブリンカに負けてしまったが、ナダルは順調に勝って、今日は錦織とのベスト8。錦織の3回戦はセルビアの選手。勝って負けて、第3セットはセルビアの選手を応援している。第4セットで2-2、第5セットは1-2で負けが先行、これはセルビアの勝ちだと風呂に入る。翌日、錦織が勝ったと聞き、すごいなと思う。きのうはバブリンカ-チチパス戦が長引き、その次では日没サスペンデッド必死というところで寝る。
今日ナダル戦で、4回戦のベール戦もフルセット勝ちと知る。体力のない錦織にしてはと、今日のナダル戦を見始めるが、わくわくして見ることにはならない。第2セットまでは見たが、いずれも6−1,6−1で、もうテレビを後ろにして、これを書き始める。ナダル4-2のところで、空が暗く(アナウンスは真っ暗)なってきたということで、中断中。0.50 a.m.
2019.6.6記
6月4日は結局1時間の中断で、再開、ナダルあっさり勝つ。
6月5日は雨で中止。本日、ナダルの決勝の相手を決めるズベレフ対ジョコビッチ戦。ズベレフは若いのだが力は上で、勝つという期待で見始める。第1セット再三ブレークのチャンスを迎えるがだめ、4-4でブレーク。しかし戻されて5-5。ジョコビッチに取られて5-6、最後をブレークされて5-7の負け。iMacに向かい、テレビを後ろにしながら聞くが、第2セットも負け、第3セットも負けそう。昨年のティーム戦をきのうテレビでやっていたが、ものすごい試合。一本一本のボールはものすごいのだが、ナダルに返されての反応のあの手この手がないのだろう。今日のズベレフも同じ。一本一本では強いのだが、それがうまく行かないとふてくされてしまう。若いと言えばそれまでだが、次はティームがジョコビッチを破って、決勝は昨年の再現。(その前に昨年全豪以来のフェデラー戦があるが、勝ちを織り込み済み。)若い人は自分に自信を持って欲しい。 11.45 p.m.
2019.6.7記
今日は男女セミファイナル4試合という豪華版。テレビが8時から始まってしまって、ナダル・フェデラー戦の始めを見損なう。クレーだからナダルが強いという安心感で見ているということはなくて、一生懸命見る。ラリーの応酬が続くが、テニスがきれい。フェデラーは、ここ数年の高い打点から打つ(打ち返す)テニスと違い、(フェデラーが元祖なのだが)小さなテイクバックで早いスイングで早くボールが返って来るので強いのだということがわかる。両者ミス(アンフォーストエラー)が少なく、だから優劣はウィナーの差で決まる。一言でウィナーと言うが、普通だったら返せないボールを返してウィナーになるのがこの二人のウィナーだから、それがテニスがきれいということだ。結局6-3,6-4,6-1でナダルの勝ち。数字を見れば楽勝に見えるが、昔ナダルがこてんぱんにフェデラーに勝った全仏は見ていないので、案外こてんぱんでなかったのではないか?
今回、毎日強い風が吹いていて、風速10m位。旗が真横にたなびく。時折砂が舞い上がり、やりにくそう。台風が近づいているそうで、明日明後日の決勝はだいじょぶだろうか。
現在、ティーム・ジョコビッチ戦進行中。背中のアナウンスで、ジョコビッチが風を嫌っていると聞こえて来て、現在ティームの1−0.ティームを応援してる。11.51 p.m.
第2セットイーブンで、雨が降って来て中断中。11.58 p.m.
2019.6.9記
その後雨が止んで1-1、第3セットティームがブレークしたところで勝つなという感触のもと寝る。
翌日、ティームは勝ったのかなと夜になって、また試合をやっている。雨天順延になったようで、第5セット1ブレーク中。お〜勝つなと見入るが追いつかれ5-5。第11ゲームは勝って6-5、追いつかれた時の劣勢がまた戻って7-5の勝ち。やったね、まだナダルとの決勝だ。
さて本日の決勝、無風快晴でおめでとう。第1セットはティーム全開、ものすごい打ち合い。結果ナダル6-3。第2セットはイーブンで進み、5-6で最後をティームブレーク、セットカウント1-1。第3セットはティーム気が緩み6-1、第4セットはテレビを背に向けて実況でこれを書こうと思っていたが、二つもブレークされてあっという間に6-1。やっぱり去年と同じ結果。しかし、上の文章も、ティームを応援する文になっている。この試合を見始めて、相手がジョコビッチでなくてよかった、ほっとしていると思いつつ見ていたが、ティームは全然嫌いでない、いい試合をやってねという気持ちだからだ。試合はスライスに逃げることなく、エッグボールが多く、昔に戻ったという感じ。エイコさんたちはもうテニスを見なくなった。つぼが少しづつ卒業して来ているからだが、今シーズン、ぱっとしないと言われていたナダルが、ローマ、全仏と勝って安心したというのが感想。またウィンブルドンを大坂なおみと共に楽しもう。25.34 a.m.
2019. 7. 4 ウィンブルドン(と大相撲名古屋場所)
7月1日(月)からウィンブルドンが始まって、初日は大阪なおみ。第1セットは順調そうだったがタイブレークになり、負け。第2セットはエラーが増えてあっさり負け。芝は苦手だという評判が立ちそうな負け方。1年ぶりの全米にまた期待。
テレビによると、ズベレフ、ティーム、チチパスが皆、負けたそう。
今日はナダルの2回戦で、にっくきキリオスが相手。キリオスは今日のテレビで聞いたところによると、お父さんがギリシャ、お母さんがタイとのことで、最初に見た時、アボリジニと思ったのがずいぶん違う。黒人ではないのだが、黒人のような瞬発力と気まぐれが同居していて、アンダースローのサーブを行う。アカプルコでナダルを破ったそうだが、そこでアンダースローをして、ナダル曰く、相手をリスペクトしていない、自分もリスペクトしていないのじゃないかというのがテレビのお話。ドロップショットだって似たようなものだから、全てはルールによるので、すごい試合を探すしかない。
第1セットはナダル全開、いきなりブレークして6-3。第2セットはキリオスが目を覚まして3-6。第3セットはイーブンで進み、4-4、第9ゲームナダルのサーブジュースになったが、ナダル勝って5-4、只今2.37 a.m.
7/8/2019記
風呂に入って出ると、第3セットは結局タイブレークで勝ち、第4セットは4-4で試合中、ごめん、寝ます。翌日恐る恐るトーナメント表を見ると、これもタイブレークで勝っていた。ウィンブルドンで負けた時も風呂から出たら負けていたので、歴史は繰り返す。
7月6日(土)第3回戦は飲み会のあと、風呂に入って出てツォンガ戦、3-0の完勝。テレビは圧勝と言っていたが、完勝。
7月7日(日)はウィンブルドンお休み。日曜から日曜までの2週間イベントは、世界的に15日間が多いが、ウィンブルドンは月曜から日曜までの2週間で、真ん中の日曜は安息日でおやすみの13日間。一日当たりの試合数は多くなるが、コート数が多ければこなせるので、15日もやるのは野暮というイギリスの鼻高々が透けて見える。コート数が多いかどうか知りませんが。
で、本日7月8日(月)、ナダル4回戦も3-0の勝ち。やはりアボリジニ君は強いということ。
ナダルが終わって、No.2コートはプリスコヴァ対ムチョヴァ戦。今年からフルセット時の延長具合が変わって、フルセットで6−6の場合は12-12まで2ゲーム差がつくまで延長、12-12まで行ったらそこでタイブレークと変わった。要は「第3セットで6-6と決着がつかなかったら、第4セットをやる」みたいなもので、次が錦織戦なので、最後まで見ることが出来た。二人ともバテていて、最後はぎりぎりの第24ゲームでムチョヴァが勝って終了。只今錦織戦が始まったところ。24.55 a.m.
7/14/2019記
ナダルは5回戦も勝ち、12日フェデラーと準決勝。風呂に入って出たら第1セットタイブレークで負け、0-1。第2セット1ブレークしたところで寝る。録画を見なければいけないのだが、見ることが出来ないままに決勝が始まってしまって、負けたと知る。決勝の録画もしたのだが、無駄になってしまった。 昔のものすごい試合からテニスが全体に変わっているようで、録画を見てまた書きます。選手は一日置いてまた試合だというのに、録画も見ることが出来ないというのは情けない。
ところで7日から大相撲名古屋場所が始まったが、栃ノ心は5連敗で休場、膝と左肩負傷ということだが、仕方がない。安美錦も十両下位で怪我のため、3日目くらいから休場。憂鬱な梅雨の天気のような今年の7月。25.35 a.m.
7/16/2019記
安美錦が引退。よくやったの一言で、何もいうことはない。浅田真央ちゃんや高橋尚子と同じ。最大級の賛辞。
ナダルのフェデラー戦ビデオはまだ見ていません。決勝がどっちが勝ったかも知りません。25.24 a.m.
7/17/2019記
やっとナダルーフェデラー戦を第3セットから見ました。第2セットはナダルの6-1だが、第3セットはフェデラーがサーブを改良(テレビによる)して1ブレークされ、4-6の負け。第4セットも1ブレークされ、これでは負けそうな勢い。トーナメント表を見てフルセットになったと思っていたので、これをひっくり返すのかと見ていたが、4回のジュースのあげく、負けてしまった。情けないことにトーナメント表は字が小さくてよく見えないのです。
結果のわかっている試合を見るなんてとお思いでしょうが、結果がわかっていて、試合の経過をなめるように味わうのがほんとの試合。そういう試合は何度でも見ることが出来る。オペラと同じ。
ところでナダル陣営はモヤさんがおらず、彼女も妹もおらず、どうなっているのだ。見た限りではテレビのアナウンスはない。エイコさん放送局が沈黙しているので、なにもわからない。25.11 a.m.
7/20/2019記
さて18日、決勝戦のビデオを最後だけ見ようと、リモコンの早送りというのを初めて試し、2時間くらい進んだところで放置すると、いつの間にか地上波に戻ってしまう。2〜3度繰り返しても同じ、なにか理由があるのだろうが、wowowオンデマンドで見ようとあきらめる。
本日エイコさんが相撲を見ながら、「白鵬は勝つが好きになれない、ジョコビッチと同じ」と言っていやな予感。wowowオンデマンドに入ろうとするが入れない。最終日ダイジェストがあって、12-12のあとのタイブレークでフェデラーが負けたのをようやく知る。15日(月)朝、エイコさんが「まだやってるよ」と録画を見ながらとぼけたことを言っていたが、それ以来、見ざる言わざるを続けて、とうとう今日結果を知ってしまった。エイコさんの「白鵬は勝つが好きになれない」は「遠藤は負けても相撲がきれいだから好き」ということだが、強くなければそれも見ることは出来ない。今場所はなかなか前に落ちず、出る相撲も速く、ほんとに強くなったのなら大歓迎だが、いままで何度もがっかりしているので、我慢我慢。
まとめて日記を書くのが困難なので、都度日記になってしまっているのですが、つまらない事を書いていないでまとめを書かねばなりません。
準決勝の前、フェデラーはナダルの「長所も短所も知っている」と言っていたが、短所とは何か? それは「取れないボールも追い回して取る」ことであり、実際に取ってしまうのでナダルは強いのだが、「取れないボールは追わない」方が楽であり、そういう選手の方が多い。ナダルの不調期間中にテニスが変わって、高い打点からの返球(すなわち早い/速い)が全盛となった。この間ナダルは高い打点からの返球に対処すべくテニスを修正し、スライスの多用とドロップショットまで使い始め、全仏、全米、全仏、全仏と4回優勝したが、今回は高い打点からの返球がなく、昔の普通のテニスに戻っている。かつてウィンブルドンでフェデラーに勝てなかった2006年、2007年のようなテニスに戻っていると言ってよい。フェデラーのバックハンドはもともと速い(早い)返球なので、再びボールを追い回すテニスに戻さないとだめなのではないか? とことんボールを追い回せば試合時間は長くなるのだが、長い試合は皆大変だからやらない時代にまた戻ってしまって、うまくやられたというのが今回のウィンブルドンということです。ナダルは芝が苦手だからという説明で納得するのもありですが、それは早い段階で伏兵に負ける場合のことであって、今年も全米での復讐を誓います。そうでないと、全豪でこてんぱんに負けた恨みが晴らせない。
7/22/2019記
大相撲名古屋場所は久々の横綱対決で鶴龍が1敗で優勝。誰が見ても後続がいないのですが、強い力士が1〜2人出れば心配はいらない。いい力士は沢山いて、その最年長が遠藤。今場所はテレビでほめられていましたが、バロメータとなる力士は御嶽海、玉鷲、正代、琴勇輝、宝富士、北勝富士、阿炎。宝富士以外は皆後輩。彼らに勝てば復活。もちろん3羽ガラスの一人逸ノ城にも同じ事が言えて、早く横綱にとって変わって欲しい。24.30 a.m.
7/23/2019記
もうひとつテニス追加。
フレンチでシード1位のジョコビッチが負け、シード2位のナダルが優勝したのだから、ウィンブルドンはナダルが1位だと思っていましたが、3位。テレビは「ウィンブルドンでの実績を考慮してフェデラーを2位にした、それに対してナダルが不満を漏らした」ということを言っていました。日本の相撲社会とは違うでしょうから、文句があるわけではありませんが、ふ〜んという感じです。24.38 a.m.
2019. 8. 21 浅田真央ちゃんとエイコさん
8月20日(火)夕方、4チャンネル(地デジ)火曜サプライズに浅田真央ちゃんが出ていました。週末の24時間テレビ前宣伝と思いますが、ホスト石塚英彦の流れに乗って、相づちを打つタイミングが早い。世界一級のアスリートだから、当然という感じですが、ギャグは面白くない。でもくだらないというわけではなく、育ちの良さが丸出しで、見ていてにこにこします。よく食べるのも一級のアスリートの証拠で、お店で物怖じせずに交渉するのも同様です。
今日、エイコさんに紅茶をかき混ぜる細いスプーンを、用が終わったので、片付けてと渡したのですが、一瞬何事かと身構え、スプーンとわかって台所仕事中だったので、いやいや受け取りました。カン太やしろちゃんが鼻先の食べ物をくんくんと嗅いで警戒するように、通常のやりとりからワンテンポ遅い。真央ちゃんは半テンポ早いのですが、しかしエイコさんは通常のやりとりでは、相手が返事を返す間もなく、あそっか!、うん!と返事を返します。ゼロテンポ早いというのはあり得ないのですが、相手の答えを決めつけていて次に進むからなので、やはりゼロテンポです。
2019. 8. 21 読売日本交響楽団
8月18日(日)放映のクラシック音楽館(地デジ2チャンネル)は読売日本交響楽団演奏会でした。今日、録画を見たのですが、若いドイツ人の指揮者で、髪を7-3に分けていて、日本では最先端の人という感じではありませんが、常任指揮者の話が来た時、この楽団とはドイツ・オーストリー系のロマン派が中心になるべきだ、自分の趣味でもあるが、マイスタージンガー前奏曲、シューマンのチェロ協奏曲、ベートーヴェンエロイカといいプログラムになったと語っていました。
戦後20年経ったころ、東京にオーケストラがいくつも出来、(最近知ったことですが)東京都交響楽団はマーラーで行こうと結成されたオーケストラということです。戦後20年はベートーヴェン一色ですから、新しく作るなら違うものをと考えるのは当然ですが、そして読響が何を目指していたのかは知りませんが、3〜4年前のFMオペラファンタスティカで、「最近オペラに注力している読売日本交響楽団」というアナウンスが流れ、オペラも出来ないN響ばかり見せられるテレビに嫌気がさしているのですが、「ドイツ・オーストリー系のロマン派が中心になるべき」という我が意を得たりの放送でした。第1ヴァイオリンのセカンドは髪の長い女の人で、魅力十分。オケの服装も漆黒で、テレビ映りが良い。
テレビへの露出頻度はN響がダントツだが、税金みたいな視聴料で運営しているから出来ているだけで、実力と露出頻度はまったく無関係。せいぜい読売新聞に、もっとテレビで映してと働きかけます。
2019. 9. 6 明星が岳山麓林道
8月24日(土)、汗かきに明星が岳山麓林道に出掛けました。正確には、久野林道から明星が岳方向に登る冷水河原林道というのがあって、そこを終点まで行ったのです。冷水河原林道は、過去に何回も通ったのですが、特に明星が岳から塔が岳方向に降りてきた時、すぐ下に林道が見えるので降りて、これはどこまで続いているのだろうと少し大雄山方面に歩いたのですが、切りがないのでやめて、久野方面に歩いて、久野林道に出たというのが、多分最後の経験で、今回は冷水河原林道がどこまで続いているかを知るための山行(自転車行)です。
卵に塩を掛けたパンを食べ、紅茶を飲んで1時25分出発。県道のファミリーマートでペットボトルを買い、1時半、荻窪の農道を登り始める。ジグザグに登って快調、急になったところも、ここで歩いては先が思いやられると登り切る。15日の台風以降、ろくな天気でなかったが、この日はからっとした快晴、絶好のツーリング日和。大して汗もかかず、農道の最後の方で、ようやく左目に汗が流れる。
腕白ランドに出、辻村農園横の急坂を、ここはあっさり歩いて登る。蝉がにぎやかで、アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、つくつく法師の5重唱。久野ではミンミンゼミを聞かないが、生きているのだと安心する。ミンミンゼミはいちばんきれいで、だから弱いのかなと心配な種類。さらに進むと、アブだか、ブヨだかがまとわりついてうるさい。
ずっと進んで威張山林道に出て右折。ここに来てもアブだかブヨだかはいなくならない。帰れなくなるぞと追い払いながらずっと進んで、足柄幹線林道に着く。2時39分。iPhoneを持って来ているので、ポイントポイントで写真を撮るので、何時何分を覚える必要がないが、ここまで1時間。
足柄幹線林道を左折、起点から3kmの久野霊園西入口に着く。せっかくだから、というよりおしっこに久野霊園に寄る。この林道はわずか323mの久野八十林道と言う。少し上の方に行っておしっこ。その向かいは、昔カン太と来たところで、思い出す。
戻って再出発。塔の峰の鞍部まで3kmだから、久野林道入り口まで、あと2.5km位なので、ところどころ歩きながら、絶望感なしで進む。左側は坊所川だが、先週の台風以来、大した雨も降っていないのに、水量が豊富、写真を撮る。
箱根からの車を何台も迎えて、久野林道入り口に着く。3時39分。また1時間。
林道を進む。久しぶりで、懐かしいというか、こんなに狭かったかなという感じで、基本水平の道なので、楽に進む。
冷水河原林道に着く。3時54分。写真を撮って林道を登り始める。ここは急なので、がんばらずに歩く。
1kmの標識が現れる。道が左にカーブする。しばらく明星が岳側の稜線が進行右側になる。本来稜線は左側だが、太陽が出ているので、方向感覚は心配ない。大きな堰堤が現れる。以前降りて来た時も見ているはずだが、全く記憶にない。写真を撮って、大きく右にヘアピン。稜線が左側になった。
更に進むと、右手からの稜線が、林道で切られた場所に出る。見たことのあるようだが、久野霊園から稜線を登った時、林道に出て、対向位置がわからずに久野方面に逃げたことがあるが、それかどうかは、過去の記録を調べる。稜線の切り口を通過したので、下り坂になり、大雄山が見える。さらに進むと終点の標識、2.96kmとある。16時39分。ここまで3時間。以前明星が岳稜線から降りた場所は写真もあるのでちゃんと記憶にあるのだが、今回は気がつかなかった。もう帰るしかないので、基本下り道をどんどん降りる。あっという間に久野林道に出る。すぐに林道入り口に着き、足柄幹線林道を塔の峰鞍部に向かって歩きながら漕ぎながら進む。すぐに着いて今回は塔の峰から威張山林道に降りる林道を降りる。これは2回目のはず。初めのうちは砂利道で、乗りにくい。やっと舗装路に出て一気に降りて威張山林道に出る。大きな杉の木があるので写真を撮る。林道の上水之尾用水で自撮り。5時57分。4時間の行程。あとは小田原城までの雄大なダウンヒル。ところでペットボトルの水を塔の峰鞍部までに飲んでしまったので、おなかががぶがぶで、どうもビールを飲む気にならない。ラーメンを食べて、ビールも飲んだが、達成感は大変少ないTouuringであった。
2019. 9. 6 全米オープン
8月26日に全米オープンが始まって、2週目に入るといつもは白熱してるのだが、今年はおもしろくない。チチパス、ティームといった有力選手が早々と姿を消し、いったいどうなるのだろうという試合がない。
大坂なおみは3回戦まで順調だったが、4回戦でベンチッチに負け。しかたがない。3回戦では15歳のガウフに、一緒にONコートインタビューを受けよう、シャワーで泣くより、コートで泣く方がいいと、二人でインタビューを受けた。敗者には何もくれてやるなという掟がテニス界にあるのかは知らないが、決勝では敗者もいやというほどカメラにさらされるので、それほど敗者の地位が低いということではないのかもしれない。
ナダルは5回戦まで順当勝ち。このまま行くとまたフェデラーとの決勝かと思っていたが、フェデラーが5回戦でディミトロフに負け。エイコさん曰く、第4セット終了後トイレブレーク、引き続きメディカルタイムアウトを取り、ディミトロフにごめんねと挨拶をして第5セットが始まったが、明らかに痛みをこらえている表情で、あっさりと負けてしまった。
これで明日のベスト4はイタリア、スペイン、ロシア、ブルガリアと、いかにもヨーロッパという感じになった。あと2試合、楽しみます。2.41 p.m.
9/21/2019 記
ナダルはイタリアに勝ち、ロシアがブルガリアに勝って日本時間9月9日(月)早朝、ロシア メドべージェフとの決勝ガ始まる。つぼは台風15号で東海道線が動かず、2008年ウィンブルドン以来の決勝観戦。第3セット4-4を立って見る。ブレークポイントのグランドスマッシュをナダルが失敗、結局このセットを落とす。寝てしまうが、10時頃、階下のテレビから歓声が起こる。勝ったな。録画してあるから心配はない。
その後、1日1セットという感じでビデオを見る。見たところ、メドべージェフはエラーが多く、自滅してくれると言う感じで、第3セット4-4までは楽勝という感じ。しかし(テレビに寄ると)ここから力が抜け、第4セットも負け、第5セットも2ゲームまではメドべージェフペース。しかし第3ゲーム(第5ゲーム)からは、初めの頃のメドべージェフに戻り、結局2ブレークでナダル優勝。5時間弱の試合で立派なもの。
メドべージェフは暗いロシア人という感じで、イワニセビッチのような体つきだが、喜怒哀楽を顔に出さない。かと言ってインテリというのではない。ナダルが仰向けに寝転んでいるので、ナダルコートに握手を求めに行き、表彰式ではやっと笑顔を見せた。ちゃんと見たのは今回が初めてで、急速にランクを上げたということだが、エイコさんは、いやらしいと言っていたが、不思議な選手。
第4セット、または第5セットで、ナダルがラケットを換えにベンチへ戻ると、大ブーイング。アメリカの観客は最も行儀が悪いのだが、打ち合いの時には静まりかえる。しゃべりすぎの松岡修三が「お客さんが舞台を作る」と珍しくいいことを言っていたが、アメリカ人の正直は、やっぱりすばらしいと思う。
その後、ビデオを消してしまうのはもったいないので、もう一度、少しずつ見直しています。0.44 a.m.
10/21/2019 記
一日1セットという感じでビデオを見続け、今日やっと第5セットを見終わりました。
第3セット4-4で2回目のジュース、ナダルのアドバンテージでナダルがグランドスマッシュをミス。ナダルの4-5、5-5、5-6とタイブレーク必死だったが、あっさりと5-7で負け。第4セットは木刀を振り回す宮本武蔵の様なメドべージェフで、第12ゲームメドベージェフのブレークで5-7。いよいよ第5セット。両者トイレ休憩後、一旦コートに着くがナダルがラケットを換えにベンチへ戻り大ブーイング。試合が始まってからもナダルの「ちょっと待って」にブーイング。第5ゲーム、ナダルがブレーク、3-2。第7ゲームもナダルがブレーク、4-3。第9ゲームメドベージェフがブレーク5-4。第10ゲームジュース。2回目のジュースで、メドベージェフのリターンがアウト。ナダルは仰向けに寝転び、メドベージェフがコートに来て終了。
メドベージェフはその後の上海でのATP1000でも準決勝でチチパスを軽く(いい試合でしたが)破り、優勝したかは調べていませんが、眠狂四郎や木枯らし紋次郎とは違う、ニヒルというのでもない、やはり不思議な選手。コーチも奥さんも喜怒哀楽を出さず、これがロシア人か。
ところで、大坂直美がガウフとの試合後の合同インタビューでスポーツマンシップ賞をもらったとニュースが流れる。スポーツマンシップとは中学以来聞く言葉だが、スポーツは敵味方が戦うので、勝ち負けを抜きにして互いをたたえ合うことなどあり得ないと思うのだが、お相撲さんも土俵外では仲がよいとか、ナダル・フェデラーの心境に至るとか、その後人気の出たラグビーのノーサイドとか、凡人とは異なる心境の世界があるのかもしれません。24.06
2019. 9. 30 大相撲秋場所
秋場所が始まる前、白鵬が日本国籍を取得したというニュースが流れました。今後は親方として活動する道が開けたということです。朝青龍も部屋を持って競い合ったらというのが感想で、そうさせなかった(ぶちこわした)のは日本の相撲協会と取り巻きの有識者です。
本場所が始まって白鵬はすぐに休場、鶴竜も程なく休場し、優勝争いは十両のような混戦。
勢いのある北勝富士は初日白鵬に勝って以降低迷、後半勝ち続け、勝ち越し。逸ノ城は右肩から落ちて休場。遠藤は小結初の勝ち越しということで、そんなだったかなという印象。四つになれば強いというより、ほれぼれする四つ相撲なのだが、馬力で押されるとだめ。バロメータだった玉鷲にもやっぱり負け、優勝した御嶽海にも圧倒的な負け。御嶽海は遠藤が活躍し始めたより後の力士で、追い抜かれたということ。四つに組むまでの技術が必要ということ。かつて関脇止まりだった名力士は出羽錦とか鶴ヶ峰とか水戸泉とかいて、遠藤もそうなれるのだろうが、今からそれが見えてしまうのはつまらない。
栃ノ心は14日目で負け越し。怪我を治さないと、元も子もない。
安美錦が引退して、中入りで映る十両の勝敗表も見ても視点が定まらない。
朝乃山は風格が出て、吉葉山のよう。ライバルだった豊山は再入幕して勝ち越し。追いついて欲しい。
とりとめのない感想しか書くことがありません。
10/11/2019追記
これも書いておきたいということがあって、ビデオをその後も少しずつ見続け、やっと8日目まで見直したので、追記します。
嘉風は先場所から見ないなと思っていたところ、5日目に引退が発表され、7日目にまた鶴竜を土俵際で破った友風が大泣き。友風は今場所、結局初めての負け越しということですが、19歳には見えない風貌と、気持ちの良さが気持ちよい。
大栄翔はいい力士だなとずっと思っていたのですが、十両に低迷、返り咲いてからここ3場所くらい、いい押し相撲を取っていて、嘉風よりよい。嘉風は遠藤が彗星のごとく現れた時、一生懸命に相撲をとっていましたが、遠藤の浮き沈みと平行して毎日熱戦を繰り広げたのがここ3〜4年のこと。最後に元気が無くなったと思った途端の引退です。相撲取りに似合わない、インテリぶった口を利くので、無理するなよと思っていましたが、大栄翔は相撲っぷりが嘉風と同じで、書くのが遅れてすまなかったと思っています。
豊ノ島は精彩なく、1勝しか出来ずに休場。中入りで映る十両の勝敗表は、かつて幕内で取っていた力士の名前が何人もあって寂寥感があるのですが、もう潮時だよと思います。
琴勇輝は遠藤頭角と同時の力士ですが、三役に上がった時に、蹲踞で咳払いをするのを止められ、以後低迷、十両から戻って勝ち越しましたが、角を矯められた一人。
炎鵬は小兵の力士のなかでは、圧倒的に面白い。小兵の力士はつい最近3人いて、一人は怪我で、名前を見なくなってしまった。もう一人も怪我で十両に落ちて、最近幕内に戻った生意気な力士だが、生意気がたたって低迷中(阿武咲)。3人目が貴景勝で、見事怪我を脱して大関復帰。炎鵬はこの3人の誰とも違う魅力がある。もう一人、石浦もしばらく十両にいて幕内に戻り、定着しそう。小兵の力士は存在を保つのがむずかしい。
ところで、しょうがねえなあと思っていた力士が、この頃そうでもなく思えています。琴奨菊ですが、大関を落ちれば、普通くさるのに、全然めげない。体も若いのでしょう。
順不同のブログですが、これでビデオを消去出来ます。
またところで、遠藤が結婚したとnetで出ていました。つよくなりゃいいんだよ。25:08.
2019. 10. 19 県民ホールカルメン
加藤のぞみさんがカルメンを歌うと聞いたのが12月22日、チケットを4月27日に買い、半年心待ちにして県民ホールに出掛けました。タクシーで西口、エイコさんはめずらしく運転手さんと世間話(洪水の話)。カツサンドを買って湘南新宿ラインに乗る。横浜まで44分、時間があるので、極めてめずらしくいろいろ話をする。小田原は意外と災害に強い。久野川(山王川)は凹んでいるだけなので、あふれるだけで大したことはないが、大きな川の堤防が決壊すると大変なことになる。今回夜10時には終わったと思っていたが、これほどになっていたとは思わなかった。荒川が氾濫していたら大変なことになっていたなどと話す。ところで久野川はどこから来るのとエイコさんが聞くので、和留沢と答える。酒匂川は御殿場。酒匂川に分かれている川は狩川。久野川も坊所川が支流にあるが小さい。久野川は一本川で支流のない川で珍しい。どうも話がおかしいので聞くと、川と言うのは海から流れてくるのだと思っていたとのこと。こんなことを考えるのは世界で一人だけだ。
横浜に着いて東横線に向かうがない。中華街への地下鉄が出来て以来、変わっている。そうだった。深い地下に降りて220円、日本大通で降りて適当に歩く。以外に遠い。県民ホール入り口の標識があって、KAATを過ぎて県民ホール着。エレベータは混んでるので、左手階段を登る。途中2階席から1階席を見下ろす。座席がずらりとあってすばらしい。舞台も見やすい。3階に上がって席を探して座る。1幕の後、舞台転換で客席が明るくなるが、休憩ではないとアナウンス。いよいよ始まる。序曲の前に踊りが始まって、バレリーナの体の柔らかさに感嘆する。これと比べられたらきついなと思いつつ、序曲が始まって開幕。ミカエラが出て来て、やっとカルメンが出て来る。第1声を期待していたが、声が小さい。それよりも網タイツ姿で全然イメージが違う。これでは踊りを踊っている人たちの方が上だ。1幕はまったく目立たずに終わる。2幕、カスタネットの場面はカルメンの白眉だが、乗らない。
休憩。菊地貴子さんが来ているのでエイコさんを紹介。踊りがうるさくて、SMAPを見ているよう。建築と同じで演出が歌手を使い捨てにしている。あと2回やらなければならないので、良くはなって行くでしょう、見届けたいが、そうもいかないしとぐち。
下へ降りてビールを飲んで第3幕。カルタ盛り上がらない。ミカエラが出て来て、主役みたい。終わってまた休憩。
第4幕。こんどこそ主役。赤いドレスで十分。ピストルで撃たれるのは許せる演出。終わってカーテンコール。ミカエラ、エスカミリオ、ホセと大きくなる拍手が、そこ止まり。演出がだめなのと、本人の出來が演出をこなすのに力を取られて、力を出せなかったという公演。はじめてのことで、大変な重圧のもと、よくやったよというのがエイコさんの感想。今回3都市の合同公演ということで、お金がないからこうせざるを得ないのはいいのだが、どういう公演にするかという計画がしかるべきステップを踏んでいず、演出家のアイデアだけが一人歩きしてしまった公演。やはり客がブーイングをしなければならない。アンケートには「踊りがうるさい、演出が歌手を使い捨てにしている」と書いた。加藤のぞみさんは、やっぱりヨーロッパ中心でやったほうがいいと思う。演出家の恣意で、なにがなんだかわからない舞台に乗るようなことは少ないだろうから。
2019. 11. 3 愛知芸術劇場カルメン
11月2日名古屋、加藤のぞみさんのカルメン。10月19日の県民ホ-ルをもう一度確認したかったので、4000円の切符を買ってでかける。今日はカツサンドと新聞のフルコース。昔と同じで、こだまは丸2時間かかる。食べて新聞を読み終わったのが掛川当たり。ちょっと寝て名古屋着。ごみを捨てて中央コンコースに降りる。名古屋は15年ぶりくらいで久しぶり。西口地下はエスカという地下街がまだあった。 東口に歩く。初めて見るツインの高層ビルの二階というか、取り付き階に上がる。振り返るとコンコースは広くて、人がいっぱいで素晴らしい。降りて東口に出ると、大名古屋ビルヂングという懐かしいビルが今でもある。では地下鉄に乗ろう。地下にもぐって東山線を探し、切符210円を買ってホームに降りる。天井が低く、ホームは乗り切れるのかと思うほどの人混み。銀座線みたいな感じ。案内表示が少なく、動線は180°ターンを繰り返し、名古屋駅に比べて出来が悪い。電車が来て、人混みはなんなく電車に収まる。
栄に着いて降りて地上に出ると、方角がわからない。テレビ塔があって、右手にホールらしき大きな建物があり、多分あれだろうと思うが、地図で確認する。名古屋駅から芸術劇場まで出ているので、縮尺が大きく、テレビ塔が出ていない。太陽の方向で確認して、大きな建物にむかう。途中から渡り廊下のような橋が出て来るが、構わず地上を進むと、横断歩道がない信号になる。それを横切り、階段を上がって、ホール、2階に到着。入場が既に始まっていた。上の方はエスカレーターと言うので、登る。一人乗りのエスカレーター。登っている途中で、ビュッフェはカードが使えますかと聞くが、だめ。とにかく席を確認しようと、5階に行き、席を見つけて、3階に降りて、あちこち電話する。開演が近づき、席に座るが、がらがら。
県民ホールと同じに、序曲前のおどり。序曲が始まり、ミカエラが出、カルメンが出てハバネラとセギディリアを歌って1幕終了。舞台転換に入るが、アナウンスはない、県民ホールとの違いは全くない。2幕も同様。休憩に入り、やらなくてはいけないことがある。バルコニーからの見え方の確認と、楽屋への行き方と、ビール。バルコニーは、3階を見て、2階を見て、距離が近いので、後半はここで観ることにする。楽屋は2階から行けることがわかった。ビュッフェに行くと10人くらいの行列。お金の授受と、サーブと、もう一人は何をしているのかわからない。これでは遅いのは当然。順番が来た時に、ベルが鳴る。
二息でビールを飲んで、3階のバルコニー先頭に座る。がらがらの席を写真に撮る。レセプショニストが来て、御関係者の方ですかと聞くので、そうですと答える。
3幕が始まる。警官に追われたカルメン達がオケピットの前に出てくる。加藤のぞみさんの声は大きく、表情もはっきり見え、オケの音も包まれるように大きい。5階までは100mくらいあるだろうから、音が小さくなるのは当たり前で、今回、全体の入りは50%くらいだが、1階中央部の、一番高い席が一番混んでいて、2階中央部はがらがら、その他の階とバルコニーもがらがら。だから金持ちだけがいい音で聴けるという、貧乏人は麦を食え状況だというのが、日本のオペラの現状。
3幕後の休憩も、動き回るのはいやだったのでそのまま4幕を待ち、4幕を堪能し、初めてブラヴォーを言ってカーテンコール。ミカエラ、エスカミリオ、ホセ、カルメンの順に拍手が大きくなる。メインのカーテンが降りてしまって、カーテンを広げて出てくるカーテンコールに移ったので、早く行かなきゃと席を立ち、メインロビーに登って2階バルコニーへの階段を降りて、関係者以外立ち入り禁止のドアを押すが開かない、左側を押すと開いた。どんどん中に進む。楽屋に到達、順に見て行くと、最後が指揮者で、その手前が加藤のぞみさん。待っていると、劇場の人があなたはなんですかと聞く。加藤のぞみさんに会うのだと答える。どういうご関係と聞くので、今度は関係者はやめて、友人だと答える。それだったら受付をしてください、まとめてご案内しますと言うので、メインロビーに行って受付。まだカーテンコールをしている。ずいぶん待って、加藤のぞみさんの面会者は数人。やっと「ご案内します」となって、エレベータで下に降りる。どんどん進んで楽屋手前、混んでるので少し待てと言う。ちょっと会うだけだと前に進むと加藤のぞみさんが指揮者・演出者、他1〜2人と写真を撮っている。終わって「こんにちは」「あ〜磯部さん」と目的達成。ホセと同じで帰らなければいけない、では握手。「清教徒からずっといたんですか? Yes。札幌はどうするのですか? 一度帰る。」おめでとうございますを告げる。「母です、父です」とご両親に初対面。後ろがつかえているので、これで失礼。やったやった。横浜以来の胸のつかえ解消。外に出て地下鉄に乗って、名古屋で地上に出るが駅がわからず、時間切れで6時前のこだまは間に合わず、やっと着いたツインタワーからエスカレーターで降りて、混雑状況を写真に撮り、地下街に行って、ひつまぶしは高いので、きしめんを食べるが、まったくおいしくない。改札を入って赤福をカードで買い、こだまが来て座って、ねむいが日記を書く。このブログの「音が小さくなる」まで書いて小田原着。家に帰って風呂。いい一日。名古屋は、駅は素晴らしいが地下鉄はだめ。30年前の建築だから無理もないが、至る所、地上も含めて標識がだめ。丸の内や渋谷と比べれば一目瞭然。オペラと同じで、東京の儲かっているところだけ良くなって行って、名古屋オリンピックでもやらないと追いつかない。
2019. 11. 11 大相撲九州場所とatpファイナル
11月10日から九州場所が始まる。録画を忘れなかったので、初日のビデオを見る。
新入幕の若隆景は、千代の富士かと一瞬思ったほど。相撲も勢いよく寄り切り、インタビューもスピードのある相撲をと、まっすぐで大変良い。
鶴竜と逸ノ城は腰痛で休場。遠藤は何か違うんじゃないですかと鎌を掛けられるが、面白くもおかしくもない返答で、普通だったら人気がなくなるところだが、これがかわいいとなるのだから、人の心はわからない。
十両は豊ノ島が1勝。
11/13/2019記
相撲のビデオを見ようとしたら、atpファイナルのナダルが映る。相手はメドヴェージェフで、これは見なくてはいけない。第1セットはタイブレーク、双方1ミニブレークずつで進んだが、後半ナダルが立て続けに二つ落とし、6-7の負け。小さな数字で3と出ているのは、3ゲーム差での6-7という意味だと、やっとわかった。
第2セットはナダルがテニスを変え、2ブレークの6-3。第3セットはまたメドヴェージェフが勢いを盛り返し、0-4、1-4、1-5、第7ゲームマッチポイントがあったが、その後2-5〜6-5と逆転、最後のボールをナダルがチャレンジ、アウトであっけなくナダルの逆転勝ち。全米と同じで、メドヴェージェフは自滅する傾向があるが、強い。8人中、3人は常連、あとはメドヴェージェフ、ティーム、ズベレフ、チチパス、もう一人イタリアのひげ面のお兄さんと、新旧対決。しかし新の体制がいよいよ固まって来た。相撲と平行してルポします。27.38 a.m.
11/20/2019記
atpの決勝はティーム対チチパス。ビデオを少しずつ見ていて、第1セットはタイブレークでティーム。第2セットはあっさりチチパス。第3セットを今日見ていたら、エイコさんが、チチパスが勝ったと意地悪をする。意地悪をされても平気。放送中のアナウンスで、ちょっと見ていたナダルの準決勝チチパス戦の結果が、また3セット逆転勝ちだったことがわかる。そのために見ているのだ。
忙しいので、ビデオは中断。相撲のことを少し書いておく。
栃ノ心は5日目にまた休場。若隆景は4日目、土俵下に足から突っ込み、休場。友風は二日目に土俵下に足から落ち、靱帯損傷?で休場。先々場所まで負け越し無しの力士が、先場所初めて負け越し、今場所怪我休場と相撲は厳しいものだ。琴勇輝は久しぶりの上位戦があり、昔が戻った感じ。炎鵬は相変わらず大活躍。豊山も好調。来場所は上位と当たる。朝乃山は堂々たる風格。嘉風が解説で出て来て、朝乃山を指導したと言っていたが、相手に左上手を取らせないように相撲を取ったら、もっと勝てると指導したそうだ。嘉風は、始め琴欧洲が話しているのかと思ったが、ぼそぼそしゃべって聞き取りにくい。その内容は細かい話で、相撲の内側にいた人でないと話せない内容で、ヨガを体験した中沢新一のようで、貴重なものになるのかもしれない。十両では豊ノ島が白星先行したが、5分に戻ってしまっている。
また書きます。26:18 a.m.
11/24/2019記
きのう(11/23(土)、相撲を見ていたら、幕下で、照ノ富士が7戦全勝優勝。どうしてるかしらべなきゃと思った矢先の健在がわかって嬉しい。
相撲は白鵬がまた優勝。張り差し後、外掛けの勝ち。外掛け、内掛けは昔よくあった決まり手だが、普段使わない手がとっさに出るのはすばらしい。エイコさんはどうして張り差しをするのと言う。機先を制すのだ、反則じゃないしと弁明する。確かにナダルはこういうことをやらない。そう言えば白鵬は、張り差し・かち上げをやらないと言っていたが、いつの間にか復活している。舞の海さんも、対遠藤戦で肘打ちをしていたのを後味が悪いと言っていたが、そんなにいやなら反則にルール改正すればいいんだよ。
遠藤は14日目、玉鷲に勝ち、7勝7敗。中堅どころは皆、勝ち越すか負け越すかといった成績で、拮抗していればこうなるのは当然、悪いことではない。
豊ノ島は14日目で負け越し。勢は14日目4敗で、千秋楽どうなったか? 明日ビデオを見て、また書くことがあれば書きます。
ところでatpの決勝は第3セットもタイブレークで、ティームのミスが続いて負けたが、接戦は接戦。若いせいか、鬼気迫る試合というのではないが、不思議にグランドスラムで姿を消す若手ヨーロッパ勢が、atpには出てくるのが不思議。
それよりもまたNHK。試合が長引くと101から102に切り替わるのだが、その後更に長引くと大相撲のビデオをキャンセルする。慌てて地デジの4時頃のビデオ録画をするのだが、それにしても毎日、主な試合を1試合しか中継しない。解説は慶応の先生を呼んで来て、制作はユニバーサルな放送でなく、NHK得意の専用放送になったようだが、放送するという信念がない。25:14 a.m.
11/27/22019記
千秋楽のビデオを見て、追加します。
遠藤は元バロメータの琴勇輝に負けて負け越し。7勝7敗同士の千秋楽の取り組みが多く、実力拮抗し、手に汗握るスポーツというのはあってもよい。
炎鵬は千秋楽勝ち越し。白鵬の太刀持ち露払いを石浦とやっていて、おや豪華版と思ったが、もしかして十両では太刀持ち露払いは出来ないのかなと思う。
豊山は8勝7敗で終わったが、これからだよ。
阿炎は今年全場所勝ち越しということで、来場所関脇。性格がいいので、応援しがいがある。
北都富士は負け越したが、7勝8敗なのでだいじょぶ。
豊の島は6勝9敗の負け越し。来場所???
嫌いだったが気にならなくなった二人。松鳳山は相変わらず上手投げが強い。ご当所場所で勝ち越し。もうひとりは解説の尾車親方(元琴風)。ひとえに田舎のおっさんで、解説もなにもあったもんじゃなかったのが、まあいいかと放送を聞いている。25.48 a.m.
2020. 1. 15 箱根駅伝
箱根駅伝はもう何年もテレビをライブで見ることがなく、録画をあとで一日一区という感じで見ているので、12時間を占領する録画を見終わったのが12日日曜日。その代わり、今年は生を見ようと11時半頃車で出発、NHK第1を聞きながら山王川河口を一号線に左折、のろのろ国府津方面に向かう。先頭が近づいてくるに従って、一号線に左折する車は皆渋滞、連歌橋で青山学院が通り過ぎる。そのまま国府津方面に進み、20位が通過してのろのろ解消、最後にバイクの群れが一斉にスピードを上げ、国府津西湘入り口から小田原に向かう。狙いは先頭を抜いて再び一号線におりて、もう一度青学を見ることだが、11時55分から20分間もニュースで、先頭が今どこかがわからない。風祭ではもう通過しているだろうと、箱根新道に向かう。ニュースが終わって只今函嶺洞門とアナウンス。須雲川インターで降りるが時すでに遅し。一号線への出口は20位が通り過ぎるまで渋滞待ち。
教訓として、先頭を2回見るには、もっと早く出発して二宮当たりで一度出迎え、西湘で戻って風祭、または須雲川インターでおりてもう一度迎え打つということになる。昔平塚まで行って先頭が通過したあとだったが、西湘を戻って風祭で降りて、一号線の中継所を過ぎた東海道線のところで先頭をみたことがある。
尚、先頭を迎え打つ位置でないとテレビには映らない。2位以降は中継所の映像が20分くらい続くから。
駅伝が終わってから先述のようにちびちびビデオを見たのだが、今回は駅伝今昔物語とかいうのが15分くらいあって、連歌橋はもろにその中に入っていた。
さて、12時間のビデオを毎日少しずつ見るのは馬鹿みたいだが、そうでもない。普通先頭がどこかだけをみているものだが、駅伝で重要なのは1に区間賞が誰か、次に区間新を誰が出すかで、これを予想しながら見ていると、退屈ではない。選手にとってもこれが重要なのは明らかである。25:50 記
2020. 1. 15 大相撲初場所
大相撲初場所が12日から始まり、順調にビデオを見ています。
白鵬は1勝のあと2連敗で4日目から休場。場所前にテレビに「今年で引退するんだから」と冗談めかした口を利いたが、こういうことは一度言えばいいので、だめだよ。ミイラ取りがミイラになるぞ。代わりがいないなと心配になりますが、朝乃山が貫禄すらある相撲を取っている。4日目は阿炎に負けたが、今場所は優勝するだろう。
遠藤は回しを金色から地味な色に変えて、少し表情が厳しくなっている。初日二日目と横綱を連覇。コマーシャルにも出ていて、期待してます。
平幕に落ちた栃ノ心は2勝2敗。そんなに腐ることはない、もともと裸一環の商売なのだから。
特筆すべきは照ノ富士が十両に戻って4連勝。テレビを見なければと今日録画予約しました。同じ十両には豊ノ島もまだ1勝だが出ている。なんと逸ノ城も十両中盤で取っている。いずれ照ノ富士とも会うだろう。
来週からは全豪オープンが始まる。
1/16/2020記
4日目、鶴竜が休場。テレビは世代交代と言う言葉を何度も使い始めた。
照ノ富士を見ようと録画したのだが、午後1時からのBSと午後3時からの地上波と二つあって、どちらに照ノ富士が映っているかわからず、午後3時からのをまず見る。十両の途中からで、照ノ富士は終わってしまっている。代わりに逸ノ城の相撲が見えた。やせたなと思ったが、20~30kg減量したとアナウンス。相撲は一気に押して押し出し。しかし十両の相撲は、幕内と見た目は全然変わらない。照ノ富士は今日も勝って5連勝であることがわかってしまう。
照ノ富士を見るには午後1時からのを見なければならず、見始める。いきなり3段目の土俵が映る。さすがに見た目が貧弱で、下がりは普通のぐにゃぐにゃする紐、制限時間も短く、行事は袴を着けておらず、裸足と、階級社会そのもの。2時間もあるので見ていられない。中断して、今再生を再開、後ろに音声を聞きながらこのブログを書いている。24.24 a.m.
さて見ていたら、十両土俵入りだと言う。では見なくてはと移動して見る。東方から始まり、ここにはいない。西方に移り、二人目で出て来る。やはり両膝はぐるぐる巻きの包帯、化粧まわしは黒い、以前と同じもののようだ。拍手が起こる。東方では逸ノ城に拍手が起こったが、やはり名を知られている力士に拍手が起こる。
土俵入りが終わって、さあ始まるかと思ったが、幕下最後の5番を残していた。そういう段取りのようだ。行事は足袋を履いている。十両に入って最初の一番は、片や幕下で、やはり下がりは紐。照ノ富士は3番目に土俵に上がる。体はぱんぱんに張っている。右を差し込んでそのまま寄って圧勝。
幕下〜十両の放送は、力士に対する愛情があるのか、はしゃぐでなく淡々と、力士について語っていて大変よい。やはり毎日録画するか、4時前のBSを見ないといけない。25.22 a.m.
1/25/2020記 24:46 a.m.
その後、照ノ富士は勝ちっ放し、今日優勝が決まった。録画して2〜3日見ていたが、BSの放送時間枠が変わって録画を見ることはなくなったが、毎日、今日も勝ったと安心し、今日優勝に至りました。今日からBSの録画が復活し(録画していた時間は土日用の時間割なのかもしれない)、今後ろで2時間ビデオを写しっぱなしにして、始めの方を消費しています。しかし照ノ富士は中盤くらいの取り組みになっているので、午後4時の地デジに毎日映っているのかもしれない。
十両は豊ノ島が負け越し、逸ノ城も負け越し。
幕内はいい力士が好成績で、満足な場所。朝乃山は今日勝って9勝5敗。ものすごくはないが、十分にちゃんとした相撲を取っている。対抗馬の豊山も10勝4敗。朝乃山が明日勝つと大関に無理矢理上げるだろうが、豊山と競いながらの方がよい。北勝富士は11勝3敗とすばらしい。塩撒きの輝強は、テレビでは小兵の仲間に入れているが、典型的な重心の低い日本人の体型で、毎場所勝ちっ放すというわけには行かないだろうが、いい力士で、8勝6敗。大栄翔は負け越して残念だが、浮き沈みの一つと、気にすることはない。炎鵬は勝ち越して立派。栃ノ心は負け越して残念だが、照ノ富士の大先輩なのだから、また幕内で対戦することを願う。阿炎は負け越しだが、いいんだよ。
さて遠藤だが、結局星は上がらなかったが、自他共に認める相撲巧者で、ほれぼれする相撲っぷり。
優勝争いは幕尻の徳勝竜が1敗、2敗がもう応援していない正代で、今日の1敗同士の対戦で徳勝竜が勝って先頭に立ったが、その時点で明日千秋楽の取り組みが決まっていなかった。今netを見ていると、明日は幕尻力士が千秋楽の取り組みを勤めるとある。ところで相手の貴景勝は今日朝乃山に負けていて3敗、優勝はなく、あまり意味のない対戦。
横綱がいなくても、皆が切磋琢磨すれば面白いのだということを実証した場所。
ところで、小兵の仲間で人気のあった宇良が、序二段で明日優勝決定戦とBSの録画で言っていた。怪我で姿を見なくなってしまっていたが、照ノ富士と同じで、ずっとやっていたのだ。体一貫の商売で、すばらしいとか尊敬するとか、ありきたりの言葉で言えません。
1/26/2020記 23:46 p.m.
14日目のビデオを見たのですが、照ノ富士は錦木に負け。幕内時代の万歳の格好で、相変わらず。錦木が実力者だから、幕内では歴史が繰り返すだろうが、全焼を逃したなどというのは小さな問題。
(今、大奄美戦を見ましたが、寄り切りで負け、13勝2敗。やれやれ。)
遠藤は豊山と当たって「好取組」と呼ばれていた。遠藤と当たれば皆好取組。それで8勝7敗なら上等だ。
朝乃山は堂々の上手投げで、これで10番勝つなら、大関いいよ。千秋楽の結果は全然知りません。またあした。
宇良が序二段の優勝決定戦ということで、ずっとビデオを点けていたが、映らなかった。
幕下で納矢(大鵬の孫)が3勝4敗の負け越し。太りすぎだよ。
1/27/2020記 24:51 a.m.
丸一日経って千秋楽のビデオを見る。雑音は入ることなく、新鮮にビデオを見る。正代は勝ったが、結びで徳勝竜が大健闘、幕尻優勝を飾った。徳勝竜はお相撲さんらしいと思っていたが、特記するには至っていませんでした。インタビューで、近大の監督が場所中に亡くなったことに触れ、お相撲さん全開。
つい2〜3年前、駄目横綱を横綱に上げるのに協会全体が後押しをしていた。今回も徳勝竜の優勝を阻むため、大関を当てたが、時既に遅し、全ては裏目に出た。かつて貴乃花を優勝させるために、曙に次々と早く負けろという相手を当てていたが、気がつくのが遅いのだ。貴乃花の時は、記録が手元にないので、記憶だけだが、あのころの勝敗表を全部出してくれれば、ちゃんと指摘出来る。
別件で、全豪オープンはほとんど見ていませんが、きのう大阪なおみがガウフにあっさり負け。第2セットを見ていないのですが、これも相撲取りと同じ。しかし、大坂なおみが全豪で優勝したのは去年だっけ、2年前だっけと考えて、去年だった。まだ1年しか経っていない。ずいぶん忙しい一年。
皆さん勝ち続けているようで、週明けからまた書きます。
今日はナダルがキリオスと当たった様。トーナメント表がなかなか見つからないので、全貌がつかめません。今日はもう寝ます。
ナダルはナイトセッションだった。見ることはなかったが、大騒ぎしていないので、勝ったのだろう。あしたからちゃんと書きます。
2020. 2. 1 全豪オープン
全豪オープンは4回戦のキリオス戦を録画で第3セットまで見て、これはもう勝つとみるのをやめましたが、あとでニュースを見ると、第4セットはものすごかったようで、でもキリオスがチンピラであることは間違いない。それでも、翌日翌々日の番組の間のダイジェストで、終了後握手し、おなかに触って、すてたものじゃないという態度をみせる。
さて5回戦、事実上の決勝戦ティーム戦。録画してライブは少ししか見ていないのだが、最後にみると、まだライブ。第4セット、リードされたタイブレークを追いついたが、結局負け。タイブレークが3セットあって、全て負けでは、ティームが上というしかない。ボールのスピードはティームの方が速いし、昨年までは自滅していたのが、ハードコートの有利さもあって、もうかなわないという感じ。録画を少しずつ見て本日第3セットの途中。明日決勝だが、ティームが優勝と予言する。25:28 a.m.
2/2/2020記
家に帰ったら、ティームが2-1で第4セット押し気味のところ。しめしめとふろに入って出ると、まだやっている。フルセットだ、やばいと見ると、ティームワンブレークダウンで4-5。次にあっさり負け4-6。最後があっさりし過ぎ。フルセットで4時間の試合だが、ナダルは4セットで4時間、全力の出し方が違う。負け惜しみだが、また全仏まで待つ。25.34 a.m.
9/12/2020 24:45 記
ミヤネ屋をほとんど見なくなって、ビデオが見るものいっぱい状態が解消されて、半年以上見ずにいたナダル・ティーム戦第5セットを見る。全部覚えているのでないから、あらためてすごい試合。6時間もビデオを占領しているのだが、よほどの事が無い限り消さずに置いておこうと思う。
2020. 3. 1 新型コロナウィルス(covid-19)
3/1/2020(日) 新型コロナウィルス(COVID-19)
先週(2/21(金)頃)、コロナウィルスについて書いておこうと思ったのだが、コロナウィルス対応で忙しくて、書かなかった。
テレビで医者が「正しく知って、正しく恐れる」と言っていたが、テレビは「正しく伝えず、不安を煽って」ばかり。先週は「何を知りたいか」を書きたかったのだが、1週間経っても知識は増えず、「何を知りたいか」は変わらず残っているので(時機を逸したということはないので)、遅ればせながら書く。
一番不満なのは、感染と発症を区別していないことである、
説明がないから主宰なりにこういうことなのかなあと思っていることを述べる。
ウィルスが人間に取り付くと感染。感染してしばらくすると熱が出たりして発症する。
当初(今も)、「発熱したらPCR検査を行う」と言っていた。ということは、発熱するまでは、人に移ることはないということが前提なのだが、それ以外に、検査能力がないので、そうしていると言う説明もあった。(検査能力がないことがけしからんというつもりはない。規制を緩和して民間でも検査し、感染状況を知ることが重要だという発言もあり、これは国会の問題。しかし国会がここを追求している様子はない。)
だから知りたいのは、感染したら、人に移るのか、発症(発熱等)して初めて人に移るのかということである。
実際には、ウィルスが人に取り付いて、次第に増殖し、人の抵抗が負けて発症に至る、この期間を潜伏期間というように思える。実際には潜伏期間中の初期から人に感染する場合もあれば、発症して初めて人に感染する場合もあるだろう。だから検査数を増やして実態を把握すべきという主張は、ごく当然である。
新型ウィルスだから、簡易検査法がなく、薬もなく、ワクチンもない。これらは技術の問題で、急いでやるしかない。承認を早くしてというのは政治の問題。規制を緩和して検査数を増やすのは国会の問題である。28日に小学校を2週間休校にすると要請が出て、シングルマザーは困る、休業補償は出るのかと大騒ぎだが、これも政治の問題。
船で陰性だった人達を2週間隔離して解放したが、隔離中に感染する可能性もあるだろう。下船時に再検査して、陰性が確認されても、再検査から下船までの間にまた感染する可能性だってあるだろう。実際、下船した人が発症するという、「発熱するまでは、人に移ることはないという前提」が随分前から覆っている。感染経路がわからないケースがこれも随分前から(2週間くらい?)出ているのも同様に前提が覆っていることになる。
始めの頃の報道は、人~人感染があるのかなどと言っていたが、これは(事実が証明していて)ある。感染の種類も飛沫感染、空気感染、接触感染、経口感染等々、いろいろあるようだが、これも今回のウィルスは何何感染だから、何に注意するという説明がなく、インフルエンザと同じ、手洗いとうがい、人混みに行かないを繰り返すだけで、ここに来てイベント自粛の大嵐となってしまったが、通勤自粛要請は出ていない。ひとまずやりやすい学校閉鎖が出たのみである。
閉鎖期間を2週間としているが、神頼みに聞こえる。感染症は猛威をふるっても、いずれ免疫が出来て、発生数が減少し、収束するのは、過去の事例が示しているからそのとおりだと思うが、いつ収束するかは予断を許さない。
発表がないままに自衛策を考えるのだが、今度のウィルスはインフルエンザほどのまんべんなく散らばる、パンデミックウィルスではなさそうだ。飛び火しているのは皆、飛行場のあるところであり、屋形船であり、目の前にいる人が感染しているかは全くわからない状態で、君子危うきに近寄らずを決め込むのでなく、過労を避け、栄養を取り、感染してもウィルスを負かすだけの体力を持って、収束までの時間稼ぎの勝負をするしかない。
主宰は今のところ、テレビしか見ていません。「感染したら、人に移るのか、発症(発熱等)して初めて人に移るのか」について、netを見て見ようと思います。限られた(テレビの)情報で、どこまで考えられるかをまず書いて置きたかったということです。
3/18/2020 続き
さて、わからないわからないと言っている間にも時間が経って、結構わかるようになって来た。
不幸中の幸いは、発生しているのは密閉空間のみで、通勤時の感染はなさそうということである。従って学校閉鎖の必要はなかった。2日の閉鎖から2週間経って、再開した学校がいくつもある。
それから、「感染と発症を区別していない」問題は、「検査で陽性」となった人を「新たに感染が出ました」と報道していることが、報道を見ていて、結果的にわかった。(きちんとした発表・報道がないのは不満だが、時間が経って、検査数累計が増えて、感染経路も密室に限定されることがわかって、区別しなくてもやるべきことがはっきりしてきたから、また、発症者に限定してPCR検査をして来たことが間違いではなかったことがはっきりして来たから、結果オーライになっている。)
学校閉鎖の効果を見るのに19日までかかると言って、明日専門家会議の発表があるのだが、結論は「学校閉鎖の必要はなかった」ということになる。
一方、ヨーロッパで感染が拡大して、中国はほとんど収束しているにも関わらず、全世界の感染者数(発症者数)が中国を上回り、未だにピークを迎えるに至らない。世界各国に滞在していた人の感染が相次ぎ、明日は、各国からの入国制限を行う勧告が出る様だ(今日のミヤネ屋)。中国が収束したように、いずれヨーロッパも収束はするのだが、そしてそれまではやることをやり(入国制限、渡航禁止、国境閉鎖、外出禁止、非常事態宣言、重症者の治療)、治療薬とワクチンの開発を急ぐしかないのだが、感染者数を押さえ込んだことで安心というわけにはいかない。中国は再流入を警戒しているし、感染者数を押さえ込んだということは、免疫を持っている人が少ないということであり、ワクチンが出来るまでは、新たな感染におびえる長丁場になるということである。
国民の6割が感染するとあっさりドイツの首相が言い、人々の60%が感染して集団免疫をつけるしかないとイギリスの首相が言っていることは正しい。
(主文は以上ですが、この間の経過で気になっていることを記録しておかねばならない。
・岩田健太郎教授が2月18日にクルーズ船の状況をyoutubeにupし、厚生労働省の医師が間違いを指摘、youtube削除。岩田教授はミヤネ屋に出演していて、2週間ホテルに待機と言っていたが、ホテルを出られたのか、報道がない。厚生労働省医師のfacebookも見つからない。
・2月26日のミヤネ屋にテレビ出演していた上教授はその後出演していない。国会の公聴会で、検査数を増やすべきと同じ発言をしていたが、その後もテレビへの露出が少ない。
・イベント自粛要請は、要請であって命令ではない、政府が責任をとるわけではない、だから歯がゆいというテレビの風潮。自分で判断するしかない。)
3/18/2020 更に続き 24:13 記
ミヤネ屋の録画を見たら、上昌弘先生が出ていた。主張は前と同じで、「発症者の周辺だけをPCR検査しているだけだから、全体は見えない」というもの。「全数検査をしろと言ってるのではなく、希望者には検査をする。保険適用になってからも、保健所ではねられている。これから途上国の感染が拡大する。収束には数年かかる。イベント開催可否もケースバイケース。オリンピックは世界の人が決める事。やりかたはいろいろある(主催注:ここは記録不正確。ビデオを取っておかないといけないが、満杯で余力がないのです)」と発言。全数検査と発生主義検査の中間は抜き取り検査だが、上先生の主張を取り上げる雰囲気は主流派にはなく、データはもちろん知りたいが、前段で書いた、結果オーライになる可能性が高いと思っている。(上先生の主張は、主文の主張は正しいのだが、従文になってからの徹底を欠いているきらいがあるので。とまれ、ミヤネ屋が上先生をつまはじきにしていなかったことがわかって良かった。)
ところで、日経に出ているデータで、イタリアが減少に転じた。これが続いて欲しいが、上先生の「途上国発言」がまた悩ませる。薬やワクチンのことを一言も言わないのも、インテリとしてのバランスを欠いている。ひたすら安全サイド(危ないから警戒しろ)の発言を繰り返す有識者よりは良いが。
3/19/2020 25:20
イタリアの感染者数は、やはり減っていない。
専門家会議があったが、新しいことはなにもない。
「市中感染はなく、至近距離感染のみだから、学校もイベントも再開してよい」という提言は、望んでも無駄。
上先生の検査を増やせという主張は無視したまま。
しかし上先生、検査数は増えないのですが、中国やイタリア・韓国のデータから、このことについて答えがありませんか?
3/25/2020
その後も感染者数は漸増。非公式文書をもとに大阪府知事が大阪ー兵庫間の往来自粛要請(19日)、小池都知事が爆発的感染拡大の恐れがあり、都市封鎖もあり得ると発言(25日)、日曜日のNHKスペシャルは、これまでのクラスターで追えないケースが半分くらいを占めていて、爆発的感染拡大を恐れていると発言。中国でウィルスがはやっているというのが1月、2月5日にクルーズ船が入港して驚天動地となり、2月19日から下船開始、この間、タクシー運転手の発症、屋形船での発症発症、JR相模原駅での発症、北海道での緊急事態宣言と解除、大阪ライブハウスでの連鎖発症、学校閉鎖と一部解除、海外からの帰国者の発症と続き、満員電車を止めなくともクラスターを追えば押さえられるとした前提が崩れている。それから飛沫感染があるなどと今頃言っているが、要するにインフルエンザと同じで、どのように収束して行くのかを考えるには、免疫の出来方についての知識が必須だが、そのためには「発症者に限定してPCR検査をして来た」方針を変更する必要があるというのが結論である。
今、何が問題かを表にまとめたので、読んでください。表中ここが問題というところを朱色で塗ってある。
4/2/2020記
今日のミヤネ屋で、ようやくPCR検査を増やすべきという発言が優勢となった。
抗体検査もやった方がよいと報道。
BCGが効果を上げている可能性が報道された。
松本大・・・国や権力に対してデータを正しく早く共有するように求める要求が強くなり、・・・
(1月23日に新型コロナウイルスを結核などと同じ「指定感染症第2種」に指定した・・・これはメモです)
(抗体検査用の検査キット・・・メモ)
(厚生労働省は2006年6月に1年の期限付きでH5N1亜型を指定感染症とし二類感染症と同じ扱いをすることを定めた。)
(同年7月24日からは感染者数の全数把握を中止し、クラスターサーベイランスに移行した[2- 2]。・・・新型インフルエンザのwikipedia記事・・・・メモ)
(空気感染は起きておらず、基本は飛沫・接触感染・・・https://togetter.com/li/1484651)
(フォルスpositive、false negative・・・茂木健一郎)
(エアロゾル感染)
(積極的疫学調査は、軽症者が拡散させるタイプのウイルスに向かない。方針転換が必要だ。)4/18/2020
(「厚労省と国立感染症研究所、地方衛生研究所、保健所は事実上ひとつのチームになって、PCR検査の情報と利権を独占しています。彼らは検査で得られる貴重なデータを民間に渡したくないので、検査を増やさない方向に国策を誘導したとみていい」(上さん)4/19/2020)
(The population prevalence of SARS-CoV-2 antibodies in Santa Clara County implies that the infection is much more widespread than indicated by the number of confirmed cases.)4/14/2020
(無症状キャリア)4/30/2020
(Firstly, Japan's rigid Infectious Disease Law mandates that everyone infected with a Category-II disease (as COVID-19 was categorized) must be hospitalized, even if they display only mild symptoms or none at all. This policy led to specialist wards overflowing, threatening the nation's excellent health system. Fortunately, prefectural governors began to ignore the law and started booking hotel rooms and other facilities to isolate non-serious COVID-19 patients.)5/14/2020
(「(専門家を)信頼し、(彼らの)助言に基づいて適切な時期に適切な決断をしなければならない」)5/20/2020
(the acute social and economic crisis 深刻な社会経済的危機)
“The risk of a second wave happening if all interventions and precautions are abandoned is very real.”(6/9/2020)
4/9/2020記
3月20日からの3連休外出自粛要請を大阪府知事が出し、週が明けて都知事が緊急事態宣言を出してほしいとプロパガンダを開始、十分な根回しと宣伝を経て4月7日(火)夜、緊急事態宣言が出た。東京の感染者数は最多を記録し続けている。
大前提を確認したい。
仮定:
・新型インフルエンザは空気感染である
・新型コロナウィルスは接触感染と飛沫感染である
そうすると、
・接触者の感染経路を追う今のやり方が正しく、満員電車を止めなくてよく、学校を閉鎖しなくてもよい。
・但し、感染経路不明者が増えている。この理由は「市中感染者」が増えていて追い切れないことと、感染無発症者からの感染拡大が考えられる。(ここで(テレビで)いう市中感染とはなにか? 空気感染、接触感染、飛沫感染のいずれか?)
・いずれにしても対策は感染者の人との接触確率を下げる施策(緊急宣言、都市封鎖)であり、我慢の時が続く。
仮定が正しくなかったら(空気感染があるなら)いずれ爆発的感染を起こす。
(Wikipediaに「新型コロナウィルスは空気感染もある、但し出典不明」という記述がある。またクルーズ船の未発症者を受け入れた藤沢の病院のゾーニングで、「空気感染はないが、空調は不使用とした」と放送していた。(7日のミヤネ屋))
検査数が少ないとは言え、感染者数の少なさは世界で際立っていて、「空気感染がない」ことを示唆しているから、外国から、「日本は掛けている(フィナンシャルタイムズ)」と言われている通りである。
従って、仮定の成否を専門家が公言して欲しい。仮定が正しければ、「掛け」でなくなるのだから。
それから市中感染という曖昧な言葉をテレビは使わないで欲しい。
もう一つ、収束の仕方を考えるには免疫の出来方の調査が必要。ここでも抗体と免疫という言葉が2つあって、説明が全くない。説明以前に調査に舵を切らねばならない。ここは各国の競争である。
4/17/2020記 26:13
まず火曜日の朝日新聞に、「インフルエンザもcovid-19も空気感染はない」と出ていた。まずは希望的観測を破棄しなくてよいと、一旦安堵。(出所がよくわからないのだが、「空気感染は起きておらず、基本は飛沫・接触感染・・・https://togetter.com/li/1484651」という記事があった。)接触8割削減の先生が「満員電車もだめ」と言っていたが、「外出をやめてくれ」と主張している人が、電車の運行を認めているのはおかしい。唯一「マスクをして電車に乗って下さい」というのが解決策になっている。
科学的な情報としては、免疫を持っている人は15%というドイツの結果。
これ以上は政治の問題。
太平洋戦争との類推で考えると、驚くほどよく似ている。
・最前線の兵士・・医療現場の医療従事者
・大本営発表・・政府の発表(政府の裏には専門家会議、その裏には厚労省の官僚、医系技官。さらに政府のプロパガンダであるマスコミ。ネット社会は文字通り玉石混交で、見ていて切りがない。)
・戦況。今勝っているのか負けているのか? 勝つまでの展望。
中央と地方の問題。
・中央は法律がんじがらめ、地方はアイデア豊富。
・テレビは、地方自治体は金がないから国が国がと言うが、これはもともと地方分権で議論されていたこと。お金は地方に始めから回しておけばよい。
・道州制。本州、九州、北海道。もともとほぼ道州制が始めからある。四国を四国州にすれば完成。united states of 四国。九州、北海道、四国を封鎖するのは簡単。本州は大きいので3つくらいに分けるのだろうが(JR東日本、東海、西日本)、封鎖は大変、ヨーロッパと同じ。
・日本という行政単位でバランスシートを考えると、国は赤字、個人は黒字、企業も黒字、全体として貧しい人に黒字の人から援助して、トータルで赤字になるのか、黒字でとどまるのか。
・同じ事は世界全体についても言える。
世界。
・WHOへの拠出をアメリカが停止した。1位のアメリカが抜けて困るが、2位のビル・ゲイツが肩代わりすればいいのでないか。もともとアメリカの環境で儲けたのだから、恩返しだ。
・世界中で行政単位(国)が対策競争を行っているが、いずれ稚拙が明らかになる。女性の指導者(台湾、ドイツ、ニュージーランド)のところは成果を上げている。
・CNNで、台湾、アイスランド、韓国、ドイツの4ヶ所が成功していると報道。file:///Volumes/studio_kanta/Documents/新型コロナウィルス/20200416How%20four%20governments%20got%20their%20coronavirus%20response%20right%20-%20CNN.webarchive
結局。
・厚生労働省は、いいかげんに最初のクラスター追跡が間違いだったと白旗を揚げよ。クラスター以外の感染者が感染を広げたのは間違いない。
・検査数は多いほどよいが、出来ないものは出来ないので、言い訳ばかりしていないで、ほどよい抜き取り頻度で、他の方法を含めて、韓国にも助けを求めて、感染分布を把握する。
・医療従事者への後方支援。
・茂木健一郎が、ヨーロッパはコモンセンスで動くと言っていた。良きサマリア人と同じ考え。日本の法律がんじがらめ症候群は、世界に冠たるもの。
・桝添要一元大臣を厚労大臣に抜擢する。
4/20/2020記 26.17 a.m.
お金の話。みんな元気を出そうとyoutubeでおもしろおかしく踊ったり、ふるさと納税の仕組みでお金を病院に還元出来ないかといったり、金は国が出せ出せと言ったり、クラウドファンディングをやったり、有料のライブ配信をやったり、演奏家にちょこっとインタビューして、あとは過去の映像をつぎはぎして2時間の放送を行ったり(NHKクラシック音楽館)、いずれも(国を除く)焼け石に水。
松本大がコロナ債の提案をしている。国債だから、また国が仕組みを作らないといけないので望み薄だが、みんなが声を揃えれば実現するかもしれない。
それからニューヨークでの免疫保持者は、感染者の数十倍というミヤネ屋の報道。
4/30/2020 24:58 記
もう2週間ほど前から、欧米はピークに達しているという報道が出ているが、グラフを見るとブロードなピークで、安心出来る状況にない。東京の感染者数の推移に一喜一憂している毎日。
クルーズ船の乗客を解放した頃だったと思うが(市中の感染者がちらほら見つかった頃)、「氷山の一角」という発言があった(ミヤネ屋?)。
この伝染病は当初から、「PCR検査をもっとやるべきという論」と、「むやみに検査せず、目をつけた範囲を検査すればよいという論(厚労省)」が対立していて、いまだに決着がついていない。時間が経って、無症状の感染者が感染を広げているのはあきらかになっていて、厚労省の論は破綻しているのだが、PCR検査数を増やす施策があちこちで進められ始めているのが現状。
一方、沖縄の医師が、把握した感染者数の10倍はいるという推論を発表(28日?のミヤネ屋)。これも氷山の一角発言だが、更に、抗体を持っている人が何%という報道が世界で少しずつ出て来ていて、これが唯一の光明。
増えているとは言え、日本の感染者数の少なさは際だっていて、極めて楽観的な予想としては、「いつの間にか無症状感染者が抗体を持っている人を増やし、収束した」ということになるのではないか? PCR検査数の論争は決着がつかずに終了し、(理由は後々明らかになるとして)感染者数/死亡者数の少なさが賞賛されることになる。そう考えないと、日本の感染者数/死亡者数の少なさの説明がつかないからだ。
「かかったなと思ったらコンタック600」というのは、早期診断・早期治療が病気を治す鉄則であることのコマーシャルだが、厚労省の「4日高熱が続いたら保健所に相談」というのは明らかな失政。(病床が足りなくなるというのは本末転倒の論。病床数の問題はその後地方が独自に対応策を実施している。)
都市封鎖については、スェーデンの封鎖しない戦略が、死者数は多いが、早期に免疫を獲得するやり方として、壮大な実験をやっていることになる。日本も結果的に、封鎖しない(緩い封鎖)で、死者が少ないという驚嘆すべきことをやっているということになる。
だから、電車は止めずになんとかやって来た。学校は閉鎖したが、インフルエンザの学級閉鎖とは違うので、再開する。
(背景に日本の文化の問題がある。厚労省は自説を下ろさない。それを支える専門家集団も自説を下ろさない。専門家集団以外の専門家(在野の医師)の主張を取り上げない。政府(政治家)は厚労省・専門家の言いなりで、マスコミがそれを無批判に垂れ流す。コロナ問題は「物事を科学的に理解する」能力が全くないことを示している。そこを批判しても始まらないから、「知らぬ間に免疫を獲得して収束する」という神風に頼っているみたいな事を言うしかないのだ。これが違っているとしたら、膨大な死者が出るか、経済が破綻するかのどちらかしかない。)
5/20/2020
ずいぶん時間が空いたが、緊急宣言延長、翌週一部解除、大阪が独自基準で緑に通天閣等がライトアップ。これは世界的なヒット。東京でやるとすると、東京タワーとスカイツリーくらいしかなく、東京というのはしょうもない都市だなとわかる。小田原は小田原城ひとつしかないが、人数が少ないから十分。
若いお相撲さんがコロナで死亡。4月からたらい回しにされて、まったく気の毒。相撲協会は力士全員の抗体検査を行うと発表。(その後の報道はまだ聞いていない。)
厚労省は輸血用血液の抗体検査をして、(発表が遅かったが)抗体保有率が低く、検査キットを複数使用したため、結論が出ず。1万人の抗体検査を行うと発表。しかし抗体検査は、調べ方の基準を作るまでが一仕事のようで、まだ時間がかかりそう。
まだ新型コロナウィルスに感染していない人の約半分が、(普通の風邪のコロナウィルスにかかった人が新型コロナウィルスを認識する)交差免疫を持っていると報じられた。(5/19読売新聞、ミヤネ屋で紹介。)
明日21日は封鎖解除第2弾で、東京4都県は見送りの様相。神奈川が足を引っ張っていて、千葉、埼玉だけでも解除すればいいのに。注意するところだけ注意すればいいのだという判断をするまでには、まだ時間がかかる。
6/6/2020 25:57 a.m.(6/9/2020 追加修正しています)
東京4都県は、5月26日(火)に封鎖解除。しかし慣性の法則が働いていて、待ってましたという人出にはならない。政府の言うことを聞くわりには、解除されても素直には聞かない。政府に対する倫理というものは持っていないのだ、日本人は。倫理的なのは、強制力のない自粛要請を聞かずにパチンコをする人たちだ。
北九州市と東京で、第2波とおぼしき感染が少しずつ広がり、6月2日(火)に都庁を赤くライトアップ。
第2波は必ず来ると皆が言っているので、もういちど考えてみる。
山脈や川で仕切られた昔の集落を考える。集落間の人の行き来は(ほとんど)ない。ある日、コロナウィルスが1匹ある集落に舞い降りて人に取り付いた。しばらく人に取り付いていたが、(ウィルスにとって)運良く2匹に増えることが出来た。2匹に増えると4匹になるのは時間の問題。どんどん増えてその人は発症した。一旦発症すると、くしゃみをする度に他の人に移し、その他の人も別の人に移し、どんどん感染者が増大する。このころになって、社会が集落構成員の何人かがコロナに感染したことに気付き、慌てて病院に隔離して治療を始めた。コロナは、発症している人以外(無症状感染者)でも、他の人に感染させることがわかって、全員を隔離するには時間がかかったが、ひとまず住人の何割かは病院で治り、何割かは不幸にして亡くなった。
全員が退院して、村長さんは封じ込めに成功したと宣言した。
同様の事がほとんどの村で起こり、隔離し、封じ込めに成功した。
この時点で、更に外部の世界(遠い村とか、外国とか)からウィルスが持ち込まれなければ、これらの村は封じ込めに成功し、以後発症することはない。
しかし外部から改めてウィルスが持ち込まれれば、また始めからやり直しである。なぜなら始めに感染・発症した人は住民の何割かに留まり、それ以外の人は免疫を持っていないからだ。
ここで、「社会が、集落構成員の何人かがコロナに感染したことに気付かずに」事態を放置したとすると、感染は際限なく拡大し、集落全員が感染するまで続く。しかしこの場合は、集落全員が免疫を持ち、以後感染することはない。(実際には6割が感染すれば感染拡大が止まると言われている。イノセントな人が減れば感染速度が落ちるからという原理。)
(感染症流行の数理モデルはこれを表したもの。現代では感染拡大速度を下げるための施策(都市封鎖、感染者の隔離等)が行われるから、全員が免疫を持つまでには至らない。すなわち感染第2波、第3波を警戒しなくてはならないという、大きなジレンマを持つ。)
最小集落単位で考えても、外部からウィルスが持ち込まれれば、感染は全員が感染するまで(免疫が出来るまで)続く。
ここで「外部からウィルスが持ち込まる」ことを「制御仕切れないエラー」と呼べば、実際の集落単位よりはるかに大きい現代の集落(国、州、都道府県)では、エラーが発生することは防げない。出来るのは、発生してしまったエラーを感染拡大させないために、人と人の接触機会を減らすこと、すなわち、世界中で皆が経験した封鎖ないしは行動自粛しかないのだが、その封鎖範囲は単に行政単位で考えるのでなく、ウィルスの密集度に応じた範囲にきめ細かく設定すべきである。これまでのところ、行政単位で考える癖がついているから、考えが切り替わらないが、県、市、町、病院、介護施設、個々のお店等々、狭く設定するほど、その他の行動の自由が確保出来るということである。
始め中国で起こった感染拡大は武漢封鎖で、2ヶ月ほどで終息。日本でも始まった感染拡大を追い抜くようにヨーロッパ・アメリカで拡大。既にピークは越えていて、封鎖も解除されているが、まだ多数の患者がいる。ヨーロッパに続いて日本も感染拡大したが、緊急事態宣言を出した4月に至ってピークを越えた。その後、ロシアとブラジルで、一日1万人を越える感染者を出している状況。余りにも世界の状況が異なるので、どうすればいいのかうろたえそうになるが、ここは粘ってみる。
6/7/2020 24:36 a.m.
それから免疫獲得率のデータと抗体保有率のデータは、ちらほら聞くが、スェーデンがどうなったか? まだ聞かない。中国は武漢でまた感染者が出て、1000万人のPCR検査をした。結果、ほとんど陰性で、無症状感染者が300人?とかいう報道(6月3日頃のミヤネ屋)。世界で一番安全な都市ということだが、これはどう見てもおかしい。有症状感染者がいないわけがない。たった2週間で1000万人検査する能力はものすごいが、感染が第1波だけで終わるわけがない。
7/8/2020
6月17日(水)のミヤネ屋を最後に、ニュースはコロナから、芸能・災害ニュースに変わり、日本でのコロナは山を越えた。この間の重要な知見は、『社会ネットワークモデル:「集会の人数」と「別々に会う相手の総数」に制約をもうけて感染数を抑える方法(内容わかりませんが)(2020.5.27 大澤幸生)』と、6月12日(金)大阪専門家会議での、感染は3月28日(土)に終わっていたというニュースである。
2月からずいぶん勉強して、感染者数は総接触者数に比例することがわかった。日本の緩い封鎖でも効果があることが証明された。経済を再開しても、行動が1月2月よりは感染予防的(マスク、手洗い等々)になっているから、第2波は第1波より小さくなる。事実、北九州の第2波は終息した。社会ネットワークモデルは第2波が小さくなることを見事に表している。
だから残る課題(主宰にとっての)は、各国の累積感染者数のグラフを作ることと、アジア人の感染率が低いことが、WHOのデータから言えるかを確認してみようということの二つであった。
前者は、アメリカ・ブラジルで一旦ピークアウトした感染が、その後感染拡大しており、経済を再開(総接触者数を増やして)いるのだから当然なのだが、そのことを可視化すること。後者は世界7不思議の一つ、日本人(アジア人)の感染率が低いことの可視化である。
ところが(これが出来ない内に)、東京の感染者数が増えて来て、いつから増えたとは言えないのだが、5月16日(土)の全都県の解除と、6月19日(金)の県境往復自粛の解除をもって、イベント開催の制限を除けばほとんど以前に戻っていて、また3月3連休のころの大騒ぎになっているのが、気にくわない。
総接触者数が増えているのだから、感染者が増えるのは当然。しかし第2波だからそれほど大きくはならない。マスクは99%がしている。だから対策はピンポイントで行うこと。飲食店が食中毒を出すと、保健所が消毒に来て、1週間くらい営業停止にするでしょう。同じ事が出来ないのかと思うが、ここが法律がなくて出来ないようだ。
劇場の使用に当たっては、あれこれ制限がついていて、やりにくいこと甚だしいのだが、制限を遵守しないと演奏会が出来ないのだから、それはやる。しかし東京の感染者増で社会がうろたえると、演奏会がますますやりにくくなり、劇場からは集団感染は出ないことの証明が遅れるのだ。
7/19/2020へ続く
2020. 3. 24 塩素酸カリ
塩素酸カリという試薬がある。化学式KClO3。
2酸化マンガンと混ぜて試験管をアルコールランプで熱し、水中を通して広口瓶に集め、熱した針金を広口瓶に入れると、針金が燃えるという実験を中学の時したことが皆さまもあるでしょう。
酸素を発生する薬品ということで、水溶液がうがいの薬になる、大きな辞書に、「塩剥(えんぼつ)と呼ばれ、うがいに使用」と記述がある。(現在ではwikipediaにも記述がある)
要は殺菌剤で、消毒に役立つということだが、江戸時代からあって、同様に花火の原料にもなる。
我が母が塩剥を知っていて、主宰の高校時代に水溶液でうがいしていた。
大変よく効くので、伊勢にいた時、薬屋で買い求めたが、爆弾を作る奴がいるからと売ってもらえなかった。
1986年、小田原に来て、井上楽器の隣の薬局で、ハンコを押して買い、以来30年使って、いよいよ残りが少なくなって来たので、30年前の薬局に行ったが、無いと言われ、本店に行って取り寄せ注文して電話がかかって来たが、警察が云々と言って、要するにやめとけということであった。(昨年秋の話)
爆発物だから86年にはハンコを押した記憶(間接的な)があり、時間が経って、販売禁止薬品になっていたとしても不思議はない。
そうは言ってもないと困るので、netで見ると、販売はしているが、大学の研究室とか、何らかの法人でないと入手出来なさそう。医者の処方箋があればいいのではと、病院のそばの薬局で聞くと、やはりnetで調べてくれて、うちは調剤薬局なのでだめという返事。警察に聞くしかないなと引き下がる。
主宰はここ数年、歯医者に定期的に通っているのだが、口内の消毒に次亜塩素酸ソーダを使っていると2年ほど前の診療時に聞いたので、次亜塩素酸ソーダをうがいに使えないか聞いたところ、口の中は粘膜なのでだめという返事。薄めて使えばいいのではという反論が、看護師さん経由なので出来なかった。しかしコロナで脚光を浴びている消毒液は次亜塩素酸ソーダであることがわかった。
本日、免許更新のついでに、受付で聞く。3階に相談室があるから、そこへ行けということで、3階に上がるが、相談室の案内表示はなく、ひとつだけある留置場のガラスをノックすると、反対側だと言う。警察に留置場があるのだ。反対側に行って、前述の事情を話すと、しばらく待てと言われて椅子に座って20分ほど待つ。結局、県のなんとか管理課に行け、ついては予約するから名前住所電話を告げて、県に交渉してもらい、木曜日4時に予約出来た。
警察を出て、下見で県合同庁舎4階に階段で上がるが、ドアが開かない(自動ドアでなく、押せば開いたのかもしれないが、いろいろ触りたくないので)、3階に降りてエレベータに乗って4階に上がって、案内表示を見ると、確かに管理課が出ている。立派な広いフロアで、これがコロナを一手に引き受けている保健所だということがわかる。
本日はここまで。26日(木曜日)に行ってどうなるか? また書きます。
4/2/2020記 24.38 a.m.
3月26日(木)4時に県合同庁舎4階に行って話をした。女の人が二人出て来て話を聞いてくれるが、法律が変わって売らないようになったのだろう、ほかに良い薬があるから、やめて置けと、話にならない。申し込み書みたいなのがあって、記入すれば手続きが終わると予想して、ハンコと免許証まで持って行ったのに、空振り。ここはコロナを一手に引き受けているところですか?と軽口も用意していったのだが、不発。
またnet申し込みからトライしてみる。
2020. 4. 4 大相撲春場所
大相撲春場所の録画をようやく見終わりましたので、記録しておきます。
観客のいない場所というのは異様な雰囲気だと思ったが、稽古場を見ていると思えばおかしくもない。
行事の声がよく響き、仕切り中に回しを叩くぽんぽんという音がよく聞こえ、北勝富士の四股で足を土俵に着く音が大きく、土俵下に転げ落ちて桶にぶつかる音が鳴り響き、それでも懸賞が付くのは不思議な光景。相撲は8勝7敗と7勝8敗の力士のイーブンだから、大勝ちや大負けの力士を除いては、星数の似通った力士が多いのは当然だが、しかしいつもより星の同じような力士が多かったように思う。
最終的に先場所休場の両横綱の相星決戦となってよかったが、入場料収入がない場所を行うくらいなら、怪我の多い力士に休養を与えたらと思う。
豊山はまずまずの8勝7敗。1年遅れでかまわないから、朝乃山に続いてほしい。炎鵬はさすがに頭を押さえられての6勝9敗。でも定着することを望む。石浦も久しぶりの勝ち越し。遠藤はまた千秋楽負け越し。栃ノ心は全然だめ、体が悪いのだろうが、こんなに違うものかという相撲。照強はいい相撲を取って9勝6敗。千代丸が熱を出して途中休場、念の為PCR検査をして陰性で再出場、このニュースを聞いたときは「良かった」と思わず声に出た。コロナ君は重くのし掛かっている。
照の富士は10勝4敗。急ぐ必要はないが、不満。逸ノ城も9勝6敗くらいで不満。豊ノ島が十両で一番相撲をとったが、3勝4敗の負け越し。
3段目で宇良が二場所連続の決定戦を制し優勝。インタビューを聞くと、初めて上がってきた力士の様に初々しい。
ところで引退した豪栄道が解説で出て来た。ほとんど現役の力士ならではの解説で、蒼山は稽古場ではひたすら押すが、場所では引いてしまう等、相撲がよくわかる解説。しかしこの理路整然が力士としては仇だったのだろう。
もう一度言う。入場料収入がない場所を行うくらいなら中止にして、怪我の多い力士に休養を与えたほうが良い。
2020. 6. 6 今年の大河ドラマ
今年の大河ドラマは、明智光秀が主人公で、再び戦国物で、画面がきれい。色合いを加工しているようだが、きれいなので、文句はない。冒頭から大人になった光秀が登場するので、めんどくさくなくてよい。明智家は、斎藤道三とのつながりが深かったようで、親戚関係をちゃんと知るには、何度も見なくてはいけないが、コロナ騒ぎで、一回見るのがやっと。それでも主人公を大げさで無く、いい人として描いていて、戦国物も変わったものだと思う。斎藤道三を伊右衛門が演じていて、あの優男も50台の男を演じるようになったかと、面白く見ていた。つい3週ほど前、斉藤義龍に殺されてしまったが、大昔、国盗り物語というのがあったくらいで、魅力的な主人公。コロナ騒動で、撮影が滞っているようなことを聞いたが、斉藤義龍は、道三を討ち取ったあと、2年後病で死んだとテロップが流れ、撮影をはしょったのかなと思う。時間が空いたら、昔の国盗り物語を見せて欲しい。
戦国と言えば織田信長で、今回は初めての丸顔の信長。ここまで十分な長さを取っていて、退屈しない。まじめな光秀が、至る所で迷う、優柔不断さがよく描けている。結末をどうもっていくのかは、脚本家次第で、楽しみ。
信長の奥さんは、道三の娘にふさわしく、信長といい勝負。この3人が見ていて楽しみ。
牙を抜かれた芸人二人はいなくてよい。時間が余って大河にならないかもしれないが。
今年はコロナで、ビデオが満杯で、大河ドラマを最後まで消さずに録画出来るか(他のビデオを消しながら)見ています。
6/7/2020 0.40 a.m.
今日、桶狭間が終わり、コロナで撮影中止のためしばらくお休みと案内が出た。お金の心配をする必要のないNHKにして、いつ再開できるか、正月を越すのか等、決めかねているだろう。1年延期を決めた音楽フェスティバルも来年3月に開催出来るか心配だ。
7/8/2020
6月21日(日)に国盗り物語の再放送(ダイジェスト)があった。1973年の放送で、主宰が世に出た年だから、4月以降は見ていないと思うのだが、平幹二郎の”とうとうたらりとうたらり”は今でも覚えている。「女の体は柔らかかったが・・・」という終了時のナレーションは今も耳に残っている。その時の相手は三田佳子だろう。商人の妻、池内淳子は魅力がある。信長の妻は松坂慶子で大根。光秀の妻に中野良子。これは知らなかった。この後の彼女の映画(「北の宿から」と「お吟様」)で大ファンになる。
当時は大河ドラマの全盛期とwikipediaにあるが、内容的にほとんど完成していて、娯楽物として素晴らしい。
中西龍のナレーションがまた素晴らしく、ビデオテープの巻き芯が変形して、線となって画面を上がって行くのも微笑ましい。
大河ドラマの傑作は、太閤記と軍師官兵衛だと思うが、国盗り物語は、これらに匹敵する。
太閤記は録画がほとんど残っておらず、再放送は難しいと思うが、台本は残っているだろうから、少ない映像と、写真をテキストでつないで、45分の番組を作って欲しい。覚えている台詞が沢山ある。
9/12/2020 24:54 記
8月30日に再開。信長が出てこないが、光秀が足利由来だと思っていたのが、成り行きでそうだったのだということがわかる。こういうところが大河ドラマのいいところ。
翌9月6日(日)、録画されていない。台風中継で放送しなかった様。選挙の時は1時間繰り上げ放送をするのに、よほど放送コンテンツが不足しているのだろう。
10/12/2020 25:04 記
10/11の放送で再開後6回目。再開から3回までは信長がほとんどわずかしか顔を見せず、中断していた分を取り返すことが出来るのかと見ていた。10/11に至ってようやく緊迫度が増す。木下藤吉郎が出て来ると、面白みが違う。お駒ちゃんと尾野真千子は、主題と何の関係があるのかと見ていたが、どうやら堺の商人と光秀をつなぐ役となり、やれやれというところ。
しかしもう数回しかなく、心配。10/11、義昭上洛の道筋をつけた光秀に信長が、将軍に付くのか、信長に付くのかと問い質し、将軍に付くとの答えに、以後そのように扱うと答えた信長の演技は大変よい。ホセに惚れたカルメンが、ホセの為に踊りを踊り始めた時に帰営ラッパが聞こえて、もう帰らなければと言ったホセへのカルメンの落胆と瓜二つで、質のよいドラマ。惜しむらくはコロナ中断と、再開後の時間が足りないこと。帰蝶も最後まで出て来ないだろうし、モチーフをどう表現出来るか? 最後に結論が出ます。
12/13/2020 26:22 記
先週12月6日の放送では、信長が出て来なかった。年末まで放送するとして、あと3回。まだ武田信玄も、浅井朝倉を滅ぼすシーンもなく、常識的には間に合わない。モチーフ次第で、はしょることは可能だろうが、申し訳ないが、本能寺の変は何度も見ていて、それを上回るモチーフというのは極めて困難だろうと思う。
今日の放送は「決別」とのことで、信長と決別するのかと思っていたが、足利義昭との決別で、ますますあと2回の放送に入りきれるわけがない。つまらない大河ドラマはいくつもあったので、気にすることはないのだろうが、最後にこの論評をきちんと終われるか、少し心配である。
12/20/2020 24:34 記
本日20日の放送は、足利義昭が信長に死線を制せられ、武田信玄も病死の情報で、朝倉・浅井は滅び、時間がない心配は脚本で逃れた。しかし主流でなく傍流の話が多すぎる。面白くない脇役をまんべんなく使いすぎる。コロナ再開後から録画を最初から見ているのだが(現在10回目くらい)、同様の理由で、おもしろくない。テンポが速くないのだ。コロナ再開後、作者が前川洋一とあったので、だから信長が出て来てからは面白いのだと思ったが、全部見ていると、作者は池端俊策と知った。始めの方で別の作者がひとり、本日また別の作者で、作者が3人。コロナ中断後、脚本を直さざるを得ず、前川洋一に頼んだと思っていたが、そういうことでもなさそうだ。「作者が複数」がけしからんと言っているわけではなく、コロナ再開後の前川洋一の短縮術はよく見て見ようと思っていたのだが、3人もいては、一生懸命見るほどのことはなさそうだ。
さらに来週の予告は全然最終回ではなく、いつまで続けるのか知らないが、時間がない問題はクリア出来るのだろう。コロナのお陰で、2021年度の撮影も遅れているのか?
12/28/2020 25:31 記
5/24放送、「信長を暗殺せよ」も前川洋一の作だった。朝倉の代理で上洛した光秀が、信長の暗殺を企てた斉藤義龍の上洛と鉢合わせした時の問答はおもしろい。最後のテロップで、義龍は2年後、病で死んだとあるが、義龍に悩まされていたという信長のシーンもこのあとにあり、確認する*。暗殺計画を止めてもらった松永久秀は役も俳優もよく、好感度No.4である。(*永禄6年、斉藤義龍の息子に手を焼いているという台詞が出て来たので、でたらめでなかったことは確認出来た。1/24記)
1/24/2021 26:30 記
年が明けて、今年の1月は日曜が5回あるので、来週1/31で終わりかと見ていたが、摂津、丹波、丹後、播磨と歴史はいろいろの事があったのだろう、年明けもテンポが遅い。安土城が出来て、そこで久しぶりに出た帰蝶が「十兵衛、久しぶりじゃの」という台詞は、そのまま番組に返したい。
今日(1/24)の放送は、荒木村重が出て来て、台詞の緊迫感が良い。光秀も信長に、お前は俺に言えぬのかとひっぱたかれ、ドラマというのは関ヶ原の合戦を2週に亘って放送することでないということ。武田勝頼も台詞に出て来て、これはまだまだ終わらない。
1/31/2021 26:10 記
さて、今日の第43回で、来週2月7日(日)が最終回とやっとわかった。帰蝶が毒を盛ればよいとか、迫力はある。
6月14日から8月23日まで11回のコロナ中断で、年明け6回の放送で完結。通常大河ドラマは47〜48回だと思うので、3〜4回少なく収めたということ。次回の明治ものも44回くらいになるだろう。
官兵衛の時は、日曜に見て、内容をよく知るために2回くらい繰り返し見、さらに最初から通して1〜2回見たので、最終回を見て、30回まで見ている録画の残りを見て消去することになるだろうが、その時、モチーフは何だったのとまとめることになると思う。
2/13/2021 26:05 記
2月7日(日)最終回。何度も見た本能寺。史実通りでなくてもよいのだが、それはモチーフ次第。モチーフについてはビデオを全部見終えてからまた書くので、ひとまず、これは違うよということを列記しておく。
・本能寺に帰蝶がいない。つまらない。
・家康に手紙を出して理解を求める。家康は堺から伊賀越えに駿河に逃げたはずだが。
・秀吉が官兵衛に、毛利との休戦を指示する。軍師官兵衛と大違い。
以下、一通りの批評。
・林野庁がテロップに流れ、やはり野山の撮影に使っていたのだ。
・回想が多すぎる。
・光秀はやはり線が細い。ずっと見ていて、応援する気になれない。優等生だからだ。信長の方が魅力がある。男の子は少し悪い方がいいの! 男勝りの帰蝶が最終回に出ないのは、娯楽番組と言えない。
・その光秀を取り巻く脇役は、時間の無駄。作者が1946年生まれで、主催と同学年。言ってることがよくわかるのだが、弱者の味方なのだ。1937年生まれの森良朗が失言で、五輪委員長辞任に追い込まれたが、体を張っていることでは、我々よりずっと上。
・脇役の中の尾野真千子は別格。とっくに大女優。関白や松永久秀を手玉に取る演技はぴかいち。大河ドラマの主役をやらせたいが、これまでも女主人公の大河はあって、皆つまらなかったから、出来ないだろうなあ。女主人公は朝ドラ、男主人公は大河。これは女性蔑視なのでは? 白いスーツと、それに合わないスカートを身につけている国会議員はわかってるのか?
3/7/2021 21:07 記 (4/9微修正)
ようやく録画を見終えたので、総合評価を行う。箇条書きにしかなりません。
・野山の撮影は、林野庁関東森林管理局茨城森林管理署という、16字に及ぶ長い名前の担当で行われたようで、後半はテロップに出ることもなかったが、最終回で再度出現。色調整はやめたようで、始めのころの極端な補正はやはりやり過ぎ。
・今回良かったのは、女の人が片膝を立てて人に対する姿勢。出所がどこにあるのか知らないが、魅力がある。(光秀も同様の姿勢を示していたことがある)
・光秀の奥さんは、「妻は日本人、中華料理を食べてアメリカに住む」を地で行く、こんな人がいたらいいなと思う人。本能寺の変があって、どんなに悲しみ苦悶するのだろうと見ていたが、先に病死してしまい、これは知らなかったが、不幸中の幸いか。
・肝心の光秀は、始めのころはおどけた演出で、それなりに面白かったのだが、回を追うにつれ、あちこちの対立をうまくまとめよう(aufheben)とする余り、到底出来もしない状況に追い込まれて行き、最後は堪忍袋の尾が切れて、本能寺の変に至るということを描けていない。見ていて無理だよと言いたくなる。世界中の政治家は全然光秀みたいでないのに、作者は、これで政治家に抗ってるつもりなのか? これは作者の力量の問題で、甘いの一言。俳優も見た目が華奢で、そのせいもあるか? 最終回もつまらない説明シーンが多すぎ、感動とはほど遠い。帰蝶を巡る信長との三角関係を描くのかなと、始めのころは思っていたが、それも結局なし。
・光秀の叔父、叔母、従兄弟、従姉妹等の関係は、よほどゆっくり考えないとわからないので、飛ばしてしまうのだが、いきなり成人でドラマを始めるより(それはそれでわかりやすく良かったが、叔父さんは魅力があったので)叔父さん達のエピソードを前半で描いたほうが良かったのではと思う。
・結局、良かったのは信長と帰蝶で、どう考えても主人公の一角である割に、出演頻度が低すぎる。後半の本願寺・丹波攻略等、いろいろあったのはわかるが、結局どうなるのという筋には不要な史実が多い。もっと駄目なのが脇役で、最後の最後まで出て来て、邪魔だということ。
・ようやく録画を消せるようになったが、気に入った回はしばらく置いて置こうと思う。帰蝶の嫁入り、道三と信長の面会、松永久秀の筒井順慶との対面等。
2020. 7. 19 大相撲7月場所
午後、テレビをつけると相撲をやっている。まだ幕下の様だが、他のチャンネルを見回して地デジに戻ると、幕内の取り組みで、おや観客が入っている。コロナで枡席ひとつに一人だが、拍手がよく響く。さすが国技館の第九だけある。そのまま見ていると、拍手だけで歓声は禁止とのこと。ほんとうに日本人は言うことをよく聞く。照ノ富士は幕内に返り咲き、1勝。豊ノ島は引退。コロナで亡くなった力士を悼むコメントが多数。ある親方が暴言を吐いて部屋が取りつぶしになったそうだ。北の富士さんのコメントは、今時そんなことをやってるのかと気楽。
朝乃山は緊張気味に見えたが圧勝。遠藤が鶴竜を破ったが、画面は見ていない。
5月場所は中止に追い込まれ、名古屋場所を東京に変えて、7月10日以降、観客が5000人まで可となり、経済活動を徐々に再開して行くという官僚の筋書き通りに事は進んでいる。一方、7月23日からの4連休を控えて東京のコロナ感染者が急増し、旅行に行きましょうキャンペーン実施可否で(3月の3連休の時と同じ)大騒ぎになっているが、東京を外すという、これまた官僚の知恵(いい意味ではない、悪い意味でも必ずしもない)で乗り切りそう。片や東京を外し、片や名古屋の代わりに東京で実施と矛盾だらけだが、とにかくこうすれば(対策をすれば)イベントが実施出来るのだという実績が積み上がって行けば、皆、少しずつ慣れて行くだろう。
7/31/2020 24.41記
今場所は、照ノ富士の相撲をダイジェストで見ることが出来て楽しみ。ここ3日ほど、コロナの録画見で相撲を見ていなかったが、今日のニュースで1敗同士の照ノ富士ー朝乃山が映った。がんばれと応援。朝乃山は4つに組む力士だから勝てると思って見て、照ノ富士の勝ち。これで優勝だ。エイコさん「一皮むけたね」。以前の「強くてかわいい」の「かわいい」が表に出なくなって、「親方を信じてやってきてよかった」と、陰から応援し続けた甲斐があった。
外に出れば、半月を過ぎた月が上空にかかり、もう青空(夜だから黒ですが)。長い梅雨がようやく明けた。
8/8/2020 24:08 記
千秋楽も夜のNHKで照ノ富士が映り、優勝したのだとわかる。13勝2敗となっていて、きのう(14日目)、あまちゃんに負けたみたいだ。
今日はコロナビデオもなく、ダイジェストを13,14,15日まとめて見る。13日と15日は永久保存する。
今場所は豊山に期待したがだめ。栃ノ心は久しぶりの勝ち越し。白鵬は11日から途中休場。あれよあれよという間に照ノ富士の復活優勝となった。14日目、照強が朝乃山を足取りで下し、援護になったといいインタビュー。日馬富士が照ノ富士の援護をしていたのと同じで、いい部屋。テレビでは、こんなに勝つと思わなかったと北の富士。自分の見る目がないのを棚に上げて、もうやめた方がよい。
遠藤は千秋楽勝ち越し。初日のビデオインタビューを見直したが、九州の水害の友達を気遣う内容で、力士としては不向き。親方になったら、いい親方になるだろう。3羽ガラスの3人目、逸ノ城は9勝6敗で、進歩なし。
ところで、場所途中で阿炎が休場。接待を伴う飲食店に行ったのでお仕置き。3日ほど前に、2回行ったと言っていたのが実は何回も行っていて、若い者に口止めしていたということで、引退届を提出したが受理されず、理事会が開かれるとのこと。
また朝青龍とおなじことをやっているが、若くて元気で性格のよい力士を、また牛を殺しにいっている。こういうのは親方が責任を取って、廃業して、力士達は人徳高い伊勢ヶ浜親方の預かりにすればよい。(netをみると、3場所出場停止とのこと。あまちゃん相撲協会。)
2020. 7. 19 新型コロナウィルス2(covid-19)
新型コロナウィルスの記事が長くなりすぎたので、スレッドを改めます。
最新の記事で、第2波は第1波より小さくなると予言したのだが、予言は外れ、大きくなりそう。今頃になって検査数が増えるから感染者も増えるなどと、非科学的なコメントばかり聞かされるが、(サンプリングの集団が同じで)陽性率が上がっているのだったら、それは第2波が深刻であることを示す。
そもそも第2波第2波と、先進的な知事が言っていたが、どういう意味かをわかっていない。
スペイン風邪の時の第2波は、ウィルスが変異して、第1波より大きな犠牲が出たとのこと。しかし100年も前のことで、だから今度もというのは情けなさ過ぎる。第1波を封じ込めていれば、その後の感染は第2波というより、第1波のおこぼれ(完全に封じ込めることが出来なかったエラー)であり、北九州や北海道の事例はこれに当たる。東京の発生数が勢いがいいのは、第1波のおこぼれではなく、スペイン風邪の時と同じ、ウィルスの変異によるものであれば、説明が付き、大変な事態であるということになる。7月17日(金)、国会で、epicenterという発言があり(児玉龍彦教授(東京大学先端科学技術研究センター名誉教授))、今やっとyoutubeを見始めたところだが、説明は極めて合理的で、新宿型・埼玉型が猛威をふるい始めているということである。
児玉教授は、もともと交差免疫がありそうだと考えていて、また日本人アジア人は遺伝子的にコロナにかかりにくそうだと、これまでに増えて来ている知見をもとに発言。これが唯一、希望的観測と言える。願わくば、東京型・埼玉型の遺伝子はこうですというのを、一般人がわからなくてよいから示して欲しい。
引き続き、情報を集めます。また20日(月)のミヤネ屋期待。
7/27/2020 25:04記
ミヤネ屋は、児玉龍彦教授の国会証言を全く取り上げなかった。ミヤネ屋がだめなのか、読売テレビがだめなのかわからないが、NHKと同じ。番組中では震源震源とみやねさんが言っているので、知ってはいるのだろう。愛想づかしのメールをミヤネ屋に出します。
山梨大の先生や、ノーベル賞学者が、大学のPCRPCRと言ってもいっこうに検査数が増えないのは、上昌広さんの言う通り、2類感染症になっているために、疫学調査に留まっているためだが、上昌広さんは政治力がないので、マスコミが取り上げず無視されている。(今日の東洋経済(https://toyokeizai.net/articles/-/365173?utm_source=author-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2020-07-28)参照。また今日のミヤネ屋で、青山学院原監督が、2類を外してゆるくしたらと発言していた。)
そうこうしている内に、魔の4連休が終わり、事態は3月3連休より深刻な状況。休み中の検査数が少なく、今日の東京の新規感染者数は100人台だが、新宿の陽性率が30%台とか、絶望的な状況。こだま教授に言った通りになるだろう。ミヤネ屋はニューヨークの感染者数が二桁減ったと紹介し、結局PCR検査数のせいと報じているが、なぜ日本はというところに決して踏み込まない。日本の議員は法律を作る能力がなく、作っているのは官僚だから、官僚にその気がなければ、この事態は改善されない。児玉教授の言う通りに感染者数が10000人にでもなれば、重い腰を上げるかもしれないが、1000人くらいに留まれば、官僚の逃げ切り勝ちとなる。
皆さんも、大変だ大変だというのに慣れて来て、とっくにオオカミ少年になっている。問題はオオカミが来ているのか、張り子のオオカミなのかだが、これは今のところ50/50。
9/2/2020 24:27記
コロナは毎日毎日、今日は何人を繰り返し、冬の第3波を言うなら、第2波を結論しないと。なぜかNHKは第2波と言っている。第2波も感染震源地を押さえると終息に向かうようで、しかし家に持って帰っての家庭内感染が一番多いとテレビ。要するにこのくらい出ても、オオカミが来ているのではないのだ。テレビの町のインタビューでも、麻痺してるとのコメントが多い。
先週久しぶりに動き。8月24日(月)、感染症法第2類を見直すと報道。金曜になって首相辞任にかき消されたが、資料を地道に探すと、ちゃんとある。これを受けて、上昌広は、2類を外せとずっと言って来たのが、5類にするとホテル代も持つ必要が無くなりと、以前の主張と違う、net無責任の発言になっている。もう少し見て見ないとわからないが、信用するに足るものは、まだどこにもなさそう。
9/11/2020 記
分科会で、旅行キャンペーン東京除外を外すとなった。イベントの開催で、「5000人以下または収容数の50%以下」の制限のうち、5000人が撤廃される。だから東京ドームは25000人入れられる。コンサートは「5000人以下または収容数の50%以下」を撤廃、満席まで入れられることになった。9月19日(土)から実施。収容数を75%までにするというような緩和はあり得ないから、人数の緩和のみがされると思っていたが(東京ドームはその通りとなったが)、コンサートはいずれの条件も撤廃するのには驚いた。有り難いのだが、「満席でも大丈夫」という実績のないまま、コンサートは大声を出さないからという机上の理由だけで(ロックや格闘技は共に据え置き)、満席可とする、官僚の脇の甘さにはあきれる。霞ヶ関のビルの中で、言葉上のつじつまを合わせることだけをしているから、板子一枚地獄の上という、抜き足差し足の感覚を持っていないのだ。もちろんNHKホールを満員にして1ヶ月OKが出れば、実験をして証明したということになるのだが、NHKは(人体)実験をしているのだということを自覚して事に当たってもらいたい。小田原では当分、50%のまま行う。(旅行に行けと言われても、新幹線に乗らないように、様子を見る)
10/14/2020
ずいぶん長いこと書いていないが、コロナはもう終わったと言うこと。9月13日付けの吉本ばななnoteで、「今日が何日か読めばだいたい推測できると思うけれど、国民の全員が自粛はどうでもいいと投げ出した日」とあり、わからないが、首相辞任の8月28日だと思う。10月から旅行キャンペーン東京除外が外れ、外国人入国条件も緩和する準備を始め、10月中に厚労省は何らかの方針変更を出す模様。ミヤネ屋はコロナの報道はほとんどない。日本(及びアジア)は何らかの理由でコロナにかかりにくいことは半年も経っているので間違いないと思うが、いまだに専門家の見解は示されない。現象を見て、ここに原因がありそうだと研究を進めて行くのが科学の常道だが、半年では足りないのですか?ファクターXはどうなってるのですか?
もちろん、日本は終わったと楽観しているわけではない。欧米、インド、ブラジルの感染者数との彼我の差が解明されない限り、コロナは終わらない。
11/12/2020
依然、長いこと書かなかったが、ここに来て北海道でも大阪でも過去最多を更新し始め、三たび大騒ぎが始まった。3度目の正直だが、寒くなって(インフルエンザとの併症もあって)危ない怖いの一点張りの報道。医師会もベッドがなくなると三度目の記者会見。「強い危機感」を示すのは、責任を負っている組織では、そう言うしかないのだが、政府の言うことは当たったことがない。3月の接触80%減も、「オーバーシュート」も、7月の新宿の危機的状況も、そうならなかった。当たったのは「長丁場になる」ことだけで、11/9の分科会も4つ目だかに、遺伝子解析と当たり前の事を言う。2波の時も言ったが、遺伝子が変わったから第2波というような、しかるべき根拠がなければ、免疫がなく、ワクチンもないのだから、景気の変動と同じで、上がり下がりするのは当然である。聞いていられないので、10月10日に、朝日と読売に投書をしたが、不掲載に終わった。理由はわからないが、両新聞に同時に投書したこと、内容の前半が、諸責任組織のメンツが丸つぶれになる内容であることだろうが、肝心の後半の主張(インフルエンザに罹らない人の血漿を調べて、コロナ感染者の血漿療法が感染者に有効なような効果があるのかを調べて欲しい、そのために血液を提供するという内容)を聞く耳を持たない、理解出来ないのが原因なのかもしれない。もう一度、前の二つの理由を削除して投書してみようと思っている。
日本の「強い危機感」をいう組織は、欧米の「危機」をどう思っているのか。あなたの言うことは聞く耳を持ちません。
対策はと言うと、これまでと同じ。「飲み会は10日開けて」というのはいいアドバイス。
1/11/2020 25:52 a.m.記
何も書くことがなく、年が明け、世は緊急宣言でまた大騒ぎ。
専門家(医者)の「20時閉店はゆるい」という発言と、なんとか行動制限と活動の自由を両立させようとする政府筋の煮え切らない対策が対立している。対立と言っても、在野の専門家(医者)の言うことは政府筋は聞く耳を持たない。世論の言うことは気にするが、世論の判断は漠然とした知識と、犬猫同様の、この人信用出来るかなという感覚のみだから、英雄がこの混乱を一挙解決するということにはならない。
だから何よりも自分の考えを整理しておくことが重要。
今回の問題は、コロナ感染者は1000人に一人(0.1%)いて、その大部分(9割)は無症状で、感染してそのまま直っている。100人に一人をPCR検査して、陽性率が5%位で推移して来たが、11月くらいから北海道・大阪・東京の陽性率が上がり始め、北海道・大阪は下がり始めたが、動きの遅い東京は12月26日の旅行キャンペーン中止にもかかわらず、年末に(3月にさんざん脅かされた)感染爆発の状態になり、緊急宣言が1月8日(金)に出たが、まだまだ高止まりで、全国の感染者数が6000人規模になって、ヨーロッパ並みに近づいている。
アジアは交差免疫のお陰で、感染率が低いという僥倖は、そんなにいい話があるものかと、期待半ばで半年以上過ごしているのだが、人並みであったと、ある意味、安心している。(12月に抗体保有率を調べたはず。早く公開してください。)
3月、7月、11月と医師会が病床の逼迫を訴えているが、テレビを見ている一般人としては、誰に向かって訴えているのだと思う。申し訳ないが、(津波でひどい目にあった人達とは違うのだから)大変だったら大変だとしかるべき所に訴えたらどうですかと言いたくなる。これを考えるべきは政府筋と専門家(医者)である。SNSの言論の自由など大したことはない。当事者が顔付き合わせて相談しなければだめで、その御前会議を招集するのは政治家である。
犬猫同様の判断力では、感染者は毎日1万人出て(0.01%)、その内見つけたのが1000人〜2000人で、その内の重症者が何人と、ちっとも緊急事態ではないとバカにしているのだ。
この間のトピックは、
・11/25 スェーデンが規制に踏み切る。このニュースは、「規制をせずに免疫を獲得するやりかたがだめだった」と残念なニュース。
・12/8 イギリス、ワクチン接種開始。ノルマンディー上陸作戦のようで、感動的。要するにコロナは戦争で、戦争経験豊富な欧米のやることで、日本は遅いなどと言っているが、金と規模の桁が違うに決まっている。こういう報道を日本のマスコミは出来ない。イギリスは人体実験までするようで、さすがジェンナーの種痘の国。アムンゼンと南極大陸極点到達を競い、エベレスト登頂をなしとげた国の伝統が脈々と生きている。(誉めているわけではない。それだけ悪いことをし続けた国ということ。)
・12月末 イギリスと南アメリカで変異株が見つかり、成田でも見つかり、報道が少しされたが、年明けの緊急宣言にかきつぶされた。変異株というのは、検査した人は必ず、遺伝子検査をしているのかいないのか、結果はすぐ出るのか、そんなことも知らされていない。昨年3月に急増した時は、感染研が、中国株の感染はもう終わっていて、変わってイタリア株だと報道。7月には児玉教授が新宿型、埼玉型と発言。海外ニュースを見ていると、何型何型という報道をよくしている。感染研と厚労省が情報を独占していて公開しないという指摘は、上昌広がずっと言っているが、彼は御前会議に呼ばれないから、いつまでたっても犬猫の感覚に頼るしか術がない。
・そうこうする内に、大相撲初場所が始まった。コロナ感染者15名と鶴竜の休場で、惨憺たる船出だが、入場者最大5000人以下or収容率50%以内の条件が、第1波で勝ち取った興行側の権利だから、緊急宣言が延長されても、この条件が生きている限り、3月21日の演奏会は実施する。但し演奏会場と本番前の練習会場が、閉鎖されてしまえば、お手上げとなる。
・実際問題を言うと、ワクチンが時間の問題で迫って来ていて、オリンピックぎりぎりの7月には、ある程度効果が見えて来るだろうと考えている。それまでに第4波、第5波がくるだろうが、無策のまま、感染者は1万人をピークとして収束に向かう。こういう目標(ワクチン)がはっきりしている事は、日本の得意とするところだから、1年半に亘って逃げ続けた厚労省と感染研の責任は、うやむやで終わる。
3/12/2021 25:13 記
コロナについては相変わらずで、ワクチンが間に合うかの時間の問題とは言え、しばらくは戦争状態が続く。解決しない状態を戦争状態と言うので、腹が立つ状態が続く。政府も弱気になって2月8日からまた宣言1ヶ月延長、更に3月8日からまた2週間延長。延長してその間、何をやるのだと言ったら、この一年間言い続けて来た対策の繰り返し、即ち、1年間やって来なかったことを暴露している。自民党は都知事が押しかけて来ない内にと、再延長を決める始末。この都知事は豊洲の時もそうだったが、科学がからきし苦手で、その分、政局の天才だが、人間間の戦争ならともかく、自然が相手の災害ではお手上げ。昨夏、東京が感染者数で取り残され、毎日同じことを言うのがつらそうだったが、感染者数が増えると、検査数が多いからと中学の理科を理解していない発言を繰り返す。(ミヤネ屋もこの2ヶ月くらいで、ようやく陽性率がと一歩前進。)また単調減少の指数関数は下げ止まるのが当たり前で、感染者数が前日比70%を続けることなどありはしない。そういう状況下で、校長先生が生徒に言うように、悪いネタはいくらでもあり、今度は変異ウィルスの脅威と、オオカミが変異ウィルスに変わった。変異株については前回も書いたが、検査の結果が出るのに3日かかるそうだ。さらに先週のミヤネ屋で宮坂先生が、日本はゲノム解析の能力が足りないと言う。昨年3月に中国株がイタリア株に置き換わったのからちょうど一年、感染者の10分の一しか調べていないのは、昨年のPCR検査数不足と、状況は全く一緒。
ただ面白いことに、こんな校長先生では、オリンピックは出来ないのは明らか。困難に挑戦してオリンピックはなったらよいと思っているが、観客を入れないのならやる意味はないと思います。日本人だけ観客を入れるのは、昨年のキャンペーンで東京を除外したのと同じ愚策で、緊急宣言を主導してきた都知事がオリンピックを出来なくなるのは赤っ恥をさらすことになり、いい薬だと思う。
いずれにしても、打つ手としては、昨年7月にホストクラブでやったように、感染者が多いところを重点的に調べて隔離し、他は活動を自由にするということに尽きるし、そのための法律も作ってあるが、なぜか、この法律は緊急宣言に至る前に使うものだという固定観念に縛られているようで、緊急宣言を緩和する処置とは考えられないようだ。
二つの点で、昔も今も同じだと思う。
一つは責任部門が責任を取らない構造で、太平洋戦争と同じ。二つ目はワクチンで思い知らされた、日本は後進国だということ。
前者はコロナと比べるまでもない大事で、書く必要もない。原爆が落ちてからだったが、よく戦争を終わらせたと思う。主宰は戦後生まれで、戦争責任はないから20年くらいぼ〜っと生きていたが、そうも行かないと気がついてからは、ずっと世間に逆らって生きている。
二つ目は、主宰の小学生時代(昭和33年くらいまで)、学校で、日本は戦争に負けたのだと教えられ、なんとなく元気なく暮らしていたが、今回、ワクチン後進国を見せつけられて、あのときの気分を思い出す。
ところで、中国がオリンピック選手に中国製のワクチンを供給し、費用はIOCが持つと、今日のミヤネ屋。第1次世界大戦、第2時世界大戦で世界の勢力図が変わったが、今回のコロナで改めて変化を見せつけられることになった、象徴的な出来事。
4/20/2021 23:33 記
3月30日のミヤネ屋で、厚労省が昨年12月に実施した抗体保有率のデータが放送された。
東京1.35%、大阪0.69%、宮城0.14%
昨年6月に実施した同様のデータは、
東京0.10%、大阪0.17%、宮城0.03%
(他にも昨年12月のデータは2021.1.29ミヤネ屋抗体保有率東京2020.10月1.2%、2020.12月1.8%(コロナ目的以外の一般外来患者に対する調査)、2021.2.5Yahooニュース抗体保有率東京0.91%、大阪0.58%、宮城0.14%とあり、少しずつ違うが、昨年6月から増えていることがポイントである。一番下に出所を示してあります。)
東京で考えると、抗体保有率は1%を越えているが、厚労省、政治家、マスコミは、「集団免疫は出来ていない」と発表するだけで、ことの重大性を伝えない。東京で1%ということは10万人がコロナに罹ったことを意味するが、これを言うとパニックになると思っているのだろう、皆だんまりを決め込んでいる。医者等が時々テレビで、「喧伝される感染者数より実際はもっと多いのだ」と発言することはあるが、皆、左の耳から右の耳へ抜けている。(1年間で10万人だから、毎日1000人〜300人くらいが感染しているということ)
では大変なのかというと、そうでもないということは、後述するが、まず、長年議論になっているPCR検査数について述べる。
欧米の数分の1の検査数は足りないのか、充分なのかの結論は3〜5年後くらいに結論が出ると思うが、毎日のデータを見ていると、満更でもないという感じを持っている。
1年前の第1波、昨年夏の第2波、年末年始の第3波と感染者数が増えているが、これは検査数が2〜4倍くらいに増えたためで、陽性率は5%位で推移し、打ち手(緊急宣言、飲食店時短営業、旅行・飲食キャンペーン)に見事に対応して感染者数が増減している。
第1波の緊急宣言解除後、東京が中々減らず、7月のホストクラブ、8月の新幹線がらがらを経て、10月に東京もキャンペーンを始めたところ、11月中旬になって増加を始め、これはヨーロッパも同時期に増え始めたので、やはり冬場の乾燥が利くのだろうと思っている。
我が小田原の感染者数は累計500人台だが、近隣の平塚、藤沢等に比べると少ない。小田急、東海道線は秦野と平塚に来て、ようやく座れるので、やはり人口に決定的に比例している。
昨年末に感染者が急増し、1月2日に都県知事が緊急宣言を政府に要請した。効果は覿面で、減り始めたが、東京は解除するに至らず宣言を1か月延長し、さらに3月に2週間延長して第3波を終えた。(おかげでフォーレは中止の憂き目を見た。大阪は第3波に遅れて緊急宣言し、早めに脱出。)
東京は感染者数が下がりきらず、しかし3月21日期限の緊急宣言を更に延長することは都知事は言い出せず、一旦終了。
1月に準備しておいた改正感染者法を使って、ここに来て上がり始めていた大阪に上がりマンボウを適用、それに続いて東京も上がりマンボウを適用。しかし今日現在、感染者数は減少に転じない。
大阪は医療ベッドが足りず、確かに医療緊急事態であり、本日、国に3度目の緊急宣言を要請。東京も似たような状況で、緊急宣言要請をするよとジャブを首相帰米に合わせて打っている。
昨年の緊急宣言、今年の2度目の緊急宣言は都知事主導で行われたが、3月21日期限の緊急宣言を更に延長することを言い出せなかった時の都知事の表情は忘れられない。打つ手中心にものを考えているのでない、政局中心でものを考えているから、東京の感染者数は累計10万人などということは、口が裂けても言わないのだ。
日本が後進国であることはワクチンで思い知らされているが、日本は負け戦が上手なのだ。完膚なきまでにたたきのめされて、古橋廣之進が世界記録を出したり、湯川秀樹がノーベル賞をもらったり、その後は営々と車作りに励んで借金を返し、ノーベル賞学者も多数輩出し、世界からは原爆を落とされたかわいそうな、しかし良いものを作る、けなげな日本人という目で見られ、なにがあっても、なんとかする日本。
イスラエルとイギリスがワクチン接種率でダントツで、新規感染者数が激減しているのに対し、日本は摂取率は無きに等しく、感染者数も減らない。しかし死者数を見ると、日本はダントツに少なく、このデータは、日本はワクチンは要らないことを示している。(なぜ死者数が少ないかの結論が出るのには、長い時間がかかりそう)
大体、1%の人のために、全員がワクチンを打たなければいけないというのはおかしいではないか。
医療現場は軍隊と同じで、援軍を要請しても、援軍が来ないという悲劇は数多あった。今の医療緊急事態は、昨年夏にさぼった報いであると心して、歯を食いしばって乗り切って欲しい。素人はチャリティくらいしか出来ないのです。
-----------------------------------
2020.6.16ミヤネ屋抗体保有率東京0.10%、大阪0.17%、宮城0.03%
2021.1.29ミヤネ屋抗体保有率東京2020.10月1.2%、2020.12月1.8%(コロナ目的以外の一般外来患者に対する調査)
2021.2.5Yahooニュース抗体保有率東京0.91%、大阪0.58%、宮城0.14%
2021.3.30ミヤネ屋抗体保有率東京1.35%、大阪0.69%、宮城0.14%
5/2/2021 25:00 記
前回書き残した点を二つ。ひとつは空気感染、二つはオリンピック。
長いこと感染経路不明者が半数以上と報道されている。保健所のデータが公開されないので、わからないのだが、いくつか内容を暴露したnet情報からすると、保健所には症状が出た人が連絡して来て検査し、さらにその人のヒヤリングで、至近距離接触者を聞き出し、検査をして、それで陽性になった人をベッドに隔離しなければならないということを、1年間やっている。そうすると、保健所に来た人は、有症状者で、その半数は感染経路が不明ということになる。
なぜ経路不明なのか? 一番疑わしいのは、通勤電車。昨年2月以来、(減便はあれど)電車は止まっていない。始めのころ、空気感染があるのかないのかをここで問い正してきたが、それはなさそうということで収めて来た。しかし昨年6月頃、WHOが空気感染はあると発表し(手元にありません)、なにを今頃と思って1年近く経過したが、あいかわらず、エアロゾル感染だとか、エアロゾル=空気感染というような発言がテレビで出ている。
おりから第4波が襲来し、4月25日〜5月11日、東京・大阪等に三回目の緊急宣言が出たが、十把一絡げでない、これまでで一番リーズナブルな対応。神奈川は横浜・川崎・相模原に限り、蔓延防止は5月11日まで平行して継続。どうやら変異ウィルスのせいで、これまでで一番厳しそうだが、感染力が強く、経路不明ということは、やはり空気感染を疑わせる。だから外に出るなという要請とつじつまが合う。昨年11月のNHK、aiによる全論文解読の再放送が最近(4月10日)あり、222nmの紫外線が有効と放送。またオゾン発生器も有効と放送。こういうのは放送して終わりでなく、普及宣伝に努めるのがNHKの仕事。
さてこのようにして、オリンピックはどうするのだ。
主宰は、困難に挑戦するのは良いことだから、オリンピック開催を応援して来た。しかし、無観客での開催では意味がないと考えて来た。ひと月ほど前、外国人の観客は入れないことが決定、一気に熱が冷めた。日本人だけ入れたってしょうがない、ましてたった900億円の損害がでるからなどと、負け戦根性丸出しで現在進んでいるようだ。要はワクチンが間に合えばいいのだが、間に合わずに5月11日に緊急解除したら、また同じことを繰り返す。5月いっぱい延長してから解除して、6月いっぱいで最低限のワクチンが普及すると、7月末のオリンピックに間に合うという奇跡のようなシナリオ。基本計画をいまだに示さないオリンピック組織だが、主催者の東京は医療体制をどうするのかと大臣に聞かれ、答えられないでいる都知事。その後ニュースが聞こえてこないが、こういうのは機械屋のセンスが必要なので、どこにどう師団を配置して、ロジ担当をこう配置してと、センスの問題。常識的には、開催はもう無理だが、海外から見ると、感染者数のさば読みはともかく、死者数は断然少ないから、無観客で、選手の管理(検査 and/or ワクチン)さえすれば、出来ないことはない。もう応援はしないが、選手に責任はないので、始まれば応援してしまうと思う。
5/19/2021 26:15 記 5/21/2021追記 26:00 記(下の段落)
みんながわかっているとおりの流れで、緊急宣言は5月いっぱい延長。ただしイベントは50%観客OKになった。大相撲は5/11まで無観客だったが、5/12から観客を入れている。1年前から、各組織の巧拙があぶりだされているが、大相撲は一番。自治体では北海道。知事がパフォーマンス派でなく、国に頼る前に自主的に緊急宣言をしてしのいで来た。大阪はパフォーマンス+先進的取り組みで、全国をリードして来たが、第4波で全国最悪の状況。しかし5月連休の人出減が効いて来たようで、今日のミヤネ屋は、田村正和死去と和歌山のドンファン殺人と吉永小百合のインタビューで終わり、コロナのニュースはなかった。ミヤネ屋は昨年7月の東大研究所名誉教授の国会証言を取り上げなかったので、愛想づかしのメールを出して以来、意見を言わないのだが、世の中の動きに敏感で、「世の中の鏡だ」と誉めたこともある。即ち、「校長先生みたいなことしか言わない、オオカミが来た都知事」はとっくの昔に裸の女王様であることを見せつけている。吉永小百合も、コロナが大変で、しかと対処してますと、NHKみたいな優等生ぶり。
1年経って、マスク不足は解消され、トイレットペーパーの買い占めはなく、進歩したかなと思う一方で、ワクチンの予約に殺到するのを見ていると、とにかく国〜地方政府の「オオカミは怖いぞキャンペーン」が奏功しているということになる。太平洋戦争だってそうだったのだから、大して変わっていない。
昨日(5/18)のミヤネ屋では、ファクターXは遺伝子的にはなさそうと報道。
とにかく、5月連休の人出減で、5月31日までは減少するだろう。おかげで5月27日(木)の演奏会と、5月29日(土)のサントリーホールは開催される。それから先はワクチン次第。
・上の文で、北海道を誉めたが、ここへ来て感染者数日本で最多。イギリスの変異株が強烈で、どこも防戦一方。
・4日ほど前に、台湾で(隔離日数の短い)パイロットの入国により、感染急増、あちこちを封鎖しているとのこと。これも本日のミヤネ屋によるとイギリス株とのこと。
・本日、沖縄に緊急宣言(5/23〜6/20)。また東京等の5/31までの宣言を延長する動きがもう始まった。オリンピックとの関連で言うと、開会日7/23の時点でステージ3で、2に向かって下降しているなら開催、そうで無ければ中止という方針が一番リーズナブルで、こういう方針は、今でも出せるにもかかわらず、それをしないのは、追い詰められ、責任を取らされるのがいやだからだが、これは日本国民に対してのこと。ホントのところは、日本国民に対してではなく、IOCごときになにも怖がる必要などないはずだが(マッカーサーに言われたら言うことを聞くしかないのだが)、(医療体制の不備と同じように)中止したらIOCに違約金を取られるとかのホントの理由(弱み)があって、どこが負担するかの泥仕合になるのがいやで、いつまでたっても方針を出さない、出せないのだ。これは文春にすっぱ抜かれるまでもない、証拠の問題ではない。IOCからすると、今日の日経(net)に、緊急宣言下でもオリンピックは可能と追い打ちをかける(ある意味、日本行政への応援)発言が、IOC調整委員長から出ている。ほとんどの国民は、もうどっちでもいいと思っていて、負担するのは結局国民の税金だなどという正論は、何百兆円もの借金をすでにしているのだから、負け犬の遠吠えにしか聞こえない。
2020. 9. 7 全米オープン
日本時間の9月1日(火)から全米オープンが始まる。春からテニスをみることがなくなって、全豪のナダル・ティーム戦の第5セットはビデオを見ないまま置いてある。
コロナ騒ぎで日本は毎日同じ事ばかり、一方外国のことがわからなくて、海外ニュース(テレビ)を拾い読み(見)してるが、全米が始まって、様子がわかるかなと期待していた。しかし始まってみるとやはり無観客試合。線審が少ないとか、タオルの手渡しがないとかあるが、無観客での試合に意味があるかと、大して見る気にならないし、人がどう動いているかも全くわからない。今日(7日(月))になって早くもベスト8が決まり始めた。大阪なおみはエストニアの選手といい試合で、初めて見入って、ベスト8進出。早いタイミングで、速い強いボールが帰ってくるので、強い。今年は優勝だ。
1週間、ナダルの姿・話がないなと思っていたが、出場していないようだ。WOWOWホームページを見る時間もなく、理由はわからないが、全仏が9月末から始まるので、去年のフェデラーと同じように、一試合空けたか? テニスの全盛時代は終わったという感じ。
放送で、ジョコビッチがフェンスに向かって打ったロスタイムのボールが線審の喉に当たり、危険行為で失格。記者会見はせず、netで謝罪。ボールボーイの面倒見が減っているので、いつもはない行動だったのかと思うが、慈善試合を強行してコロナにかかったり、やはりちんぴら。 25:05 記
9/11/2020 記
大坂なおみは準決勝。相手はアメリカの選手で強く、フルセット。第1セットのタイブレークしか見ていないが、強い。フルセットになったのは意外。決勝はアザレンカ。スリムになって、楽しみだが、今年唯一のいいニュースが日曜日に流れることになる。
ところで、黒人人種差別に抗議して、俄然脚光を浴びている。ジョーン・バエズのよう。2年前の優勝の時は赤ちゃんみたいだったが、それでも魅力があったのだが、俄然大人になって、しかし日本人のはにかみが当たりを和らげて、コロナと関係はないと思うが、時代を動かすと思う。政治的な有効性とはという問題と離れたところで、みんながそう思えばいいのだから、その可能性があるということ。ジャンヌ・ダルクみたいなものだ。25.56 a.m.
9/12/2020
男子はズベレフとティーム。ドイツ・オーストリー対決で楽しみ。エイコさん達は準決勝のテレビを見てもいない。24:29 a.m.記
9/18/2020 11.55p.m.記
日曜日13日、朝6時に見ると、第1セット1-6で負けていて、第2セットは4-3くらいでリード。そのまま見ているともうひとつブレークしたか勝つ。また寝込んだが、階下の歓声が2回聞こえて、勝ったのだと思うが、その後静か。夕方になって、車のニュースで優勝を聞く。ほっとして翌日からビデオを少しずつ見る。第1セットは、1stサーブをあれだけ入れられては、とても勝てないという感じ。第2セットも0-1、ブレークされて0-2で、生で見ていたらたまらないという試合。第3ゲームをブレークし1-2。その後は明らかに強くなって、順調に優勝。相手のサーブの調子に左右されるのは不満だが、当分王者時代が続くだろう。
翌14日月曜日、朝起きるとフルセット。ティームは好きだが、どちらかというとズベレフを応援している。準決勝でも、どちらかというとメドヴェージェフを応援していた。最後もタイブレークになり、どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、ティームの優勝。ドイツ・オーストリーの、不自由ない育ちの二人で、ものすごい試合というのではない。試合時間のフルセット4時間がそれを物語っている。伊達公子が、ティームをまじめすぎてと言っていたが、ウィーン少年合唱団だからね。上が休場している間に次の王者になるということはよくあるので(朝青龍ー白鵬)、文句があるわけではないが、大坂なおみに比べて、魅力が数段落ちる試合だったということ。
2020. 9. 22 大相撲秋場所
大相撲秋場所は、今回も枡席に一人の興行。照ノ富士は初日、貴景勝に負け。久しぶりに会う相手で、その間に力をつけた相手だから仕方がない。二日目は甘ちゃん御嶽海に引っかけ負け。これも仕方がない。3日目は朝乃山をねじ伏せる。4日目は甘ちゃん正代を廻しを取らずに押し込み、押し出し。その後も廻しを取らずに前へ前へ出る相撲で7連勝。優勝争いのトップに並んだが、今日は隆の勝に押し込まれ負け。初顔で、力をつけている力士だから、これも仕方がない。こんなに強いのかと思ったと思う。来場所期待。
新入幕力士が次から次へと出て来て、皆、中肉中背の運動神経抜群の力士ばかりだが、今場所は翔猿が頭抜けている。いい男で、しこ名の猿がもったいない。
9/25/2020 12:34 記
照ノ富士は12日目、阿武咲に負け、4敗。御嶽海を除いて、負けたのはいずれもひたすら押してくる相手。初日、北の富士さんが、下がるとこらえ切れないと言っていたとおり。突っ張れと見ていたが負けてしまった。長く見ていて、嫌いだった力士が、そうでもなくなってる.阿武咲もその一人。生意気だったが、一度下に落ち、復活した先場所は13連敗、しかし今場所復活。
今星取り表を見ていて、照ノ富士は休場したようだ。やっぱり膝だろう。遠藤も右膝で12日目から休場。栃ノ心も元気なく、皆膝痛だ。コロナで本場所中止ということも今後なさそうで、みなだましだましやるしかない相撲界。
10/4/2020 24:10 記
照ノ富士の12日目のビデオを見直したが、やはり膝に負担がかかった様子。
今場所は応援している大英翔、北勝富士、豊山、照強と皆負け越し。幕尻の逸ノ城は8勝7敗と情けない。
翔猿は目鼻ぱっちりで、強くなるだろう。遠藤は長い時間がかかったが、もう翔猿にはかなわない。
10/11/2020 25:55 記
もうひとつ記録。終盤で、幕下?の納谷が十両に出ていた。成績とか全然わからないが、来場所十両か?
2020. 9. 29 フレンチオープン
9月27日(日)夜帰ると、フレンチオープンをやっている。おや始まったかという感じ。春にいち早く延期を決め、その後の大騒ぎを経て、予定通り開催する。ナダルはどうなんだろうとwowowを調べるが、またトーナメント表が見つからない。番組表を見たら、おやナダルがやっている。相手はベラルーシュの選手。第1セットナダル6-4で1-0。試合前に不安を口にしていたとテレビ。なにがなんだかわからないが、センターコートは今回から屋根が出来たということで、座席も明るいクリーム色に変わっている。
とにかく、ナダルがいることで、一生懸命見ることが出来る。1.16 a.m.記
10/4/2020 24:17 a.m.
フェデラーは欠場、大阪なおみも欠場で、盛り上がらない大会。
ナダルは4回戦まで勝ち。次はズベレフ、その次はティームと当たる予定。
全米を欠場したのは、アメリカの入国条件が厳しかったからとエイコさん。大坂なおみは太ももの痛みで欠場、全米から2週間しか開いてないから無理とのこと。
10/10/2020 23:39 記
結局ズベレフはシンネルという選手に負け、ナダルは5回戦を日本時間朝6時から試合開始、3-0で勝ち。ティームは5回戦シュワルツマンに撒け、シュワルツマンと準決勝を昨日対戦。ローマでナダルを破ったということだったが、ナダル3-0の勝ち。明日日曜日、またジョコビッチ戦だ。
10/11/2020 26:40 記
夜10時前からwowow放送開始。録画時間は午前4時まで6時間。10時10分試合開始。いきなりナダルブレーク。2-0でエイコさん、お!と言っておふろに入る。6-0。エイコさんお風呂から出て第2セットが始まったところで、お〜と言って2階に寝に登る。第2セットも似たようなもので6-1。とにかくすぐドロップショットに逃げる。ジュースの連続だが6-1。第3セットはしばらくイーブンで進むが、4-4のあとブレイクして5-4、あっさり6-4で勝った。正座してガッツポーズは、あまり様にならないが、ほっとして、それだけで元気が出る。パリはコロナ下での開催で、観客は100人?200人?とかで、それでもクロアチアの応援団が、オリンピックの中国・韓国の応援団と同じで、うるさくてしかたがない。いずれにしてもオリンピックは出来ますね。
2020. 11. 12 大相撲九州場所
また相撲が始まった。なぜか九州場所が東京場所で、観客数も相変わらず少ない。拍手にとどめるのを皆守っているのだから、横浜球場で100%観客の実験を行ったようにやればいいと思うが、やらない。
両横綱がまた休場で、ビデオを見ていないので、星数だけが耳に入ってくるが、朝乃山も休場、桃太郎も土俵下に左足を突っ込み、今日から靱帯損傷で休場、大関一人場所となった。
照ノ富士は5連勝。左上手を取れば圧倒的に強い。遠藤は4勝1敗、北勝富士も4章1敗、宝富士も4勝1敗、幕内返り咲きの一心太助、千代の国は5連勝、幕尻志摩ノ海がなぜか5連勝といったところ。また書きます。
11/21/2010 26:01 記
大相撲は、枡席の観客を二人に増やしたよう。コロナ3波で大騒ぎだが、着実に工夫を凝らしていてよい。
照ノ富士は8、9日目と連敗したが、14日目の今日は、進境著しい2敗同士の志摩ノ海を圧倒し12勝2敗。千秋楽に1敗差の大関と当たる。照ノ富士が2敗のまま来ていることがわかってしまって、録画を安心して見ていられる、まだ11日目までしか見ていないのだが。
北勝富士は10勝、宝富士は9勝、栃ノ心8勝勝ち越し、千代の国9勝、大英翔9勝、翔猿は6勝8敗の負け越し、遠藤と逸ノ城は7勝7敗。
納谷が時々十両の取り組みに顔を出す。優勝はしなかったが、来場所は十両だ。あと宇良が9勝で好成績。居反りを決め、今日は居反り不発後、後ろ向きに相手を押し出す。決まり手は後ろもたれ。よく決まり手を決めてあるものだ。
明日は照ノ富士が2回勝って優勝だ。
11/22/2010 25:05 記
日中出掛けて、7時のニュースも緊急地震速報が入って、FMは大阪フィルの演奏になって、千秋楽の結果を知らずに明日のビデオまで持ち込めるかと思っていたが、テレビが相撲を報じ始め、やむなく見る。すかさずエイコさんが結果を言う。本割は勝ったが決定戦で負け。こんちくしょうとも思うが、たかが優勝など大したことでない。
あしたから残りのビデオを見て、まとめを書きます。
11/28/2020 24:47 記
ようやく録画を見終わり、追加します。
千秋楽の結果はもちろん残念。復帰してからの対戦相手は、それなりに強いので、勝ったり負けたりが続くのはやむを得ません。技能賞を得たのは良い。優勝すれば殊勲賞ということだったが、今更殊勲賞でもない。視線を遠くに、また来場所だ。
北勝富士11勝、宝富士9勝、栃ノ心9勝、久しぶりと思ったが、2場所ぶりとのこと。豊山は6勝、千代の国10勝の敢闘賞、大英翔10勝、翔猿は6勝、遠藤と逸ノ城はまた千秋楽勝ち越し、しょうがねえなあ。照強5勝、炎鵬3勝。志摩の海は11勝だが、まぐれでないように。
ところで、白鵬と鶴竜がまた協会(横審)から処分を受けた。休みすぎということだが、引退した駄目横綱より重い処分だそうだ。恩知らずの協会。
2021. 1. 30 大相撲初場所
1月10日(日)に始まった大相撲初場所は、コロナ感染者15名と鶴竜の休場で、惨憺たる船出。年明けのビデオを見るのに時間がかかって、今日、やっと12日目まで見た。
録画の幕の内前半が終わると、十両の勝ち負けが出るが、9番あって画面が動かない。取り組みが9番しかないということ。鳴り物入りで十両入りした大鵬の孫は、これ以上無い立派なしこ名をつけているが、負け越し?(7敗?)。画面で見たことがまだない。
白鵬がいないので、スポーツの勝ち負けの興味だけの場所。大英翔は嘉風と同じタイプで、若くして自分の相撲を見つけたので、これからも活躍するだろう。
見甲斐は照ノ富士しかいないが、どうも押し相撲に弱い。阿武咲と大英翔に負け。4日目高安に負けたのは、おもしろくないが、廻しを取るまでの間をつなぐ技術を練習するしかないだろう。
新入幕、翠富士は翔猿なみの運動神経で楽しみ。
ビデオを見終えたら、また書きます。
25:53 a.m. 記
1/6/2021(土)26:21 記
本日、最後の3日分の録画を見終えた。
14日目の照ノ富士ー正代が一番いい相撲。照ノ富士がくるりと向きを変えて、押したところをはたいて勝ち。これで10勝。インタビューも今の日本で一番でないか。おごらず、明日もちゃんとやると締めくくる。千秋楽も買って11勝と技能賞。膝の使い方がいいそうだ。痛めた膝の使い方がいいとは不思議だし、いまさら技能賞でもないが、しょうがねえなあという人ばかりテレビで見ていると、救われる。
北勝富士は負け越し。
宝富士は14日目の逸ノ城戦が2分を越えるいい相撲。宝富士はこれまで書いてなかったのだが、遠藤が出て来た時の、高安と並んで、面白い相撲だなあと思っていた。高安の方は、その後同部屋駄目横綱と同時に大関になったが、坊主憎けりゃで、好きでなくなったのだが、宝富士は味のある相撲。どこが強いのかよくわからないが、押されても腕使いで押させないし、腰が重いので、勝ち越したり負け越したりだが、ベテランの味そのもの。まあるい体型で、大昔、波平さんが撮った横綱照國の写真が、まあるいおなかしか写っておらず、「お父さん、これが照國?」というサザエさんがあったが、宝富士を見る度にこれを思い出す。
栃ノ心は大負け超し。最初の差し出争いに負けると、あとはごまかしの相撲で、全然だめ。もう一度復活して欲しいが。
遠藤もまた7勝8敗。照ノ富士戦で、2本差したが、決められると差し手を抜き、そこを出られて負け。とにかく照ノ富士は4つになったら誰にも負けない。一本差したら、左でも右でもほとんど負けない。ばんざいでも体を密着していたら、簡単には負けない。昔、脇に紙をはさんで、落ちないようにする稽古をしたらと書いたと思うが、今もおなじ。来場所後は大関に復帰する。
逸ノ城は12枚目で9勝6敗。ファンがじっと我慢している。
豊山も結局7勝8敗の負け越し。朝乃山とほとんど同じ素質を持ってるのに、朝乃山は体の張りが違う。
大英翔はまじめな力士でおめでとうというところ。押し相撲だから、常にいい成績を残すのは至難だと思うが、関脇〜大関にはなる。
阿武咲は勝ったり負けたりが続いていたが、今場所は9勝6敗と安定期になった。
似たような相撲の十両宇良も10勝5敗。
十両と言えば、鳴り物入りの大鵬の孫は5勝10敗と、ふつうはこういうことはないのにという成績。来場所は幕下だろう。
(録画の中入りで、十両の勝敗が映るが、画面が動かない。9番しかないから動かす必要がない。コロナ場所。)
翔猿は13〜15日、宝富士、豊昇竜、翠富士と負けて6勝9敗。以前のようなトリッキーな相撲でなくなってるので、星が上がらないのだろうが、注目し続ける。
照強も7勝8敗。14日目に見事なうっちゃり。
新入幕翠富士は性格がよい。インタビューを見ていて気持ちがよい。豊昇竜は、朝青龍を彷彿とさせる足腰の良さ。どこまで強くなるか。
毎場所、新入幕力士は入ってくるので、遠藤もとっくにベテラン。翠富士、翔猿、豊昇竜、照毅等の相撲は見応えがある。
ところで、3月場所も大阪から両国に会場変更。コロナで相撲協会自身の会場しか使えないからだろうが、とにかく中止はひと場所だけで、50%の場所を継続しているのはえらい。3月21日の音楽フェスティバルは、結局中止に追い込まれたが、練習会場が閉じてしまうのだから、どうしようもない。力が欲しい。
2021. 2. 17 全豪オープン
2月8日(月)から全豪オープンが始まった。観客席はまばらで、無観客・関係者のみなのかと思ったが、エイコさんによると50%入場とのこと。始めのころは入場者が少ないということだろう。
ズベレフの躍動感あふれる姿が画面に映り、コロナで圧迫されているので、いいなあと久しぶりに思う。第1週はろくに見ることもなく、ティームはサーブとサーブの間の動きがたらたらしていて、体力がないのかよと思う。
ナダルは背中が痛いとかで画面ではわからないが、4回戦までストレート勝ち。今日準々決勝でチチパス戦。最初の3ゲームだけ見るが、最後を見通せるだけの動きは見えない、わからない。途中を見ると2-1で、第3セット、チチパスがタイブレーク勝ち。夜中にNHKのはしょり録画を背中で聞きながら、wowowの記録を見ると、第5セット5-7で負け。NHKで最後を見る。5-5の次、ことごとくネットにひっかけ5-6、最後ジュースにはなったが5-7の負け。サーブ間の体の動きが元気がない。とにかくずっと見ていないので言い切れないが、いろいろコロナ等の対処でこちらも大変なので、録画もまだいっぱいたまっていて、今回はウィンブルドンで1,2回戦で負けた時のように、あっさりあきらめるしかない。
途中から5日間のロックダウンとかで無観客試合、11日目からは再び観客を入れると、テレビのアナウンス。そもそも無観客試合というのはやる意味がないと思っているので、負け惜しみだが、まあいいやという所。
勝ち惜しみは大坂なおみ。ずっとは見ていないのだが、昨年の全米同様、これは優勝という力強いテニス。4回戦、ムグルッサとの試合はいい試合。負けそうだったが、第3セット挽回して勝ち。ムグルッサも好きなんだけどとエイコさん。マッチポイントは怖いと言って見ない。
たまたまオリンピック会長の失言問題で大騒ぎだが、テレビで見た大坂なおみのコメントを書くと、
「発言をした背景も知りたいし、彼の周りの人たちの価値観も知りたい。コメントを求められる立場にある人は、話す内容について知識が必要。とても無知な発言だったと思う。」と立派なもの。英語でなんと言ったかは知りたいが、昨年のBlack Lives Matterや、テレビで聞いた「シャイでいることはやめたの。時間の無駄」とのコメントなど、一挙手一頭足ならぬ、一言一言が注目される。
コロナで白人社会が一番大きな打撃を受け、有色人種はさほどでなく、アメリカは人種差別で崩壊の危機にあり、中国は60年代の日本のように、なりふりかまわずの時代にあって、なぜか日本国籍に留まった大坂なおみは、21世紀のジャンヌ・ダルク(もしくは救世主)になれる。
明日はセレナとの準決勝。26:46 a.m.
3/5/2021 20.32 p.m. 記
もうあまり書く必要もないが、セレナには、楽勝と言っては失礼だが、圧勝。決勝も圧勝。相手のブレーディはサーブの後、体がよろける。これを体幹と言って、大坂なおみの体幹の良さを際立たせた。安心して見ていられるので、余り見てないのだが、王者の時代が続く。フレンチが楽しみ。コロナかな?
2021. 3. 26 大相撲春場所
3月14日(日)春場所開幕。初日はビデオ取り忘れ。二日目まで出場した白鵬が、3日目、膝に水が溜まったので休場。手術をするので、名古屋場所に進退をかけるとのこと。この日、たまたまラジオを聞いていたのだが、北の富士さんが解説をしていて、テレビよりよくしゃべる。逸ノ城が3連勝中で、期待できると話。
コロナで休場していた千代の国が元気。体が張っていて、休場が良かったのかと思う。もっとも他のコロナ休場力士が誰々か覚えているわけではないのだが。
遠藤は左ふくらはぎを痛めていて不調(肉ばなれ)。しかし5勝4敗まで挽回したところで、10日目休場。仕方がない。
宝富士は今場所不調、仕方がない。北勝富士は元気、今日まで8勝5敗。栃ノ心は相変わらず、今日まで6勝7敗。翠富士はやはり怪我をしているようで4勝9敗。豊山は期待していたのだが、4勝9敗。朝乃山が4つ相撲で大成しかかっているのに比べ、豊山は付き押し相撲で、それだけで不利。体の張りもない。先場所優勝の大栄翔は初日から4連敗。現在盛り返して7勝6敗。いつものことだが不思議。
翔猿が元気。とんだりはねたりをやめてしばらく経つが、勝てるようになって来た。8勝5敗。
今場所の幕内下位は、新入幕が次から次へと現れていたのが一段落して、帰り入幕が多い。
十両では幕下に落ちた大鵬の孫が、時々十両に顔を出す。炎鵬が好調、優勝するか? 宇良も好調。もっとも一日休んだようだが。
昨日12日目、鶴竜が引退表明。引退届を受理するのに時間がかかったのだろうと思うが、潮時だからいいのだ。白鵬も何度も引き際はあったのだが、名古屋で復活したら脱帽する。
さて照ノ富士。勝つのは当たり前で、安心して見ているのだが、5日目阿武咲、中日高安、10日目志摩の海に負け。まわしを取れないと負けることがあるという負け相撲で、やむを得ないのだが、阿武咲、志摩の海は負け越しで、たまにナダルを破る選手のよう。高安は女の子が生まれて大関復帰を目指しているとのことだが、兄弟子の轍を踏むなよというところ。今日若隆景に負けて3敗、照ノ富士と並んだ。照ノ富士は3場所34勝で大関確定。それよりも優勝して欲しい。 25:04 a.m. 記
3/27/2021 24:49 a.m. 記
照ノ富士は朝乃山にやや時間がかかったが、体が密着して、差し手のどちらかが入っていれば、負けはしない。高安が13日、14日と勝手に脱落して、3敗でトップ。千秋楽に勝って優勝。
13日目、高安に勝ってひいきするわけではないが、若隆景は中肉中背(というよりは細い)で、インタビューはまじめでさほど面白くないが、粘り強い相撲で、豊昇竜と同じタイプ。楽しみ。
逸ノ城は結局、千秋楽に勝ち越しをかける。翔猿は14日目、高安に勝って、それもとんでもない勝ち手(首捻り)で9勝5敗。翠富士は場所前から腰を痛めていたということで、4勝10敗。千代の国は12日目に勝ち越したが、右手親指靱帯損傷と、肋骨も折っていたそうで、13日目から休場。
制裁を受けていた阿炎は幕下優勝。幕下の王鵬は4勝3敗の勝ち越し。豊山は右の腕を痛めていて、14日目から休場。
千秋楽に勝ち越しをかける力士が9人もいる。
3/28/2021 24:45 a.m. 記
照ノ富士は予定通り優勝。終始落ち着いていて、帰り道で、にっこりして世話係?と腕相撲握手をしてハグ。表彰式もインタビューも、もとの性格は変わっていないことを見せながら、浮かれることなく、淡々と交わす。親方によると、10日目志摩の海戦で膝を痛め、その後5連勝、出来ることではないとのこと。
栃ノ心は負け越し。翠富士は1つ勝って5勝10敗。照強は千秋楽勝ち越し。逸ノ城はつまらない相手に負けて負け越し。かっての3羽烏は、照ノ富士一人の振幅の大きさに、陰が薄い。翔猿は10勝。きのうの高安戦は、今場所の白眉と言ってよい。
2021. 5. 21 大相撲夏場所
大相撲夏場所は、5月11日まで無観客、12日から50%的観客で進行中。都知事がなにを言おうと、粘り強く興行を行っている。
照ノ富士が快調で、明日(14日目)勝てば優勝。
以前、場所ごとに、今場所は何点と点を付けていた。14日目で優勝が決まるのは、あまりいい点を付けていなかったが(何点付けていたかは、スタジオカン太のブログを見ないとわからないが(多分80点くらい?))、横綱がひとりで独走して優勝するのは、(もう何年も続いている横綱不在に比べれば)そんなに悪いことではない。
撮りためてあるビデオは今日8日目まで見た。明日勝って優勝し、来場所も優勝して横綱だ。
ほかには逸ノ城と遠藤が好調。照ノ富士に引っ張られたことを祈る。
8日目現在で、北勝富士は2勝6敗と不調。翔猿は1省7敗と不調。石浦は4勝4敗。十両は宇良がトップ。
5/22/2021 25/07 a.m. 記
照ノ富士は遠藤といい相撲で、わずかに肘が先に落ち(遠藤の足がひっくり返っていて、死に体ともとれるが)、長い協議の末、取り直しにはならなかった。あした勝てばいい。遠藤は、きのう(13日目)のインタビューで、調子いいですねと持ち上げられ、「見る人が見ればわかる」とおや、ふてぶてしい応対。今日の物言いのあと勝ちが決まって、(かすかに)にこっとする。感情が表に出るようになっている。本物かも。
5/31/2021 24.13 a.m. 記
ようやくビデオを全部見る。照ノ富士は最後2連敗、決定戦で勝って優勝。12勝3敗はものたりないが、千秋楽のビデオは保存しておく。とにかくインタビューが気持ちがいい。
若隆景は2場所連続技能賞。遠藤も技能賞をもらって11勝4敗。殊勲・敢闘賞はなし。旧態依然とした相撲協会だが、三賞の選考はいつも納得がいく。
北勝富士は6勝9敗。翔猿は5勝10敗。千代の国は4日目から休場、全敗。豊昇竜は7勝8敗、惜しい。逸ノ城9勝6敗。栃ノ心5勝10敗、う〜ん。宝富士7勝8敗。照強7勝8敗、相撲はおもしろい。翠富士は全休。帰り入幕石浦は7勝8敗、惜しい。
十両は宇良が優勝、来場所は幕内。豊山は8勝7敗。大鵬の孫は勝ち越したが、千秋楽怪我で休場。まだ一度も画面でみたことがない。
阿炎は2場所連続幕下優勝。来場所は十両。
ところで、毎場所、バレリーナの様に姿勢がいい女の人が桟敷席で観戦している。おちょぼ口の拍手をして、皇族のよう。今場所は東花道寄りだったため、テレビにはなかなか映らなかったが、たまにカメラがそちらに向くと、あ、いる!と楽しみに見ていた。
来場所は照ノ富士の綱取り場所。白鵬も出て来て、きちっとバトンをつないで欲しい。
2021. 5. 31 フレンチオープン
5月30日からフレンチオープンが始まり、いきなり大坂なおみ。第1セット47分と、楽勝というほどではないが、2-0でストレート勝ち。ところが今日のニュースで、試合後のインタビューを拒否したということで大騒ぎ。
言い分は、アスリートファーストということで、マリア・カラスのよう。組織は罰金だ、グランドスラム出場停止だと高飛車。組織が高飛車なのは当然で、組織は組織を守らなければならないから当然。組織あっての選手だと組織側は思っているだろうが、組織はスポンサーがいて成り立っている。ではスポンサーの言うことを選手は聞かねばならないのかというと、それも違う。応援する普通の人がいて、スポンサーも成り立っている。
生意気な選手というのはいて、けしからんとスポンサーがいうことはあるが、それもこれも、普通の人の支持を集めれば(強くなれば)、選手の勝ちなのだ。だから選手は一生懸命練習するし、その過程を皆が応援するのだ。
組織が大きくなると、この構図が見えにくくなって、どちらかというと選手の方が分が悪くなる。相撲協会に逆らった朝青龍、この構図は芸能界、野球、音楽界、あらゆる組織で見られる。
ジョーン・バエズは組織に関係がなかったと思われ、自由に活動出来た。ジャンヌ・ダルクもキリストも命をかけて戦って、どちらかというと勝った。大きな組織が存在しうる理由というのは、雇用の裾野である。ナダルがインタビューで、スタッフへの謝辞を必ず述べるのはこのことである。こういう針の穴を通すような関門をくぐり抜けて、頂点に立った選手は、大坂なおみを擁護すべきである。今こそ出番なのだ。一生優等生でいられると思わない方がよい。
ヨーロッパ由来の組織は、あらかじめ戦闘準備をしていて、即ち契約違反だ、それを守らなければ戦争(除名)だと居丈高で、たったひとりの反乱の勝ち目は少ないのだが、「せいせいした」という通り、さっさとあばよすればよい。有力な選手を失ってほぞを噛むのは、組織の側である。24.49 a.m.
6/1/2021 25:50 記
一夜明けて、どうも大坂なおみの手順前後だったよう。
ずっと鬱で、人前に出るのはいやで、「フレンチは棄権する、しばらくして話し合いを持ちたい」との報道。
2018年全米、2019全豪で優勝した後、コーチを替え、不調のどん底に落ち、2020全米Black Lives matterで優勝、今年の全豪でまた優勝。この間のコメントの成熟ぶりに、急速に大人になったと思っていたのだが、赤ちゃんみたいな内面は変わらずにいたのだと、手順前後に納得。
きのうエイコさんは家族(お姉さん、お母さん)がいっしょについていなければだめとコメント。今日はチームやコーチが守らなくてはだめ。私がやったら、とことん守ってあげると、歴史に名を残す天使のような発言。
全米初優勝以来、まだ3年も経っていないなかで、急速な変化を遂げているだろうから、思春期の心身のアンバランスのような状態が、手順前後をもたらしたのだろう。しかし、従軍慰安婦の訴えの様な必死さが、大組織を動かす可能性はある。一般人の応援が勝れば、そうなるのだ。IOCもFIFAも、大きな組織は皆だめだが、組織自体がだめなのだという時代への転機になったらよいと思う。ナダルも、組織への忠誠は必要でない時代に入ったことを気がつくべき。
6/9/2021(水) 26:08 記
結局3日目、世間の大坂なおみへの応援が多いことを受けて、組織も話し合いをしようと前言を翻し、一旦落着。
その後の大会は、名前を知らない選手が多く、センターコートは入場者1000人までが続いたこともあって、盛り上がらないこと甚だしい。フェデラーも途中棄権、ウィンブルドンに備えるとのことで、コロナ中断もあって、もうテニス黄金時代は終わりという感じ。
今日、準々決勝に至って観客13000人までとなったが、3割くらいしか入っていない感じ。ナダルはシュワルツマンとの対戦で、第2セットを落としたが、第3セット終盤からフォアの逆クロスが出始め、引き続き第4セットも6-0で圧勝。逆クロスは長いこと見ていなかった。あと二つ勝って優勝。観客数も注意深く観察しよう。
6/28/2021 25:44 a.m. 記
6月11日(金)、準決勝。チチパスがズベレフに勝ち、決勝進出。ナダルージョコビッチが夜中に始まる。いきなりブレーク二つで4-0。これは昨年と同じで勝つと寝る。
6月12日(土)、決勝の録画をしようと番組表を見ると、ジョコビッチの名前が出ている。録画かなと思ったが、負けたのだ。元気無し無し、日曜日の決勝もチチパス2-0でスタートしたが、テレビの音を後ろに聞きながら、結局2-3の負け。
もうやる気無く、日が経ち、ナダルはウィンブルドンとオリンピックを欠場。セレナもオリンピック欠場。
とうとう今日、ウィンブルドンが始まった。ナダルも大坂なおみもいないので、見てやるものか。
しかし、会場は満席。ロンドンは延長したロックダウンを解除するまで、まだ2週間あるが、どう判断したのか、オリンピックとの彼我の差を、いやというほど見せつけられている。
選手が一大会置きに出場するような大会など、見てやるものか。ウィンブルドンは、このフレンチのスレッドに続けて書きます。
2021. 6. 16 新型コロナウィルス3(covid-19)
オリンピックを前に、スレッドを改めます。
まず、前回からの推移を記録しておきます。
・毎回のように、今回も緊急延長(6月20日まで)。小田原は秦野・平塚と共に蔓延防止に加えられ、酒が飲めなくなった。一人前に扱われるようになったのは光栄だが、1年間言い続けて来たように、禁酒は愚の骨頂。
・デルタ株(インド株)が出現し、イギリスが、6月21日からロックダウン全面解除する予定を、6月14日まで決定を遅らせるとWashington Postが報じる。(6月9日)
・イギリスはロックダウン全面解除を、4週間(〜7/15)遅らせると報道。(6月15日ミヤネ屋)
・6月15日、IOC調整委員長来日。マッカーサーが来たみたい。
・緊急最終日20日が迫り、オリンピックを控えて蔓延防止に移行しそう。初めての下がりマンボウ適用だが、飲食店自粛要請をオリンピック開催とどう整合をとるか、大詰め。
以下、オリンピックに付いて態度表明をします。
オリンピックについて向こう2ヶ月位を見越して、賛成反対を開示しておかねばならない時期に来たので、主宰の考えを述べておく。百万言が費やされる中、発言しておかないと、心穏やかでいられないからだ。
・まず、以下の場合分けに共通する策として、町中の飲食店規制は出来るだけ解除する。(これをやって来なかった指導層には強い批判を持っている。)
・選手・関係者はクローズドシステムに閉じ込め、観客は50%まで入れることに挑戦する。これが主宰の提案。
・選手・関係者はクローズドシステムに閉じ込め、観客は1万人まで入れる。これは、開催意義が激減するので、不賛成。冷ややかに見つめる。
・選手・関係者はクローズドシステムに閉じ込め、無観客開催。これは、更に開催意義がなくなるので、不賛成、中止を主張する。指導層が強行するなら、更に冷ややかに見つめる。
以下、考えの根拠を述べる。
IOC会長が、東京オリンピックの中止はアルマゲドンが起こらない限り、ないと発言した。アルマゲドンとは「最後の戦争」ということで、どの宗教にもある、民衆を従わせるための民を脅す言葉で、由来を探すと、2000年も前の教え(聖書等)から来ているが、それがどのように恐ろしいものかは、2000年前の彼らの想像力と、ついこの間の原爆の地獄と、どちらがすさまじいものかを想像してみればよい。原爆の地獄を体験した人が宗教書に書き記したのなら説得力があるが、21世紀に生きている人間としては、原爆の方がはるかに恐ろしいと軍配を上げる。2000年も前の言い伝えを今も日常に使っている西洋人の徹底さは、尊敬するに値するが、知識を積み重ねて来た現代人を2000年前の言い伝えがいつまでも説得(屈服)する(させる)のはむずかしい。東日本大震災の津波も同様で、いくら知識を積み上げても次々に襲ってくる地獄が、こんなに度々起こるのでは、どこかで達観するしか心の安寧を得ることは出来ないと多くの人は思っているだろう。小惑星が地球に衝突すれば、アルマゲドンだろうが、これは極く低い確率でしか起こらず、明日も明後日も来年も、自分が生きているうちはそんなことはないだろうという、犬猫同様の楽観に生きているのが、普通の人達というものである。
西洋人の徹底は契約に現れ、オリンピックは、中止したら違約金を開催都市は払わねばならないと書いてあって、そこまで考えて契約を結んだのでない東洋の小国の指導層は、これを言われると手も足も出ない状況にある。
契約書というのは、「契約は双方がよく守り、戦争・革命等、不可抗力によって履行できなくなったときは、両当事者の責めに基づかない履行不能によって解消する」と普通書いてあり、だからコロナ蔓延によるオリンピック中止が、不可抗力だとするならば、IOCとの契約は解消してしかるべきものである。それをつゆほども見せないのは、コロンブス以来、のんびりした南の人達を搾取し続けて来た西欧人の組織だからだが、アメリカが途上国にワクチンを供給する度量があるのなら、IOCも中止を受け入れて、契約をチャラにする位の度量を持ってもよかろう。少なくとも支払い猶予何年とか、次の札幌オリンピックで倍にして返すから、今回は待ってくれと主張してもよさそうなものである。
もうひとつの解決は、参加国がコロナを心配して、参加を取りやめてしまうことである。選手がいなければオリンピックは不可能になるが、コロナの危険度が世界全般の共通認識に達していない現状では、これも実現しそうもない。
オリンピック開催の是非については、以上が一番平和な解決法である。
次善の策としては、感染対策を徹底して、宇宙旅行のような、完全クローズドシステムを構築して開催することであり、日本の指導層はこれで行こうとしているのが、開催1ヶ月前になって誰の目にも明らかになって来ている。オリンピック本来の目的からすれば、観客が満員になって盛りあがるべきだが、既に海外の観客を入れないことは決定していて、あとは国内の観客をどの程度入れようかと思案中なのが現在。コロナで1年以上、イベントの観客数は50%以内または最大5000人までとなっているが、国立競技場に5000人入れたって、それは練習試合のようなもので、やる意味がない。せめて50%まで入れるなら、主催はオリンピックを応援する。横浜球場に100%入れる実験もやっていて、感染者は出ていなかったはずである。決めるべき事はここまで煮詰まっているのだが、もうひとつ世論というのがあって、やるべきだと言っているのは、G7の首脳たちと日本の指導層と(言い出せないが)スポンサー・メディアだけで、コロナ分科会、医師会は自分たちの立場を優先するだけの発言を1年以上繰り返しているだけなので、説得力がない。その他、地球温暖化反対みたいな浅薄な知識で、オリンピック反対を叫ぶ、オピニオンリーダーを気取っている人達。これらは虫けらみたいなものだから、相手にするに及ばない。
この1年間、日本の指導層は、コロナは危ないと言い続けて来た。オオカミ少年が何度も同じ事を言うので、皆足元を見てしまって、一向に言うことを聞かない。コロナの本質は、病床を確保することであるのに、それを怠って(弁護すると、構造的にそれが困難であったということがあるらしい)、未だに法律がなく、病床の代わりに飲食店いじめを続け、オリンピック期間中も自粛を強制しそうな勢いである。飲食店への自粛を続けるなら、観客動員についても、もうめんどくさいから無観客にすれば、オオカミは現れず、整合は取れる。問題は、観客を50%入れ、(オリンピック関係者はクローズドシステムに閉じ込め)日本の一般人に飲食を開放したらオオカミは来るのかということである。識者は皆、オオカミは来るというだろう。それを指導層が参考にする以上、無観客まで縮小し、(町中の飲食規制はこれまでやって来たように、用心深く緩和して)その結果、選手のモチベーションが落ち、もはや成功したとは言えない、新記録樹立数が史上最低のオリンピックになるだろう。 26:57 a.m.
7/30/2021 24:47 記
オリンピックの収支をざっと考える。
収入は、スポンサー収入が1兆、入場料収入は1000億、付随する経済効果が2〜3兆。
支出は、建設費等が3兆、経費は多分入場料収入が勘定するに足りないのと同じ程度だろう。
したがって、オリンピックの予算は、とんとん〜1兆の黒字というのが計画であったはずだ。
無観客にして経済効果がゼロとなり、2兆の赤字。
さらに中止にしてごろつきIOCに払う違約金が1兆(いくらなんでも10兆ということはないだろうから)とすると、3兆の赤字。これを石にかじりついても避けたいということで、無観客開催にこぎ着けて1週間が経った。確かに戦争に負けるほどひどいことではない。この間、首相は、「中止にするのは簡単」と、「走り出してしまえばこちらの勝ち」の発言をしていた。更に、完全クローズドシステムの練習が出来たから、口には出さないが良しとしているのだろう。
始まったオリンピックは、御用放送局のキャンペーンのお陰で、コロナも忘れるほどだが、どうやらインド株が強烈で、まだ記録を更新している。6/21〜7/11蔓延防止だったのを7月11日から8月22日まで緊急宣言(神奈川は蔓延防止)したので、2週間後のオリンピック開催のころピークを打つと予想していたが、そうはならなかった。もうひとつの予想としては、上昌広の言う季節変動で、冬夏2回ピークがあるが、8月1日にピークアウトするというもの。先を読むことを全くしない厚労相・政府・医師会・知事だから、今日の感染者数を見て政策を決めるので、神奈川も8月2日から8月31日まで(東京も合わせて延長)緊急宣言のとばっちり。
更に「感染経路は空気感染」を厚労省・政府・医師会・知事は絶対に認めないので、対策は飲食店いじめしかなく、誰も言うことを聞かない。
1週間後、政府・知事は閉会式にたどり着き、成功宣言を出すだろう。
いくらなんでも皆、だまされないだろうが、次のイギリス・日本の比較表(黄色の部分)を説明出来なければ、コロナは終わらない。
・人口はwikipediaによる。
・統計値は日経掲載の米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(7/29/2021)。
・PCR検査数が恣意的なので、感染者数・陽性率は、まったく意味をなさない。
8/17/2021 24:28 記
今年は梅雨末期の九州の大雨が1回しか降らず、代わりに7月3日に関東で大雨が降り、熱海では土石流が発生した。その代わりに北の高気圧に覆われて、そのまま7月16日、梅雨明した。北の高気圧由来の夏だったので、23日に始まったオリンピックは、からっとした夏空が続いた。オリンピック最終日8月8日の早朝、台風が東日本をかすったが、閉会式には影響せず、翌々日遅れて来た台風が日本海に入り、世界で一番過酷な日本の夏となったが、選手がこの暑さを経験せずに帰国したのは良かったのか、残念だったのか。
普通、良かったなあというイベントが終わった後は余韻が続くものだが、今回のオリンピックの評価は、半年後に来る冬期オリンピックと、3年後のパリを待って評価が下ると思う。完全クローズドシステムを実行することは困難が伴うだろうし、そこからこぼれ落ちたコロナ感染者の多寡の評価は、3年後を待ってもよいだろう。
強欲IOC問題は、終わってしまったから何とも言えない。オリンピックが段々改善していくかは時間をかけて見届けるしかないのだが、世界は強欲ものの競争だから、自分の身に及ばないように逃げ回るしかない。
その後、8月12日から梅雨戻り、九州はまた大雨にいじめられている。
コロナについては皆の知るとおり、最高値を更新し続けている。オリンピック前に緊急宣言したが、開会式でピークを打たず、8月1日の季節変動ピークも打たず、ミヤネ屋では、戦時下とか野戦病院というコメントが出(8月10日)、8月13日に東京は感染者が5000人を超え、管掌組織から制御不能の発言が出、抗体カクテルを軽症者に使う方針と、東京都医師会が保健所に代わって初期診療を行う記者会見と、ミヤネ屋ではまた、例えば電車を止めたら強いメッセージになるとか、埼玉スーパーアリーナを病院に使ったらという発言が出た。普通こうなったら、管掌部門は辞任するものだが、面の皮が厚いのだろう、その兆しはない。代わりの組織があれば(あるのだろうが)いいのだろうが、権限を譲り渡す度量はなさそうで、代わりの組織もタリバンのような力はなさそう。8月22日までだった緊急宣言も、その他の県の蔓延防止適用であわせて31日まで延長。更に本日、9月12日までの延長が決まった。だれが見ても同じ事を繰り返しているだけだから、ワクチンが追いついて来ない限りは何も変わらないことは、皆わかっている。
インド株が強烈であることが唯一の説明だが、感染者数の増え方を見ると、感染力が上がった分、空気感染が起きていて、だから記録を更新し続けていると考えるのが妥当である。従って感染は(1年半前に皆が恐れていた)電車で起こっていると考えるのが妥当である。
従って、緊急宣言を3週間残している段階で、1週間山手線と中央線と総武線と京浜東北線と埼京線と地下鉄と東海道線を止めてみることを提案する。(新幹線は止めなくていいだろう。また緊急事態には自動車を使用する。)
その2週間後の感染者数を見て見る。これが一番確かな策であることは火をみるよりあきらかだが、これをしないのは、経団連が文句を言うからで、従って、これまでの飲食店規制は、弱いものいじめであった(これからも)ことが明らかである。台風や地震の時は1〜2日電車を止めることはよくあるし、正月など、電車はがらがらなのだから、不可能ではない。電車が動かなければ、デパ地下にも来やしない。
これをしないもうひとつの理由は、管掌部門が、「空気感染はない」と言い張って来たことを覆すことになるからで、彼らはこれを石にかじりついても認めない。認めさせるのは政治家だが、自然現象としてのコロナを理解することが出来ていないから、それが出来ない。大昔、広島に新型爆弾が落ちたらしいと噂が聞こえてきて、真相が徐々に明らかになるにつれての認識の更新は耐えがたいものだったろうと想像する。しかし今も同じである。飲食店、デパ地下に続き、「個人の行動を制限する法律を」などと医者の代表が言っている。これは石にかじりついても止めなければならない。
9/12/2021 20:45 記
今日までの緊急は、総裁選の都合に合わせ、月末まで延長。3週間連続、感染者数が前週を下回っているのに、これがなぜかについて誰ひとり発言しない。外れて恥を搔くのがいやなのだろうが、そして薄々ワクチンの効果が出ていることを期待していることは、「何とかこれを最後に」という発言が出ているので、こんどこそとは思う。問題はワクチンが行き渡ってからの規制解除の仕方が、また出来もしない、官僚知恵になりそうなこと。曰く10月に実験をやって、11月からワクチンパスポート的な条件付き解除となる予定。「季節変動で冬場がまた大変になる」という議論は無視して楽観的なことを言っている。そもそもコロナに対する有効な対策とは、1にマスク、2にワクチンで、1はずっとやってきている。ワクチンがようやく追いついてきただけのこと。
イギリス、イスラエル、アメリカはマスク解除してしまって、一旦下がった感染者数は、再び上がって、日本とは桁違いだが、3回目の接種を言うだけで、慌てている様子もない。要は病床が足りているから、慌てる必要がない。
日本も同じことだが、さぼりにさぼった付けをしらばっくれて、ようやく、「指標は感染者数ではない、重症者用ベッドの逼迫度だ」と言い始めた。責任部門は、自分の責任を、自分が壊滅するまでは認めないから、ワクチンのお陰で、ここまで来た。
展望として一番楽観的なシナリオは、「季節変動はなく、ワクチンが効いて、感染者数も病床逼迫も劇的に改善し、ワクチンパスポートも必要なくなる。」
最悪の(悲観的な)シナリオは、「冬場に再度感染拡大。」この場合は、この1年半同様の右往左往を繰り返す。
主宰は「季節変動はワクチンで抑えられる」という立場に立たないとやってられないから、その立場に立つが、すなわち中間のシナリオで進むと思っているが、頼むから、へんてこなワクチンパスポートの運用をしないで欲しい。主催者側の手間が莫大で、たまったものではないと、今から戦々恐々である。
2021. 7. 9 大相撲名古屋場所
11日からだと思っていた相撲が4日(日)から始まった。2年ぶりの名古屋場所。水色のワイシャツ色の名古屋場所。
照ノ富士はちゃんと勝って6連勝。白鵬は初日、北の富士さんがひやひやと言ったが、ちゃんと勝って6連勝。顔つきも体もちゃんとしていて、技術に加えた相撲勘がすばらしい。朝青龍と競っていたころはもう大昔だが、いかに素晴らしかったことか。
遠藤は6日目から休場。今度は左大腿。
栃ノ心は元気ない、膝が痛くて、踏ん張りが全くない。1勝5敗。
朝乃山はコロナルールに違反したので6場所出場停止。これはひどいが、コロナで規制できない政府に比べると、相撲協会は江戸幕府のような信賞必罰で、どちらもどちら。両立するのはむずかしい。
若隆景と豊昇竜は元気。豊昇竜は朝青龍みたいになるかなと見ているのだが、顔つきはもう朝青龍。体がまだ細いが、千代の富士とも比べている。若隆景との対戦が楽しみ。
北勝富士、翔猿も元気。翔猿のインタビューは、質問に対して2歩先まで答えるので、アナウンサーがつまらぬ質問をする隙を与えず、気持ちがいい。
宇良はがんばれ。
相撲はオリンピックの無様さに比べると数段上で、気持ちがいい。
7/17/2021 25:30 記
大相撲は14日目が終わって、照ノ富士、白鵬が14連勝。下に強敵がいないから当然だが、明日は楽しみ。もちろん照ノ富士を応援するが、白鵬もフェデラーみたいな感じで、いやではない。
若隆景はふるわず、4勝10敗。どこが悪いというわけではないから、心配はしない。逸ノ城は9勝5敗。まだ化ける余地はある。北勝富士は元気で8勝6敗。翔猿は3勝11敗だが、元気いっぱいで、ずっと楽しみ。琴恵光は書くのが初めてだが、体が硬く、しかし強い、しかし2勝12敗。豊昇竜は9勝5敗、技能賞だ。霧馬山も始めて書くが、典型的な四つ相撲で良い、8勝6敗。宝富士もがんばって8勝6敗。照強も勝ち越した。栃ノ心は6勝8敗。よく6勝まで持ち越した。宇良は何年ぶりの幕内勝ち越し。昔の潜り込む相撲は陰をひそめ、期待出来る。千代の国は7勝7敗。石浦は久しぶりの幕内勝ち越し。小兵力士が名をなすのは容易でないが、皆応援している。
十両は阿炎が11勝3敗。ずっと勝ちっ放しで来たが、足を痛めたとかで、3敗。豊山も、幕内の一番を見たが、体の張りが良く、来場所はまた幕内。翠富士と炎鵬が勝てない。
7/18/2021 24:59 記(7/19追記)
千秋楽、照ノ富士は白鵬に負け。白鵬はがっぷり四つに組んで、後進に道を譲るかと思ったが、勝負に徹した殴り合いの相撲で、臨機応変、あの手この手を出すことではやはり上で、やっぱり負けて大変残念。白鵬は先場所先々場所、これで復活したら脱帽すると書いたが、今日は脱帽はしたくない。インタビューでは、いろいろ言う外野を見下せたという表情で、それはよくわかる。
他、逸ノ城10勝、豊昇竜10勝で技能賞、霧馬山9勝、栃ノ心7勝、宇良10勝、千代の国は負け越し、石浦9勝。
十両は豊山10勝、錦木負け越し、阿炎11勝4敗。
尚、「声援はせず、拍手だけ」というのが、しばしばどよめきが起こるようになって来た。
2021. 9. 12 全米オープン
8月30日(月)から全米オープン開始。ナダルの姿を見ない。知らない選手が多い。トーナメント表も見ず、テレビもほとんど見ない。
大阪なおみは3回戦で、カナダの新鋭、フェルナンデスに第2セットサービングフォーザセットを追いつかれ、タイブレークになって負け。第3セット第1ゲームをブレークされ、そのまま4-6で負けてしまった。フェルナンデスは黒人だが、日本人の様な小柄な引き締まった体で、すばらしい。一方大坂なおみは太りすぎで、セレナの様な体型。記者会見で、しばらく休場を宣言、涙を流す。オリンピックで最終聖火ランナーを務め、東京オリンピックの救世主になるかと期待していたが、3回戦敗退。フレンチボイコット以来、好調とスランプの波は仕方がないという感じ。
エイコさん放送局によると、ナダルもフェデラーも怪我で欠場とのこと。テニス熱は冷めたという感じ。
トーナメント表を見たところ、フェルナンデスは決勝を0-2で負け。
男子は明日、メドベージェフとジョコビッチ。メドベージェフ頑張れ。
9/17/2021 23:42 記
9月13日(月)朝7時、メドベージェフが6-4,6-4、第3セットも3-0で勝っている。そのまま応援し、5-2まで挽回されたが、2〜3度のマッチポイントの後、勝ち。やったやった。
いずれにしてもマスク無し、人数制限無しの興行を堂々とやっている。決断力が違う。
2021. 9. 12 大相撲秋場所
秋場所が開幕。めずらしく初日の土俵を見る。録画予約もする。
照ノ富士は土俵入りも落ち着いて、結びの一番も逸ノ城を寄せ付けず。
今場所は宮城野部屋でコロナ感染者が二人出たとのことで、部屋全員が休場、白鵬も休場。興行はあいかわらず5000人で開催。
大関二人を北勝富士と豊昇竜が破る。豊昇竜は強い。
9/17/2021 23:57 記
5日目、北勝富士と豊昇竜が休場。北勝富士は4日目の照ノ富士戦で右膝靱帯を痛める、豊昇竜は5日目朝、発熱。コロナではなかったが、場所入りして頭痛?がして休場、偏頭痛。
照ノ富士は順調に勝っている。
ところで、東京場所は、バレリーナのように姿勢のよい女の人が桟敷席で毎日見ている。5月場所は、東花道付近にいたので、余りテレビに映らなかったが、今場所はほとんど真正面(ほんの少し西寄り)にいて、楽しみ。
9/26/202124:35 記
照ノ富士がどっしり横綱に君臨していて、(オリンピックのくだらなさに比較して)いいなあと見ている。
照ノ富士の初日の土俵入を見たが、露払い照毅、太刀持ち宝富士を従え、堂々たるもの。
照ノ富士は幕内復帰してからも、脇の甘さは相変わらずで、押し相撲の力士に結構負けていた。先々場所から、稽古で膝の具合を良くしたのか、どっしりした相撲になって、先場所の全勝決戦に至った。
今場所も連勝を続けたが、9日目、にまわしを取れず負け。12日目、明生に同じく負け。
今日は優勝したはずだが、結果を見聞きしていない。
全部覚えているのは大変なので、星取り表を見ながら書くのだが、今見ると、優勝したことがわかってしまうので、記憶で書いている。
ところでバレリーナのように姿勢のよい女の人は、姿が見えないことがままあり、14日目もいなかった。心配することではないが、楽しみが減る。
2021. 9. 12 今年の大河ドラマ
今年の大河ドラマは渋沢栄一が主人公で、幕末明治ものはおもしろくないのだが、スタートがコロナで2月になり、オリンピックで3回中断、8月15日、22日に放映されたが、パラリンピックでまた1回中断。本日やっと再開されたが、まだ徳川慶喜が出ていて、これから西南戦争、日清戦争、日露戦争とあるのに、3ヶ月で描けるのかと余計な心配をしている。
録画はしているが、見直したことは一度もない。しかし英雄豪傑の出る大河ドラマでなく、株式会社を作った男の主張は、まじめに聞いている。
配役では、堤真一と木村佳乃が江戸っ子という感じで良かったが、暗殺されてしまい残念。
渋沢栄一と渋沢喜作は、姿形がそっくりで、始めのうちは区別がつかなかった。
渋沢栄一の奥さんは感じがよい。演技も上手。以上、3分の2を見た感想。
9/26/2021 24:14 記
大河ドラマ第38?回。渋沢が新政府に召喚され、そんなこと出来るかと言ったものの、慶喜にさとされ、では名前を栄一に戻すとなって上京、大隈重信とやり合って結局政府の人間になる。始まって以来 初めておもしろい回。聞き取れなかった台詞もあり、見直すかもしれない。
Copyright © 2008-2020 Studio Kanta 2 All rights reserved.